人文科ブログ
4/15(火)人文科交流会
今日は、人文科1~3年生が一堂に会して、交流会を行いました。上級生から新入生へ、学校生活のアドバイス(学校の近くのおいしいラーメン屋なども…)、1年生から上級生への質問など、どのグループも会話が弾んでいました。
1年生も、最後は緊張がほぐれたようで、これから楽しく過ごしていけそうだと話してくれました。
1月31日(金)Global Studies Program !
1月31日(金)Global Studies Program !
長いブログを完成させてからアップするのではなく、初めて「作り足し方式」でやってみます!
1時間目、作り足しました!(2月14日アップ)
2時間目、作り足しました!(2月17日アップ)
3時間目、4時間目 作り足しました!(3月3日アップ) 5時間目、6時間目、クロージング 作り足しました!完成です(3月6日アップ)
人文科独自行事、年度内最後のお楽しみ! グローバルスタディーズプログラム! 昨年度まで「エンパワーメントプログラム」という名称でしたが、今年度からネーミングがかわりました。
まずとりあえず!
楽しかった!
もうサイコー!
1年後の次回がもう楽しみ!
今回、総勢15名の外国人の方がいらっしゃいました。今年は2会場で実施しましたので、各会場に進行役のファシリテーターが1人ずつ付いてくださいますが、彼らは業者さん。昨年度いらして、私がその指導力・人間力に驚愕したあの方が、また今年もいらしてくれました! その腕前と言ったら、今年も1時間目の自己紹介ゲーム開始ものの2,3分で会場内のテンションをMAXに持って行ける人! いやぁ~…スゴイ! もう1人のファシリテーターの方も、声楽出身であるかのような重低音の通る声で、終日明確な指示出しで、素敵でした! そして残りの13人が「外国人留学生」の方々なのですが、今年もまたナカナカのお顔触れでした! グローバルサウスご出身の方が多かったのですが、それぞれお国などを背負って日本のこれまたナカナカな大学(含東大)で学んでおられる皆様で、しゃべられる英語もクリアで、大変聞きとりやすかったです!
こんな、埼玉の春日部の片隅の建物の中の2部屋を、朝っぱらからおやつの時間までこれほどまでに国際色豊かに楽しい時間にしてくださるなんて、ズルイ!恵まれてる!こっちは役得! ガッツポーズな心境です!
今回お1人写真NGの方もいらっしゃったのですが、14名の方々が集合写真に写っていますので、是非探してみてください!
1時間目
今年から会場が2つですので、記録も把握もちょっと大変ですが、まずは大部屋。昨年度いらしたファシリテーターのBさんがあまりにも見事でしたので、実はものは試しに業者さんとの打合せ段階で「リピート可能かどうかの感触」を伺ったのでした。そうしましたら、「聞いてみますよ」と。しかし、この業者さんの語学研修は関東を中心にけっこう忙しく展開してらっしゃるようですので、そうそううまくはいくまいと過剰な期待をせずに待っていたのですが、「大丈夫ですよ!」と! おおお!
❶自己紹介
自己紹介も、順番に氏名+αをちょこっと話して終わり、などというベタなことにはなりません。ただまずは、それこそ国際理解の目的もありますので、各班のリーダーさんが自己紹介。
その後の活動がすごかった! もう各班、瞬間湯沸かし器のようにテンションMAXへ!
Line-Up Game 『班内で順番に並んでみよう』
初めて見ました! 勉強になります。 ファシリテーターBさんの指定するカテゴリーにて、もちろん英語で、留学生のリーダーを含むメンバーが順番に並ばねばなりません。これは盛り上がる! カテゴリーは以下の通り。あっという間に9回もやりました! 当然、回を重ねるごとにタフなテーマになっていきます! 家族全員の年齢の和って
①背の高さ ②誕生日 ③名前アルファベット ④高年齢家族いる順 ⑤昨日寝た時間 ⑥靴の大きさ ⑦通学時間 ⑧電話番号ラスト4桁 ⑨家族全員の年齢の和順
早くならばった班は腰を下ろす。最初に腰を下ろせた班が勝ち! もちろん、「計算の確認」があります。間違えていたらいたで、笑える! Bさんがまた、実に面白くかつ聞きとりやすい表現でジョークをまぜてくださる!
ふ~いやいやいや…見ている方も楽しいですし、関心しかナイ!
もう1つの会場の方は…。画像が少なく、見た目が賑やかではなくとも、活発な活動が展開されていました。基本的に同じテキストに基づく同じメニューで1日活動しますので。大部屋の班が基本6名+留学生で9班であるのに対して、こちらの部屋は4班で、かつ5人+留学生。 無理に賑やかにしなくとも、まっすぐアクティビティに向かえる雰囲気です。自己紹介部分まで、紹介します。
こちらのアイスブレイクゲームは「2つの真実、1つのウソ」。うるさくはなりませんが、みな英語を話しています。こちらのファシリテーターはLさん。スゴイ重低音のよく通る声です。授業ですからオペラのような発声をしているわけではありませんが、オペラのような声楽をやれると思います。やってらした?
それにしても、ファシリテーターたちの凄い点はと言いますと、まず、どうも留学生の皆さんは基本的に本件の経験者でも顔なじみでもないようなのです。今回は合計13班で13人の留学生のみなさまがいらっしゃいました。その多くが、この日初めて、埼玉県は春日部市、東部アーバンパークライン(野田線)の藤の牛島駅に朝集合して顔を合わせ、そこから徒歩で春日部東高校に来て、朝20分かそこらの打ち合わせをして、ほぼぶっつけ本番で終日のアクティビティを進めるのです。その留学生グループリーダーたちも含めて、ファシリテーターは終日面倒をみることになります。どこかの班だけ例外的に活動が停滞する、という状況にするわけにはいきません。
そう考えますと、このファシリテーターさん達は、凄まじい「指導力」「掌握力」ですね。本当にもう見事としか言いようがありません。
ちなみに、留学生の皆さんの紹介をここでします。
【インドの方】【ガーナからお2人】【フィリピンの方】【ベトナムの方】【ハイチの方】【ネパールの方】【パキスタンからお2人】【キルギスタンの方】【バングラディシュからお2人】【ナイジェリアの方】。皆さんの普段学ばれている大学は、東大、東大の院、埼大、埼大の院、千葉大、広島大、東京国際大、聖路加国際大、東洋大というラインナップでした。
ファシリテーターは、Bさんがフィリピン、Lさんはブラジルがお国です。
❷テキストp2 10分
①自己紹介組み立て
ひとしきり、楽しいアイスブレイキング×自己紹介活動が終わったら、テキストに入ります。一通り見て分かるのは、アイスブレイキングと言えど、一切無駄な活動は無く、全てが有機的につながり合っているということです。まず、正式に自己紹介というものを組み立てます。各班、リーダーたちのアドバイスも頼りに、各自の自己紹介を作ってみます。
Lさんの部屋でも、同じくらいの時間に、同じ内容に入っていました。
②各班1名ずつ発表
10分で作り上げた自己紹介。班内でも共有したかと思います。そして、Bさんの指示により、各班から1名が代表で自己紹介をしてみせます。
❸全員起立⇨該当者着席
まもなく1時間目終了。この時間に各班についた留学生の方々、2時間目頭にはローテーションにて移動してしまいます。各班、初めて班を組んで、なじんだ留学生とお別れする前に、最後のアクティビティ。Bさんの指示で全員起立して、順番にカテゴリーを発表して、該当者は着席。全員着席できたら終了という体。最初にあった「並んでみよう」と逆な感じの、クールダウン的なもの? これはこれで面白かったですが。
【スタート】東京在住の人!→数人着席。 昨日ステーキ食べた人!→いない? コーラを飲んだ人?「好きな」でしたっけ? 自分のネットフリックスアカウントを持っている人! 靴のサイズが28cm以上の人! 父が医師をやっている人! 母が看護師の人(わりといた)! 犬を飼っている人! (ここでチャイム) 日本語が好きな人(ぞろっと着席)! 【ゴール】今日、朝、来た人(そりゃ全員だわ)!
L先生のほうも休み時間に入っていました。1時間目最後の活動をみはぐりました。留学生の方々はいったん控室に休憩にいったようですね。L先生は残っていました。
2時間目
ここまでで、画像はだいたい全体的に公平に紹介しましたので、ここからは少し整理して紹介します(作り足し方式で6時間目まで入りきれなくなりそうですので)。
❶(アップ)ボールが来たらカテゴリーの語を言う(出たものはナシ)
時間の初めはウォームアップ的なアクティビテです。「しりとり」…に近いですがしりとりではなく、山手線ゲームに近いでしょうか。ファシリテーターBさんが出すお題で、順番はボールが飛んできた班。各班1名が答え、後続の班が同じ単語を言ったらそこは負け。
ここで出たお題は、「フルーツ・スポーツ・虫」でした!
❷テキストp3(講師独自で)地図完成
これはなかなかタフでした! 同じ形のマス目だけが並ぶ地図に、周囲の条件だけが添えられた店舗/施設をはめていくパズルです。具体的に、例えば「銀行は北側で、東側ではない」といったもの。条件ジグソーパズルとでも言いましょうか。
Lさんのチームでも、同じものをやっていました。
❸WORD
メインメニュー2つ目。このアクティビテの前にBさんからあったメッセージは…「コミュニケーションでは文法より単語が大事!単語だけ並べても通じはする!」でした!熱い!
1)まずは、頭文字がA始まる、Bさんが思い描いている単語の定義のみを表示します。
→ 早く分かった班の代表がこれに挙手で回答。
2)合っている答えが出たら、今度は頭文字Bで始まる語へ。
3)この流れで頭文字Zまでやります。なんだかんだ、あっという間でした。
4)ここまでは、油断するとただ楽しく過ぎるだけの時間になってしまうかもしれませんが、この後、各班に紙が配られ、班ごとにこれまでの回答を思い出しながら、AからZまでの26語をリストアップせねばなりません。リーダーは加わってもヒントまでのようでした。
生徒6人で力(記憶)を合わせて、リストアップを完了させます。全体的にいい感じまできたら、最後に全体で答え合わせをしました。
5)最後に、自分の班のアルファベットで始まる単語を10個、班ごとに決めます。そして挙がった単語の定義を英語で考えます。それが済んだら、各班から1人ずつ、定義だけ発表して全体にクイズを出します。他班は挙手で、これを当てます。
キリよく終わり、休み時間です。リーダーはまたローテーションとなります。
3時間目
❶テキストp4 Lesson3 Asking questions
質問について、色々と学びました。また、相手に尋ねるための簡単な語順も確認しました。
★疑問詞 → 助動詞・be動詞 → 主語 → 動詞本体 その他条件
要領を得たら、早速アクティビティ。
1)さいころで出た目の質問をつくる(画像あり)
各班、順番の人がクエスチョンダイスをふって、出た目によってつくる疑問文の頭が決まります。
2)リーダーに質問をしていく6分間 リーダーローテーション
質問つくりのアップができたら、実際に各班のリーダーに、じゃんじゃん質問をしていきます。
このアクティビティは6分きざみ。4回ローテーションしました。
隣の会場も、だいたい同じタイミングで同じアクティビティをしました。
どんどん新しいリーダーの方に質問できるので、飽きずにあっという間に時間が経ちます。この時間が異文化理解や国際交流という観点ではグローバルスタディーズプログラムのメインとも言えます! 私たち監督もまざりたい!短時間に色々な国の方に好きな質問ができるなんて、ちょっとうらやましい!
3回目のローテーションの際は、はじまるまえにファシリテーターBさんから、アドバイスが入りました。「班内の誰かが、(ほかのメンバーの時間を取ってしまうくらい)話が長ければ、言ってさえぎって次の質問をしてよし!」 いい助言ですね。メリハリが出る!
隣の会場では、部屋が小さいし班の数も少ないためか、全員立ち上がってのアクテビティになりました。
最後のローテーションでは、Bさんから1つ課題がついかされました。「もごもごして、はっきり言わないようにするゲーム」…リーダーはわざと聞き返されるような聞きとりにくい答え方をして、生徒は「聞き取れなかった」を流さないように、「Excuse me」等を言って聞きとりきる練習をしました。言葉による意思疎通を重視する英語文化圏にて、これは大切ですね。私たち日本人は、はっきり聞こえなくても、ついついスルーしてしまいがちですよね。
生徒たちも、原則英語をしゃべる時間を過ごすことに、だいぶ慣れてきたように感じられました。
4時間目
1.Give me five words that start with “A.”
このアップ?アクテビティも素敵でした! 英語教員として、機会があれば使ってみたいです!
★指定アルファベットで始まる、動物・スポーツなど指定テーマに沿った語を5つ挙げる → 早く挙がった班から挙手
ちょっと山手線ゲームっぽいですが、盛り上がります。思考を単純にしたまま参加できますので、アップやアイスブレイキングにも効果ありです。
2.Exchange your ideas about the leader’s country.
この時間のメインですね。各グループで、リーダーたちが日本に来る前と後の印象を話し、班員の生徒は聞きとります。またリーダーの母国についての説明も聞きとります。
グループリーダーから聞き取ったことを確認するための表現も学びました。
You said that …, am I right?
You mentioned that …, is that correct?
Could you talk about …again, please?
小さい方の会場も基本的に同じ内容のアクテビティ。こちらの方がかえって動きあがるシーンも。
あっという間にお昼やすみです。確か、5時間目をむかえるにあたり、最後またリーダーローテーションがあったかと。
~ ・ ~ ・ ~ ・~ ・ ~ ・ ~ ・~ ・ ~ ・ ~ ・
さあ、午後の部です。午後は、各班でテーマに応じた発表にむけて準備して、トイレ休憩以外は休まずに一気に発表までいきます。今年のテーマは「テクノロジー」。
5時間目
1(アップ)words starting with the letter “ ? ”
お昼をはさみましたし、やっぱり各時間はアップから。しかしその内容が必ずメインアクテビティに結びついていくのがコワイ! 恐らくよく研究されている賜物! またはファシリテーターさんたちの腕か。またまた、機会があったらマネさせていただきたい素晴らしいアイディアのアクテビティ!
これも山手線ゲームの要素が入っています。ファシリテーターBさんが投影する「指定かしら文字」から始まる単語を、5つの「指定分野」で1語ずつ思い付き、各班で紙に書きだし、早く終わったところが勝ち、という形式です。
具体的には、
A ではじまる、… ❶country ❷animal ❸fruit ❹things ❹sports/ games の単語を思いつきなさい。
(解答例 America ant apple arch archery )
D ではじまる、… ❶extinct animal ❷country ❸technology ❹product ❺fun place の単語を思いつきなさい。
という感じです。これ、簡単そうで実際にはけっこうタフで、ゆえに盛り上がります。
小さい会場の方では、ファシリテーターLさんのもと、また違った形での準備が進んでいました。話し合い形式で、「日常的にどのようなテクノロジーを使っているか」「リーダーたちは母国でどのようなテクノロジーを使い、日本とどう異なるか」「テクノロジーはどのように生活をよくしたか」をテーマに、英語で意見を出し合います。
2(アップ) Society Word Association
メインメニューでもよさそうな、中身のあるアップでした! 人類が太古の昔から形成してきた「society・社会」の、時代にそった発展を段階で切り、その段階ごとにリーダーと班員とで、『体で「絵」を作る』というものでした。そのためにまずは、段階ごとの社会を1語で表す単語を思いつきます。「要約」の要素があるわけですね。区切った時間がきたら、ファシリテーターBさんが、段階ごとにベスト班を選びます。society1.0、2.0、3.0、4.0と進めていきます。
動きのあるアクテビティですので、逆にピンボケ画像が多くなってしまい、すみません。雰囲気が伝われば…。
3.テクノロジーに関して各班で意見を出し合いまとめる
4.society5.0についてプレゼンする準備
この日最後のアクテビティ、各班によるプレゼンテーションのテーマはsociety 5.0になります。それに向かい、1.0~4.0のアップが終わったところの、コレです。見事な流れです! 小さい会場ではすでに半分ほどを使っての準備に入っていましたね。
❶どんなテクノロジーを使っているか
❷どのテクノロジーが最も大切?
❸ リーダーに、日本と母国とでの「テクノロジーを使うこと」について聞いてみよう
❹この20~30年で、新しいテクノロジーがどのように日常生活に入り込んできたか?
それらは我々がどう生きるかをどう変えてきたか?
社会で重要案件になっているテクノロジー関連の問題は何かあるか?
・・・からの、「新たにやってくる社会、society 5.0は、こんな社会になるだろう」ということについて、ポスター発表形式で英語で発表すうる準備に入ります。
ちなみに発表時はリーダーたちが面倒を見てきた班を離れ、他班の発表を聞きながらローテーションします。生徒は9回発表することになりますが、その際、班内をABに分けても、1人ずつ順番でもOKだ、と事前に説明がありました。この後は、6時間目までノンストップでポスター作りになります。設定上の休み時間はトイレ休憩のみ。
隣の会場の方も、ほぼ同様に進んでいきます。提示された具体的な進め方は、01)現代の解決すべき問題を考える 02)それをテクノロジーをどのように使って解決できるか、話し合う 03)選ばれた解決策を用いたプロジェクトを考える 04)ポスターを作って発表する
6時間目 休み時間なしでポスター作り ~ 発表まで
❶発表練習(短時間) → リーダーからアドバイス → ここでもリーダーはローテーション
❷発表開始 毎回、リーダーはローテーション
❸大会場の方は、全て終わったらリーダー達が投票 開票は、H班、I班が強い → 優勝はG班!
この日の集大成の時間です。両会場の様子をざっと流します。画像から上記流れをご想像ください。
大部屋のリーダーたちの投票開票! H班、I班が強かったですが、優勝はG班!
隣の会場は、(すみません多分)ベストの班の全体へのプレゼン(でしょうか)。
クロージングセレモニー
6時間目のうちではありますが、扱いを分けて。
※あと、こんなところですみません! 危惧はしていたのですが、1回のブログに掲載できるデータ容量の限界が来てしまいました。ここ以降、文面でも画像でもわずかしか載せられないようですので、シンプルにいきます。
あっという間!あっという間でした! 本当に楽しい、かつ生徒が英語による言語活動をふんだんに行えて、異文化理解や交流にもなった、素適な時間でした! 最後、リーダー達からの挨拶と、生徒全員に「修了証贈呈」がありました。大部屋の方はファシリテーターBさんの提案により、リーダーたちはまず自国の言葉で挨拶し、次に英語で同じ内容の挨拶をしました。修了証は、各班でリーダーから呼名の上、手渡しで贈呈されました。
最後に、集合写真撮影です。ファシリテーターLさんから「一緒に撮影でも大丈夫ですよ」とご提案が。お陰様で、全員一緒の大きな集合写真にできました!
最後に、今回のグローバルスタディーズプログラム中に聞けた「格言」的なコメントを紹介します。
★班員の1人が弱いと、他の全員が強くても「弱い班」となる → 弱い1人を強くする → そこに班活動の意味がある!
★負けても死なない、学ぶだけ
★コミュニケーションはgiveとreceive! 聞きとりきり、理解し、きく! 顔、目!
★プロセス! It always starts somewhere!
2月4日(火)人文科探究㉓ 1,2年生合同「もくじ査読会」
2月4日(火)人文科探究㉓ 1,2年生合同「もくじ査読会」
いよいよ!この日を持ちまして、2年生の2年間に及ぶ「人文科探究」は、実質終わりです。
2月17日(月)に、学年末考査前日ですが、もう1コマだけ追加で、この人文科探究も含まれる「火曜日7時間目」の授業が学校全体であるのですが、2年生は昨年度同様「進路」関係の講話を主任の私からする予定です。同時に1年生は、2年生の1学期末に行う「ポスター発表」に向けた最初の準備ということで、春休みの課題となる「ポスター仮原稿作成」について、資料の確認等を行います。
日程は前後しますが、1月31日に実施しました、見た目にも「華のある」人文科独自行事「グローバルスタディーズプログラム」についても、次回にブログで発信いたします。(もし自分の性格をまげて、極力あっさりな報告にするにしても、6時間ぶっ続けの言語活動の報告ですので、作る前から大変さにビビります。)それをもちまして、年度内の人文科からのブログ発信は最後かなと考えております。
さてこの日ですが、予定通り、1年生が頑張って作り上げた、各自の研究内容を論文の書式に当てはめて主にサブタイトルだけ記載した「もくじ」およびその内容についての簡単な発表を、先輩に見てもらい聞いてもらい、アドバイス等をもらう、という場になります。直前にあったグローバルスタディーズプログラムでの班分けをそのまま採用し、原則各班1年生3名、2年生3名の6人。
先輩たちも思いのほか「先輩らしく」対応してくれました。たまたま2年生の担任・副担任が出張等で不在だったのですが、活動の主体が1年生ということで、1年生の担任T教諭と副担任I教諭が、それぞれ会場を1つ受け持ち、指示出しと監督をしてくださいました。
まずは、各学年で、自分の班や会場に移動する前にそれぞれ目的等を指示。副担任I教諭はここが2年生学級相手のデビューとなりました。
指示と配布物が終わったら、移動です。
班ごとに座れたら、改めて会場ごとに指示がありました。
机を班の形にして、セッション開始。2年生教室会場の様子。
1年生教室会場の様子。
手元の様子など。
元々5人班もあれば、欠席等で発表者人数が少ない班もありますが、最大3ローテーションしました。
発表とそれぞれの質疑応答、先輩からのアドバイス等が終わったら、学年別に教室の自席に戻る前に、評価票にこの時間の感想等を記入する時間が設けられました。
時間が来たら、記入は終わっていなくても、いったん会場を復元し、各自の教室/席に帰ります。
最後、それぞれの教室でワークシートを提出します。
2年生の帰りのショートホームルームは、頼まれていた予定通り、主任の私が代行しました。その場でひとまず2年間の頑張りを労いました。本当にお疲れ様でした。感慨深いですね!
今回、全体を運営してくれた1年9組担任T教諭も副担任I教諭も、「2年生が先輩らしくやってくれた」と、また回収したワークシート束の感想部分をパラパラめくりながら「これもけっこう書いてくれた」と満足気でした。なんだかとってもいい時間になりました。
1月28日(火)人文科探究㉒
1月28日(火)人文科探究㉒
1年生「もくじセッション」
2年生「探究論文訂正等最終期限」
次回は、1年生の考えた各自の研究内容を、論展開だけ分かる「目次」の状態で、上級生に見てもらいます。その手前。次回が下級生のための時間になりますので、2年生にとりましてはここが2年間の「人文科探究」の実質最後の時間となります。
全員?でしょうか、最後の最後まで、少しでも良くしようと頑張ります。まあ、先々週から手元に我々(担任・副担任・人文科主任)が赤ペンを入れたものがありますので、最低限「単純に直せる件」は直したいでしょうし、人によっては深い突っ込みをいれた場合もありますのでね。頑張れ!もう終了寸前です!そして、ベスト版を、1年間お世話になった「個別指導担当」の先生のもとに届けて、最終評価をいただきます!
1年生は1年生で、次週に向けて、いい感じに仕上がってきています多分。担任・副担任でいつも活動を活性化させて、生徒たちも、ややもすると抽象的で分かりにくくなってしまいがちな「セッション」活動において、目的を意識して積極的に取り組んでいるように見えます。
どうしても絵ずらが地味になりがちな活動ですが、おっ、ちょっと華が!
「つまらなそう」と思われないよう願います。写真から雰囲気が伝わるかと思いますが、本当につまらないことをやっていたら、こういう雰囲気にはならない、と思いませんか? ここでは毎回、豊かな精神世界の活動があるのだと思います。
図書室にも、人文科の生徒たちの研究に必要な書籍を(とりあえず上限を気にせず)購入していただけます。また、研究内容により、互いにアンケートなどとっていくのも良い活動となります。どんどん進めましょう。必要なこともどんどん求めましょう。
1月22日(水) R7海外研修事前学習 1回目
1月22日(水) R7海外研修事前学習 1回目
コロナ禍があけて、戻せるものはコロナ前に戻す中、人文科主催オーストラリア海外研修も完全復活第2弾の実現に向けて動き出しております。
通常通り、夏に各業者に企画案作成を依頼し、9月に入札、その後取り扱い業者決定、そして10月下旬あたりで参加者募集。令和7年度は、人文科15名、普通科7名の22名が申し込んでくれました。参加内定者が決まったところで生徒の顔合わせ会をもち、全員に自己紹介を(日本語で)してもらいました。2学期末には「パスポート取得説明会」も済ませました。名称通り、パスポートの新規取得方法をはじめ、初期の旅行手続きについて、可能な限り保護者の方々にもおいでいただき、業者さんから説明を受けました。
さて本日のメニューですが、まずは、名札づくり。新学期には英会話レッスンも始まりますので、名前の記載はローマ字です。この名札は事前学習中はもちろん、海外研修時にはIDがわりに着用してもらうものです。
いい機会ですので、①苗字と名前の順番についてと、②ローマ字と英語の違いについて...も説明しました。この場で紹介します。中学生の皆様は、特に②はすぐにでも役に立つかとも思いますよ!
①苗字と名前の順番
ご存じの通り、英語では、レオナルド・ディカプリオさんでしたら、レオナルドが下の「名前」、ディカプリオがファミリーネーム=苗字、つまり「姓」ですよね。これに合わせて昔は日本の英語教育シーンでも「Hanako・Yamada」としていました。それがいつの頃か...たしか、敬称や、職業名等で同じ仕事をしているのに男女で表現が違うものなどで、表現を統一しようとなって、「ミセス」や「ウェイトレスやスチュワーデス」が無しになったのと似たような時期に、「日本人の名前も日本で呼ばれている順番でそのまま表現すればいいのだ」という風潮がおこり、教科書などでも「Yamada Hanako」と表記されるようになりました。
正直、今の現場では曖昧になってしまっています。今回の名札は、どうするべきか。そもそも海外でも、身分証明等が目的で署名する場合などは、「姓→名」順に欄が指定されています。今回のアプリケーションフォームもそうです。しかし名札は、日中活動していて周囲の人に名前を知らせるため、かつ「呼んでもらう名前を知らせる」ためにさげるのです。
これで、生徒Aはコッチ、生徒Bはドッチとなっても混乱のもとですから、現地で普通であろう「下の名前を先に書く」かたちで統一しました。
②ローマ字と英語の違いについて
A:hotと見て、日本人は「ホット」と読みますが、実際の発音に近づければ「ハッt」です。
B:ふざけていなければ、homeと書いてホメと読む人はいませんね。しかし、ローマ字であれば確実に「ホメ」です。
C:実話ですが、私が親の仕事の都合でアメリカに3年半ほど暮らした際、当然のように私の名前はローマ字で綴られて現地校に登録されました。Katsuhisa。これ、現地の方々は、ほとんどがまともに読めません。なぜでしょう?
そもそも、
★ローマ字は、「英語で使用している文字を使って、日本語の音をあらわす」ためのものです。見た目に英語の文字を使っているだけで、いっこも英語ではありません! 日本語の「あいうえお」にローマ字の「a・i・u・e・o」を「あてた」だけです。だいたい英語の母音は、母音を作る文字でなく「音のバリエーション」で数えたら、20以上もありますからね。それに、motherやbrotherは皆さん「モザー」「ブロザー」ではなくちゃんと「マザー」「ブラザー」と言っていますしね。lookはローコじゃなくてルックと発音している時点で、ローマ字は英語じゃない、としっかり実感しましょう。
★「音節」について。音節とは、母音と子音がかたまって作るひとまとまりの音、です。ただ、日本語は「1文字1音節」が基本。「か」という平仮名は、文字の名称も「か」、作る音も「か」ですが、英語は違います。英語であればこの「か」という音は、綴れば「ka」または「ca」でしょう(caだとキャになりがちですが)。そう、2文字使うのです。ということは、kにはkの名称と音があり、aにも同様です。「k」という文字は、名称は「ケイ」。では「音」は? 「ケイ」ではありません。それどころか日本語の文字では再現できませんね。日本語の「か」という音から「あ」という母音を取り除いてみてください。できますか? これは日本語にはない、喉の奥の声帯が開いたまんまで口先だけでつくる「無声音」で、「クッ」みたいな音です。「舌打ち」は無声音でしょうかね。静かにしなさいの「しーっ」や「内緒話」はほぼ無声音となりますね。あれです。内緒話の「クッ」。
日本語は1文字1音節なので、普段「音節」という概念を取りざたする必要がありません。そのためか、多くの人が理解しないままとなります。少し関係してくるのは575や57577の俳句や短歌の場でしょうか。また、日本語の音節は、必ず母音終わりとなります。「か・き・く・け・こ」は、当然5音節となり、ローマ字にすれば「ka・ki・ku・ke・ko」ですね。「あいうえお」は母音ですし、「ん」だけちょっと特別ですが。
一方、英語は、必ずではありませんが母音の後ろにも子音が普通につきます。例えばJohnで1音節です。Georgeですら1音節です。beautifulは9文字ありますが、beau・ti・fulの3音節です。たまたまbeauもtiも母音終わりですが、この例はfulにご注目ください。
ちなみにfulを「フル」とカタカナ表記して読んでしまっては、2音節になってしまいます。音のボリューム...いえ、「音量」の話ではないので、「音の質量?」で比べられるように、例をならべますので比べてください。
「フルフルフ」=「かきこけこ」=「ful・ful・ful・ful・ful」=「George・George・George・George・George」
ということです。
★英語は長いのがイヤです。主語が長く重たい文はイヤですし、単語レベルでも長いのはほんとはイヤ。音節を増やしたくない。例えば比較級を作る時。tallは1音節ですので、それを2音節にしてtall・erにするのは、アリ。beau・ti・fulは3音節なので、beau・ti・ful・erと4音節にするのは、ナシ。人名でもそうです。「か・つ・ひ・さ」などという4音節の下の名前は、ほとんどないのです。だいたい2音節どまり。たまにあっても、普段呼ばれる際は短くされるのです。E・li・za・bethなら尻をとってBet・ty(ベティ)とか。また多くの名前にセットものの短い略称が決まっています。Robertなんか2音節なのにBobにしてしまう。
★母音・子音・母音ルールというものがあります。Timという男子の名前は「ティム」と読みますね。ところが、timeとあれば皆さん「タイム」と読みますね。なぜか。timなら「子音・母音・子音」なのですが、timeにすれば「子音・母音・子音・母音」となりますね。英単語では綴りがこの配列になると、大概の傾向として「①母音②子音③母音」の①の音が膨らむのです。timでは短い「イ」の音だったのが、timeでは2重母音「アィ」となるのです。ちなみに、こうして単語の尻につける子音の後のeは、狙った文字の発音を「母音子音母音ルール」発音にするためだけのもので、e自体の発音はしていません。
以上のことを総合しますと、どうなるか。
Aについて
日本人にとって、未だにより親近感がある「アメリカ英語」においてですが、そもそもOという文字が作る音は「オ」ではなく「ア」です。じゃあhatはどうなるのかというと、母音のaの発音はアとエの中間のエァで、ヘァッtです。また、「ト」は、日本語であれば1文字で1音で「と」ですが、英語では「to」(ちなみにこれだと発音はトゥー)。「t」だけの発音はというと、上述のkと同じようなことになりますので、わざとカタカナに直さず、tとしました。
Bについて
homeの発音は、なるべくリアルに表記すると「ほぅm」ですね。「o」の発音について、「はm」にならないように「母音・子音・母音」ルールを適用するため、eがついている。
Cについて
もう、こうなりますと、katsuhisaなどという名前は、厄介極まりないです。いきなり音節の問題から始まります。英語の普通の感覚なら、katでまず切りたい。すると、次がsu?suh?「ケェァッ…ケェァッt・スゥィ?…イィサァ?」。英語話者たちは、人名なのでとりあえず失礼なくちゃんと読もうとするも、どう読んでいいかいいか分からず、しかも9文字くらいの綴りなのに、人名なのに、4音節! 読み始めて、綴りの中~後半の発音でパニックをおこし、たいがい「ケェァッチュウゥシャァ?」の始末。毎日そのたびに私が「No!カツヒサ!」と表明しても、綴りが直っていないのだから、定着しないわ、笑われるわ。ちなみに「かつひさ」を日本人の発音のまま英語で正しく読んでもらえるように表記してみますと、Kattsu-hissaあたりでしょうか。
やっと本題に戻りますが、上記のことをばーっと説明して、「名札に記載する自分の名前は、いわゆるローマ字表記だと誤読リスクが多々ある。Sato、KatoはSattow、Kattowくらいにしないと、サトウ、カトウにはならない。セイトウ、ケイトウと呼ばれる。ただ、パスポート記載のローマ字姓名と異なる綴りにするのは、別分野の問題を引き起こしかねません。結局はしかたがありませんので、こういう事情を分かったうえで、名札は通常どりローマ字で書き、自己紹介や自分の名前が話題になった場合には、この文化の違いをネタにしましょう。」と、決着をつけました。
名札づくりが終わったら、秋の「参加者顔合わせ」および年末の「パスポート説明会」で予告した通り、今日は「英語で自己紹介」。日本語の自己紹介はすでに終えていますので、今度はやっぱり英語でしょう。今日の座席は、初回につきクラス順・番号順に着席してもらっていますが、どの列から前に出るか、また各列の前から出るか後ろから出るか、じゃんけんで決めてもらいました。
名前だけでは自己紹介とは言いませんね。自分の人物像も簡単に添えてほしい。順番が早い生徒たちは、消極的には早く終えられる、と思うかもですが、実際は見本も追加アドバイスもなく、最も緊張する位置でしょう。案の定、自己紹介がカタイし、情報が少ないです。数人ずつで切って、アドバイスを少しずつ加えました。
●ホストと対面したときや、ステイ先でのやりとりを考えて。
●好きな事や、やりたいこと、見たいもの、行きたい場所。
●自分の名前を言う瞬間が、意外とだいたいもったいないことになっています。自己紹介のパターン的に「まず名前を言えばいいんでしょ」という意識だと、無意識にいい加減な音になってしまいます。実はここが大事。「呼んでほしい音」を分かりやすくしっかり伝えねば、結局名前を聞き返されることになります。
●実際は聴衆相手ではなく1対1や1対少数の対面状態にて自己紹介することになろうから、「話し相手」に語りかけるように話そう。
さて、事前学習の1回目の最重要メニューは、パスポート説明会でいただいた「アプリケーションフォーム」の下書き第1弾です。そう、一度に全部完成させません。
「アプリケーションフォーム」とは、斡旋業者を仲介してホームステイを実現するために作成する、最後はホストファミリーまで届く大切な自己紹介カードです。その性質を尊重し、記載時は見本から読み取れる意図通りに記入を済ませたいものです。その記入に関して、一応冬休み中にまずは自分の判断で鉛筆で下書きをしてくるよう指示を出してあります。
今日のこの場では、表面の「姓名・住所等・誕生日・性別・家族構成・学校名・学年・英語力自己評価」までを、清書できるようにもっていきたいのです。
異文化学習的なネタとして、住所表記の違いについてしっかり学んだあと、各自が下書きした自分の住所が正しいか見直してもらいました。予定ではこの場でぱっと全員確認してしまおうと考えていましたが、実際は提出してもらうことになりました。
こんな話です。下は、私が中学生の頃、親の仕事の都合でアメリカに住んでいた時の住所です。
30733 Rue Valois
Rancho Palos Verdes
Los Angeles CA
zip 90274
❶30733 家屋番号です。日本の「番地」以下にあたりますでしょうか。
❷Rue Valois 道路の名前です。アメリカでは(豪州でも)全ての道路に名前がついています。どんなに短くても、袋小路でも、です。日本での「丁目」くらいの感覚です。
❸Rancho Palos Verdes 市の名前です。
❹Los Angeles サバーブと言って、なくてもいいのですが、居住市が大都市の近くの場合、大雑把な地域分けのヒントとして書き添えます。ちなみに本当のLos Angeles市はダウンタウンにある小さな市です。内陸の山脈から海まで、ビバリーヒルズもハリウッドも含んだ広大なこの都市エリア全体を「グレーターロサンゼルス」と呼んでいることによります。
❺CA 州の記号です。カリフォルニア。表記上は日本の「都道府県」にあたります。
❻zip 90274 ズィップコードは郵便番号にあたります。
この英語式住居表記に、各自の日本の住所を当てはめて、正しく書いてほしいのです。
春日部東高校であれば、
363 Hirou
Kasukabe City, Saitama Prefecture
Japan 〒344-0002
という感じです。
記入例プリントです。こちらで記入するものは全て大文字になっています。その理由が「あなたが記入するのは大文字部分なんだよ」と言っている可能性もありますが、「受け手側が、記入者が記入した文言が各箇所ごとにどこからどこまでか一目で分かるように、大文字で書かせたい」可能性もありますので、見本通りに後者で考えます。
ほか、細々した部分を注意ぶかく処理して、いったん鉛筆書きのまま提出。
後日、私の方で全員分チェックして、修正する必要があるところは指摘を入れて、担任の先生を通じて返却しました。
次回まで2週間空きますので、こんどは裏面の最後まで、下書きを完成させてこの場に来るよう指示しました。
1月21日(火)人文科探究㉑
1月21日(火)人文科探究㉑ 1年生「もくじセッション」2年生「探究論文再修正」
時間割の都合で追加になった2月17日(学年末考査前日)を除き、年度内の人文科探究授業も残り3回です。
1年生「もくじセッション」
冬休み中に頑張った、「もくじ」(一般的な本の目次のことでなく、研究したい内容を論文の記述順にそってサブタイトル化して記載してみたもの)を、仲間同士で見合って意見を言い合う活動を行いました。同時に、論展開について個別面談が済んでいない生徒は、担任・副担任の先生たちで対応しました。
相変わらず見た目は地味ですが、ここはセッションの場ですから、探究活動の本番は授業外の各自の時間にあります。学習活動を監修する立場としましては、楽しんでほしいのは「自分で考えた仮説が正しいと調べ学習等で根拠を積み上げて論証し、外界へ発信すること」です。読書にしましても友人等へのアンケートにしましても、そういった研究の本体を形成する楽しい活動の、まとめをする時間がこの「人文科探究」の授業時間ということになります。
もう一つ、つくずくいい学校だなと思うことに、こうして担任も副担任も廊下や隣の空き教室などに個別面談で出てしまっていても、そして私が撮影のために突然教室に入っても「あからさまに関係のないことをやっている」「何をやってよいかわからず止まっている」「教員の突然の登場にびくつく」といった様子がみられないということがあります。もちろん担任の先生はじめ普段の指導もあるかもしれませんが、こうした「普通」=「正しい」=「意外と達成が難しい」クラスの状態は、素晴らしいなと
。
2年生「探究論文再修正」
さあ、2年生も、本当に大詰めです。来週のこの時間には細かな修正も、「覚悟と見通しがあるならする大手術」も全て終えて、「もうこれ以上直すところがない」探究論文最終最終稿を、早急に個別指導担当の先生のもとにお届けし、評価をいただくことになります。
授業担当の副担任Y教諭も、担任のM教諭も、あっちにこっちに指導を仰がれて常に誰かにつきっきりです。私も、冬休み中に全員の論文に赤ペン青ペンを入れまくり、先に評価を出した3者(担任・副担任・人文科主任)中、最も細かく厳しく採点をした張本人として、現場にできるだけ長くいるようにして、生徒たちからの質問等に対応しました。
2年間の人文科探究が、あと少し!あと少しで完結するよ! あとひと踏ん張り、頑張れ!(心の声)
1月14日(火)人文科探究⑳
だいぶ間が空いてしまいました。
実は、年末の最後の人文科探究の日には、主任の私が中学校の出前授業にお呼ばれしておりまして、同時に活動中の画像確保手配を失念してしまいまして。
年末の活動内容を文字のみで簡単に紹介しますと、2年生は「論文作成」=「やってきた研究結果を文章化して、人文科で推奨している論展開の型通りに並べて「論文」の形にする」の完成版提出。提出先は授業担当のY先生と、個別指導担当の先生。1年生は、冬休みの課題である「論文目次作成」=「研究したい内容をサブタイトル化して、推奨する論展開の型通りに書いてみる+引用参考文献および引用したい部分のリストアップ」に向けて、やることの確認等...を済ませました。
2年生が提出した完成論文は、提出後どうなるのでしょうか。
学校設定科目「人文科探究」の項目別年間評価のうち、探究論文の評価は4人の教員が出すことになっています。最終的には4人分の評価を平均化して1つにして確定となるのですが、この4人は、当該クラスの担任、副担任、個別指導担当、そして主任。このうち、人文科に所属する担任・副担任と主任の私は、冬休み中に全員分の論文を読んで、先に論文の年間評価を出してしまいます。全員分のコピー原稿にも赤ペンを入れて、その3人分を3学期の最初の授業で返却します。生徒は、返却された3人分の原稿を見て、正味2回の残りの授業をメインに直せるところを直して、それこそ最もいい状態の本当の最終稿を、評価記入票とともに個別指導担当の先生に提出するのです。個別指導担当の先生方は、自分が1年間担当した担当生徒1名の「最も状態がよくなった」探究論文を、評価票にある基準を参考に評価するのです。
パターンとして主任が最も細かく厳しく評価し、次が授業担当のY教諭、次が担任のM教諭。個別指導の先生からは良い目の評価をいただいて、平均化するとちょうどよくなる仕組みです。
正直、担任、副担任と私は、冬休みは大変です。今回は私など年末は体調を崩してほとんど寝込んでいましたので、正月は家でずっとコレ。担任・副担任は1回きりですが、主任は毎年なんです~
さて、採点の結果ですが、やはり色々と課題はあります。…ただし。生徒の取り組みに不足を見るとき、すべからく指導する側にもそれは返ってきます。論文を採点しながら、不足のある作品には大変にヤキモキとしましたが、同時に「あああ、なんでもっとこの点、伝えられなかったかなぁ」「あの時!あのタイミングで!この言い方で/別の言い方で!」と、想いがいったりきたり。苛まれながらどうにか3連休中日に採点・評価を終えました。
毎年、この時期に思うことですが、このクラスももうあと数回で2年間頑張ってきた「人文科探究」の授業が全て終了してしまいます。せっかく人文科に入学してきた彼らに、我々は出会って、色々なことを伝えてきました。今!最後に!まだできることはある! ほんの少しでも多く得るものを得て、2年生は3年生になってほしい。そう願ってやみません。
返却時には、私が授業にお邪魔して、始めに全員共通で、プロジェクターで視覚的に必要なことを提示しながら、探究という行為と本校の人文科における探究について、まずはそもそものところから再理解を計り、次に具体的にまだ直せる項目を示しました。
極めて真剣に聞いていた彼らが印象的でした。この時間の後半、1年生のクラスにもお邪魔する予定でしたのに、時間のほとんどをここで使ってしまいました。できればこの時間の後半はPC室にて作業を始められればよかったのですが...ただ、余計なことは全くなかったどころか、伝えたりないことがあるくらいでした! 人文科の主任として、ここでお時間をもらえてよかったです。
画像はありませんが、1年生の教室にも5分ほどお邪魔して、1年後のこの時期を見据えて、最低限のコメントと連絡をしてきました。
11月19日(火)人文科探究⑰
11月19日(火)人文科探究⑰
今学期も、残すところ、この日を過ぎればあと2回!まさに大詰めです!
1年生 「個人研究テーマ面談・研究発展」
もう1回、同じように時間を使ったら、今学期最後は2回目のテーマセッションで終わりです。そこに向けて、各自活発に思考を深めていました。
広報する際の人文科探究の難点は、ぱっと見あまり楽しく見えないことでしょうか。実は、考えを深めるのって、強制されたりよっぽど疲れていたりでもない限り、楽しいものです。
担任、副担任、教育実習生で個人面談を進めていきます。いい感じです。
2年生 「論文執筆(一応)最終日」
泣いても笑っても、次回とその次の学期内最終回で、完成論文を担任に提出し、また個別指導担当の先生にも完成報告を終えることになっています。研究自体に厚みを持たせられなかった場合、紙面を埋めようとして関連情報をかき集める場合もあるのですが、本来の論展開にそぐうかどうかは大事ですし、また引用するならきちんとルールに乗っ取ってやらねばなりません。全体的になんとなくギュッとした雰囲気で取り組んでいました。
人文科探究は、うっかりすると「論文作成」が目的にみられてしまいますが、本来は、その過程自体が目的なのです。
「?」を「!」にする。そのために、「考える」「調べる」「情報と思考を組み立てて、発信する」。その結果を残すのに、形として論文という形態をとっているだけなのです。…が、そうはいっても、こうして最後を仕上げるのはカンタンというわけにはいきませんよね。みんな頑張って素敵な「思考の足跡」を残してください!
11月9日(土)人文科フェア!
11月9日(土)人文科フェア!
人文科フェア! 外向けの広報活動で、スタッフもボランティアですので、「人文科独自の行事」としてリストアップしない場合もあるのですが、意外に大行事です! 生徒スタッフは基本的に32人動員しますので。目的はもちろん「人文科を受検したい人の人数を増やす」ことにありますので、広報活動と言えば終わりはありませんが、物理的なイベントとなりますと、コレが終わりますと、残りは冬の「エンパワーメントプログラム」のみとなります。
11月9日(土)は、春日部東高校の第3回学校説明会の日。代休ありで、6時間の授業と並行して、5時間目くらいに体育館で学校説明会の「全体会」、6時間目に「授業公開」、そして放課後に「部活動体験」「個別相談」「人文科フェア」の3択となります。
例年のことで、かつ仕方のない状況なのですが、時間設定が3択であるためか、人文科フェアにお越しいただいたお客様の人数は、事前申し込みをいただいた組数よりだいぶ少なかったのですが、それでも多くの方にご参加いただきました
。
今年は、ここ数年のスタイルを変更して、「4会場分散開催」から「1会場開催→後半は中学生は分散会場にて交流会」としました。その関係で、私も本会場に終始張り付きになり、ほかの先生方もそれぞれ監督に入る都合で、画像確保係を設けられませんでした。気を利かせた「I教諭」がなんとか撮影してくだすった画像にて様子を紹介します。
今年度の人文科フェアのメニューは次の通りでした。
【約1時間の中で】
★前半「生徒主体の説明・発表」
①(ここだけ主任より)人文科独自の学習と「人文科探究」について
②2年生による「探究プレゼンテーション」再現
③2年生による「オーストラリア海外研修報告」
④1年生による独自行事紹介
⑤3年生による独自行事紹介
★後半
「中学生は人文科在校生と分散会場にて交流会」
「保護者の皆様は本会場に残り主任から追加説明」プラス「3年生による総合型選抜入試プレゼンテーションの再現※」
※(単年度オプションで)B大学に合格したばかりの3年生にやってもらいました。
「質疑応答」
「個別相談」
※この場をお借りして「3年生による総合型選抜入試プレゼンテーションの再現」につきまして少々
このメニューは、例年はなかったのですが、わけがありまして今年度は人文科の同意を得て急遽加えました。
ちょうど今年度の人文科フェアの要項を考える時期に、人文科3年生のある女子から、「近々、総合型選抜でB大学を受験するので、その時にするプレゼンテーションをみてください」と依頼されました。こういった依頼は我々教員喜んで引き受けます。実際にやってもらったところ、「まんま探究じゃん!(心の声)」出来栄えがあまりに見事でしたので、その時は真剣に指摘すべき点を色々と整理して伝えたのですが、指導している間に「そうだ、人文科フェアの場でなんとか見せることはできないか」と思いついたのでした。指導後にお願いしてみたら、まんざらでもないお返事。やった!
ご存じのように、「総合型選抜」は、数年前に「センター試験」が「共通テスト」に替わった時に、「AO入試」からこの名称に変わりました。大元はアメリカの高偏差値大学の入試スタイルで、AアドミッションOオフィス、つまり「入試課」が、受験生1人につき厚さ(高さ?)数十センチもの書類資料を取り揃えて、家族構成から人物から何から何まで「本大学にふさわしいか」を検証するという入試スタイルからきてるそうですが、日本ではそこまでせず、ペーパーテストや高校の成績を重視するのではなく、実際に色々と受験生の人物をみる場を設けて合否を検討する形の入試です。ですので、大学により受験生に課されることも色々で、長時間の面接、面接でなく「面談」、小論文+面接、大学の講義を受けてそれをもとに発表させる、とか、課題を与えて資料をまとめさせて発表しに来させる、等々多岐にわたります。
折しも、新聞にも記載されましたが、今現在、国内の大学が「年内入試」の比率を増やしつつある、とのことです。職場内でも共有されました。年内入試とはつまり、かつてのAO入試と各種推薦入試、今でいう総合型選抜と学校推薦型選抜などのことですが、これらの比重が増えるという事は、つまりは大学が一般入試で合格させる人数がこれから減っていく、ということ。ある国立大学はいまから25年以内に、100%総合型選抜にする、とのことですし、別の私立大学は、そういう時代に「学力の担保」も必要と考えてか、推薦型にも学力試験を課すことを検討しているようです。とにかく、時代がまた動いていくようです。そして、新聞には高等学校の授業もこれに合わせてだんだんと「探究型」に変わっていくだろう、とありました。
今回、皆さまの前に出てもらったこの3年生女子は、B大学より「課題」を出され、それについて自分で仮説を立て、検討の視点や方法を考え、実際に脚を使ってカテゴリー別の多くの人々にアンケートやインタビューを実施して、見事なプレゼン資料を作ってきました。私が驚き、また喜んだのは、彼女が作ってきた1枚1枚のポスター(ここで言うポスターとは、美術の時間や夏休み課題で描く、例えば緑化「ポスター」のことではありません。自分が調べたり考えたりした論や情報などを、プレゼン(発表)のために分かりやすく小分けの書式にした資料のことで、一言で言えば「発表用の小道具資料」のことです)自体ももちろんですが、課題から仮説、論証のための調査とその結果の資料化、そして結論へ、という「論展開」がバッチリだったことと、彼女自身が自分の発表したい一連の論展開を完璧に頭に入れてあり、どの段階でどう質問しても間を空けず論理的に返答できたことです。まさに!まさに人文科探究の成果ここにあり!と言いたいプレゼンでした。高校生ですと資料に引っ張られて発表がよたるものですから。
春日部東高校は一般受験を推奨している学校ですし、私もこの学校に転勤してきて担任をもって、自身のキャリアで初めて「一般受験で希望する進路に向かって努力する体験の大切さ、人生における希少性、そして合否に関わらず自分の努力度と向き合い一喜一憂しながら自分の未来を方向付けていくことがとても感動的なことであること」を知りました。入試対策はややもすると詰込み型の学習になり、それは確かに望ましいことではありませんが、一方で人生の黎明期に一般受験によって体験できることが何ものにも代えがたい貴重な経験であることも、実感できたゆずれぬ事実です。いましばらくは、春日部東も、また多くの受験校と呼ばれる学校群も、一般受験対策を大切に進めていくことでしょう。
しかし、今後どんどん総合型選抜などの需要が高まっていくであろうことも容易に予想され、こうして実際に今年もこの方式で合格を決めた生徒がいるのです。実は数年前にも、AO入試に自分の探究の内容を使って、慶応大学に合格した生徒もいました。人文科の学習活動は、入試対策のものではありません。それがこのように入試にも大きく役立つのですから、それはいいことですよね!!!!
フェア自体の画像が少ないので…
廊下には、開場前に並ばれた方が飽きないようにと、ウェイティングラインに沿って学習活動がわかる資料を置きました。
画像はありませんが、ここ5年間の進路先データも180cm×90cmサイズでボードを作り掲示しました。
本会場(人文科で何かというと使うL.L.教室)入り口にて、生徒から「人文科紹介ブックレット」をお配りしました。
中学生の皆様、保護者の皆様からいただいたアンケートも全て集計しまして、全体としては大変よい評価をいただきました。ありがとうございました!また、年を追って少なくなりましたが逆に厳選されてくる「フェア参加後も残る疑問点」につきましては、その内容により場と方法を検討の上、ご対応させていただければと思います。直接お問い合わせいただければ最もシンプルに回答させていただけます。
フェア開催に協力してくれた生徒スタッフ「SS」の32名にも感謝します。彼らがいないと、できないのです。そして、東高のいいところ、人文科のいいところは、「しょうがねぇなぁ」「めんどくせぇ」という態度の生徒が1人もいないこと! 土曜日の!放課後に!よけいなお仕事をやっているのに、みんなにこやかに一所懸命やってくれました。こういうところは本当にありがたい!
しかも! SSはそれぞれの使用した交流会場教室を原状復帰して、最後に控室に集合して、記念撮影とアンケート記入を済ませたらお仕事終わりなのですが、フェア本会場L.L.教室の原状復帰のボランティアを追加でお願いしたら、ほとんどの人が来てくれました! 本会場はフェア後に個別相談が入るため、交流会場の片付け終了と時間が大きくずれることが予想されていましたので、大人でほそぼそ片づける覚悟で、始めからSSに片付けの分担をしてはいなかったのです。
大人数で、再配置しにくい長机と椅子を合理的に原状復帰するための指示をききながらあっという間にテキパキかたすところは、「ここをこそ中学生や保護者の皆様にお見せしたかった」と思ったくらいでした!
(念のため、オレンジ色のジャンバーは、人文科や東高の生徒団体のものではありません。PTAの備品を毎年お借りしております)
最後に、SSより受験生の皆様へ、振り返りシートに記述のあったメッセージを記載しますので、よろしければお読みください! 問題のあるコメントもみあたりませんでしたし、原則、本人の記述した通りに忠実にワープロ打ちしました。交流会場の部屋ごとにまとめますので、「あの時の、あの人のコメントかなぁ」などと思い出しながらみていただければ幸いです。
皆様、受検までの 残りの時間、健康に留意して、後悔なきよう、がんばってくださいね! そして受検会場で、入学式で、お待ちしております!
★303号室★
1年 今が頑張り時です! ここを乗り越えれば必ず楽しい高校生活がまっています!
1年 勉強がんばってください! 人文科で待っています!
1年 3年間クラス替えがないこと、人文科はどのようなことをするのか、授業は難しいかなど不安なことはたくさんだと思うけれど、入学したら不安は全部なくなると思います。ぜひ楽しい春東ライフを一緒に送りましょう!
1年 数学の問1、問2と、漢字、社会は歴史全般、英語は単語メイン、できるなら文法をサラッと復習、苦手なら理科は主要となる単語だけ覚える。社会と理科は1月まで、それ以降は国数英メイン。
1年 意外と入ってみたら楽しいです。
1年 普通科とは違う経験ができるので、自分自身にとってプラスになると思います。
2年 楽しめ!!
2年 人文科には独自の行事が沢山あります。人文科で待ってます!!
★305号室★
1年 将来、自分のやりたいことに活かせることを学ぶことができ、めっちゃいいです。
1年 少しでも気になっているなら、合格に向けて頑張ってください。
2年 今が一番大変な時期だと思うけど、自分を信じてがんばってください!! 応援しています!
2年 2次募集で入学したので、ほぼ何も分からない状態で人文科入った。不安ばかりだったが、今が一番楽しい。中学3年生、待ってます。
2年 勉強がんばってください
2年 勉強がんばれ
2年 高校生はみなさんを待ってます!
3年 「人文科」という名前を恐れないでください。
★2年9組★
1年 がんばってください。
1年 今日来てくれた皆様、ありがとうございました! 春日部東高校でまってます!!
1年 後悔なく、楽しい時間にして、がんばってください。
1年 受験の日が近づいてきて、本当に緊張しているとは思いますが、ぜひ、自分の将来を考えて、たくさん勉強して、高校受験に臨んでください! また会える日を、来年、楽しみにしております。
2年 受験大変だろうけど、がんばったらその分自分に帰ってくるのであきらめないでください!! 演劇部募集中! Xもやってるよー! Byはるあずま✸ (←これは春日部東高演劇部の団体名ですby主任)
2年 不安と感じているほど、勉強している証拠! 最後まであきらめずにがんばりましょう!
2年 一回きりの高校受験、本当に人文科で決めていいのか、と考えている人もいるかもしれないですが、少なくとも私は入ったことを後悔してはいません。後悔するもしないも未来のあなた次第です。自らの信じる道を進んでください。応援してます!
3年 僕も中3のころに説明会に参加しましたが、その時は偏差値がこの学校に届いていませんでした。ですが最後まで諦めずに勉強した結果、合格することができたので、最後まで諦めず自分を信じて頑張ってください。そして剣道部にも来てください。
★3年9組★
1年 今の時期、辛いと思いますが、がんばってください!!
1年 数ある高校の中でも個性が強めの高校なので、学校に飽きて行かなくなることはないと思う
2年 受験まであと少し、後悔しないためにも勉強頑張れ! たまには息抜きもしてください! (4月の)人文科交流会であえることを楽しみにしています!
2年 勉強が大変だと思うけど最後まで諦めずに頑張ってほしいです。入学をお待ちしています!!
2年 勉強頑張ってください
2年 油断せずがんばってください、できるだけ
2年 頑張れ
3年 人文科は、クラス替えもなく、和気あいあいとした空気が特徴です! 君も人文科ライフを謳歌しよう(?)
11月5日(火)12日(火)人文科探究⑮、⑯
2回分です。
11月5日(火)人文科探究⑮
1年生:個人研究テーマ面談・文献/資料収集 最終日
2年生:論文執筆/個人指導
例年通り、画像としては動きの少ない回が続きます。
1年生は次回が「セッション」ということで、これまでに面談等も経て自分の研究テーマの論展開ワークシートが出来上がった人から小規模にセッションめいた活動も始めていますね。教育実習生の方にも、面談をしていただいている様子。
(おっ、なつかしい「ブログ姫」(現在3年生)の再来か!?)
2年生は、毎年1人につき1人つく「個別指導担当」の先生の元へ、もっともっと通いなさいとの指導がありました。人にもよりますが、不足がある模様。きちんとアポイントメントをとって半定期的に指導者の下へ通う、という行為も、探究と並行して大切な体験です。
研究テーマが「論文」の形をとる段になると、やはり研究の不足点や加えたい考えなども出てきますので、時折こうして図書室へでかける人もいます(PC室と同じ階で、廊下を挟んでドアツードアで行けるのが便利!)。
11月12日(火)人文科探究⑯
1年生:個人テーマセッション①
2年生:論文執筆/個人指導
1年生は「個人テーマセッション」です。隣の空き教室も使って、班を組んで、順番に各自の研究の論展開を披露して、仲間に「不備」等を指摘してもらいます。
楽しく、真剣に、活発にやっておりました。
担任のT先生も時折混ざってセッション? 楽しそう!
今日は副担任のITが(I先生のつもり。ITではありません)授業変更でこの場にいません。さみしい。
2年生は、いつもより動きが少なく、いつもより明らかに集中して、ほとんどの人が忙しそうにPCに向かっていました。それぞれの「精神世界における活発な活動」が、こうしてただ見るだけの者にも見えると楽しいのですが、実際は面談しないとなかなかわかりません。
前回、この場で彼らに主任から何点か連絡したのですが、その1つで、ネットや書籍から図、グラフ、あるいは文面等を借りてきて論文に盛り込む際は、必ず定められた書式で引用をしてほしいものです。さもないと、(論文集は売るわけではないし不特定多数に配布もしませんので、まず問題にはなりませんが)剽窃という犯罪になってしまいますからね。
どのみち、まもなく完成論文が提出されれば、担任、副担任、主任はそれぞれ冬休み中に全員の論文を点検して、論展開、書式、引用、誤字脱字と全分野にわたりチェックし、いったん「評価」も出しますので。
PC室から出て間もなくの階段の窓より。人文科も人文科探究も探究論文も夕暮れ時の空と何の関係もありませんが、瞬間的にしみるものがありました…1月前まで「夏日」とかいっていたのが、もうすぐ冬ですね。