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人文科とは

令和7年、人文科は32期生を迎えます。

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・ここが普通科+α!普通科との違いについて

・人文科フェアアンケートにて寄せられた各種ご不明点についてはこちら

 

 

 

人文科ブログ

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11月19日(火)人文科探究⑰

11月19日(火)人文科探究⑰

今学期も、残すところ、この日を過ぎればあと2回!まさに大詰めです!

 

1年生 「個人研究テーマ面談・研究発展」

 もう1回、同じように時間を使ったら、今学期最後は2回目のテーマセッションで終わりです。そこに向けて、各自活発に思考を深めていました。

 広報する際の人文科探究の難点は、ぱっと見あまり楽しく見えないことでしょうか。実は、考えを深めるのって、強制されたりよっぽど疲れていたりでもない限り、楽しいものです。

担任、副担任、教育実習生で個人面談を進めていきます。いい感じです。

 

 

2年生 「論文執筆(一応)最終日」

 泣いても笑っても、次回とその次の学期内最終回で、完成論文を担任に提出し、また個別指導担当の先生にも完成報告を終えることになっています。研究自体に厚みを持たせられなかった場合、紙面を埋めようとして関連情報をかき集める場合もあるのですが、本来の論展開にそぐうかどうかは大事ですし、また引用するならきちんとルールに乗っ取ってやらねばなりません。全体的になんとなくギュッとした雰囲気で取り組んでいました。

人文科探究は、うっかりすると「論文作成」が目的にみられてしまいますが、本来は、その過程自体が目的なのです。

「?」を「!」にする。そのために、「考える」「調べる」「情報と思考を組み立てて、発信する」。その結果を残すのに、形として論文という形態をとっているだけなのです。…が、そうはいっても、こうして最後を仕上げるのはカンタンというわけにはいきませんよね。みんな頑張って素敵な「思考の足跡」を残してください!

 

 

 

 

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11月9日(土)人文科フェア!

11月9日(土)人文科フェア!

 人文科フェア笑う! 外向けの広報活動で、スタッフもボランティアですので、「人文科独自の行事」としてリストアップしない場合もあるのですが、意外に大行事です! 生徒スタッフは基本的に32人動員しますので。目的はもちろん「人文科を受検したい人の人数を増やす」ことにありますので、広報活動と言えば終わりはありませんが、物理的なイベントとなりますと、コレが終わりますと、残りは冬の「エンパワーメントプログラム」のみとなります。

 

 

 11月9日(土)は、春日部東高校の第3回学校説明会の日。代休ありで、6時間の授業と並行して、5時間目くらいに体育館で学校説明会の「全体会」、6時間目に「授業公開」、そして放課後に「部活動体験」「個別相談」「人文科フェア」の3択となります。

 

 例年のことで、かつ仕方のない状況なのですが、時間設定が3択であるためか、人文科フェアにお越しいただいたお客様の人数は、事前申し込みをいただいた組数よりだいぶ少なかったのですが泣く、それでも多くの方にご参加いただきましたにっこり

 

 今年は、ここ数年のスタイルを変更して、「4会場分散開催」から「1会場開催→後半は中学生は分散会場にて交流会」としました。その関係で、私も本会場に終始張り付きになり、ほかの先生方もそれぞれ監督に入る都合で、画像確保係を設けられませんでした。気を利かせた「I教諭」がなんとか撮影してくだすった画像にて様子を紹介します。 

 

 今年度の人文科フェアのメニューは次の通りでした。

【約1時間の中で】

★前半「生徒主体の説明・発表」

 ①(ここだけ主任より)人文科独自の学習と「人文科探究」について

 ②2年生による「探究プレゼンテーション」再現

 ③2年生による「オーストラリア海外研修報告」

 ④1年生による独自行事紹介

 ⑤3年生による独自行事紹介

★後半

「中学生は人文科在校生と分散会場にて交流会」

「保護者の皆様は本会場に残り主任から追加説明」プラス「3年生による総合型選抜入試プレゼンテーションの再現※」

 ※(単年度オプションで)B大学に合格したばかりの3年生にやってもらいました。

「質疑応答」

「個別相談」

 

※この場をお借りして「3年生による総合型選抜入試プレゼンテーションの再現」につきまして少々

 このメニューは、例年はなかったのですが、わけがありまして今年度は人文科の同意を得て急遽加えました。

 ちょうど今年度の人文科フェアの要項を考える時期に、人文科3年生のある女子から、「近々、総合型選抜でB大学を受験するので、その時にするプレゼンテーションをみてください」と依頼されました。こういった依頼は我々教員喜んで引き受けます。実際にやってもらったところ、「まんま探究じゃん!(心の声)」出来栄えがあまりに見事でしたので、その時は真剣に指摘すべき点を色々と整理して伝えたのですが、指導している間に「そうだ、人文科フェアの場でなんとか見せることはできないか」と思いついたのでした。指導後にお願いしてみたら、まんざらでもないお返事。やった!

 ご存じのように、「総合型選抜」は、数年前に「センター試験」が「共通テスト」に替わった時に、「AO入試」からこの名称に変わりました。大元はアメリカの高偏差値大学の入試スタイルで、AアドミッションOオフィス、つまり「入試課」が、受験生1人につき厚さ(高さ?)数十センチもの書類資料を取り揃えて、家族構成から人物から何から何まで「本大学にふさわしいか」を検証するという入試スタイルからきてるそうですが、日本ではそこまでせず、ペーパーテストや高校の成績を重視するのではなく、実際に色々と受験生の人物をみる場を設けて合否を検討する形の入試です。ですので、大学により受験生に課されることも色々で、長時間の面接、面接でなく「面談」、小論文+面接、大学の講義を受けてそれをもとに発表させる、とか、課題を与えて資料をまとめさせて発表しに来させる、等々多岐にわたります。

 折しも、新聞にも記載されましたが、今現在、国内の大学が「年内入試」の比率を増やしつつある、とのことです。職場内でも共有されました。年内入試とはつまり、かつてのAO入試と各種推薦入試、今でいう総合型選抜と学校推薦型選抜などのことですが、これらの比重が増えるという事は、つまりは大学が一般入試で合格させる人数がこれから減っていく、ということ。ある国立大学はいまから25年以内に、100%総合型選抜にする衝撃・ガーン、とのことですし、別の私立大学は、そういう時代に「学力の担保」も必要と考えてか、推薦型にも学力試験を課すことを検討しているようです。とにかく、時代がまた動いていくようです。そして、新聞には高等学校の授業もこれに合わせてだんだんと「探究型」に変わっていくだろう、とありました。

 今回、皆さまの前に出てもらったこの3年生女子は、B大学より「課題」を出され、それについて自分で仮説を立て、検討の視点や方法を考え、実際に脚を使ってカテゴリー別の多くの人々にアンケートやインタビューを実施して、見事なプレゼン資料を作ってきました。私が驚き、また喜んだのは、彼女が作ってきた1枚1枚のポスター(ここで言うポスターとは、美術の時間や夏休み課題で描く、例えば緑化「ポスター」のことではありません。自分が調べたり考えたりした論や情報などを、プレゼン(発表)のために分かりやすく小分けの書式にした資料のことで、一言で言えば「発表用の小道具資料」のことです)自体ももちろんですが、課題から仮説、論証のための調査とその結果の資料化、そして結論へ、という「論展開」がバッチリだったことと、彼女自身が自分の発表したい一連の論展開を完璧に頭に入れてあり、どの段階でどう質問しても間を空けず論理的に返答できたことです。まさに!まさに人文科探究の成果ここにあり!と言いたいプレゼンでした。高校生ですと資料に引っ張られて発表がよたるものですから。

 

 春日部東高校は一般受験を推奨している学校ですし、私もこの学校に転勤してきて担任をもって、自身のキャリアで初めて「一般受験で希望する進路に向かって努力する体験の大切さ、人生における希少性、そして合否に関わらず自分の努力度と向き合い一喜一憂しながら自分の未来を方向付けていくことがとても感動的なことであること」を知りました。入試対策はややもすると詰込み型の学習になり、それは確かに望ましいことではありませんが、一方で人生の黎明期に一般受験によって体験できることが何ものにも代えがたい貴重な経験であることも、実感できたゆずれぬ事実です。いましばらくは、春日部東も、また多くの受験校と呼ばれる学校群も、一般受験対策を大切に進めていくことでしょう。

 しかし、今後どんどん総合型選抜などの需要が高まっていくであろうことも容易に予想され、こうして実際に今年もこの方式で合格を決めた生徒がいるのです。実は数年前にも、AO入試に自分の探究の内容を使って、慶応大学に合格した生徒もいました。人文科の学習活動は、入試対策のものではありません。それがこのように入試にも大きく役立つのですから、それはいいことですよね喜ぶ・デレ!!!!

 

 フェア自体の画像が少ないので…

 廊下には、開場前に並ばれた方が飽きないようにと、ウェイティングラインに沿って学習活動がわかる資料を置きました。

 

画像はありませんが、ここ5年間の進路先データも180cm×90cmサイズでボードを作り掲示しました。

 

本会場(人文科で何かというと使うL.L.教室)入り口にて、生徒から「人文科紹介ブックレット」をお配りしました。

 

 中学生の皆様、保護者の皆様からいただいたアンケートも全て集計しまして、全体としては大変よい評価をいただきました。ありがとうございました!また、年を追って少なくなりましたが逆に厳選されてくる「フェア参加後も残る疑問点」につきましては、その内容により場と方法を検討の上、ご対応させていただければと思います。直接お問い合わせいただければ最もシンプルに回答させていただけます。

 

 フェア開催に協力してくれた生徒スタッフ「SS」の32名にも感謝します。彼らがいないと、できないのです。そして、東高のいいところ、人文科のいいところは、「しょうがねぇなぁ」「めんどくせぇ」という態度の生徒が1人もいないこと! 土曜日の!放課後に!よけいなお仕事をやっているのに、みんなにこやかに一所懸命やってくれました。こういうところは本当にありがたいうれし泣き

 しかも! SSはそれぞれの使用した交流会場教室を原状復帰して、最後に控室に集合して、記念撮影とアンケート記入を済ませたらお仕事終わりなのですが、フェア本会場L.L.教室の原状復帰のボランティアを追加でお願いしたら、ほとんどの人が来てくれました! 本会場はフェア後に個別相談が入るため、交流会場の片付け終了と時間が大きくずれることが予想されていましたので、大人でほそぼそ片づける覚悟で、始めからSSに片付けの分担をしてはいなかったのです。 

 大人数で、再配置しにくい長机と椅子を合理的に原状復帰するための指示をききながらあっという間にテキパキかたすところは、「ここをこそ中学生や保護者の皆様にお見せしたかった」と思ったくらいでした!

 

(念のため、オレンジ色のジャンバーは、人文科や東高の生徒団体のものではありません。PTAの備品を毎年お借りしております)

 

 最後に、SSより受験生の皆様へ、振り返りシートに記述のあったメッセージを記載しますので、よろしければお読みください! 問題のあるコメントもみあたりませんでしたし、原則、本人の記述した通りに忠実にワープロ打ちしました。交流会場の部屋ごとにまとめますので、「あの時の、あの人のコメントかなぁ」などと思い出しながらみていただければ幸いです。

 皆様、受検までの 残りの時間、健康に留意して、後悔なきよう、がんばってくださいね! そして受検会場で、入学式で、お待ちしております!

★303号室★

1年  今が頑張り時です! ここを乗り越えれば必ず楽しい高校生活がまっています!
1年  勉強がんばってください! 人文科で待っています!
1年  3年間クラス替えがないこと、人文科はどのようなことをするのか、授業は難しいかなど不安なことはたくさんだと思うけれど、入学したら不安は全部なくなると思います。ぜひ楽しい春東ライフを一緒に送りましょう!
1年  数学の問1、問2と、漢字、社会は歴史全般、英語は単語メイン、できるなら文法をサラッと復習、苦手なら理科は主要となる単語だけ覚える。社会と理科は1月まで、それ以降は国数英メイン。
1年  意外と入ってみたら楽しいです。
1年  普通科とは違う経験ができるので、自分自身にとってプラスになると思います。
2年  楽しめ!!
2年  人文科には独自の行事が沢山あります。人文科で待ってます!!

★305号室★

1年  将来、自分のやりたいことに活かせることを学ぶことができ、めっちゃいいです。
1年  少しでも気になっているなら、合格に向けて頑張ってください。
2年  今が一番大変な時期だと思うけど、自分を信じてがんばってください!! 応援しています!
2年  2次募集で入学したので、ほぼ何も分からない状態で人文科入った。不安ばかりだったが、今が一番楽しい。中学3年生、待ってます。
2年  勉強がんばってください
2年  勉強がんばれ
2年  高校生はみなさんを待ってます!
3年  「人文科」という名前を恐れないでください。

★2年9組★

1年  がんばってください。
1年  今日来てくれた皆様、ありがとうございました! 春日部東高校でまってます!!
1年  後悔なく、楽しい時間にして、がんばってください。
1年  受験の日が近づいてきて、本当に緊張しているとは思いますが、ぜひ、自分の将来を考えて、たくさん勉強して、高校受験に臨んでください! また会える日を、来年、楽しみにしております。
2年  受験大変だろうけど、がんばったらその分自分に帰ってくるのであきらめないでください!! 演劇部募集中! Xもやってるよー! Byはるあずま✸ (←これは春日部東高演劇部の団体名ですby主任)
2年  不安と感じているほど、勉強している証拠! 最後まであきらめずにがんばりましょう!
2年  一回きりの高校受験、本当に人文科で決めていいのか、と考えている人もいるかもしれないですが、少なくとも私は入ったことを後悔してはいません。後悔するもしないも未来のあなた次第です。自らの信じる道を進んでください。応援してます!
3年  僕も中3のころに説明会に参加しましたが、その時は偏差値がこの学校に届いていませんでした。ですが最後まで諦めずに勉強した結果、合格することができたので、最後まで諦めず自分を信じて頑張ってください。そして剣道部にも来てください。

★3年9組★ 

1年  今の時期、辛いと思いますが、がんばってください!!
1年  数ある高校の中でも個性が強めの高校なので、学校に飽きて行かなくなることはないと思う
2年  受験まであと少し、後悔しないためにも勉強頑張れ! たまには息抜きもしてください! (4月の)人文科交流会であえることを楽しみにしています!
2年  勉強が大変だと思うけど最後まで諦めずに頑張ってほしいです。入学をお待ちしています!!
2年  勉強頑張ってください
2年  油断せずがんばってください、できるだけ
2年  頑張れ
3年  人文科は、クラス替えもなく、和気あいあいとした空気が特徴です! 君も人文科ライフを謳歌しよう(?)

 

 

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11月5日(火)12日(火)人文科探究⑮、⑯

2回分です。

 

11月5日(火)人文科探究⑮

1年生:個人研究テーマ面談・文献/資料収集 最終日

2年生:論文執筆/個人指導

 

 例年通り、画像としては動きの少ない回が続きます。

 1年生は次回が「セッション」ということで、これまでに面談等も経て自分の研究テーマの論展開ワークシートが出来上がった人から小規模にセッションめいた活動も始めていますね。教育実習生の方にも、面談をしていただいている様子。

(おっ、なつかしい「ブログ姫」(現在3年生)の再来か!?)

  2年生は、毎年1人につき1人つく「個別指導担当」の先生の元へ、もっともっと通いなさいとの指導がありました。人にもよりますが、不足がある模様。きちんとアポイントメントをとって半定期的に指導者の下へ通う、という行為も、探究と並行して大切な体験です。

研究テーマが「論文」の形をとる段になると、やはり研究の不足点や加えたい考えなども出てきますので、時折こうして図書室へでかける人もいます(PC室と同じ階で、廊下を挟んでドアツードアで行けるのが便利!)。

 

 11月12日(火)人文科探究⑯

1年生:個人テーマセッション①

2年生:論文執筆/個人指導

 1年生は「個人テーマセッション」です。隣の空き教室も使って、班を組んで、順番に各自の研究の論展開を披露して、仲間に「不備」等を指摘してもらいます。

楽しく、真剣に、活発にやっておりました。

担任のT先生も時折混ざってセッション? 楽しそう!

今日は副担任のITが(I先生のつもり。ITではありません)授業変更でこの場にいません。さみしい。

 

  2年生は、いつもより動きが少なく、いつもより明らかに集中して、ほとんどの人が忙しそうにPCに向かっていました。それぞれの「精神世界における活発な活動」が、こうしてただ見るだけの者にも見えると楽しいのですが、実際は面談しないとなかなかわかりません。

前回、この場で彼らに主任から何点か連絡したのですが、その1つで、ネットや書籍から図、グラフ、あるいは文面等を借りてきて論文に盛り込む際は、必ず定められた書式で引用をしてほしいものです。さもないと、(論文集は売るわけではないし不特定多数に配布もしませんので、まず問題にはなりませんが)剽窃という犯罪になってしまいますからね。

 どのみち、まもなく完成論文が提出されれば、担任、副担任、主任はそれぞれ冬休み中に全員の論文を点検して、論展開、書式、引用、誤字脱字と全分野にわたりチェックし、いったん「評価」も出しますので。

 

 PC室から出て間もなくの階段の窓より。人文科も人文科探究も探究論文も夕暮れ時の空と何の関係もありませんが、瞬間的にしみるものがありました…1月前まで「夏日」とかいっていたのが、もうすぐ冬ですね。

 

 

 

 

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10月8日(火)と29日(火)7限 人文科探究⑬、⑭

 2回分です。

10月8日(火)7限人文科探究⑬

 1年生:個人研究テーマ面談/文献・資料

 2年生:論文執筆/個人指導

 

 この日は、1年生の担任のT教諭が出張のため、前にサマースクールTGGのブログをアップしてくださった副担任のI教諭が、7時間目「人文科探究」の授業を代行しました。「人文科探究」は、本校独自の学校設定科目であり、分類教科が存在するわけでもありませんから、教員免許搭載教科と関係なく、担当になった者が授業を頑張ります。I教諭は私こと人文科主任と同じ「英語」の者ですが、なかなかどうして、ワカッてらっしゃる。この時期、この時間、何を目指して、何を達成すればいいのか…頼れます!

私も、いい時期ですので、主任の立場でちょこっとお話しました。

 

今年度の1年生は、試験的に例年より個人研究を深める時間を多くとりましたので、いつもよりだいぶ早く独自に調べたいこととその論展開が出来上がってきている生徒が多くいます。 

そう、逆に、この時期から半年ほどをどう頑張るかで、来年度の2学期以降の大変さが大きく変わってくるのです。何かを注入するには、とても良い時期です!

各自、ずーっとiPad画面やワークシートとにらめっこですと、煮詰まりますし、ストレスもたまると思います。新たな資料を見つける必要性があるならば、迷わず動いた方がいいです。図書室へ体を動かしていく者も少なくありませんでした。

なにかいい資料、自分の仮説を正しいという「根拠」を支えてくれる「掘り出し物」、みつかるといいですね!

 

 さて2年生は、大詰めの一歩手前です。PC室と教室に分かれて、論文原稿の完成を目指して頑張ります。

教室には「一通り出来上がった者」同士で、個別指導担当へ面談をお願いしにいく前に互いの論文を確認し合う者たち」と、「色々と大変でPC室でどんどん入力する前に済まさねばならないことがある者たち」が残りました。

PC室には、直したい部分、追加したい情報等、この時期特有の思いでワープロ作業がまだたくさんある人達が、画面と真剣に向き合っていました。

 

 

 

10月29日(火)7限 人文科探究⑭

 1年生:2年生の海外研修報告

 2年生:海外研修に行った人は報告会、行っていない人は論文執筆等

 

 また海外研修ネタになりますが、正規の授業1コマ丸々、海外研修に関することで使うのは、これが最初で最後です。

 火曜日の7時間目、人文科は1年生も2年生も学校設定科目「人文科探究」の授業ですが、普通科は数学だの国語だのと通常の科目の授業をやっています。よって、普通科からの海外研修参加者につきましては、普通科の授業を抜け出し、この人文科の報告会へ参加するよう強制はしにくいです。 調整の結果、1名が手続きを経てこの場に来てくれました!

 

 団長ほか2名による、学校説明会用の報告プレゼンは、とてもよくまとまっていて理解しやすいのですが、1年生のほとんどが先日の「令和7年度海外研修参加者公募前家庭対象説明会」にてそれを聞いてしまっていますので、この場は少々趣向を変えてみました。

 

 まずは、団長から挨拶と宣伝です。

 

次に、私が作ってアップした「ブログ」を利用して、「ブログを見ながらの内容紹介」をしてもらいました。前の週の後半に、各自、ブログの画像を利用して短時間で紹介する準備をしておくよう指示を出しておきましたが、如何せん時間がありませんでした。いつもより、2年生ちょっとたどたどしかったです。

 報告のトップバッターは2班。入国からオペラハウス観光、現地校シャイヤークリスチャンスクールにおける最初の2日間までの紹介。

 

 3班は水曜日のみ訪問したシドニー大学に関して。

 

4班は、シャイヤークリスチャンスクール最後の2日間から帰国まで。

 

 

シドニー大学でやったSDGs「水問題」プレゼンの再現は、5班。

 

 

1班もプレゼン係。現地校最終日に披露した日本の文化の紹介で、茶道についての発表でした。

 

最後に15分ほど、全体を班に分けて、各班に海外研修経験者が1人~2人付くようにして、座談会を行いました。

 

次年度に向けて、海外研修参加希望者を募る時期です。多くの応募を待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年度オーストラリア海外研修報告7【英語について】

2024年度オーストラリア海外研修報告⑦【英語について】 

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

③⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中 (全6回になってしまいました 済)

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(2回目・3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング (済)(4回目)

 ❺現金     (済)(4回目)

 ❻土曜日    (済)(5、6回目)

⑦    英語について  ← 今回はここ! やっと最終回です!

 

 

 8月上旬に行ってきましたオーストラリア海外研修、その報告の人文科としてのラストです。もう11月です。すみません。

 

 最後は、英語について何点か。

 引率2名の担当教科ですが、Y教諭は国語科、そして私人文科主任は英語科です。Y教諭も英語はかなりならしたものですので、それぞれ研修中に思うところはいっぱいありました。

 

 まずは、オモシロい?お話から。

 

1.これで君もオージーイングリッシュスピーカー!? 豪州なまり特集!

 わたし、研修期間中の日中はもちろんですが、毎日やどに戻ってからは、寝るまで基本的にTVをつけっぱなしにしていました。番組は特に選ばず、電源を入れてやっていた番組を見ていたのですが、聞こえてくる英語はイギリス英語が基本なことはよくわかりました。その中に、面白い発音がところどころ聞こえてくるのです。予備知識で、そうなる理由は知ってはいましたが、実際に生で聞くと、おお!これがそれか!と納得が行き、面白かったです。少々、クイズ形式で。

 

 次の、発音を「カタカナ」で表した単語、英語でなんという単語だったか、わかりますか?

1.短いものから

① ユゥカァイ

② オゥカァイ

③ ダィズ

④ ラィス

⑤ タィボゥ

⑥ スタィト

⑦ プラィス

⑧ チャィンジ

 

答えは、次の通り。

① UK

② OK

③ days

④ race

⑤ table

⑥ state

⑦ place

⑧ change

 

2.少し長めの単語

⑨ ァマイズィン

⑩ アィティーンス

⑪ ウェンズダィ

⑫ カンヴァサィシュン

 

答え

⑨ amazing

⑩ 18th

⑪ Wednesday

⑫ conversation

 

3.2語合体したもの、2語の表現、2語・3語の熟語等

⑬ タィブラィク

⑭ アィチアンアー

⑮ アィボゥトゥ

⑯ エヴリィダイ

⑰ ガィムアイヴァ

⑱ キャリィアワィ

⑲ ブラィンマッソゥ

⑳ オリンピック ガィムズ

㉑ プラィチェスヒヤ

㉒ レッツタィカルック

㉓ ニュゥサウスワイョズ

 

答え

⑬ tie-break

⑭ H&R

⑮ able to

⑯ every day

⑰ game over

⑱ carry away

⑲ brain muscle

⑳ Olympic Games

㉑ play chess here

㉒ Let’s take a look.

㉓ New South Wales

 

 いかがでしょうか? これらは、実際に自分で耳にしてしおりにメモして帰ってきた、活きた実例ですので、愛着も湧きます。

 種明かしは、こうです。

 オーストラリアでは、特に英語の「エィ」という発音が「アィ」に変わってしまうのです。よって、dayも「ディ」ではなく「ダィ」になります。

 もともと知っていた例としまして、「よう、元気か」の Good day mate. を、グッデイ、メイトではなく「ゲダィ、マィト」というのがありました。残念ながら、この挨拶は期間中に意外と耳にしませんでした。

 こうなると、「エィ」→「アィ」変換を耳で補足できると楽しくて、夕方から寝るまで、テレビはつけっぱなしでした。

 

2.英語話者たちの日本人に対するのちょっとした誤解で生じる停滞

 春日部東高校の生徒たち、英語がある程度得意な生徒もいますが、意外と苦手とする生徒もいます。実は、けっこういます。でも、得意なはずの生徒も、本物の会話が始まると、培った英語力を発揮できずにフラストレーションがたまる場面がよく見受けられました。

 その理由の1つは、Y教諭もしみじみコメントしていましたが、「このこたち、視覚情報(読み上げ対象の文字や文面等)がないと、とたんに分からなくなるな」と。そうなんですよね、私は英語の教員ですから、反省する部分が多々あるのですが、少なくとも英語の授業において生徒たちが普段「音」から情報を色々と判断しなくなってしまっている可能性があります。

 

 もう1つは、そこから派生することでもあるのでしょうが、例えれば「UFOキャッチャーを前にして、見れば遊び方は分かる。クレーンで商品を掴み上げて、穴に落とせばいいんでしょう、と。ところが、いざ『やってみよう』となった時に、アレ?操作ボタンが見つからない/押し方が分からない」という状況。

 現地校シャイヤークリスチャンスクールで受けた午前中の授業は、現地校の授業ではなく、ホームステイや短期留学等の斡旋業者「VSオセアニア」さん派遣の講師によるものでした。もちろん、全て英語のみで行われます。そして、配られたテキストも同じ業者さんによるものでした。

 さてこのテキストの内容、記載されている語彙、文章や指示、どこをとっても普段の日本での授業で扱っているものと比べて、難しいどころか、簡単でした。当然、授業中に講師からされる説明も、分かるものばかり。ところが、記述でも口頭でも今からやるアクティビティに向け、いざ「指示の最後の一言」が出て、さあ動き始め!という場面で、皆ぴたっと止まってしまうのです。

 よく状況を解析してみると、なんということはない、テキストに記載のない、やり始める直前の指示の一言が、聞きとれていないようなのです。

 Write it down.   Make it in sentence.  Make pairs.   例えばこんなレベルです。講師の方は、途中、気を付けて、反応も観察して、注意深く説明を済ませて、目の前の生徒たちも表情や眼の光が「理解できている」ことを示していますので、この「最後の一言」に油断があったかもしれません。

 今回、午前中の授業もできるだけ効果的な時間になって欲しいと思い、途中から割り切って、たまには引率として「介入」してみました。本来、こういった語学系の校外の研修なり体験なりは、外国人の方が講師をやってくださっている場合は特に、引率は引いたところにいるべきもの。こちらに助けを求められる、という状況は、生徒が英語で自分でコミュニケーションをとって理解して前に進まねば、というモチベーションを阻害しかねません。私もそれはそれで非常に避けたいことなものですから、本当にどうしても必要な一瞬、必要な生徒に、最低限の一言を、適切な声量で、スッと伝えるようにして、また一方では授業後に講師の方にこちらの気が付く範囲の生徒の状況をレポートもしました。

 

3.作文力の不足と、練習の必要性

 いやぁ、色々と思い知らされました! 引率にとりましても、得るものがたくさんあった研修でした。「英作文力」これは、恥ずかしながら、長い間の反省点かつ懸案ですし、かと言って簡単に授業にどかんと混ぜ込むのも難しいことでもあります。

 本題の生徒の英作文力の前に、つまらない話ですが、高等学校の例えば英語の授業では、扱う教科書をもとに年間で原則5回(実力テスト的なものを範囲に加えれば8回)の定期テストにあてる範囲を決めて、それぞれのスパンにある授業回数を元に、教材のどの部分をどのくらい扱うか、を同じ授業を持つ担当達の間で検討して、それに基いて授業を展開していきます。

 はやい話が、各自勝手な教材をメインにせず、こと評価に関わる実施内容は共通した教材からのみ、そしてその科目をとっている生徒に共通した評価を意識して、ある程度授業内容を縛り合って進めることになります。逆に言えば、個人の考えや持ち味は、評価の共通性を損なうレベルでは授業に挿入し兼ねます。

 大きな変更は、その科目をとっている生徒への公平性・共通性を実現するために、次年度に向けて前年度からするべきですが、今度は次年度の担当者が前年度では確定していない、ということも関係してきます。それまでなかった「変わったこと」はやりにくいのです。

 そんなこんなで、英作文に極めて特化した授業を、効果が出るまで継続してやる、というのは、やれたら嬉しいですが、難しい。結局、通常の授業で扱う項目や時間の中に、あれこれ工夫してなんとかそういう時間をつくってやるしかありません。私が気が付き、よく注意したり生徒の作文活動の際に伝えていることは、次の通りです。

 

① 日本語には「助詞」という「単語の尻につける便利な数文字」がある。

 

② そのため、日本語は「単語主義」となっている。

 

③ 助詞があるおかげ/せいで、「単語」を文中のどこにもってきても、正しく助詞をつければ、相手に意味がただしく伝わるので、「語順」に意識がいかないし、そうすると「主語」が無くても相手に伝えたいことが伝わるし、単語も「品詞に関係なく」助詞のついていない状態で覚えてしまう。

 

例)「ライオン好む。」=「ライオン好む、肉。」=「肉好む、ライオン。」=「好む、肉、ライオン。」=「肉ライオン好む。」=「好む、ライオン。」 …先に単語を言って、あとから考えながら助詞をつけられるのも、大きいですね。

 

 こんな調子なので、「ライオン」でも「ライオン」でも、ライオンはライオン。「肉」でも「肉」でも、肉は肉、となってしまいます。その延長線で、「熱」も「熱」も「熱」も「熱する」も、皆同じ「熱」になってしまう。「~い」と「~く」の違いで、×になっても、理由もわからない。「何が違うんだ、コマケーナ―!イミワカンない!同じじゃん怒る…いや、同じじゃないから怒る

 

④つまり、「語順」という意識も、「品詞」という意識も、なくなってしまう。

 会話でも記述でも、何か作文をする都合になると、普段、会話でも主語を言わない(主語が不要な)場合が多いので、つい「目的語」から始めてしまい、そうなるとそれを文頭に続きを言おうとするものだから、2語目以降の構造がめちゃくちゃになってしまう。

例)I am interested in music. と言いたいのに、Music,(と言ってしまうから)ahh,uhh,like?I? みたいになってしまう。

 

⑤英語は、真逆です。

「文には主語と動詞が絶対に必要(書いてない場合は無いのではなく理由があって省略)

「英語は語順で意図を伝える」

例) Lions loves meat.  ≠   Meat loves lions.     Loves meat lion. 非文(意味とれず)   Meat lion loves. 非文 以下、同じ

「各品詞すら、文中で使っていい位置にルールがある」

例) 正:My dog is very big.   誤:Dog my is big very. 誤:Very my dog is big. 誤:Dog is very big my.

 

 

⑥英語においては、作文をするなら、

 ・とにかくまず「動作主は誰/何になる?」または「誰/何についての話?」

 ・次に、「その動作主がする動作は、何?」または「誰/何について、どんな説明をしたい?」

  …少々、キリがなくなりそうですので、ここまでにします。

 

続きにご興味のある方、説明会等に訪問、あるいは入学してくだされば、ここ東高または授業でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

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