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活動記録/成績

●平成29年度埼玉県理科教育研究発表会優秀賞

部員からのメッセージ

 

活動の目標は、身近な自然に愛着を持つことから、自然への興味関心を持ち、最終的には環境問題にも意識を向けられるようになることです。そのため、普段の活動は、フィールドワークと動植物の飼育栽培を行っています。

フィールドワークでは学校周辺にでかけ、水生生物や昆虫、植栽などの観察、採集を行います。

生物室では、対象を手元に置いてじっくり観察・理解するために、採集または購入した様々な動植物を飼育栽培しています。植物は、種としての希少価値はないものの一風変わったものを種ないし苗から栽培し、文化祭等では販売もしました。動物は、なるべく分類が多岐にわたるよう、貝類、昆虫類、甲殻類、採集した淡水魚類、熱帯魚、国産両生類、外国産爬虫類などです。

かつて盛んであった個人研究は、現在部員少数につき休止状態でしたが、令和2年から再開予定です。

 

 

日誌

生物部

5月12日フィールドワーク「初めての魚とり」

今回、1年生が入部して初の「魚とり実習」でした。正確には、秋に入部した2年生にとっても初めて。場所は、本当は田園の用水が、安全性も深さも生物量も都合がいいのですが、今はまだ水が入って間もなく生物量が少ないので、初めてですが本校校歌歌詞にも登場する古利根川の川岸にしました。出かける前に、初めての生徒が、水中での網と魚の様子がイメージできるように、黒板で図を描いてシミュレーション?もしてからでかけました。

3年生A君が事情により先に帰りましたが、参加人数が8人いて、今回のフィールドワーク場所が8人で自由に網を入れて何かを捕まえるには少々狭いので、最初に網を水中に入れて場を「荒らす」4人をジャンケンで決めました。

4人が順番に網を入れた後は、8人同時にやりたいだけやりました。ほとんどの生徒が、何かしらの獲物を網にいれることができました!

★獲物★
フナの稚魚と思われるもの、カワトンボと思われるヤゴ、アメリカザリガニの幼体、ヌマエビの仲間、アメンボ幼虫

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4月26日フィールドワーク「ニラムシ釣り」

新入部員が6人入部して、初めての「フィールドワーク」!

準備不足や時間の関係もあり、場所は生物室からほんの数mの距離にある、保健室脇の「庭」。

ターゲットは「ニラムシ」です。

ニラムシとは、ハンミョウの幼虫のことです。

ハンミョウ(英語でTiger Beetle)は肉食の小さな甲虫で、幼虫時代から肉食です。

幼虫は堅めの地面に丸い穴を深く掘って、普段は頭で穴にフタをしながら待ち伏せ、アリなどが通りかかると飛び出して噛みついて穴に引きずり込んで食べます。
田舎には「ニラムシ釣り」というものがあります。このハンミョウの幼虫の穴に、ニラの葉を差し込んで、穴の中の幼虫を「釣る」遊びです。今回は部員に「ニラムシ釣り」を体験してもらいました。

名前の通りの「ニラ」だと本当は葉が太すぎるので、とにかく細くてまっすぐな植物辺を見つけ、それを穴にそっと差し込んで、あとは辛抱するのみ。

時間帯のせいか、挿入されたゴミは時折動くものの、穴の外まで押し出す個体はいませんでした。あら?

上の写真では中央の2つの穴のうち左の穴が幼虫の顔でふさがれているのが見えます。こうやって待ち伏せて、近くをアリなどが通ると飛び出して来て捕まえ、穴に引きずり込んで食べるのです。

結局、うまく釣れた人はいませんでしたが、顧問がシャベルで一匹掘り出し(ズル)、見せることができました!

ちなみに、このハンミョウがずばり「ハンミョウ」なら、甲虫としては日本国内産甲虫として最美麗種なのですが、残念ながらそうではないはずです。恐らく、「トウキョウヒメハンミョウ」「エリザハンミョウ」「コハンミョウ」「コニワハンミョウ」「ニワハンミョウ」のどれかだと思われます。どれも、金属光沢はいぶし銀的にあれど、みなくすんだ茶色~茶緑色の、地味な虫です。

 

ついでに、ハンミョウ釣りをしばし体験した後、すぐそばにある職員玄関外の階段脇に、いい虫が2種類3匹いるので見つけてみよう、と指示すると、速攻でみんなでみつけてくれました。

1つは「クビキリギス」♀2匹、もう1つは「キイロトラカミキリ」です。

クビキリギスはバッタ目キリギリス科ササキリ亜科の、春先、夜に「ちぃーーーーー」と電線の放電かと
思うような音で鳴いている虫です。わざわざ秋に成虫になって、越冬して春から活動する、日本の昆虫にしては珍しいサイクルの虫。名前は、噛みついた対象物を引っ張ると簡単に首がもげてしまうためにつきました。もちろん、可愛そうですので試しません!今回2匹とも、多いパターンの緑の♀です。

キイロトラカミキリは、忘れもしない、コロナ禍の初期に生物室はイグアナのケージ内に大量発生(羽化)したかわいい甲虫です。今回は屋外、1匹だけ、階段の端で1日中同じ場所で同じポーズでたたずんでいました。

部員が大勢いると、捕まえるミッションも見つけるミッションも競争心が少し見えて楽しいです。

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令和3年度 初めての更新

 大変言い訳がましいですが、昨年度は臨時休校明けの6月に年度初めての更新をしましたが、新入部員が1人も入部せず、2年生になったA君一人で頑張るしかなく、その後もコロナで大した活動もできず、フィールドワークしにくい秋になってしまいました。待望の新入部員が女子2名、他部との兼部で入部してくれましたが、間もなくまたコロナにより活動しにくい状況になり、3月いっぱい、もどかしい日々を過ごしました。

 今年度、半分あきらめの境地でいたらなんと!6人も1年生が入部してくれました。これで総勢9人!部活動らしい活動ができそうです!プライバシーもありますので、便宜上、今年度もアルファベットで記事に登場してもらいます。

3年生→2年生→1年生の順でそれぞれ学籍番号順に、

 A君…3年生男子  Bさん…2年生女子  Cさん…2年生女子

 D君…1年生男子  Eさん...1年生女子  F君/G君/H君/I君…1年生男子

・・・となります。

 この人数ですので、早速、生物部で飼育管理している全動植物の担当を再分担しました。

 原則、主担当生物を1人2つ、補助担当を1人2つ決めました。

また、飼育管理つまり「世話」をする曜日を月水金の3日間にしました。

 

そして今、各自思いのほか精力的に世話をしてくれています。今後の活動が楽しみです。

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令和2年度 初めての更新

今年度も継続して生物部顧問を仰せつかることができました、松本です。

希望と裏腹に細々と活動を続けている生物部ですが、そこにきてコロナです。

 

2学期中盤から後半にかけて、唯一の部員のA君に「個人研究テーマ」を決めるよう働きかけ続けました。

なかなか決まらないので、顧問の方で一つ提案をして、それに向けて実験・観察を始めることになりました。

どんな研究かは、HP上ではナイショです!

冬休みは参考文献を読んでもらい、1月から本格的に開始!

と思ったら、何回もやれないうちにコロナです。

 

2月下旬以降、6月22日まで、顧問で中に3日空けないように生物室管理の生物たちに餌やり・水やりを続けました。

その間、ドラマもあったのです。

 

3匹いたランチュウが1匹亡くなりました。

冬眠させていたヒキガエルが暖冬で早めに目覚めてしまって、

大きくなった2匹を故郷である家の庭に持ち帰り、家から小さいものを1匹連れてきました。

イグアナのケージの木の枝から(案の定)大量のカミキリムシが羽化し、ほとんど捕獲し、

1か月くらいケース中で生きて、交尾して、みな寿命を終えました。

自宅勤務期間に当番で通常通勤した際、学校付近の路上を横切ろうとした、

500円玉くらいのサイズのクサガメの幼体を連れてきました。金魚と一緒にいます。

 

・・・さて、いよいよ新入部員が入部を決める時期です。

人数的には非常に苦しい状況です!1人でも多く新入部員が入ることを願っています。

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9月17日 フィールドワーク⑦ 亀取り

文化祭も終わり、「発信」を意識した活動もひと段落。

A君には、いよいよ「個人研究」に向けて題材を探し始めるよう伝えました。

 

フィールドワークは、目的を考えれば、確かに1年中やることはありますが、

高校生くらいの年齢ですと、やはりある程度華やかさが欲しいところです。

初秋は、まだまだ、いい季節!用水路が面白い状態になっています。

水深が浅く、かつ水の透明度が少し上がって、流れの中が大変見やすくなりました。

ミシシッピアカミミガメが、最も見つけやすく捕まえやすい時期!

ちなみに、この種はまだ「要注意外来生物」で、「特定外来生物」までいっていませんので、

捕まえられたらA君の成果ということで連れて帰るつもりです。

当然、万が一部として不要になっても、もとの環境に放出はしません!

 

 

 

 

 

 

 

 

学校のすぐ脇の田園、直線距離で100mもない地点。いました!

我々の影を見て、あわてて隠れたつもりのようです。

写真中央の、ツユクサが下がっている真下に、楕円形が見えますか?

ツユクサの枝の先端から2枚目の葉のすぐ上に頭が写っています。

さあ、夏休み前のリベンジです!A君に初体験してもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、捕獲対象が見易い対岸からアタック!ちょっと届きません。

何度か頑張りましたが、うまくいきません。

仕方がなく、対岸に渡ってもらいました。

目視が難しい角度でしたので、顧問が対岸から網の動きを指示。

 

なかなかうまく網に入りませんが、カメは水底にへばりついて動きません。

貴重かつ今年度はもうないであろうチャンスであることには変わりません。

何度か亀の甲羅や周辺をなでまわしたあと、ようやく入りました!

泥と一緒に網の中にはいりました。

ざるの要領で、泥を洗い流すように伝えました。すると…

見えました!甲長10cm程度の若亀、腹側の黄色い腹甲板が見えます。

(つまり上の写真では裏返っています)やりました!

とうとう、A君に、野生亀の網による捕獲の初体験をしてもらえました!

目的の達成感がとても大きい回でした。

 

余談ですが…

この雑草は、ミズワラビと言います。戻るときに撮影しました。

農薬等の影響で、絶滅したかと思うくらいずっと見かけなかった、シダの仲間の水草です。

基本は抽水性(水底に根を張り、水上まで葉を伸ばす)ですが、

小さいうちにホテイアオイのように水面に浮くこともあり、

また苗が若いうちは完全に水中で葉を広げます(水中葉)。

実は、幼少から40年以上身の回りの自然や田んぼを見てきた顧問の認識では、

今から15年ほど前に旧浦和と岩槻の境目、埼玉スタジアムの北2kmほどの休耕田で、

秋に沢山生えているのを発見したのが生まれて初めてでした。

水草もシダも小さいころから興味があったので、スルーはありません!

以来、探索を続け、少なくとも伊奈町と宮代町で年を追うごとにみられる区域が増えています。

これが在来種であれば、田んぼの環境が生物たちに優しくなったのかと喜ばしいことです。

ところがこのミズワラビ、外来種の可能性もなくはないようです。

熱帯魚用の水草にも、アメリカンスプライトというそっくりなものが売っていますし。

顧問には区別はつきません。在来であることを願います。

春日部東高校周辺では、自然環境の中に外来種が非常に多く入り込んでおり、

今後の活動上、一つのテーマとなりそうです。

 

 

 

 

 

 

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