人文科ブログ

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人文科 オーストラリア海外研修事前学習②③

人文科 オーストラリア海外研修事前学習②③

 コロナ禍で何度も中止を余儀なくされた、目玉行事「オーストラリア海外研修」。1年生のうちに参加者を公募し、2年生の夏に行きます。定員に空きがあれば、普通科にも声をかけます。今年度実施しました復活第一弾「国内語学研修」の回や、第1回事前学習のブログでも少し紹介をしましたが、このままいけば、今から半年後、来年度8月にはかつてのようにオーストラリアに行ってこれそうです!

 空港で飛行機に乗り降りする日も入れて、10日間の旅になります。旅の始めと終わりに少しだけ観光を入れて、メインは日中は現地の学校にお邪魔して午前中は英会話レッスン、午後は現地校生徒と交流ないし授業体験、そして夜と休日はホームステイ、というイメージです。

 この旅に向けて、そしてこの旅を精一杯有意義に、コストパフォーマンスよく体験してもらうために、早くから準備を始めます。現在の参加予定者は20名、普通科の生徒も数名います。学科に関係なく、一緒に行くメンバーとして、一律に指導してまいります。ブログ本題の「事前学習」に先立ちまして、11月には「参加者顔合わせ」、2学期終業式の日の午後には「パスポート説明会」を済ませております。パスポート説明会では、本件取扱業者(もちろん入札により決定した)のJTBさんからエージェントがいらして、パスポートの取得の仕方をはじめ、準備に必要な事務作業を細かく教えていただきました。前回の1月24日海外研修事前学習1回目には、冬休み前に宿題としてあった、業者さんを通じてホームステイ先に届くであろう「アプリケーションフォーム」という書類の下書きを、清書に向けて見直す活動がメインでした。

 

2月7日(水) 海外研修事前学習 2回目

 この日、元々の予定ではまず名札を作って、次に10分程度の英会話アクテビティをしたら、班決め、班長決め、全体のリーダー決め、各班でオーストラリアの現地校でやるであろう日本の文化等を紹介するプレゼンのネタ検討、と盛りだくさんになるはずでした。しかし!ちょっとしたハプニングから、内容としましては英会話アクテビティのみになってしまいましたが、非常に大切なことを学ぶ機会になりました!

 全員、名札を作って首に下げられました。表記は、近年はその国の氏名紹介音の語順というのがはやりですが、それならば漢字やかなで表記すれば、と思いますので、昔ながらのファーストネームが上段、ファミリーネームが下段で作ってもらいました。

 

 さて、問題の時間です。

予め、10分程度で済む英会話ゲーム的なものを頼んでありましたので、ジョッシュ先生から説明がありました。そうすると、あら?以外にもまるで理解できない? …本校の現ALTのジョッシュ先生、英語は極めて分かりやすいです。私も英語教員ですので、この30年間ほどで実に様々なALTの先生方にお世話になってきましたが、恐らく英語発音の聞きとりやすさと、説明に使う文や表現の分かりやすさは、もしかして1番ではないかな、と。そのジョッシュ先生が繰り返し説明することが、なかなか理解できない様子…

写真で、いち早く求められていることを理解した前方の女子3人が、何やら始めておりますが、他をご覧ください。

 各デスク3人ずつ座っていますが、教室の真ん中で分けて、左右で3対3でやるはずだった活動も、生徒の理解に合わせて多少イレギュラーになりました。

その後の様子をアニメーション的にご覧ください。

実は、この騒ぎ?が始まって早々に男子が1人私のところに来て、半分英語…いや一部英語で「分からないので助けて」と、ジョッシュ先生の指示の内容を尋ねてきました。2回も来たのですが、ここが大事な一瞬です、2回とも突っぱねました。英語で「オーストラリアで過ごしている時に、俺は一緒にはいない!自分で聞きなさい!」と。

 初めてですし、当然でもあり仕方がないのですが、簡単に言ってしまえば「なめていた」のでしょう。生徒たちの個々の性格の違いや資質がどんどん有体にさらけ出される場面ですが、大変そうな生徒ほど、ここは乗り越えてもらわねばなりません!だんだんと理解できて活動を始める生徒が増える中、いつまでも何をするべきか分からず、軽くパニックに陥ったとしても、本番中はそれでも「自分で」「英語で」なんとかするしかありません。何しろ「ホスピタリティー」が当たり前ではない外国に行こうとしているのですから。(大事大事!)

 

 それにしましても、ジョッシュ先生には少しご面倒をおかけしました。こうなることを見越して打ち合わせをしておいてあげられたらよかったのですが…。結局40分近くかかって、ずっと説明、ずっとやれている部分を褒め、ずっと理解につながる例を示し続け…本当にお疲れ様と有難うございました、です。どうにか最後までやりきりました。まあしかし、流石でもありました!「松本(私)は、あえて介入して説明補助をしたりしないんだな」と早々に彼が気が付いたのは、恐らく1秒以下の出来事、アクテビティが始まってすぐ私が部屋の端の机に座るその瞬間を見ただけで、だったと思います。今回の状況で日本人教員JTに助けを求めるALTの先生は存外多いのでは、と思いますが、彼は私の意図を酌んで(あとで確認できました)、その後1度も私には助けを求めず、慌てず取り乱さず「君たちが私の英語を聞いて、理解するんだよ」というスタンスでやり切ってくれました。(この人も大した方だなぁ!)

 とにかく、生徒たちにとりましてはまたとない大切な機会です、私も予定していた内容は早々に諦め(延期を決め)、このチャンスを最大限活かすことにシフトして、最後のまとめのところで、全体にフィードバックしました。「自分たちのホームグラウンドにいて、周り中同じ学校、同じクラスの生徒ばかりの中で、授業でも知っているジョッシュ先生1人とコミュニケーションをやりきらないで、オーストラリアに行って何をするのだ」と。(頑張れよ~~~!)

 

2月14日(水) 海外研修事前学習 3回目

 今年度はこれで最後、3回目の事前学習です。前回延期した決めごとをまずは済ませます。

①グループ決め

 …今回についてはまだ決定ではないものの、コロナ禍以前と同じように研修してこようと考えておりますので、恐らく現地校で日程の後半で「日本について」何かしらを紹介プレゼンする時間が設けられると考えております。それに向けて、まずは班決め。旅の目的を考えると、どんな人が自班にいようとも、積極的に交流し、意見交換し、うまくやってもらうのがいいでしょう。決め方は阿弥陀くじです。

白板にマグネットで貼ってあるアミダくじに生徒が記名する瞬間や、1人ずつ何班になったか確認するシーン、その後の各班に分かれて座るまでの撮影は、失念してしまいました…

②班長決め

 各自、所属班が決まったら、今度は座席を班ごとにして座り直し、各班でリーダーを選出してもらいました。ここで、あえて日本語で「欠席裁判」のお話を。体調の関係で欠席しているメンバーが数人いますが、リーダーのような責任あるポジションを、決定の場にいない人に押し付けてもいいことはない、メンバーがたとえ少なくても、いる人の中で班長を決めなさい、と。

③団長決め

 各班、班長が決まったら、1班ずつ確認。その後、班長5名は前に来てもらいました。

「この中から、全体のリーダーをやる人を選出しなさい。また、各班で待っている班員は、先にプレゼンネタを話し合い始めていなさい」in English.

 ここでうれしいハプニングが!ある班の女子が、全体のリーダーをやりたいので、班の班長も替わってもらっていいですか」と!これですよ、この積極性!素晴らしい!その班の班長も特段納得がいかない様子もなく、班長を交代した上で、その女子(次年度以降、Aさんと呼びましょうか)が無事に全体のリーダーに就任しました!

④プレゼンネタ検討・・・の前にヒント活動

 班長達は自班に戻り、ここから各班でプレゼンネタを話し合い始めるのですが、ヒント出しという事で、やはりまず先にジョッシュ先生に1つお願いしました。どういった目線でどういった話題を扱うと、研修当日の現地にてこのプレゼンでいい感じになるか、のヒントです。ジョッシュ先生ご自身を現地の子どもに見立て(昔の訪問校は幼稚園児から高校生までいる総合学校で、プレゼン相手は小学生だったので)、ランダムに思いついたことを一言でいいので発言してもらおうと。

 これ、「ブレインストーミング」の1つですが、人文科ではある程度やってきました。でも恐らく普通科では(いや国内全体で平均的に予測しても)、色々な授業を総合してもまだあまりやっていない活動なのでは、と思います。日本の教育が合アイディア出しや発表/発信技術に重きを置き始めたのは、まだ最近ですものね。「脳嵐ること」、つまりお題について思いつくことをとにかくぶわーっと挙げ出して並べ、そこから分野分けしたり方向性を見出したりするための活動で、思い出してみれば35年以上前、私が中学生の時、家庭の都合でアメリカのロサンゼルスに3年半ほど住んでいた時に、現地校でやっていたものです。当時は何の事やらでしたが。

 それで、ポンポンと生徒からアイディアが出るか…出ない!?また!?うーむ、先は長いですね。やっと一部男子たちからラーメンの話が出て、ジョッシュ先生が上手にそれを膨らませて、知っている人間には身近なはずの文化を知らない人にうまく興味を持ってもらえるような肉付けの例を示してくれました。(一所懸命やり取りして。)

 

今日は今日で、また貴重な時間でしたね。まあ、この後はあまり毎回「貴重な時間」が繰り返されても、だんだんもったいなくなりますが…とにかく積極的に!正確な英語とかじゃなく、コミュニケーションしようという気持ちが大切です!みんなお疲れ様でした。4月までに、各自で自班で扱いたい文化ネタを考えておきましょう。

 

 次年度、4月からは、原則毎週水曜日放課後に事前学習をやっていく予定です。英会話レッスンと班活動のほぼ2本立てで考えていますが、生徒の言語活動をもっともっと増やすには、多少力業が必要かもしれません。昔、私のクラスがコロナ勃発で確か第3回の事前学習を待たずに中止になる、その年度の上半期。私が前の年に転勤してきて副担任に入った1コ上のクラスが2年生になって、1学期間ずっと海外研修の事前学習をやっていた時は、座席を向かい合わせて2列置き、メンバーが時計回りに席を移動しながら、時間を切ってテーマに関する英会話を目の前に来た人とやり続ける(その中にALTもいる)、という英会話特訓をしておりました。あんな感じのも必要かな、と思います。それでは、顛末をお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月31日(水)エンパワーメントプログラム!(報告3回のうち3回目)

1月31日(水)エンパワーメントプログラム!③

 5時間目

 お昼を済ませて、午後は最後の発表活動に向かう時間です。

 実は午前中にファシリテーターの方(以降進行役F)から、プレゼンネタについて相談がありました。「元々の計画では『科学技術全般』についてなのだが、プレゼンは本来3コマくらい使いたいところを6時間中の1.5コマ程で今回やらねばならず、また生徒たちの様子も併せて考えると、このままでは広汎に過ぎると思われる。学校側がよければ『インターネット』一本に絞ろうと思うが、どうだろう」という趣旨でした。もちろん、是非そのようにお願いしますとお伝えしました。

 

 5時間目の頭はとりあえず、ゲームをいれてきました。ここでは生徒も班ごとに場所を変えて、また新しいグループリーダー(以降GL)を迎えて、お腹が膨れて英語発話意欲が減退した?生徒も、ひととき賑やかにエンジョイして、意欲復活でしょう。ゲームはGive me fiveというもの。ギヴ三―ファイブは確か、何かがうまくいった際に仲間同士で手のひらを叩き合う時の掛け声だったと思いますが、ここではお題に関して5つの答えを素早く列記しなければならない、というゲームでした。お題はsports、fruits、countries、colorsでした。

 

 えてして、出番が来ている本人は思考が止まり、周りは先に答えを思いつき、やきもきするものですね。

 

 ゲームが終わったら、さあ、プレゼンに向けてポスター作りです。前述のような事情から、「インターネットの昔・今・未来」というお題になりました。GLのヒント出しを頼りに、意見を出し合い、ポスターに何をどう載せて、誰がどこをどう発表するか。発表は全員に出番があります。

 

 

5時間目内でポスターが出来上がるでしょうか?そこはさすがの彼ら、ずるずるぐだぐだはありませんね。どうやら6時間目は何しろ「発表」となりそうです。

 

6時間目

 アイエスエイエージェントお二人が、手前のアクテビティの間にすでに教室全周の壁面に班番号の掲示を済ませていました。

  発表は、先に1班から6班がそれぞれの掲示場所に移動し、7班から11班が聴衆として順繰りに各班の発表を聞いて回ります。後半はひっくり返ります。発表は各班必ず全員に出番があり、また同じ発表を数回(ローテーションの回数分)繰り返します。

 前半の発表です。

 後半の発表です。

 

発表も、繰り返し効果で、各自どんどん慣れていきます。同じことを話せばよいし、聴衆はGL含めてどんどん入れ替わりますので、今度はうまくやろう効果が期待できます。この日、もっとも充実感を感じる場だったことでしょう。

無事に全てのメニューを終了できました。最後はやっぱりまとめの時間。

そして素敵な終了証を、各班のGLから班員たちへ、1枚1枚、一人ひとり、呼名の上、手渡されました。 

最後のスピーチを生徒が済ませ、お別れの時間。まずGLの留学生たちが退場していきます。

最後は名進行役の方も、平井堅さんの歌を一部歌いながら?去ってゆきます。

なんだかずっと学校にいて欲しい方でした。

アイエスエイの皆様、留学生の皆様、大変お世話になりました。

生徒の皆さん、貴重な体験、お疲れ様でした。

 春日部東高校人文科を考えている受検生の皆様、来年この場を一緒に楽しみましょう!

 

 

 

 

 

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1月31日(水)エンパワーメントプログラム!(報告3回のうち2回目)

1月31日(水)エンパワーメントプログラム!②

3時間目

 3時間目は、より言語活動の多い時間となりました。

 コミュニケーションのネタとして、「相手に質問をする」という行為はとても有効です。

 まずは、大白板に質問の骨となる情報を表示して、全体で練習。

 その後、各班でさらに質問行為について意識を深めました。

 

 いよいよ、生徒たちがグループリーダーの留学生(以降GL)に実際に質問をしまくるのですが、これもまずファシリテーター(以降進行役F)が質問をされる役、各班のGLが質問をする役、という形でお手本を見せていました。やっぱり、ここでのGLたちの質問も、きちんとバラエティーに富んでいて、かつ進行役Fの人物像を引き出せるような、いい質問が並びます。

 

 ここで!進行役Fの方の凄さを紹介します。さすがにこの方はアイエスエイの社員さんなのでは…(そこは未確認)。リーダーシップ、掌握力、包容力(生徒にとどまらずGL達にすら安心感を与える)、英語そのものや指示の分かりやすさ、場面ごとの判断力、そしてあふれるユーモア。フィリピンからいらした方で、すでに長期間日本で働かれているとのこと。相当な方です(私はもう漫画のカメレオンのように舌を巻き巻きです。いやあ~…スゴイ!)。

 質問の1つで、好きな日本の音楽関係を尋ねられると、本人かと思うような声で平井堅さんの有名曲を数秒披露!エンターテイナーだなぁ!実は1年生の男子で平井堅さんの大ファンがおりまして、2人で数秒盛り上がっていました!こういう対応も素敵です!

 

 

 このアクテビティだけで、時間で切ってGL達が数回ローテーションをして、3時間目までで恐らく11人中半分近くの人たちとコミュニケーションをしたことになりました。

  目まぐるしいとまではいかず、かつまるで停滞せず、次々に違う方が班に来ては、その方に質問をする形ですから、生徒側は前回と同じ質問をしてもいいわけですし、回を重ねるごとに口も滑らかに、緊張感も縮小し、質問自体も英文構造を自己修正したりバリエーションを設けたりできるようになります。英語話者に大勢来ていただけると、こういうことも可能になるのですね。うーむ。

 

4時間目

 生徒たちの身も(口)心も、英語を話すことにかなり慣れてきたところで、あらためて落ち着いてディスカッションです。

 ここでの題材は、

  ① GL達の「日本に来る前に抱いていた」日本のイメージ

  ② GL達が日本に来てから体験した発見

  ③ 生徒がGLそれぞれの出身国について知っていることやイメージ

です。

 落ち着いた時間ですので、短時間に全部の班を1枚ずつ撮影するチャンス。ブログ的には、順番に11枚並べれば、GLの方々全員を公平に紹介するチャンス(ななめうしろからのお姿ですが)。どうぞ。

11名の皆様の中には、お国を背負ってということではなく、日本の文化に魅かれてきている(アイエスエイエージェント談)、という方もいらっしゃいました。どなただか想像してみてください。

 

 当然、時間の後半は生徒たちが「〇〇の国では××」形式で、それぞれ出た話を紹介します、英語で。誰も手を挙げないようなイメージを勝手に脳裏に浮かべても、実際そこはたいしたもので、思いのほか様々な生徒が発表しました。

生徒一人ひとりの発表についても、単純にああそうですね、ということにせず、発表したかいがあったと感じさせるよう、とにかく面白く膨らませます。引っ込み思案でも「発言してみようかな」と思えるような下地を常に作っています。

 (心の声:この人、本っ当にうまいって、こういうこと!すげぇなぁ!)

 

 

 

 

 

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1月31日(水)エンパワーメントプログラム!(報告3回のうち1回目)

1月31日(水)エンパワーメントプログラム!①

 株式会社アイエスエイ様による、英語での言語活動プログラムです。

 単発ではなく毎年実施したい行事としましては、初めてです。今回が初回となります。

 全体像を要項的な情報でご紹介します。

 

1.目的

①人文科の魅力を増やすこと

②サマースクール(1年夏)と海外研修(2年夏)をつなぐ役割の活動とすること

③見込めるメリット

  ・英語発話への抵抗感減少、自信増加

 ・国際関係に興味を持たせられる

 ・またキャリア検討の幅を増やすことができる

2.日時設定 1月下旬または2月上旬の金曜日または水曜日 終日(6時間分)

3.対象クラス  1年9組全員、2年9組全員 (申込可能最小人数規定により2クラス分)

4.人文科における過去実施実績

 ※コロナ禍で中止を余儀なくされた諸独自行事の代替行事として2回実施

 (2019年度、私こと現主任の学級から1名、他校会場実施版に参加)

 ①2020年度、現在大学1年生の学級が1学年次に(コロナ禍にて海外研修中止:冬に本行事実施)

 ②2021年度、現3年生が1学年次に(コロナ禍および参加希望者が下限を下回り海外研修中止:その代替行事として冬に本行事実施)

 ※いずれも当該学級担任は絶賛

5.形式と指導者の様子

・ファシリテータ―(全体進行役)1名、グループリーダー11名

・生徒は11班に分かれ(各班2年生と1年生のミックス)、各班に1名のグループリーダー(外国人留学生)が終日つく

・グループリーダーはアクテビティごとに指導班をローテーションするので、各班の生徒は1日でほぼ全員の留学生たちと交流できる

※進行は100%業者側で行う。

※留学生は母国にも期待され、日本のそれなりの大学(東大多数!他、ほぼ有名大学)に留学している優秀な人材で、国籍も欧米偏りでなくまさに世界全域。年齢も日本の現役大学生より一世代上、30代の方が多かったです(今大変なことになっているパレスチナの方もいらっしゃいました!)。

 

 当日の朝、事務室前で、私がお迎えしました。出勤してくる職員からは、「外国人の集団が(牛島駅方面から)こちらに向かっていた!」等の情報もあり、窓から正門を臨んで待ち構えておりました。8:15頃、ファシリテーター1名、留学生11名、アイエスエイからの日本人エージェント2名、総勢14名のお客様です!前日には届いていた宅急便の教材とともに、控室にご案内。控室で事前打ち合わせが始まると、留学生同士で自己紹介が始まりました。ここに集って初顔合わせになるパターンのようです。私は先に会場の方へ。

 

  それでは、当日の様子の画像とともに、内容をご紹介します。

 1時間目

 私が会議でしたので、代理で撮影していただいた画像です。1時間かけてグループメイキングをしたようです。

 

 

 

2時間目

 道案内アクテビティから入りましたが、どうもそれはディスカッションの実施につなげるための布石だったようです。

 

 紙に大きく十字路だけがあるマップで、十字路周辺には施設等を表すマス目だけが記載されており、英語の道案内を聞きながら、別に用意されている施設名のある付箋を正しいマスに貼り付けていく、というアクテビティ。意図的に曖昧さを残した活動でした。

 進行は厳密に時間で決まっていました。ひととおり活動が終わると、ここからが見ものでした。ファシリテーター(以降進行役F)から各班のグループリーダーの留学生(以降GL)に質問がなされました。

 1.この活動は難しくなかったか? その感想への理由は?

 2.もう1回この活動をやるなら、何を変えたい?

 3.もっとスムーズにやるにはどうしたらいい?

進行役Fがぽんぽんと指名していきます。GL達は間をおかず快活に他分野に渡る回答を手短に返します。もちろん生徒に分かる英語で。(この人たちって、留学生って言ってるけど、本当はコレ専門のプロじゃないの!??)活動手順に曖昧さを設けてあったからこそ、多様な意見が出るのです。

 

 この進行役FとGL達とのやりとりが、まさにディスカッションの分かりやすいお手本なのでした。「今の私たちのやりとりを、今から君たちがやるんですよ!GLが仕切るから、同じ質問でディスカッションをしてみましょう!」

  …昔お世話になったブリティッシュヒルズさんも、今サマースクールでお世話になっている東京グローバルゲイトウェイさんも、夏に国内語学研修でお世話になったシェーンさんも、こういうもっていきかたは本当に鮮やかです。もはや格好いいです!なにしろ全体の動きに停滞がありません!

 最後はもちろん、各班で出た意見を、「我こそはと思う生徒が」発表するようにもっていきます。無理強いでなく、自然と答えてみようかなと思いやすい雰囲気を作ってくれました。あ、当然すべて英語で、です。

撮影し始めると、11班あるものですから、ついつい全部の班を撮ってしまい、ブログも長くなってしまいますので、2時間ずつにします。

どこかで、進行役Fの方↑のすごさにも触れるつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月30日(火)人文科探究㉓ 1年生もくじ点検、2年生論文最最終稿完成と最後の面談へ

1月30日(火)人文科探究㉓ 

1年生もくじ点検(2回目)

 完全に、前回の続きです。やっていることの位置づけ等につきましては、前回のブログをご参照ください。40人近くいますので、時間がかかります。

 また、できれば、これまでなかなかやれなかった「アンケート作りと実施」まで手をつけられればいいのですが、それにつきましては様子をみて判断します。

 

2年生探究論文最最終稿完成と最後の面談へ

 今回が基準日、次回が予備日ということで、探究論文作成にかかわる授業は全て終わります。

「もうこれ以上直せるか所は無い」という状態の最最終稿を完成させ、プリントアウトします。そしてこの時間から、生徒各自間に合う最速のタイミングで、最最終稿と評価票、評価作業の参考資料プリントをもって、1年間お世話になった個別指導担当者のもとへ最後の面会にうかがいます。

 個別指導担当者は2月中旬までに、各自の指導してきた生徒が持参した原稿をあらためて点検して「人文科探究論文」に関する評価を、またそれ以外に「個別指導」「ポスター」についても、年間の評価を評価票に記入して、主任の私まで届けるしくみです。

 いよいよ実際に生徒が担当の元へうかがうにあたり、今回の授業では、プリントアウトから面会時に話す内容(お礼、報告、依頼)まで記したマニュアルを配布して、また評価票と資料の実物も併せて、しっかり確認しました。

説明が終わり、各自の作業に入るよう指示をすると、わさわさとプリンターに群がり、わさわさ出かけ始める・・・とはいきませんでした。前回では修正が終わっていない生徒が多く、7時間目内はほとんどが一所懸命PCに取り組んでいました。授業終わり前後からプリントアウトする者が出始め、延長した作業時間も過ぎて職員室に戻りますと、ちょうど面会している生徒がちらほら。

 ああ、こうしてまた年度の終わりが近づいているのだな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月16日(火)人文科探究㉑ 2年生探究論文最終稿査読会(1,2年生合同)

 本ブログをご覧の皆様、明けまして…いえ、3学期初回をアップするのも22日とほぼ下旬になってしまいました。寒中お見舞い申しげます。本年もよろしくお願いいたします。

 

1月16日(火)人文科探究㉑ 2年生探究論文最終稿査読会(1,2年生合同)

  2年生の完成論文を、担任と私とで冬休み中に全員分点検し、評価を出しました。今回は、その「赤ペンの入った」論文原稿を用いて、1年生にとりましては初めてですが、論文を読んでもらい、思うところを意見し合う会です。つまり生徒3~4人・担任・主任と全部で5者くらいから短期間に指摘や意見をもらい、「2年生1人につき1年間ついてくだすった「個別指導担当」に最最終評価をいただくべく最最終版原稿をお届けする前」かつ「3年次に業者発注で冊子化する前」に、最後に残った要修正点を直す機会を設けるのです。

 授業はL.L.教室で、各班基本5、6名、うち2~3名が2年生、という形で11班設けての班活動にしました。ご存じ、本校1年生・2年生は全員がiPadを所持しております。この時間限定で閲覧できるように、ナンバリングされた全員の紙原稿を氏名だけ隠した状態でiPadに予め取り込んでおき、各班でタイミングに合わせて2年生が「自分の原稿は何番です」と班員に伝えて立ち上げてもらい、読んでもらう形式です。

 査読会の前に、今回の2年生でできのよかった論文を1つ選んで用い、私の方から「表記上の約束事」「文面や図表の引用ルール」の一般論を示しつつミスを細かく指摘し、更に論文としての構成について内容をきちんととりながら評価しました。使わせてもらった作品は恒星や内容は素晴らしかったです。

 2年生も合わせて、私からの3分野くらいの各指摘を踏まえて査読会をしてもらいました。

 

 まず、主任から。書画カメラ(昔で言うOHP)でテキストや代表生徒の原稿を大白板に投映したのですが、練習ではばっちりだったものの本番ではご覧の様に投映がぼやけてしまい、1年生のY先生がiPadの「メタモジ」で同じようなことができるよう、すかさず調整してくださいました。すごい。そしてアナログな主任。

 メタモジって便利ですね。

 さて、査読会。各班、出席番号の若い先輩から自分の論文を班員全員に5分程度で読んでもらいます。5分経ったら1回切りまして、1年生3人は感想でも気付いた点でも必ず何か言ってもらいます。こちらでタイミングを計り、2年生にもコメントを求めます。この流れを最大3回繰り返します。

 

2年生にとりましては、2年間の探究活動も本当に大詰め…いえ、メイン部分は終わっており、いわば事後処理にさしかかる状況ですが、1年生にとりましては今後自分たちが歩む道、および1年後の自分の姿を思い描く機会となっております。

 年度内あと4回。人文科のみんな、がんばれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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11月28日(火)12月5日(火)人文科探究⑲⑳ 1年生論文テーマ決め②③ 2年生論文完成・提出、予備日

11月28日(火)12月5日(火)人文科探究⑲⑳ 

1年生論文テーマ決め②③ 

2年生論文完成・提出、予備日

 

 繁忙期(…いつでもでは?)に入り、週1回ブログが間に合っておりません。

 今学期もすでに考査期間を終えようとしております。つまり人文科探究の2学期分の授業はタイトルの日付で終わってしまっております。ここまで毎回の様子を報告しておりましたので、2回分まとめてにはなりますが、ご紹介します。

★11月28日(火)

 この日は、2年生にとりましては「論文完成・提出」の基準日になります。それぞれ、状況に合わせて、落ち着いてプリントアウトして提出したり、慌てたり…。提出する際は、冬に先に全員分の評価をつける担任と私主任、それと一旦の完成品として個別指導担当へ提出する分の、合計3部を両面印刷にてプリントアウトしてもらいます。またそれぞれ、手書きで氏名の近くに「文字数」を記録してもらいます。

ブログ姫も健在。プリンターは今日は2か所が稼働。全体がランダムに印刷をかけるので、俺の何処、私の何処状態。

私は担任分と合わせて2部受け取り、ホチキス止め。残り一部の指示を一応個人個人にもしました。

この日のうちに、無事全体の2/3の生徒たちが提出を済ませました。まだの人も、決してサボっていたわけではなく、よりベストな状態を望んで予備日まで使いたい、という人も含まれます。

 

 さて1年生。もう、担任の先生にほぼお任せ状態ですが、なにしろ冬休みの課題が「論文のもくじ作成」ですから、今回と次回で一応の研究対象を論文の型の形でまとめねばなりません。担任も懸念するのは、研究/探究でなく、浅い調査になり兼ねないテーマ。「この虫はなんだろう(課題)。きっとコガネムシの仲間だ(仮説)。→図鑑を見る→図鑑に同じものが記載されているので、この虫は「マメコガネ」だ(論証)。よって、私の仮説は正しかった(結論)。以上。」…では、研究とは言えません。これを避けるために、昨年度は冬前後にいったん担任と私で全員の論文骨子ワークシートに目を通しました。ひとまずそのあたりを目指して、今回と次回を頑張ります。

 

★12月5日(火)

 1年生は、12月5日(火)もほぼ同じ「絵」だったようです。

 

 2年生は、論文提出が終わって、2年9組教室で「テスト勉強」をしているほうから2枚。

3学期は最終相互読み合わせや校正。2年間の「人文科探究」も、実質はここでしめくくりとなります。みんな、本当にお疲れ様でした!また、最後まできちんとすべきことを頑張りましょう!

 PC室には、確か7、8名?終わらせに来ました。事情等ある者もいますが、予備日組もこの日でほとんど提出を終えることが出来ました。

 

 年内のブログ更新は、これで終わりです。のぞいていただいた方々、ありがとうございました!よいお年をお送りください!

 

 

 

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11月21日(火) 人文科探究⑱ 1年生「論文テーマ決め2」2年生「論文完成間近」

11月21日(火) 人文科探究⑱ 

1年生「論文テーマ決め2」

2年生「論文完成間近」

 

 年内も残すところ人文科探究3回。

 2年生は、もう次回は「論文完成・提出」であり、その次はその予備日となります。本校の人文科探究論文は字数基準が「3000字程度」。引用参考文献も資料も全てひっくるめてではありますが、これは例年「普通に研究してくれば自然と到達する字数」です。そして下限が「2000字」。これまで頑張ってきた研究が浅いと、2000字を下回ってこぢんまりと内容的に完成してしまうことも…。

 この場合、論文の本質として、無駄な修飾表現や本論と関係のないエピソード等を書き加えるわけにはいきません。そうなる前に、私もだいぶ前から指導してきましたが、「急遽新たな視点から論証を1つ増やすしかないのでは。」本来は遅くとも2年生1学期までにやっておくべきことなのですが。中には、こういったことで頭を悩ます者もなきにしもあらず。

 全体では、最終確認で「書式大枠」「引用参考文献のリストアップ形式」「引用部分の文中への入れ方」を全体で確認し、その後は各自のすべき活動をさせました。もう絵的には代わり映えがないので、撮影は無しです。

 

 1年生は、前回私の方で授業を担当し、いよいよテーマ決めを始めたわけですが、やはり一朝一夕にいくものいではありません。今回と残りの2回とで、なんとか全員、研究対象をパチッとワークシートに形にできればいいのですが。今回はテーマ決めを深める時間となったようです。

周囲とも意見交換しながら、課題ー仮説ー論証(ひとまず計画)-結論と、ねじれがないよう、整合性がとれるよう、整えていきます。ガンバレ1年生!

 

 

 

 

 

 

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11月11日(土)人文科フェア開催!

11月11日(土)人文科フェア開催!

 去る11月11日、年に1回きりの「人文科フェア」、無事に開催できました。

 土曜日ですが、本校は終日学校がある日(代休あり)としまして、対外的には「第3回学校説明会」、5時間目に「全体会」、6時間目に「授業公開/個別相談」、そして放課後に「部活見学/体験」「個別相談」そして「人文科フェア」というメニューで学校全体は進みました。

 フェアにご参加いただきました中学生・保護者の皆様、誠にありがとうございました。人文科主任:松本の私事ながら、長女が大学3年生、次女が高校1年生でして、つまりここ数年はこういった学校広報活動の際に保護者の立場としても色々と感じ考えることが多々ありました(と申しましても実動の大部分を妻に頼ってしまったのですが)。学校説明会も、どの高校にでも何度でも行けるものではありません。その貴重な1機会に、本校では部活動見学と人文科フェアはどうしても同時刻開催にせざるを得なく、その上で人文科フェアの方を選んでいただいた、と受け止めさせていただいております。

 私見ですが、親が子どもの進学先を「〇〇高校なんかどうだろう、通学距離も学力的にも雰囲気も、合うんじゃないか」と思って勧めてみても、なかなかどうして思い通りにはならないものですね。娘と妻、或いは娘単独で、スーパーアリーナの高校進学フェアや、いくつかの高校の文化祭、学校説明会等に行ってみては、気に入る部分、気に入らない部分と聞かされますと、父親のもはや知らない所で色々と考え、感じて、その時毎の判断もするようで、そうかそうかと思ったものです。また一方で、「うわぁ、学校のそういう点も見られているのか、かつ気に障るのか!?」と、身の引き締まる思いもしました…。

 今回の人文科フェアも、あれで私たちは精一杯考えて開催しておりますが、皆さまの目にはどのように映りましたでしょうか。最後にいただきましたアンケートを見させていただく限りでは、温かいご感想を多くいただけまして、まずはホッとしておりますが、目的が「春日部東高校人文科を受検したい人を増やすこと」につきますので、事が済むまで、受検生の皆様、保護者の皆様も気が気ではないでしょうが、実は私たちも相当やきもきします!

 大人だけで対応する場面でしたらブログにはあげませんが、人文科フェアは学校説明会全体と併せまして「生徒主体」です。とうことは学校の広報活動であることと同時に、生徒にとりましても多くのことを学ぶべき教育の現場でもあります。ここで、今回の生徒の頑張りや様子をお見せしたいと思います。

 

 15:10、6時間目が終わって間もなく。すでに6時間目の授業公開の時間から、参加希望者の皆様が指定の場所に列を作ってお待ちです。事前の打ち合わせ通り、授業後速やかに控室に急行し、PTAのオレンジウィンブレを羽織り、名札を下げ、待機列先頭の案内係、4つの教室前の案内係、4つの教室内をセッティングする係…と、各自の持ち場に配置。

 さあ、1組ずつ4つの会場へご案内が始まりました。

 

 最も奥の会場でOKサインが出ているのが見えます。

 

会場設営と同時にご案内、意外とここが一番難しい時間帯です。

 

 フェア開始です。私からリモートで各会場に簡単なご挨拶を申し上げた後、各会場の司会兼リーダーにふりました。

リーダーは、まず始めの約10分間で、「人文科探究」という本校人文科独自の唯一の科目について説明します。

リーダーは必ずというわけではありませんが、3年生が務めます。みんな流石で、頼りになります。

それでもご本人たち的には「人前に立って話すことが得意ではない」という人もいます。よい機会です。

 

次に、2年生の「ポスター発表」です。

 ポスター発表は毎年6月に、2年生がそれまでしてきた研究についてウィンドウズのプレゼンテーション資料作成アプリ「パワーポイント」を使用して発表する活動です(是非、本ブログのアーカイブを遡って、当日版をご覧ください)。本来のポスター発表という発表形式は、1会場に多数の発表ブースを設け、聴衆はタイミングごとに聞きたい発表の場に移動して、複数の発表を聞いて回る、というものですが、本校ではコロナ禍以降、1会場に4班程度、聴衆(同級の2年生と、1年生)も始めから会場割をして訪問ブースローテーションを決めて実施しております。

 今回のフェアの場では、IT機器の接続切り替え等、限られた時間の中でリスクが大きいため、昔ながらの紙「ポスター」を使用しての発表にしました。後方のお席のお客様にはポスター自体は見えなかったかと思いますが、発表者の「しゃべり」と雰囲気をご見学いただければ幸いです。

 続いて、2年生による「国内語学研修」についての発表です。

 これは、本来で言うところの「オーストラリア海外研修」なのですが、海外渡航はコロナ禍で3回中止となり、この学年からようやく「国内開催」で準復活です。次年度は今の1年生の参加希望者がオーストラリアに行ける方向で現在動いております。

 成田空港のすぐ近くのホテル日航成田にて3泊4日、国内ではありましたが、こちらも非常に密度の濃い時間でした。是非、本ブログのアーカイブで「人文科探究⑯国内語学研修概要紹介」の回、その前の語学研修報告の回、および学校全体のできごとブログのアーカイブをご覧ください。

 フェアの場での発表ですが、「概要報告」と、現地で最後にやった「英語で日本の文化紹介(現地で当人たちが作成したポスターあり)」を両方やるのですが、部屋によっては始め写真資料を掲げ忘れていたところもありましたね。お客様、申し訳ありませんでした。

 

 次に、1年生の行事の発表です。

この辺りから、1つの発表の時間が短くなり、かつ会場間での微妙な時間差もでてきて、私(主任)のほうで全教室の全発表者の写真を撮り切れなくなってきます。写真のない生徒スタッフの人、ごめんなさいね…。

 まずはスプリングセミナー。1年生が入学してすぐに受ける、終日6時間全部「人文科探究」の特別デイです。詳しくはやはりブログのアーカイブをご覧ください(以降すべて同様です。アーカイブのお誘いはしつこいのでここで最後にします)。校長、1学年主任の挨拶に始まり、人文科主任の授業で探究手ほどきを1.5コマほど。担任から「新聞作り」の授業を3コマほど。その最後には発表もあります。そして最後の時間は人文科卒業生からお話を聞く時間。

サマースクールです。Tokyo Global Gatewayにて終日英語で活動してきました。 英語が苦手です、とか人としゃべるのがあまり得意ではありません、とか、そんな不安を感じる必要もないくらい終日ダ―っと英語漬けです。いいものですよ!

 

 ここからは、人文科全体行事の紹介です。

 まず人文科対面式。毎年、ここで新入生、2年生、3年生が初顔合わせです。 

そして最後に人文科講演会の紹介です。今年度は、今現在パレスチナのガザ地区でも活動をされていた「国境なき医師団」という団体から講師をお招きして、凄まじい体験談を聞かせていただきました。 

 

ここまでがフェア前半30分、人文科生徒による発表でした。

 

 上の写真にも写ってしまっていますが、時間で私の方で切らせていただき、この後各会場は「中学生と人文科在校生との交流会」になりました。残念ながらその様子の記録はありませんが、中学生及び人文科生徒スタッフのアンケートを見るに、大変楽しい時間にできた模様です。一方、保護者の皆様には別室にお集まりいただき、私の方から、学校説明会全体会や生徒の発表ではお伝えしきれない追加説明をさせていただきました。

 さらに質疑応答も終えて、中学生と人文科在校生との交流会も終わった後には、個別相談ということでブースを3か所ほど設けて、質問をお受けいたしました。

 

 私が主任になって2回目、前回も今回も思いましたが、人文科フェアは人文科生徒全員ではなく、3年生、2年生、1年生全員合わせて約30人でやりくりする準ボランティア活動ではありますが、学年間の交流が密にある、かつ外部の方々を対応し、発表もする貴重な機会です。生徒によっては最初は不安感や負担感をもって関わる場合もありますが、いざ始まって、そして終わってみますと、みな大変にいい表情で、振り返りシートに書き記す各分野への評価や感想も大変に「有意義に過ごせたこと」を感じさせるものでした。また、それもこれも、大勢の皆様にご参加いただいたおかげでもあります。この面からも、人文科一同、感謝申し上げます!

 

 昨年度は私が主任としてこの行事も初企画・運営をしまして、お客様からも生徒スタッフからも、要改善点や残った不明点等、ご質問やご意見をいただきました。今回、2回目ということで、それらにつきましてできるだけ、改善できる点は改善し、また予め説明できるものはお話させていただきました。そのためか、今回はこちらで「しまった!それは気付かなかった!/それはやり残した!」となるようなご意見は見当たりませんでした。

 3つだけ、この場をお借りしてお答えさせていただきます。

①保護者も在校生と話してみたいと思いました

 …ありがとうございます。「話したくもない」や「いや別に」という場合も考えられますので、これはありがたいことです。実現には、中学生と高校生ならまだしも、高校生と外部の保護者の方のみでの会話となると…という内部からの意見もあるかもしれませんが、本校も以前、学校説明会で各部活のブースを設けて生徒が対応していた、という場面もありましたので、フェア後の個別相談の場に「生徒が座るブース」を設ける等、次年度は実現する方法があるかもしれません。

②もう少し生徒の様子を見たかったです。

 …ありがとうございます。これも①同様、前向きに受け止めれば誠にありがたいお話です。ただその機会の設け方ですが、フェアの前半30分、後半20分の使い方を大幅に変えるか、6時間目をフルにご活用いただくか…それでも足りないかもしれませんが、次年度またこのご意見もきちんと検証して、実現の道を探れればと思います。

③部活動見学

 …こちらはもう、冒頭で申し上げました通り、ただただ申し訳ありません。フェアの時期としましては、中学校での進路指導の流れも考え、どうしてもこの第3回学校説明会に合わせて開催したいですし、またさもないとスタッフ生徒は休日に呼び出すことになりますし(他の回は休日開催)、6時間目までの普通科が授業をやっている時間帯に人文科だけ授業ではない時間を設けることは困難ですし、どうしても放課後かつ外部の方にいていただける時間帯の間にやるとなりますと、部活見学との重複は避けられません。

 今回、どうしても部活動見学を優先したかったためにフェアに参加できなかった皆様、またフェアに参加したために本当は見る予定だった部活を見学できなかった皆様、申し訳ありませんでした。

 

★生徒スタッフより中学生へメッセージ★

【3年9組会場班】

●探究が難しく感じるかもしれないけど、いがいと楽しめるので前向きに考えて、受験を終えたら、楽しいHigh School Lifeが待ってます!頑張れ!
●今、全力で頑張れ!頑張った人に希望があるぞ!是非、希望を切り拓け!
●大変だと思いますが最後まで勉強がんばってください。
●受験の時など何事も挑戦することを忘れず努力して人文科に入ってきてください!
●受験に関して心配事が多いと思いますが、皆さんの努力は必ず役に立つので合格後の姿を想像して頑張って下さい!お待ちしております。
●受験頑張ってくださーい!
●"高校選びは、一つの情報やメリットだけを見るのではなく、自分に合っているかよく考えて選んでほしいです。
入試まで後少しです。頑張ってください!"

【305室会場班】

●不安なことなどたくさんあると思うけれど自分と努力を信じて頑張ってほしい。
●今、人生初の苦難の時期かと思いますが、花は、つぼみになるまでが勝負、がんばれ中3!!!
●人文科はフェアで伝えたように、とても恵まれた環境だと思います。
●より上を目指せる場所なのでぜひ。

●普通科と違って人文科でしかない行事等があるため、ぜひ人文科を目指して、受験頑張ってください。
●少数派になることも大事な経験ですよ。

【1年9組会場班】

 

●最後まで諦めずに頑張って下さい。
●勉強、頑張ろう
●がんばれれれ!!!!
●受験はどれだけ勉強をするというメンタルを保てるかどうかだと思っています。今、冬にさしかかり大変な時期だと理解していますが、しっかりモチベーションを保てるよう頑張って下さい!
●人文科はクラス替えがない分、友達との友情をかなり深めることができます!国語が好きな人もそうでない人も、ぜひ人文科に入ってみてはいかがでしょうか。
●不安に感じることも多いと思いますが、特段普通科と異なることはないので安心して入ってきてください。
●ウチらの意志をついでくれ!
●個性を輝かせて下さい。

【303室会場班】

 

●特に文系科目をがんばって下さい。受験時配点2倍です。
●文系なら人文科!!
●あきらめないで、さいごまで頑張ってください!
●実際どうなんだろう、本当に入って後悔しないか…と思うこともあると思いますが、チャレンジ!と思って人文科に入ってくればとてもうれしいです。
●人文科は普通科-〇〇ではなく普通科+〇〇なので、もの珍しいものと身構えずに是非来てください。

●好きなことを好きなところで、全力を尽くしてください
●人文科には明確な目的をもってきたほうがいいと思います。学校、学部に悩むと思いますが、自分が行きたい学校に向けて頑張ってください。

 

「皆様と、学校生活でお会いできる日をお待ちしていま~す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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11月7日 人文科探究⑰ 1年生「個人テーマ検討」2年生「論文入力」

11月7日 人文科探究⑰ 

 

1年生「個人テーマ検討」

 いよいよ、この日が来ました。ここは私こと主任の出番、授業をやりにお邪魔しました。

ワークシートを使って、とにかくいったん論文の構成要素を作ってみます。

 

①(日常生活上)自分が疑問に思ったことを、言葉にしてみる → 「課題」(論証後は、=「結論」)

 ※ネタ帳を頑張ってきたので、ネタ帳から挙がってくると望ましい

② 自分で考えた「課題」について、それは多分こういうことなのだろうと答えを出してみる → 「仮説」

③ 仮説を支える根拠を2つ…できれば3つ、考えてみる → 「根拠/論証」

④ 論証、つまり自分の根拠が正しいと支えるための情報を、先人たちの研究等から借りて来る → 「引用参考文献」

 

以上が本来の論文の概要です。

 

私の方から説明を終え、いざ記入してみようとなると、いい感じでいろめきたちました。

全く筆の動かないお悩みさんもいますが、なにしろ試しに一回①~③を考えて書いてみることが肝心。

基準になりますし、後からいくらでも変えてもいいわけですから。

生徒たち、近くの者と多少やり取りしながら、書き始めてみますが、しっくりきていない者ほど自分だけで考えているのは不安かもしれません。

進むとだんだん思い悩む様が見てとれますでしょうか。

サービスで、希望者を募って、時間内にできた生徒の論文雛形を板書で検証しました。構造としてできている部分と足りない部分、或いは今後のことの運び方についても触れました。

これは本人だけでなく全体へも大いに役に立ちます。

 

 2年生「論文入力」

  画像はありませんが、続きをやったはずです。

 実はこの前日の月曜日に、2年9組の別の科目担当に頼まれて、私の方で授業を2コマいただきました。そこで、1コマ目に論文に関する諸注意の最終確認をしました。何しろ、この2コマを除くと本来の人文科探究の時間はあと4回。(4回??4回で完成品を提出するのか!?)

 そこで、2コマ目は有難く、「査読会」を急遽実施してみました。

 急な利用ですがPC室管理者のK教諭のご協力により、2コマ目からPC室にお邪魔できるようになりましたので、手元に最新版のプリントアウトが無い者(ほとんど)はまず授業開始一番でプリントアウト。その後、大まかに3人ずつのチームになって、1回10分で3回ローテーションして査読をしてもらいました。人の論文を通し読みし、誤字脱字はもちろん気がつけば筆を入れますし、できれば「論が通るか」を突っ込んであげて欲しい。記入したコメントには、後で持ち主が聞き直すかもしれないことを考えて、イニシャル等を書き添える。ということで今日は口頭発表はナシです。

 指摘があった点を直したいのか、全体的に落ち着きません。授業への集中力が無いという事ではなく、内容に関してどうしようか、という感じのワサワサ感に感じられました。

 

 泣いても笑っても、2年間の探究活動の実質的な終了が近づいています。3学期は「業者発注にて冊子化」を控え、正式な査読会を数回繰り返し、最終完成品を個別指導担当へ提出し評価をいただき、あとは後輩向けの活動となります。

 

 

 

 

 

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人文科フェア迫る!

人文科フェア!

 今週末の11月11日(土)に、年に1回の「人文科フェア」を開催する予定です!

●第3回学校説明会が開催される日です。

●当日は本校は終日授業がある形(代休がある形)で運営されますが、

●6時間の時間割で言うところの5時間目に学校説明会の全体説明の部があり、ここでは私(主任)からの基本的な説明を申し上げます。

●6時間目が「公開授業」の時間となっております。6時間目は15:10に終了します。

●その直後より20分間ほどご案内(誘導)のお時間をいただきまして、

●15:30よりフェア開始となる予定です。

 

本校人文科を少しでも受験先としてお考えの皆様、学校の様子を知るには生徒を見るのが一番、是非ナマの生徒の様子を見にいらしてください。例年通り、生徒主体での運営を心がけます。

 

1.おおまかな時間設定:第3回学校説明会の直後

2.場所:本校3階(会場は4会場、生徒スタッフが1組ずつご案内いたします)

3.内容:

  ★前半

   ①人文科独自の学習について説明 約10分

   ②2学年による「ポスター発表」再現 約5分、 「国内語学研修最終日プレゼン」再現 約5分

   ③人文科全体行事紹介 約10分

  ★後半(20分程度)

   中学生:各会場に残り、会場ごとに4つの班に分かれ、人文科現役生と交流会

   保護者:同階別会場にご案内後、主任から追加説明+質疑応答

  ★中学生の皆様、保護者の皆様、それぞれ各会場にてアンケート記入、ご提出

  ★希望者は個別相談(ブースは3~4ブース設けられればと考えております)

4.お願い:

 人文科フェアと部活動見学会は、実質同時刻となります。フェアに参加を希望される皆様は、フェアを優先していただけますと幸いです。

 部活動見学は、毎回の説明会毎に必ず全ての部活がやっているわけではありませんが、通常は年間通じて見るチャンスは複数回あります。一方、人文科フェアは1回だけです。フェアは上記の様に内容を組んでありますので、お客様が「部活と両方見たい」とフリーで大勢フェアの途中から抜けられてしまいますと、成り立ちが危うくなってしまいます。

 とは言いましても、同じ高校の説明会に何度も足を運べるわけではない、という方々も大勢いらっしゃると思います。その中には部活動の様子が出願するかどうかの決め手になる、という方もいらっしゃるかとも思います。フェア優先はあくまでお願いです。どうしても抜ける必要がある、という方を止められはしませんので、そういった場合は先にアンケートご記入を済ませていただいて、お近くのスタッフに一言いただいた上、静かに、「例外的に」、ご退場ください。

 

 それでは、皆さまのお越しをお待ちしております。

 

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10月31日(火) 人文科探究⑯ 2年生国内語学研修概要紹介

 今回は懐かしく!2年生希望者が夏休み中に行ったあのホテル日航での「国内語学研修」について、人文科2年生参加者から人文科1年生全員に紹介する回です。

 

10月31日(火) 人文科探究⑯ 2年生国内語学研修概要紹介

 

 語学研修に関しましては、学年から引率者として出て下すったM教諭が、画像付きのブログを学校全体のほうに研修4日間とも即日挙げておりますので、私はここ人文科ブログに画像無しで紹介文面を挙げました、アレのことです。ご覧になった方は今回の画像を見ても「ああ」と既視感を覚えることでしょう。

 

 さて、今回の流れですが、私の方でドクダンで決めた代表2名からの説明・感想と、参加した2年生全員には最終日に現地で頑張った日本の文化についての英語のプレゼンを再現してもらうことにしました。ちなみに不参加および当日欠席だった者達は、パソコン室で論文作成の続きです。

 

 まずは4日間の様子を口頭で説明。抜擢のHさん、かなり近くなってから代表として説明することを依頼をしたのですが、求めずとも自分で原稿を作ってきて、「こんな感じでいかがでしょうか」と。直すところはありまあせんでした。流石です。

 

一通り口頭説明が終わると、私の方で、当日にM教諭が撮影してくだすった画像をサムネイル状態で投映し、Hさんご本人に「好きな画像をいくつか選んで、クリックして拡大してみんなに見せて、コメントしてみて」と。

これは、私(主任)が引率交代で現地入りする前に行われたゲームですね。ジェンガに指示が書いてあったそうで、英語をしゃべらされる一筋縄ではいかないゲームだったようです。

 

次のこれも私が行く前のもので、椅子取りゲームのようなイングリッシュスピーキングゲームの様子。

 

空港での「外国人に突撃インタビュー」実習の様子ですね。

 

最終日、件の「日本の文化の紹介、英語でプレゼン」の様子です。

 

 

この後、実際に参加者全員で当時を再現してもらいました。

 

 

実は、この6班分の発表を聞いて、私は嬉しくて少しジーンとしておりました。英語そのものは当日同様、あちこち間違えていたり、たどたどしかったりしましたが、なんとみんなして「発表」らしく発声することか…思わず最後の講評で「2年生、活きてるじゃん!学んだことが!」と褒めました。形の正確さも大事だが、伝える気持ちが一番大事な、生きた英語、と表現してもよいのでは、と。1年生の感想を読んでも、「すらすら英語で発表していて先輩達すごい」といった感想が多くみられました。前週の週末に本件について周知し、事前に練習したい場合はポスターを貸し出すので借りにきて」と掲示物及び担任を通じて伝えたのですが 、1組しか来ず、危うんでいましたので、余計に喜びが増しました。よかった!2年生、本当にお疲れ様でした。是非これからもあの体験を糧にしてください。

 

  最後に、あらためて研修に参加した感想をHさんだけでなく、あの人文ブログ姫「Kさん」にもお願いしました。

 

Hさんはもとより、Kさんにいたっては当日の朝、担任H教諭から配布してもらいましたレジュメをみて「えっ私も感想を代表で言うの??」となったことでしょう。それでもこの場ではしっかりした話しっぷりでした。なにしろ「面白かった」「楽しかった」といった簡易なコメントではなく、参加した者にしか言えないような、かつ前向きなコメントをお2人からいただきました。立派!ありがとう!

 

 今回、私の主導で行いましたこの授業、敢えて感想記入用紙もiPadではなく紙にしてります。このあと、授業終了までは感想用紙記入をしてもらい、ここで全員提出してからHRに戻るかたちでやってもらいました。体験して今あらためて、の感想が入る2年生も、セッティングが受け身だった1年生も、よい感想を残す者が多くて、楽しく読ませてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10月10日(火) 人文科探究⑮ 1年生「ニュースリテラシー」 2年生「論文入力」

10月10日(火) 人文科探究⑮ 

1年生「ニュースリテラシー」 

 もともとSDGs関連の授業の予定コマでしたが、年度初期に外部講師による出前授業のご案内をY担任がいただいてきて、手続きの結果実現しました。この時間の様子は新聞にも載りましたので、せっかくですから今回は東京新聞10月12日号に掲載された文面のまんま、ご紹介させていただきます。

 情報の真偽を見極める力を養う「ニュースリテラシー教育」の出前授業が10日、埼玉県春日部市の県立春日部東高校(竹本淳校長)で行われた。人文科1年の40人に向けた「人文科探求」の授業。東京新聞読者部で「若者の声」欄を担当する稲垣太郎記者が、新聞は何段階もの確認作業を経て発行されることなどを紹介。ネット上にあふれる偽ニュースの例を挙げながら、「発信元はどこか」など真偽を見抜くポイントを伝えた。
 参加した松橋悠斗(ゆうと)さん(16)は「情報をうのみにせず否定的な目でも見てみたい」、飯山さらさん(15)は「新聞には堅い印象を持っていたが、意外と面白そう」、浅沼香南(かなみ)さん(16)は「祖父が新聞の切り抜きをくれていたが、これからは自分でも興味の持った記事を読んでみたい」と話した。
 ニュースリテラシーの授業は東京、朝日、読売、毎日、日本経済、産経、埼玉の各新聞社が連携し取り組んでいる。(井上圭子)

まさに人文科で必要とする内容でした。ありがたいことです。

 

2年生「論文入力」

 中間考査、修学旅行などあり、こうした落ち着いた入力作業をやれる授業回も、なんだかんだあと3回~やれて4回。個別指導担当の先生には、完成版提出までに今シーズン最低4回ご指導いただきなさい、と生徒たちに指示済み。みな、直すところを直したり、不足する内容を急いで研究し直したりと、暇そうな者は1人もいません。

(じんぶんぶろぐひめKさん健在です)

 特に今回のアドバイスとして、参考文献の引用について再確認を促しました。借りてきた文面を掲載するとき、決まり通りに掲載しないと「剽窃」という犯罪になる、と厳しめに再確認。テキストも参照させ…と、タイミング的に「学びの技」をPC室まで持参している生徒がほとんどいない!仕方なく口頭でしっかり注意しました。

 

 

 

 

 

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10月3日(火)人文科探究⑭ 1年生「ネタ帳プレゼン2」 2年生「論文入力」

10月3日(火)人文科探究⑭ 1年生「ネタ帳プレゼン2」 2年生「論文入力」

 

14回目の人文科探究授業は、13回目とほぼ同じです。

 

2年生「論文入力」

今回は、2学期の「個別指導記録簿」と今学期の人文科探究授業予定表を配布しました。

「今週中に最低1回は、担当に会ってきなさい。会ったら、記録簿を提出しなさい。」

時期が時期です、必要なアドバイスは早く受けられるものは受けた方がいいのです。

 

2つ目の指示は、論文の内容に関する確認です。冒頭の「課題」「仮説」「検討の対象・方法・視点」について、問題が無いか見てみましょう、と。

・課題に対して仮説が答えになっていない

・論証部分が仮説が正しいと証明する内容になっていない

・課題や仮説に使った用語の定義をしているか(「若者」なら「何歳~何歳?」「何県の?何国の?」)

・どういう角度から仮説を論証していくのか(視点のこと)が、妥当かどうか

 

なにしろこの時間は、授業内でまとまった時間PCを使用できる貴重な機会、どんどん入力しましょう。

また直す必要性や、論証が足りない場合は、それに必要な新たな書籍など探しに行くのも大事です。

今日は司書の先生が不在ですので、照明がつけられません。生徒がいる付近はカーテンを開けて対応。

ここにいる人は、必要性にいち早く気が付いてきた人。

PC室で打ち込んでいる人の中にもまだ、論証が足りていない人もいるかもしれません。

頑張りましょう!あと6回で提出です!

 

1年生「ネタ帳プレゼン」2

練りあがってきたようです。全体の前で発表できる者も出てき始めた模様。

 

①前回の発表を終えて、振り返り(各自ワークシート記入)

②前回の反省を踏まえて発表原稿修正

③席替え メンバーを変えて再度発表
 (1)発表1分間
 (2)次の順番の人がコメント(よかったところ)
 (3)次の次の順番の人が質問

④全体の前で発表

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月26日(火)人文科探究⑬ 1年生「ネタ帳プレゼンへ」 2年生「論文入力」

9月26日(火)人文科探究⑬ 

1年生「ネタ帳プレゼンへ」 

 

 予定では間もなく各自の研究テーマを設定していく頃なのですが、担任Y教諭のご判断で、ここ数回は微調整しております。テーマ設定を急ぐ前に、生徒各自の興味関心をもう少し整理させる必要性を感じているようです。

 

①「ここまでのネタ帳の取り組みを踏まえて、発表できるように今の興味をまとめる」 

②「1分で自分の興味をプレゼンする準備」

  まずはネタ帳とiPadを開いて、自分の興味の再整理。早く終わった者は発表の準備を進めます。

③「班に分かれて相互に1分プレゼン」

 いよいよプレゼンです。ちゃんと1分計ります。言葉を発する力はもちろん、まとめる力も必要です。

 この活動は30分ほどかかったそうです。

 実は私も発表前に途中少しお邪魔して、テーマ設定に向けて今の活動を頑張るよう励ましました。

 1年生生徒諸君、 研究したいことは少し見えてきましたか?? 

 

2年生「論文入力」

  絵的には今学期はずっと変化に乏しい状況が続きます。

  今日は、現段階の字数を確認させました。その上で、不足のある者も最低限度字数を超えている者も、全体を見直して肉付けを頑張ります。

われらがKさん、健在です!

追加の資料を求めて図書室にも何人か。書籍を読んだりまとめ方を相談し合ったりする男子たちも机にもいました。

頑張ってください、2年生!

 

 

 

 

 

 

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9月19日(火) 人文科探究⑫ 1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 2年生「論文入力」

9月19日(火) 人文科探究⑫ 

1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 

 2年間で完結する「人文科探究」ですが、実は1年生のここから2か月くらいが最も人文科探究らしい時間になります。研究テーマを決める前から、決めて研究の骨組みを考えるまで…前回は、各自が自分のネタ帳をラベリングして興味の整理をしました。今日はネタ帳を仲間と交換して、人のものをラベリングすることにより、自分では気が付かなった興味の分け方や結びつきを探してみます。

担任のY教諭によりますと、これでもまだまだ、自分の興味関心を掘り下げるには時間がかかりそうだ、とのこと。

じっくりやっていただきましょう!

 

2年生「論文入力」

 2年生は、前回に論文の構造の再確認をしました。ただ、色々な理由で不在だった生徒もいましたので、全体向けと欠席者向けで2段階の時間にしました。

 全体には、今日はまず「字数」をカウントしてみよう、と伝えました。目標の2000字を超えている者はまだ少なく、それはすなわち「論証」部分がまだ弱い、ということを表しています。必要に応じて向かいの図書室に行くことも許可しました。さあ、この3か月、長くもありますが正念場です!しっかりやってくださいよ~!

 

 欠席者組は前に呼びまして、提出された夏課題「論文の下書き」を返却し、前回の資料も配り、説明をフルでやりました。前回の内容は「欠席したなら仕方ない、誰かに聞いて、分からなかったらおいで」とはしたくありませんでしたので、再現しました。

 

人文科探究しめくくり、できれば、楽しんでほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月12日(火)人文科講演会

9月12日(火)人文科講演会

 

 コロナ禍にて1回は中止(講師の方は翌年へ延期)、2回は校内開催となりました、人文科全体行事の「人文科講演会」。今年は、校外会場によい場所を担当のH教諭にみつけていただき、完全復活第一弾としましてとてもよい形で終えられました。

 

 コロナ前は春日部イオンのイオンホールを2年(2回)ほど借りて実施しました。今後しばらくはここで…と考えていたところのコロナ禍。3年間、まさかのワクチン接種会場!とてもいい会場でしたし、学校から近いですし、この先会場予約をとれるようであれば戻ってもいいのですが、イオンホールはステージが無く、椅子はすべて自分たちで出し入れせねばなりません。一方、校内実施では人数と場所の関係でどうしてもリモートという形になってしまいます。移動が無いのは楽ですが、やはり「講演」という感じが弱まってしまいます。

 

 新会場は、「春日部中央公民館」。久しぶりでしたが、校外のちゃんとした講演会用の会場は、やはりいいものです。H教諭が部活動で体育館として時折借りていた場所で、壁面収納式観客席をコートに出せば、立派な会場に早変わり。いかにも「講演会」という雰囲気でやれます。会場準備も、客席に関してはフロア保護シートをL字に敷くだけでよく、大変使い勝手の良い会場でした!

 この日、1,2,3時間目は学校全体で「文化祭の片付け、閉祭行事、表彰」でした。4時間目から人文科生徒だけ動きが異なります。もっともそういう活動は年に何回も無いのですが…人文科生徒たちは現地集合で、多くの者が自転車。時間内に全員揃いました! 中には春日部駅から1駅だけ乗って八木崎駅で降りてきた生徒もいました。

 

校長先生から、講師の紹介です。

国境なき医師団から、助産師の髙橋先生がいらっしゃいました。

国境なき医師団は、その大きな主義としまして、一切どこの国や団体とも特別な関係を待たず、全て平等、全てフラットな相互関係の中で活動をされています。そのことを尊重させていただき、肖像を始め、あまり事細かに画像を掲載しないこととします。ただせっかくですので、髙橋先生(ご自分では先生ではない、とおっしゃりますが、圧倒的な経験値をお持ちの講演者ですから、「先生」で通させていただきます)の活動された国と、サブタイトルのあるポスターだけざっと紹介します。

 スーダン

 イエメン

 パキスタン

 ラオス

 ナイジェリア

 ヨルダン

 レバノン

 ケニア

 シリア

…なんだか、政治経済や人権等に疎くても、いかにも大変そうな国々に思えますが、この後、ご講演の中で凄まじい体験談をたっぷりご紹介いただきました!すごい方から、お話をうかがえたものです!職員は正に「役得」!

主な活動は「緊急医療援助」、そして意外と恐らく一般に認知されていない「証言活動」。なるほど!団体の活動として医療面で助けるのは当たり前でしょうが、世界各地のシビアな現場で、何が起きているのか、どんな状態なのか、それを知らなかった人々に知ってもらうこと。問題の解決に向かって、大きく2つの異なる側面から取り組んでいるのですね。

その上での「独立性、中立性、公平性」。

 

 

 

 髙橋先生のお話のされようは、資料画像を操りながら心地よい声で聴きやすい発音で小気味よく進められます。

 しかしてその内容の凄まじさ!すごい熱意で上記各国での体験をどんどん紹介されました。証言活動の一環でもあるのでしょう。

 紛争地、被災地、難民キャンプ、医療の届かぬへき地…困難というものや、それに直面した人の気持ちなどは、比較してどちらがより大変かとか、上下とかを考えるものでは無いとは思いますが、それでも、たとえ社会の影や裏で多様な困難を抱えていても、この日本は恵まれているのだな、と感じました。

 質疑応答では、3年生男子から「高校生の立場でも、こういった世界の状況に貢献できることはありますか?」という趣旨の質問がありました。

的確なご回答をいただきました。まずは知ること。その上で可能であれば、募金やボランティア。なにしろまず知ることですね。確かに!

 3年生の代表からお礼の言葉をお伝えし、拍手でお送りしました。

 髙橋先生!有難うございました!

 

おまけ。

全て解散/撤収後、職場に帰るべく駐輪所へ向かうと、敷地内の公園にまだ人文科の生徒が数人残っていました。

3年生の女子が、ジャングルジムにたかって??いました( ´艸`) 一緒に歩いていた担任のG教諭が早速おもむいて、放課後のひと時を過ごしていました。いいですね、こういう時間も!

ちなみに、私は敢えて近づかず、遠くから撮影したのですが、1人私に気が付いてピースしてしています!

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

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9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

人文科独自の活動ではありませんが、

学校(全体)行事中の人文科の様子、ということで。

 

9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

 

★1年生「ポップコーン屋」

私はいつも、文化祭の様子を撮影する場合は初日の校内公開の日に回ります。

校内が比較的すいていて装飾など落ち着いて見て回れるのと、

自分が関わっている生物部の出展を生徒に任せて現場を離れるのに不安が少ないからです。

2階の生物室から出発してまずは1階の、授業をもっている3年生のある教室へ。

 

その後、同じ階段を戻って3階の1年9組へ。

この時↓、財布を持参しなかったので、

せっかく買ってくださいと声をかけてもらったのに買えませんでした…

全体的に大人しめでしたが、いい感じで楽しめているようでした。

 

★2年生「射的・フォトスポット」

ブログ姫のKさん、ナイス!いいタイミングで会えました!隣のIさんもポーズ!

↓OさんとKさん。見た目地味なコーナーですが、射的自体はよくできていました。

私もやってみてくださいということでやらせてもらいました。

輪ゴム鉄砲はかなりしっかりした作りで、さらにKさん!射的の名人かも。

 

 

 

 

3年生「キッキングスナイパー」

このクラスは昨年度「人文科探鉱」で人間モグラタタキをやったクラスでしたね。

装飾は写真写りは地味ですが、ストラックアウトの会場はしっかり作られていました。

3年生ですね。

 

こういったブログのような不特定多数の方々に向けた発信というものは、シビアなものだと思います。

であればこそ、あまり不必要に擁護せず 素直に感想を述べれば、

全体的に装飾は少々弱かったと言わざるを得ないでしょう。

しかしそれで終わってしまっては(第一次批評で終わってしまっては)、

教育の現場としましてはよろしくない。

個人的にでもちゃんと検証したいですね。

 

春日部東高校の文化祭は、特にHRの出展は生徒主体です。

それは大切なことですし、今後もそれでいいとは思います。

ただ、明らかに「文化祭」という特別活動における様々なノウハウが

生徒からだけでなく我々教職員からも失われつつあるとも感じます。

任せて、3回のチャンスで、成長も見込んで、やれる範囲でやってもらい、

それである程度のレベルを見込める状態が永く続いたことと思われます。

それが、

 ・企画段階~話し合う力、調整力

 ・様々な材料等の入手力

 ・作業の設定、整理、分担力

 ・工作その物をする能力

 ・それらを学校独自の決まりの中でやりきる要領

…そういったものが、じりじりと弱まっている気がします。

同時に我々がうまく糸を引いて、反省対象も含め、

各学年に適切なレベルで成功体験をさせる力も…です。

 

そこに重なって、コロナ禍の大打撃もあったでしょう。

しかも、今回は県内でも文化祭のタイミングでコロナの集団感染が相次ぎ、

教室の飾りつけにも「全ての窓とドアを開け放てる状態を保つ」等の

従来は無かった規制が加わり、

いわゆる文化祭的な装飾はやりにくかろう、とも思いました。

 

一切合切、全部ひっくるめて、しかし今回の文化祭は、

成功であったかと思います。

楽しそうでしたし、学ぶべきことも学べた模様です。

 

大きく、面白いトピックだと思います。

また考えていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月5日(火)人文科探究 1年生「ネタ帳ラベリング」2年生「論文の構造を再確認」

9月5日(火)人文科探究 

1年生「ネタ帳ラベリング」

1年生の2学期1回目は「ネタ帳ラベリング」です。

夏休み中の宿題であった「ネタ帳作り」。

今日はその中身を整理します。

 

…の前に、12日(火)の「人文科講演会」の予習を先にします。

 

来週の人文科講演会には、「国境なき医師団」から

助産師の方が講師としていらっしゃいます。

そのお話をスムーズに聞けるよう、また理解を深められるよう、

あらかじめ「国境なき医師団」の紹介冊子をいただいております。

授業中に漫画を読んでいるみたいですが、「国境なき医師団」です!

 

ここから、ネタ帳のシーンです。

今回、私は2年生の授業を引き受けましたので、様子は直接見られておりません。

担任のY教諭曰く

「まだ頭の中を整理できていない者が多そう。

何度かやる中でくっきりでてきてほしい」との事です。

今学期末には論文の骨組みを考えるまでいきます。ガンバレ!

 

2年生「論文の構造を再確認」

2年生は、2年間の「人文科探究」の大詰めです。

1学期にポスター発表も済ませ、ある意味この時期が、

研究してきた内容を論文の型に落とし込む際、

不備を大きく改善するチャンスでもあります。

 

1つの疑問(課題)に対して、1つの独自の仮説。

この仮説を「正しい」と証明するための、2つ(できれば3つ)の根拠。

できれば2つ(3つ)の異なる視点から考えた結果の根拠であってほしい。

 

なにしろ論文の型にあてはめて適当な作文をするのではなく、

あくまで「多角的視点」で「論理的」に、

身の回りの何気ない疑問について「考えること」が目的です。

そういう意味ではちょうど1年前(上記1年生が今シーズンやること)が

実は探究の本質に最も近づく時期なのです…

 

2年生は久しぶりに主任(わたし)の授業です。

※ちなみに人文科講演会の予習は、担任の先生が

ご自分の通常の授業の時間を割いて済ませておいてくだすったので、

ここで私は今回の内容に集中することができました。

3年生につきましては人文科探究の時間はもうありませんので、タイミングは担任に一任してあります。

 

撮影を副担任のM教諭に依頼しておいて、いつどう撮影されたかほとんど自覚がありませんでしたが…

 

必要な説明をしっかり済ませて、その後、

2年生の夏の宿題として提出された「論文の下書き」を1人ずつ返しました。

ぱっと見気が付いたことをアドバイスしながら返却し終えるとチャイム!

さあ、とりあえずこの後は文化祭です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8月25日(金)1年生サマースクール (後半)

8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway(後半)

お昼休みから解散までを、後半とさせていただきます。

お昼のアクテビティは、まだコロナ前の本当のランチプログラムに復活はしていません。

 

★ランチプログラム

昼食を食べた後は、昨年と同様、画像で、TGGのエージェントたちが

クイズ形式で視聴者に自分の出身国を当てさせるゲームです。

クイズは難しいヒント3つと簡単なヒント3つで、最後に答え合わせをします。

4~5人分の出身国紹介となりましたでしょうか。

 

★午後「先にエアポートゾーン」班の様子

午後は、全体5班を3班と2班に分け、エアポートゾーンの体験と、演劇の体験に分かれました。

まずは先にエアポートゾーンを体験することになった2班の様子から。

このコーナーは、非常にリアルに作り込んであり、

それはすなわち見学者がさらに入り込みにくいエリアということになります。

具体的な活動の中身は無理に探らないことにしました。

パスポートもありますし、IMMIGRATION(入国管理)コーナーや

お土産ショップコーナーもありますので、

空港→機内→空港と入出国の流れを一通り体験するのでしょう。

 

★午後 「先に演劇をしよう」班の様子

こちらは3班。内容は恐らく昨年同様、最後には

「1人しか渡れない橋」の真ん中で人と鉢合せ、

自分の都合の深刻度を言い合って相手を退かせる寸劇をやる時間でしょう。

この時間はアップの活動まで見守りました。

 

ここのまとめ役は、ドイツ人の方??でしょうか、英語の感じが。

それにしても、ここは各アクテビティのメカニズムを細かく把握していて、

適切な説明と資料が用意されています。

懐かしい!二人組で、赤線を挟んで向き合って立ち、互いに物まねをやり、

相棒がそれを当てられたら1っ歩ずつ後退していき、いかに早く互いに後退しきれるか。

昨年のあのアップです。

これもやってた!輪になって歩いたり小走りしたりしながら、

指示があった瞬間にゼスチャーで指示されたテーマを体現するアップ。

 

「演劇」「DRAMA」というものは、欧米では授業、つまり「科目」として学校で学びます。

体を使っての意思の体現、あるいは発声、発表の組み方など、発信に関する考え方や重要度に違いを感じます。

 

さて我々引率団はこのあたりでいったん休憩に。

 

★午後2コマ目「後からエアポートゾーン」班の様子

つまり直前の演劇をやっている 生徒たちの、エアポートゾーンでの様子です。

先にの班と時間をずらして、人でなく内容を網羅してみました。

エアポートゾーンは空港だけでなくレストランの体験もできるようです。

 

 

 

 ★午後2コマ目「後から演劇」班の様子

こちらは、「橋で鉢合せ&相手を退かせる」の様子が撮れました。

ちなみにまとめ役は「オウキイドウキイ」先生でした!

1回で引くな、粘れ、という指示でしたが、粘り切れない人もいます。

屁理屈の応酬になると楽しい寸劇なのです。 

 

 

 

さあお疲れさまでした。これで今日のアクテビティは一通り終わりです。

ちなみに今更ですが、こちらで勝手に分かりやすく「アクテビティ」という表現を使って

ブログ紹介をしましたが、TGGでは各授業を「セッション」と呼んでいます。

あらためて、全「セッション」が終わりました。

 

 ★振り返り

終わった終わった、さあ帰る、とはなりません。

今年の振り返りの様子は班ごとにかなり多様で(UNOが始まったり)、

反省というよりクールダウン的な様子の班が目立ちました。ま、それはそれで…

 

さあこれで本当にサマースクールも終了です。

 

★解散まで

寂しいですが、エージェントとは2階でお別れです。

引率団は先に1Fに降り、生徒を迎えます。

 

ロビーの反対側で、最後は集合写真を撮影する予定。

同じタイミングで終わる他校(高校とは限りません)と重ならないよう、順番待ち。

その間に最後の話や連絡も済ませました。

 

人文科1年生、お疲れ様でした~!いかがでしたかね~???

この「非日常」体験を、いかにして日常に反映させられるか。

是非、良き体験として今後の糧としてくださいな。

あと、気を付けて帰ってください!!家に帰るまでが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8月25日(金)1年生サマースクール (前半)

8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway 前半紹介

 

 今年度もお世話になりました、TGGことTokyo Global Gateway(東京グローバルゲイトウェイ)。

今回は引率5名でのり込んで?来ました(引率扱いでないと入館できない)!

1年9組担任+副担任、教頭先生、1学年主任、そして人文科主任の私。

東京湾のど真ん中、青海はダイバーシティプラザの隣、ユニ〇ーンガ〇ダムの近くです。

ゆりかもめのテレコムセンター駅下車、歩いて直ぐのTIME24ビルの、1階の一部と2階、3階がTGGとなります。

 

主任の私は駅の改札外で誘導、副担任のM教諭は途中の辻で誘導、担任は現地で点呼です。

 

学年主任のI教諭は、リベロで駅とTGGを移動しながら集合を見守りました。

彼は実は3~4年前、人文科の副担任でした。

当時、本校人文科が初めてサマースクールの体験先をTGGに変更した際、

前主任よりTGGとの折衝を任されたのですが、

せっかく実現できるよう頑張ったのにコロナのせいで実現を見ず人文科を出ました。

今日は「1学年主任」として来ておりますが、気持ちは一入でしょう。

 

駅で通りかかる生徒の人数に不安を覚えましたが、結果的には数名が集合時刻にちょっと間に合わず…くらいで、トラブルなく有意義な1日を過ごすことができました(遅れた者は私の出番はなく担任がちゃんと話をしておりました)。

 

さあ、入場です!2階にはどんな世界が待っているかな(担任と私は知っている)?

 

まずは、受け入れ部分を仕切るお姉さんにしたがい、

今日1日お世話になるエージェントと顔合わせ、

そしてチームビルディングです。

この時間に、午後のアクティビティで使用する本物そっくりのパスポートも配布されました。

そう、今年は、昨年度体験できなかった「エアポートゾーン」での活動もできるようお願いしておきましたので。

この場ではエージェントを含め班員同士打ち解けるべく、なにやらダンスを披露し合っていましたでしょうか?

さあ、班ごとに1時間目に向けて移動です。

午前中は全員同じ部屋での活動となりますが、あくまで活動は班単位になりますので、移動もエージェントが旗を持ち、自分の班を誘導します。

 

一応ここで裏話的解説をいれさせていただきますが、

こういった語学研修におきまして、引率の介入はご法度です。

 

本校生徒はこれまで見て来たなかでは、

こういった場でエージェントの英語を理解できなかった場合に引率に助けは求めてきませんが、

聞き取れない、分からない、という場面も含めて体験となりますので、

我々もつとめて生徒に話しかけないように気を付けます。

 

撮影も、動画は希望があれば各校1名で申請の上撮影ポイント指定、となります。

静止画は活動の邪魔をしないように、とのことですが、

各現場ではエージェントたちが割と快く招き入れてくれるので、撮りやすかったです。

 

我々は、1日朝から夕方まで立ったまま全てのアクティビティを見尽くすのも大変ですので、

各授業のだいたいの流れと雰囲気を掴め、ほしい画像も撮影できたら、1階の休憩スペースで休憩も入れます。

 

ちなみにエージェントたちは国際色豊かで、白人の方々は全体の2割くらいでしょうか。

世界の様々な場所からここへ集っているようです。

8人に1人ついてくれる形ですので、今回5班、5名のエージェントたちにお世話になりました。

また、各班ではなく、1日全4コマのアクティビティそれぞれに全体進行役で1人ずつまとめ役が付きます。

全体訳が全体進行を司り、各班のエージェントが班員たちがスムーズにアクテビティに移れるよううまくリードします。

 

 ★1時間目 SDGs 地球の17の目標を考えよう

 1コマ目のまとめ役もユーモアたっぷりの方でした。

まず始めに、「分かりました」「OK」という反応を全員一緒に

「オゥ・キィ、ドウ・キィ」と言えと。わざわざ練習しました。

このあとみんな、何か投げかけられて「分かりましたか?」となるたびに、

全員で「オウキイドウキイ」という事になります。

 

ちょっとまじめに検証してみますと、

皆で声に出して「分かりました」という発信をしなければならない、という状況は、

その前に「人任せにせずしっかり理解しなければ」という意識が働くことになる気がします。

さりげなく考えられているようですね。

 

 先週、夏が空けて文化祭前の週のどこかで、放課後どこからともなく

「オーキー、ドーキー!」と元気な男子の声が聞こえてきました。

「あー、サマースクール帰りの人文科1年生だろうな」と思いました。

 

 

 この時間は、SDGs17項目の紹介と、各班で1つ選んで何ができるか考え、

最後は班ごとに発表していく時間です。

奥の教諭が若き学年主任I教諭です。

彼はこの時間、フル見学していました。

確かに、ティームティーチングや発話誘導の面などで、学ぶものは多かったです。

 

 

 

★2時間目 スピーチのテクニックを身につけよう

2時間目はスピーチの時間。始まって間もなく分かりましたが、

昨年度のこの時間と同じ材料を使ってのアクテビティでした。

「タコウォッチ」という腕時計を商品として売り込むための

広告プレゼンテーションを考えて、班員で係分担して発表します。

5班を更に4人または3人の班に分けて、班ごとに売り込み方を考えて、

最後はテレビのCMのようなプレゼンを競い合います。

この部屋は、どうぞと言われてもすこーし入りにくかったです。

 

右奥の壁際でマイクを持っている女性がここのまとめ役です。

分かりやすい説明が続きます。英語ですが、この時間のスケジュールをご覧ください。

 

 

 

 

 

このあたりから最後の発表の様子です。

各班、動きが2タイプ撮れれば並べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

1コマ目ではまだ大人しかった人たちも、この時間のアクテビティでだいぶ発信力が増してきました。

 

さあ、お昼休みです!

 

 

 

 

 

 

 

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7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修

7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修!

 コロナ禍を経て、ようやく!

 「海外研修」…にはできませんでしたが、国内語学研修という形で人文科の目玉行事の1つが再始動しました。1年次に参加者を募集、2年次に実施の自由参加の研修ですが、これがあるがゆえに本校人文科を志望した、という生徒もコロナ禍真っ最中にもいたのです。

 次年度に向けては、いよいよ海外研修復活を目指して、取り扱い業者の選定に向けてこの夏に各旅行業者へ企画案作成の依頼をする次第です。

 

 先に申し上げておきますと、今回、諸事情ありまして本校「生徒募集部主任」のM教諭がメインの引率をする運びとなり、M教諭が4日間、そこにもう1名と、私こと人文科主任とで2日間ずつ分け合って常時2名体制で引率してまいりました。

 本ブログ用の画像は(通常の人文科探究授業の様子などは特に)人文科内の撮影担当のM教諭か私で撮影をしておりましたが、今回は引率してくださった生徒募集部主任のM教諭が、なんと撮影からブログへのアップまで担当してくださり、大変に助かりました。ただし、現在その様子が見られる場所はこの人文科ブログではなく、トップページにお戻りいただいて「新着情報」の中にあります。いずれアーカイブされて保存場所が変わる場合にはまたお知らせします。ということでして、この場では画像はナシで、お伝えしたい関連事項のみとさせていただきます。

 

 さて今回の「人文科国内語学研修」ですが、結果としましては大成功、正直予想をはるかに上回る満足度でした!

 

●日数:3泊4日

●場所:ホテル日航成田(成田空港のすぐ近くの、海外から/への玄関口)

●語学研修部分担当業者:シェーン英会話スクール(外国人講師2名:イギリス・オーストラリア)

●研修ボリューム:中日は夜まで8コマ! 

 ※初日は出発のバスから講師が同乗しアイスブレイキング活動あり

 ※3日目は「成田空港でのフィールドワーク:外国人へ突撃インタビュー」あり

 

…昨年度たくさん検討を重ね、最終的に「国内」とし、今回の業者及び内容を選定した時は、「海外に行けないのに空港に出向いたり海外から出入りする人々と同じ空間で時間を過ごしたりすることが、生徒たちの気持ちの面でマイナスに作用したりはしないか」ということも懸念しました。しかし、付きっきりで見た様子も生徒たちの毎晩入力する日々の感想を見ても、そんなことはありませんでした。

 

 人前で外国語を話すという行為が苦手な者が多かろうこの日本の英会話スクールで働いている講師のお2方、流石でした! 常ににこやかに、常にソフトに、ちょうどいいユーモアを忘れず、生徒たちの自発的な発話や行動をじっくりと、かつ時間を浪費する形にならぬよう、一切怒らずに優しく待ったり促したりできる方たちでした。考えようによっては、朝から夜までしっかり考えられたメニューで8コマも授業を受けるわけですから、場合によると1週間のホームステイにも負けない言語活動ができたともいえるかもしれません。

 

 またホテル日航成田にいる客はほとんどが外国人で、特に朝食バイキング会場では自ずと外国人に取り囲まれることになります。聞こえてくる言語は、英語もちらほら、それ以外もちらほら。見た感じ、アメリカやヨーロッパからの方は少なく、アジア系の方々が多数でした。

 

 成田空港でのフィールドワーク「外国人に突撃インタビュー」は、素晴らしい活動でした! 事前に文字面だけみていた時には、内心ちょっとだけどうなるかと思いましたが、これはよかった!貴重な体験です!スタートは講師のお2人がアタリを付けてくださり、その後は各自で頑張って、「快く対応してくれそうな」外国人を見つけては1人最低5名のノルマ達成を頑張りました。当然、必ずしも快く「インタビューOK」となるわけではなく、断られることも貴重な体験です。頑張って英語で話しかけたら、日本語ペラペラだった、などというケースもいい経験です。

 驚いたのは引率の生徒募集部主任M教諭のコミュ力の高さ!彼女の教科は英語ではないのですが、関係ありません!生徒が外国人に話しかけるところにタイミング外さずすっと入って「ティーチャー、ティーチャー!ステューデント!ピクチャーOK??」とほがらかに話します!これは相手からしても「制服姿の日本の高校生?に話しかけられるこの状況はいったい何?」という疑問を短時間で解消できる好要素で、見ていると多くの場合、撮影も快く承諾してもらえていました。(同僚として、彼女に改めて感服しました。ソフト面からハード面まで、最終日のバス到着・解散まで、完璧な引率っぷりでした。同僚としてもなんだかはずかしいいくらいばっちりで、もし他県への宿泊研修生徒引率という業務に求められる内容や心構えをクモの巣グラフで評価するなら、最大の真6角形?8角形?いや円?じゃないかというくらいで、本当に助かったのです!)

 生徒たち何人かにインタビュー相手について尋ねたところ、面白かったのは狙ったわけではないのに3人連続スリランカ人でした、というケース。この日この時間、スリランカ便でも到着か出発かしたのでしょうか?

 

 最後に、講師お2人の「面白かった様子」をご紹介します!

 イギリス出身の方は中年くらいの男性でサイモン先生。オーストラリア出身の方は若い女性でジェス先生といいます。サイモン先生はほぼスキンヘッドにおひげ、ジェス先生は金髪長髪を後ろで縛っている…そんなお2人をご想像ください(よろしければ前述のトップページの新着情報部分にあるM教諭作成ブログシリーズでご覧ください)。

 授業の合間の休み時間中のこと。次の授業に向けて会場の端の机で2人並んで座って打ち合わせをしているようでした。部屋の反対側に座っている私がそんなお2人をふと見るともなしにみていると、ジェス先生が表情も変えず話ながらやおら目の前にあったテニスボール大の吸盤ボール(恐らくゲーム用に持ち込まれたグッズの1つ)を掴むと、それをサイモン先生のスキンの頭にポンと押し付けるではありませんか! しかし吸盤ボールはくっつかず、サイモン先生も一切その行為への反応もなく(!)、何事もなかったかのようにそのまま会話が続いておりました。目撃してしまった私がこのネタを隣にいたM教諭におすそ分けしますと、大爆笑! 翌日まで思い出し笑いしていました!

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6月27日(火)「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆

 人文科探究の授業時間に扱う内容の中には、人文科としての特色を考えて、異文化やSDGs関連の時間もありますが、今回のこのポスター発表は、「人文科探究」ど真ん中の、本校人文科における探究活動最大のイベントになります。

 今回はいつもと趣向を変えて、本校のポスター発表を取り巻く状況を紹介する文面の合間に、本番の様子を一部ずつ挿入してみます。文面と写真の示す内容が直接合わないこともあると思いますので、そのおつもりでご覧ください。

 

6月27日(火) 「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆

 ★各部屋の準備の様子

 コロナ禍が、実情として…つまり「公の場の」「具体的な感染防止対策上の指示」の面で、だいぶ薄まってきました。ただ、コロナ禍の間に発展したリモート方式や会場の細分化等の中には、場面に応じて今後も活用できる方策もあります。

★発表の様子1

 ブログ内では繰り返しになるかと思いますが、本来の「ポスター発表」という発表の形式では、広めの会場内に多数の発表用ブースを設けて、統一のタイムテーブルのもと、ブース数だけいる発表者たちが同時に発表をします。聴衆はと言うと、興味のある発表があるブースに少人数ずつ集まって、発表者の発表を聞き、質疑応答タイムで質問や意見を述べるのです。これを繰り返します。

★発表の様子2

 

  昔は、本校でも学食を借り切って、そこに2年生と1年生が全員入って、本来のポスター発表形式で賑やかにやっておりました。その後、コロナ禍にて分散会場型になり、聴衆の1年生も出歩かず、割り振られた部屋の発表者たち数名の発表だけ聞く、という形になりました。同時に、発表自体もタブレットからプロジェクターを通じてスクリーンにポスター原稿を投映する形式に変わりました。

★発表の様子3

 

 今年度はある意味旧来の状態に戻すチャンスでもありましたが、担任のT教諭の意向もあり、合理的に考えて良い部分は残すことにしました。結果、コロナ禍バージョンで、会場数はこの時間に使用できる据え置きプロジェクターのある教室の数の5会場。それぞれ共通のタイムテーブルで発表する形式となりました。工夫として、プレ発表でもやっていたように、各班に司会を決めて、各部屋での進行をコントロールしていました。

★発表の様子4

 また例年、2年生1人につきお1人、1年間ついてくださる個別指導担当の先生方(職員集団のうち、3年生の担任と各部署の主任以外の担任・副担任ほぼ全員)にもお声がけをして、可能な限り発表本番をみていただいております。科目ですから評価もありますので、個別指導担当にも、ポスター発表を含めて年間の評価をいただくことになります。本番が都合付かない場合には事前または事後に、1対1で見ていただいております。

★発表の様子5

 コロナ禍と関係ありませんが、昔は人文科探究の時間だけが学校で唯一「7時間目」だったのですが、昨年度より教育課程が変わり、このポスター発表を実施している時間帯に1年生と2年生の普通科全クラスが授業をしていますので、単純に考えても個別指導担当の16人くらいは授業中、つまり担当している生徒の発表本番を見に来られない、ということになります。来年度には、授業中となる教員数はさらに9人増えますので、今後はこの辺りをどうするかが課題の1つです。

★発表の様子6

  さて、今年度の生徒たちの様子ですが、やはり2年生になると成長を見せてくれるもので、どの部屋でも立派に発表をしていました。1年生からも、内容について的確に隙を突く質問等が出ましたし、記入している感想はやがて発表者本人の手に渡ります。しっかりフィードバックして、夏休み中の課題「論文の下書き」につなげて欲しいと思います。

★質疑応答の様子

★おまけ!人文科ブログと言えばKさん!?健在です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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6月21日(水)2年生「紙のポスター作り」

 昨年度は、事情によりポスター発表用の資料が電子版のみになってしまいましたが、やはりモノとして発表現場で負える役割と、手作業にも学ぶものが多いこととを考えまして、今年度は紙ポスター作製も実施しました。ただし、人文科や学校全体の日程的都合もあり、通常の火曜日7時間目「人文科探究」の時間では難しかったので、三者面談で午後が授業が無い期間中の放課後、特別にこの時間を設けました。

6月21日(水)2年生「紙のポスター作り」

 各班原則2名で、長机を2脚寄せてテーブルを作り、私物を置いたら前へ集合。まず主任の私から、この時間の作業について一通り例示しながら説明しました。

手順は次の通りです。

① この時間の流れの説明

② ポスター自体の作り方の説明

 1)自分のパワポポスター資料の裏面にナンバリング

 2)実物大見本を参考に、模造紙の方眼の左端に鉛筆で薄くナンバリング

 3)見本を参考に、A4版横のポスター10枚を順番に間違えず貼り付けるための位置ナンバリング

 4)見本を参考に、模造紙全体を「最終保管形態」に折りたたむ

 5)模造紙を開いて、正しい位置にA4ポスター資料を糊付け

 6)SDGsへの貢献について資料を10枚に含めていない者は、該当SDGsの付箋を添える

 

 説明が終わり、全員作業に入ります。

方眼を使って、薄くナンバリングしたら、見本品と同じように折って…

折れたら、原稿を配置してみて…

糊付けのイメージをしっかりもったら、1枚ずつ正確に張り付けていきます…

のってくれば、どんどん張り付けて…

張り付け終わった人から、「保管状態」にして提出し、片付けをして解散。

ポスター発表本番では、プロジェクターで資料を投映するすぐ脇に掲示しておく予定です。

 

ナンバリング、紙折り、糊付け…やはり、「工作」という行為は今の時代、どんどん減っているようで、ままならない生徒も見受けますが、だからこそ、これはこれで大切にしたい作業です。

 

さあ、来週本番!彼らの活躍を期待しています!

 

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6月13日(火)人文科探究⑧ 1年生「論文の型」 2年生「ポスター発表プレ」

6月13日(火)人文科探究⑧ 1年生「論文の型」 2年生「ポスター発表プレ」

 実は、主任の私はこの日この時間、「学校評価懇話会」に出席しておりまして、学習活動の様子は直接見ることができませんでした。担任のお話と撮影してもらった写真を見るに、今回も滞りなく実施できたようです。

 ついでに、先週の3年生キャリアガイダンスの裏番組も同様で、私は3年生の現場に張り付いていましたが、1年生は「ネタ帳作り」でこの日は新聞を中心に各自数枚をとじ込み、2年生はプレ発表に向けポスター(パワーポイント資料)作りをそれぞれ進めたようでした。

 

●1年生「論文の型」

 本校人文科の「人文科探究」の授業につきましては、原則は担任が授業をしますが、難しい回は主任が授業をする事もあります。我々高校教員の免許に「探究」があるわけではありません。私は「英語」です。1年生担任Y教諭は「国語」です。パターンとしまして、この学科の担任経験者が主任になります。その回の授業の、学習の目標・目的が、初めての人には難し目な場合には、主任が主導で授業を行い、担任や副担任は机間巡視等ティームティーチングをやりながら同時に研修、ということになります。

 「論文の型」につきましては、当初の予定では私が授業をするつもりでしたが、前述の事情になりましたので、Y教諭に主旨と展開案をお話して、資料もばっちり用意しておきました。Y教諭の持ち味も合わせて、目的はしっかり達成できたと思います。

 以下が授業の流れです。

 ① まず、入学して2か月以上経ったところで、あらためて「人文科探究」を学ぶとどんな良いことがあるのか、卒業生の声から何例か紹介する

  ・大学で、周囲の仲間が進め方が分からず困る中、「レポートの書き方が分かる」

  ・大学で「論文を見本で紹介される」「論文を褒められる」等々

 ② 先輩の完成論文を1本、見本として読み込む

  ・要改善点もある論文例を、注を入れた状態で印刷したもの

  ・同時にその論文の元となったポスター原稿も配布し、ポスターでいうどこが論文のどの部分になったのか意識してもらう

 ③ 今後、1年生が来年の論文完成まで、いつ頃どのようなワークシートを使いどのような順番で研究を進めて論文の形にしていくのか、を過去のある先輩の残した記入済み実物ワークシートを使ってなぞってみる

 ③+α その結果出来上がったその先輩の論文を読んでみる

 

 以上の流れをなぞり、いったいどうやって「論文」などという大それた感じに聞こえるものを先輩たちが作れたのか、少し謎解きになったのでは、と思います。また自分でもなんとかなりそうだという感覚ももってもらえたら幸いです。ここで「今」に再度戻り、なにしろ「ネタ帳作り」を進めましょう1年生!

 

 ●2年生「ポスター発表プレ」

 三者面談期間を挟んで、再来週はいよいよポスター発表本番です。ポスター発表は本校の位置づけではあくまでも論文完成への布石ではあるのですが、発信イベントとしましては最大のものです。この日は本番がうまくいくよう、かつ直しておきたい部分があるかどうかの確認も兼ねて、皆緊張気味で臨んだようですね。

 担任のT教諭の指導で、5班が4部屋に分かれ(この日の状況を考慮して本番は5部屋にするようです)、各班の班長の司会で発表会を進める形です。よって画像で前にいる生徒が投影されている資料の作り主とは限りません。

それぞれ、1人4分で自分の研究を発表して、その後質疑応答を経た後、聴衆は各発表の振り返りをし、また最後にはこの時間の感想を書きました。

 

 しみじみ、光陰矢の如し、を感じます。去年入学してきたばかりと思っていたら、もうポスター発表ですか…来週の本番、頑張りましょう2年生!しっかり聴衆をやりましょう1年生!授業が空いていて見学に来られる個別指導担当の先生方、よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

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6月6日(火)3年生キャリアガイダンス「卒業生の話を聞く」

 準備は大変ですが、人文科の行事は、どれも楽しみです。この日もまた1つ、楽しみな行事が無事に開催されました。

6月6日(火)3年生キャリアガイダンス「卒業生の話を聞く」

 人文科と言えど、学校設定科目「人文科探究」の授業は2年生までで終了です。現3年生までが旧教育課程で、学年全体で7時間目はありません。人文科の生徒も、3年生になると「人文科探究」はもう終了しており、普段は7時間目はないのですが、年に数回だけ「キャリアガイダンス」という枠組みで7時間目の時間を設けておりまして、その中の目玉がこの「卒業生の話を聞く」会です。

 今回は4名の大学1年生が依頼を快諾してくださり、この日揃って参上してくれました!

 今年は、人文科3年生のクラスの担任のアイディアで、「会場はL.L.教室1つ」「始めから先輩の人数の班を作り、先輩が各回10分で、各班を巡りながら同じ話を4回する」という形式で実施してみました。

 

  直前。皆さま、しっかり来てくれました。主任の私から挨拶をし、担任のG教諭が現3年生クラスの状況と、どういったお話をいただきたいかを伝えます。もちろん、事前に全員に話していただきたいことについては資料付きで伝達済みですが。今回の先輩たちは、何やらよくある「実物提示」以外に「配布用メモ書き」まで用意してくれている人もいるようです。

 

 さあ、いよいよ始まります。先輩方には先にL.L.教室の上座に移動してもらいました。

 

 しっかり号令をした後、主任の私から「先輩達は本行事への参加の大前提として大学の授業を休んできてくれている。そのことを忘れてはいけない」という趣旨の話をしました。実は現1年生担任のY教諭がスプリングセミナーでお話していたことでもあり、ここで使わせていただきました。そして「楽しく話をする雰囲気は大切。でも、時間を割いて共有する内容は、是非有意義なものに。先輩だからこそ聞ける話、先輩にしか聞けない話を是非。」と。

 そして、G教諭からは、この後の先輩から話すことや質疑応答のヒントとなるような、是非確認しておきましょう、という点が何点か出ました。

 

 先輩たちと、各班の様子です。16通りの組み合わせですが、1通りずつ掲載します。

 今年いらした校長先生(黒いジャケットの先生)も、人文科の取り組みを見にいらっしゃいました。

  先輩たちからは、単なる体験談にとどまらず、心構えや大学受験に関わる諸分野の実情、不測の事態の対処と気の持ちよう等、我々教員が通り一辺倒の進路アドバイスをしようと思ってもなかなか口をついて出てこない、独自で貴重な話が次々に語られ、本行事の価値を再確認する次第です。

 

 配布用の資料を自分で全員分用意して持参してくれた先輩が使った資料です。

サブタイトルだけ掲載しますと…

1.受験の流れについて

2.受験プラン

3.勉強計画について(アドバイス8点)

4.志望校について(アドバイス3点)

5.モチベーションの保ち方(アドバイス2点)

6.大学生活について(3点)

 となっておりました。特に3番の勉強計画につきましては、大変具体的で核心を突いたアドバイスが記載されていて、生徒たちにとりましてこの紙はしばらく重要な資料となるでしょう。

 また、先輩の1人が、実は昨年度に私が生徒対応した際に伝えた話を覚えていてくれて、この場でアドバイスとして紹介してくれたシーンもありまして、内心とても嬉しかったです。

 

 このクラスは「とても元気が良い」クラスで、中には普段落ち着かない感じ?の者もいるのですが、この場は思いのほか全員が集中して熱心に聞き入っていました。いい雰囲気です!よく撮れた真剣表情ショットをどうぞ。

 

 このクラスの担任のG教諭も、1つの班に定位置を決めて(講師の真横)、回ってくる先輩全員の話を熱心に聞き、また質問もしていました。また、講師の先輩方の旧担任のK教諭(奥でiPadを構えている人)もかけつけ、一人ずつ近くで話を聞いては嬉しそうに目を細めていました。分かります!私も1年前と先日のスプリングセミナーで、同じような表情になりましたから!この仕事の醍醐味の1つですね!

 

 最後は、予定外でしたがG教諭から旧担任K教諭へ「講師の先輩方について何か紹介コメントをいただけますか」といったお願いが。これはナイスなお願いでした。「うちのクラスの選りすぐりです」とあり、1人ずつ、在学中の過ごし方や進路に関する悩みなどを紐解いて、一通り話を聞いた3年生たちも最後に更に合点がいったようでした。

 

 間もなく終了です。クラスの代表からお礼の言葉です。立派に感謝を伝えました。

 

 主任からの終わりの挨拶ということで、私からは「良い雰囲気で話を聞けていた」旨、改めて「依頼を快諾し来て下さる先輩がいるからこそ開催できる行事」である旨、4名お願いして4名来てくださったわけではなく、背後にはもっと諸事情がある旨、そして「今は自分の進路にまっしぐらでいい。でも1年後に、誰かはこうして、後輩のために来て欲しい」旨。何も受かった大学の偏差値順という事ではなく、進路に向けた取り組み具合を中心に様々な条件で白羽の矢を立てる旨、この場を借りてまずは伝えさせていただきました。

  終了後、原則3年生たちは机と椅子を向きだけ直したら放課ですが、追加で個別に話を聞きたい者は例年同様残って個別相談OKです。やっぱり一定の人数は聞きたいようです。部活の先輩後輩の場合もありますね。

さあ、最後まで粘った3年生も去ったら、お楽しみタイム!

まずは旧担任のK教諭を囲んで集合写真撮影!そうこなくっちゃ!

そしてその後はやっぱり5人で積もる話に花が咲きます。他の卒業生の様子や噂を含め、和やかに交流を楽しんでいました。さらにその後はL.L.教室を後にし、職員室へ赴き、所縁の先生と話をするのも、卒業生にとりましても教員側にとりましてもこの行事の醍醐味の1つですから。

 卒業生の皆様、この度は誠に有難うございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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5月29日(月)1年生「SDGs関連学習②」2年生「ポスター作り4回目」

5月29日(月)

1年生「SDGs関連学習②」

 人文科探究=1単位の授業(週1回の授業)で、扱いたいことは山盛りです。それぞれのテーマを十分に扱うことは、正直できません。貴重な授業機会を、できるだけ確実な「とっかかり」にするしかありません。

 SDGsに特化した時間は、取れて年間数回。時代柄、すでにこのテーマは多くの教科の教材にもある程度入り込んできておりますが、私が気になるのは、ある意味「商標化してしまっていないか」ということです。

 SDGsは人類にとっての持続可能な開発目標ですから、17項目にはもちろん環境問題以外の分野も含まれていますが、私はここ人文科では、分野を環境問題に絞った上で「そもそもなぜ環境を保護する必要があるのか」、言い換えれば「環境とは何か」を大事にしたいです。そしてそこからの「今、何が起こっているのか」だと考えています。

 初回では、この地球の環境の成り立ちを、「地球カレンダー」を使って、ものすごく駆け足ですが、さらってみました。

 

 今回は、なんと前回、このテーマで話をする上で初めて(個人的には就職以来、何度も話してきた内容なのです)力強く訴えることを忘れてしまった「ある事実」から、話を始めました。焼きが回った、というやつでしょうか…。

 

 今回見せる動画が「温暖化」についてのものなので、かえっていいおさらいになりましたが。

 

「太陽のような、自ら光る『恒星』は、誕生から悠久の時を経て超新星として大爆発して、光すら出ていけない超重力の存在『ブラックホール』、または『白色矮星』になって寿命を終えるまで、僅かずつではありますが段々と大きくなり続け、温度も上昇を続けるものだとのこと。我々の『太陽』は寿命半ばを過ぎたくらいとのこと。

 つまり、太陽から地球までの距離が変わらないなら、太陽の膨張と温度上昇に合わせて、地球の平均気温も太古の昔から現在までにかけて、上昇を続けているはず。

 ところが、科学の力で分かっていることとして、もう何億年も地球の平均気温はほとんど変わらずにきている、ということがあります。これはなぜなのか。

 ちなみに地球に大気が生まれた頃、大気成分はなんと98%が二酸化炭素。その頃はそれくらいの割合で大気中に温室効果ガスがあって、はじめて絶対零度の宇宙空間で今と同じくらいの平均気温を保てたわけです。さもなくば地球は星ごと凍り付いてしまいす。…さて、現在の大気の組成は?二酸化炭素の割合は何%?その変化は何のお陰?」

 現在、大気成分のうち、最も存在感のある温室効果ガス「二酸化炭素」は1%以下です。そしてそれが現在はちょうどいい組成の割合なのです。昔98%もあったものを、誰がこのちょうどいい1%以下にまで減らしてくれたのか。それは植物です!

 

 この話は、すぐ気が付くこととして、億年単位でみれば破綻がきます。植物の存在を考えれば、この温室効果ガスはナシにはできませんが、太陽の温度上昇を考えれば、二酸化炭素を含めた温室効果ガスは総量としてこれからもずっと減らし続けねばならない。生命の存在する星「宇宙船地球号」が、本来のペースで寒冷化と温暖化を繰り返し続けていくとしても、今後何億年も経てばいつかはバランスが破れて「生命が存在し得ない」状況になるわけです。

 ただし、肝心なのはこれは億年単位の話であって、振り返れる歴史がせいぜい数千年である人類が真面目に気にするべき未来のスパンではありません。気にすべきは、話を小さく小さく見て、千年単位、いや百年単位で現在の地球の環境を考えた場合、どうやら人類はこの星に一線を越えた影響を与えているようだ、ということですね。せっかく1%以下になった二酸化炭素を「一瞬の間」にジャンジャン増やして、気候変動を招きつつあるわけですから。

 

 本題ですが、今回見せた映画は「不都合な真実」an inconvinient truthです。

簡単に紹介しますと、かつてアメリカで副大統領までいき、大統領選で惜しくもブッシュ氏(息子)に敗れた政治家「アル・ゴア」氏が、環境活動家として調査・研究し世界各地で講演会を実施してきたその内容をドキュメンタリーにまとめたものです。

 今さらですが、そして残念ながら、つくずく「珍しいタイプの政治家」だな、と思ってしまいます。教育公務員としては現場では政治や思想的に中立であらねばなりませんので、ここ日本の政治家の皆様の様子についてはコメントを控えます(そもそもあちらの業界の中を批評できるほどちゃんと見えているはずもなし)が、ただの印象として、アメリカの政治家で他国にまで名前が知られている人々の中で、彼ほど、自国にとどまらず世界全体の環境問題を主眼に置いた先行きを憂いて本気で活動した政治家がいたでしょうか?

 

「あ~あ~、ゴアさんがアメリカの大統領になっていたらなぁ。それも歴任で8年くらいやってくれていたらなぁ。大国アメリカを地球全体の環境問題の先鋒として動かせていたら、温暖化を始めとする環境問題の現状も、だいぶちがっていたんじゃないかなぁ~」…タラレバですね(涙)。

 

 昔からよく言われますが、環境問題は長く「経済」とたもとを分かってきましたので、環境問題を本気で訴える政治家には票が入りません。環境のことなど考えてこなかったかつての大多数の企業にとりましては、邪魔な思想でしかありませんので。ところが、ほんの数十年の間に、科学者達やゴア氏のような人々が科学的根拠に基づき予測して憂いてきた環境破壊の度合いが、それをはるかに上回る数値で当たり前のようにニュースになり、また体感もできるようになってしまいました(この前の5月の高温は何??)。かつてゴア氏を「嘘つき」と揶揄し、温暖化の問題について真逆の考えで活動してきた者達は、いまや厚かましくも手のひらを返してこの問題に向き合ったふりをせねばならなくなりました。しかし、状況はそれでは手遅れなのです。

 また一方で、「経済」の大切さも、コロナ禍によって民衆に共有された形です。実感せざるを得ないことは、結局は経済的にある程度以上の余裕がないと、例え先がない道であっても人間は歩み続けてしまう、ということです。

 ゴア氏ご本人を巡る人間模様は人間模様であって環境問題そのもではありませんが、人類が1人1人「人間をやめることができない」以上、SDGsを本気でじっくり進めるしかないのでしょう(そもそも「開発目標」であって「開発をやめろ」ではありません)。そういう点でも、生徒たちには、上辺でなく土台をしっかりした上での科学的見地から状況を憂いて欲しい…またその一方で、問題の解決にあたっては必ずそこに自分以外の「人」が存在する、ということも学んでほしい次第です。

 

  この映画は「とっておき」のネタの1つで、かつまた全てを見せるには付随する解説も入れて3コマは欲しい所ですが、実際には40分程度だけ見せて終わり、です。それでも、2005年の段階で判明していた恐ろしい「不都合な真実」についてのゴア氏の見事なプレゼンの様子は、ハイライトの1つを含めて見せられました。

 7時間目ですし、もともとの生徒それぞれの興味関心もありますので、全員が最後まで集中できたかと言うと、まあ全員ではありませんでしたが(自然です)、全体の雰囲気としましては「ガツン」と気持ちを投入できたかな、と。

 

 

2年生「ポスター作り4回目」

  さて、昨年度に上記のビデオを、働き方改革などの流れからなくなってしまった「朝勉」の時間も使ってフル視聴できた現2年生はと言いますと、本番まで数週間にせまった「ポスター発表」に向けたパワーポイント資料作りが佳境に入ってきました。あっという間ですね。ブログを書いている今はもう「夏」に入ってしまいましたし。

 佳境と申し上げましたが、担任のT先生によると、6月13日のプレ発表会の段階でもまだ多くの者に内容の訂正や改善が出そうだ、とのこと。紙の「ポスター」作りは、それを経てからにしたい、とのことでした。

  模造紙に資料を貼り付けて、ブツとしてのポスターを作るのは、当初の予定ですと6月6日(火)になるのかな、と考えていたのですが、実情からすると人文科探究の授業の外で、6月19日からの三者面談期間(午前中授業)の午後にでも、私が出向いて作業をみるべき状況の様です。

ポスター発表本番では、ここ数年のこととしまして、生徒はプロジェクターでパワーポイント資料を1枚ずつ投映しながらの発表になり、その際に昔ながらの紙の「ポスター」は必須かと言いますと、なくてもできないことはありません。しかし、質疑応答の際に、発表者が見せたい資料または聴衆が質問してきた対象の資料を探して、投映してある電子データを前に後ろにスクロールするのも時間がもったいなく、スクリーンの脇に「発表者も聴衆も一目で必要な情報に目が向けられる」紙のポスターが掲示してあることのメリットは大きいのです。

 また、個人的に絶対大切にしたいこと、また人文科で主任として部の皆にお願いもしていることとしまして、「アナログ能力の維持」があります。タブレットやプロジェクター、スクリーンが無いと発表できない、というのも情けないことです。機材に振り回されている状態です。機材は、使いこなすものです。スマホが無いと調べものもできないのか。パソコンが無いと仕事ができないのか。「ポスター作り」作業そのものでは、大きなサイズの紙の扱いに始まり、レイアウト、糊付け等の工作も体験します。センスが必要です。こんな当たり前の誰でもできそうな工作の能力が、ところがどっこい、私が教育業界に身を置いてほんの約30年の間に、生徒たちからみるみる失われてきております。カッターを逆さに使う者。ドライバーでネジを回せない者。ミシン目で紙を上手に切り離せない者。珍しくありません。本当です。やっておきましょうアナログ作業!大学生そして社会人になる前に!

 

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5月16日(火) 1年生「多面的思考トレーニング」 2年生「ポスター作り3回目」

5月16日(火) 

1年生 多面的思考トレーニング

  1年生の1学期は、「探究マインド育成」「研究対象模索」が大きな目標です。

スプリングセミナーで新入生に周知した、探究活動に欲しい指針「メディアリテラシー」と「多面的思考」。今日は多面的思考のトレーニングです。

 世の中にある未解決の問題について、過去の人々と同じようにしか考えられないと、過去の人々がすでに考えて試してうまくいかなかったのと同じアイディアしか浮かびません。そして問題はやっぱり解決できないでしょう。

 同じ問題を、これまでと違う角度から見てみる。「奇をてらう」とも違う。話題性やユーモア、周囲の反応が目的でその場限りの言葉遊びをするのとは違う。でも場合により、段階により、一見「奇をてらっている」としか周囲が思えないようなアイディアが解決の突破口になることもあるかもしれませんね。多面的思考ができない人は、できる人のいう事を前向きに理解すること自体、できないのかもしれません。

 今回は昨年同様、小難しくならないように、楽しめるように、「頭の体操」的な問題を用意しました。生徒たちには5,6人の班を8班作ってもらい、班ごとに制限時間を切って解答を考えてもらいました。

 

 以下が、問題と「多面的に見てほしいポイント」「解答」「生徒の様子」です。5番以外はそれぞれ1,2分、5番は5分で、班ごとに答えを考えてもらいました。

 

1.次の図で、川の対岸のA地点からB地点まで川に対して直角に橋を架ける場合、どのように架ければ最短で両地点を結べますか?

 (※肝心の図の画像が無いので、言葉で説明します。真っすぐな川があり、川の対岸(上側)の左の方にA地点、こちら側(下側)の右の方にB地点を設けます。両地点の水平方向の距離は、川幅の6~7倍あります。)

●ポイント:橋の形状については、川に垂直であれ、という以外言われていない。街中で、道路の下をドブレベルの幅が狭い川が通る場合、どんな様子になるか。橋の幅の方が川幅より狭くなる、という先入観に気が付けるか。

●解答:A地点からB地点まで覆う、幅の広~い橋を架ければよい。

●様子:今年は正式に解答にこぎつけたられた班はありませんでした。ただ、どの班も活発に話し合って、何班か答えを発表してくれました。中には、カクカク直角に曲がった橋を思いついた班もありました。

 

2.柱2本とハンモック1つの「ハンモックセット」が5セットありますが、1セットが不良品で、柱が1本しか入っていません。5セットすべて問題なく使うには、どうしたらいいですか。

●ポイント:逆に5セット分の部品を全て使わねばならない、とは言われていない。部品をセット間で共有してはならない、とも言われていない。

●解答:不良品セットと完品セット1つを合わせ、柱を1本共有すれば、柱3本でハンモック2つをぶら下げられる。さらに言えば、5セットを円形に配置すれば、柱は全部で5本でもハンモック5つ全て使える。

●様子:これは複数の班が正当にたどり着きました。すばらしい!

 

 

3.つまようじ6本を折らずに使って同じ大きさの正三角形を4つ作りなさい。ようじは重ねてはいけない。

●ポイント:平面で解決しなさい、とは言われていない。2次元と3次元の間に横たわる先入観。

●解答:正三角錐を作る。

●様子:これは、昨年度に条件をいくつか付け忘れて持っていかれたので、今年はバッチリ。こちらの勝ちでした。なにしろ活発なので、複数の班がいくつか案を述べてくれました。最後は皆、多角的視点というものを実感してくれたように感じました。

 

4.マッチ棒4本を折らずに使って、田の字を作りなさい。

●ポイント:マッチ棒は平面に並べろ、とは言われていない。~の字を作れ、という表現はあいまいで、例えばミッキーマークのような幅があり得る。

●解答:マッチ棒には、断面が四角い木片が使われている。4本のマッチ棒を束ねて火薬部分ではない側を見ると、四角い断面が田の字に並ぶ。

●様子:これは、生徒の勝ちでした。もっともずるい、一休さんや彦一のような「とんち」の範疇の問題でしたが、2,3班が早々に「~だ!」と盛り上がって、指名した班長も解答を板書してくれました。お見事!。

※授業では言いませんでしたが、時間制限のないブログ用のネタ

 昔、センター試験だか共通一次試験だかの理科の問題で、何かの条件で温度を計算させる問題だったと思いますが、これに対してある受験生が「温度計を使う」と答えて物議をかもした記憶があります。顛末は覚えておりませんが、問題の意図や目的は「多面的思考」ではなく「理科分野の知識や計算技術」を問うもののはずですから、問題文に温度計を使うな、となくても不正解でいいと思います。今でも職業柄、問題を作成する立場でもありますから、問題文には気を付けたり、テスト前後に意図や常識などもコメントしたりします。

 

さあ、ここからは、現実にあったことをネタに、真面目?にいきます。

 

4.ある県内の市で、市内のカブトムシのいなくなった森に、養殖したカブトムシを数百匹放しました。このことについて「問題点」を発見し、「解決策」を考えなさい。

●ポイント:なぜ「いなくなった」のか。森に放した目的は何か。放されたカブトムシはどうなるのか。

●解答:市は、カブトムシがいなくなった原因を考慮しているとは思えない。また、カブトムシが定着あるいは生存する見込みがない状態での放虫は目的が不明であり、目的がどうあれ、いなくなった原因をただしてから放虫すべきである。

●様子:これはいくつかの班で、こちらの意図した思考をと逆の発想をしてくれて、興味深かったです。カブトムシを、環境に圧を加える問題生物と捉えたりと、思考ステップを踏んでの思わぬ展開。全体的に活発に話し合いが行われ、嬉しい限りでした。

ブログ用解説(6割は授業で早口で話しました)

 カブトムシがいなくなった原因は、温暖化が原因かもしれない「林内の乾燥」もありますが、一番は「木々が樹液を出さなくなった」ことにあります。「樹液」は木の「傷口」から出るもので、「傷口」は「治るもの」です。まず近年、木々に傷自体があまりつきません。理由は、木々の傷はカミキリムシ、タマムシ、コメツキムシなどの昆虫によるものであり、そういう昆虫がまず減少しています。さらに正常な状態の自然では、ボクトウガという蛾の肉食の幼虫が、樹液に集まる小さな虫などを捕食する都合で、猟場である「傷」が治るのを、傷口を定期的にいじって阻止することで樹液が長期間流れるのです。ちなみにこの蛾の幼虫は、自分では樹皮に初期の傷は設けられません。

 何千万年か分かりませんが、こうした環境が悠久に継続したからこそ、「樹液をほぼ専食する」カブトムシ、クワガタムシ、カナブン等が進化してきたわけです。しかし現在、このボクトウガもほとんど見かけません。結果、やっとついた木の傷からせっかく樹液が出ても、傷はすぐふさがってしまうし、近年の夏の暑さでは林床までカサカサ、樹液も8月どころか7月下旬も待たずに乾いてしまいます。

 あともっと直接的な人間の仕業として、市民の森のような一般人が遊歩道で入り込めるエリアにある樹木の樹液には、市町村の職員がスズメバチ対策で乾燥剤や毒液を散布しますや。恐らく自然を都合よくしかとらえられない一部の市民が苦情を訴えるのでしょう。住宅地の自宅の庭じゃないのに。森なのに。スズメバチを先に見つける技、避ける技、急に出会っても怒らせない技を身につけるか、嫌なら森には行かない事。これが筋だと思うのが私の持論でゴザイマス。

 十数年前のことですが、埼玉県内のS市は、餌のない森にカブトムシを放虫して、何がしたかったのでしょう。カブトムシが取れる森にしたかったのでしょうか。それとも潮干狩り用に作った砂浜に養殖アサリを撒くように、ひと夏子どもたちに虫取りできる森を提供したかったのでしょうか。いずれにしましても、その触覚に樹液のにおいを一切感じられないカブトムシたちは、2日と待たずこの森から飛び去ったでしょうね。

 これが鯉の放流などになると、もっとひどい話になります。「〇〇市では、市民と共同で養殖した鯉の稚魚を、魚のいなくなった××川に放流しました。」鯉自体が一部の地域や亜種を除き実は厳密には外来種であり、また人間が都合で仕切った「国」の中でも、もともといなかった地域へ国内から新しく生物を移動定着させると、これは「国内外来種」となり、環境破壊の一環となります。コイは頑丈で繁殖力旺盛で獰猛で、世界的に猛威を振るっています。鯉の増えた水域では他の動物への圧はすさまじいものですから。

 

最後の問題です。

 

5.信号機付きの横断歩道で、通行人がギリギリの駆け込み横断をするのを防止するためのアイディアを話し合って考えなさい(実際に実用化されているものです)。

●ポイント:罰や物理的なハードルでなく、人に駆け込みをさせる心境に着目できるか。「あとどのくらい待たされるか分からない不安」に気が付けるか。

 

 ●解答:歩行者用信号の待ち時間表示の中央に人型のアイコンがあり、この人型アイコンが待ち時間の間「ダンスする」。ヨーロッパのある国で実際に採用された工夫で、人型のダンスはなんと録画やアニメ動画の連続再生ではなく、近くのブース内で係が実際にやっているダンスに人型アイコンの動きが連動する仕組みで、ダンスの動きがしょっちゅう変わるので信号待ちの人々が飽きずに見られる、というもの。

●様子:これは、全班に解答をききました。頭がほぐれた感じの、面白い案がたくさん出ました。やはり考えが至らないのは、その案を実現するための費用や人材等ですね。最も本筋の解答は、「歩行者用信号機に、赤信号でも青信号でも「残り時間」「待ち時間」が分かるようなカウントダウン形式の表示を設ける。」でした。これはしかし、すでに広く実用化されていますので、ベストアンサーではありませんが、発想を褒めました。素晴らしいです!

 ここで、発想の転換の実例を紹介しました。

 オーストラリアかニュージーランドだったと思います。ある郊外の道路で、雨天時にスリップ事故が多発する場所があり、そこに苦慮の末、注意を促す標識を設置した、という話。この標識、「雨天スリップ注意」「事故多発地点」「この先急カーブ」等の文言はなく、幼い女の子の顔が大きく描かれており、晴天時はただそれだけのものなのですが、雨天時はなんとなんと!!女の子の両目から赤い液体が流れる仕組みが!私はこれをテレビ番組で見て、血の涙を流すマリア像やキリスト像の話を思い出しました。初めて見るドライバーはさぞ肝をつぶしたことでしょう。また状況的に「見慣れる」ことは考えにくいので同じドライバーにも長期にわたり有効でしょう。雨天時スリップ事故は激減したそうです。まさに「標識」の「常識」を覆す多面的思考が成功した好例だと思います。

 

 最後に、偉人たちが残した「発想力が鍛えられる名言・格言21選」のプリントを配布し、いくつか選んでコメントしました。是非すべて読んで、なんでしたら座右の銘にしてほしいですね。

 例えば、

ピカソ「子供は誰でも芸術家だ。問題は大人になっても、芸術家でいられるかどうかだ。」

ジャック・ロンドン「ひらめきがやってくるのを待ってはいられない。棍棒を持って追いかけるしかない。」

エジソン「ほとんどすべての人は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。いよいよこれからだというのに・・・」

本物?は、違いますね(決して上からではなく、自ら同じような心境にどのくらい到達できたことがあるか考え、やはりそこまでは思い至らない自分を見つめてのため息)。

 

2年生「ポスター作り3回目」

 今回はまた私は授業者ということで、同じ時間の2年生の様子を覗きに行けませんでした。今回、1年生の担任のY教諭に撮影をお願いしてありましたので、短時間抜けだして2年生の様子も撮影してきてもらいました。

 見た目はやはり地味なデスクワークですが、ちゃんと必要な時間を取って必要な活動をしていますので、手短に様子の紹介です。

おおっ!画像を確認していて、嬉しい発見!昨年度、授業の様子を撮影に行くと、いつも素敵な笑顔でブログ用に愛想を振りまいてくれたKさん、健在じゃないですか!Y教諭、ありがとうございます!当然、登場してもらいます。

さあ、ポスター発表まで2か月ありません、みんな頑張れ!

 

 

 

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5月9日(火)1年生「ネタ帳を作ろう②(資料・文献収集)」 2年生「ポスター発表用資料作り②」

5月9日(火)1年生「ネタ帳を作ろう②(資料・文献収集)」 

 今回も、1年生は図書室で授業です。

 「ネタ帳を作ろう」と言っても、なかなか難しいものがあります。なにしろ興味がある、面白いとおもったものは、書籍でも新聞記事でもSNS上の情報でも、パッと記録に残してファイリングする…そのファイルがネタ帳なのですが、物理的に作り始まらないと、動き出しにくいものです。

 今回は、担任のY教諭主導で、まずはネタ帳を物理的に作り始めてみよう、と。

 始めに、前回図書室で司書さんにお願いした授業の時の資料を見返します(iPad便利)。通っている高校の図書室だけでなく、身近な図書館…県立や市立の…の利用の仕方などを復習しました。

 

本棚にある図書(開架図書)ばかりでなく、書庫に保管されている書籍(閉架図書)も、利用できるようになるといいね、とのお話。興味の対象について、利用する図書館の蔵書を積極的に調べて、それが閉架図書であっても窓口で手続きして借りる…そんな体験を是非皆にしてほしいものです。 

  春休みの宿題も返却されました。これをネタ帳の最初に閉じ込んで、今日あらためて最低2ネタ綴じ込めば、ネタ帳は今日ここで3ネタになる(厳密には、春課題は「最低3ネタ」としてありましたので、最低5ネタ)…という目的の時間です。

 春休みの宿題は、入学前ですが、「興味のあること」を記入してあるはずです。今日はそこから、記入したネタに関係がある書籍を書架(本棚)から最低2冊見つけてきて、必要な情報を専用の記録用紙に記入して、ネタ帳に挟む、ということになります。

 さあ、みんなめいめいに本の森に入っていきます。

 

見つけてきた本について、必要な情報を記録します。

 みんな、ネタ帳が「最低5ネタ」になりましたでしょうか???ガンバレ~!

 

2年生「ポスター作り③」

  2年生はやっぱりこんな感じで、画像は代わり映えしません。今後とも…です。

 絵としては日を変えて繰り返しても面白味がありませんが、ちゃんと作業は進んでいます。人文科の2年生は、例年PCの扱いに明るい生徒が多く、多くの者がそれでも初めていじる「パワーポイント」というアプリに物おじせず、どんどん資料を作っていきます。

 時折、先週の「個別指導担当へ初顔合わせ」の時に該当教員の都合がつかず会えなかった者で、この時間にアポイントメントを取れた生徒…が出入りしたり、研究内容に加えたい、あるいは改めて調べてみたいことが生じた者が、PC室の出入り口と廊下を挟んで反対側にある図書室裏口からチョット入って書籍を探したり、と、全員黙ってPCの前に座っているだけではない…のですが。

 素敵なプレゼンテーションができるといいですね。楽しみです。

 

 

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5月2日(月) 1年生「SDGs関連」 2年生「個別指導担当へ挨拶」

5月2日(月) 1年生「SDGs関連」 2年生「個別指導担当へ挨拶」

 

1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」

 SDGsにつきましては、数年前に「視点を取り入れる」という表現で学習機会を設け始めました。生徒にとりまし8て、探究論文作成に向けたテーマの設定時にあまりSDGsにこだわりすぎますと、自由な発想が制限される恐れがあります。人文科としまして、まずは単純に「疑問→仮説→論証→結論」の流れを自ら設定すること、それについて手順を踏んで研究し論文にすること、この流れをスムーズに体験することを優先しまして、実情は「後付けで」自分の研究はSDGs17項目のどれに貢献できるか考える…くらいの強さでやっております。

 一方、SDGsそのものは、悲しいかな「エコ~」と同様、商標化してしまっているような場面も見受けますが、現在の地球に生きる人類として、あらゆる場面で考えてゆくべきことのはずです。この世界の傷み具合は、学校の全科目で前面に押し出して扱ってもおかしくないレベルと言えます。できれば探究授業年間計画に定期的に入れたいくらいの内容ですが、実際の計画では(当然でもありますが)論文作成に向けた流れを最優先としています。今日は、年間数回の貴重なチャンスの1回です。

 SDGsは国連の考える「持続可能な開発目標」ということで、その17項目は人間の開発分野全般にわたりますが、そのうちの半数近くが「環境問題」にかかわる分野です。

 たまたま、主任の私は三十数年前(ここ春日部東に「人文科」ができるずっと前)、この母校で2年生の頃に、とあるきっかけから環境問題に興味を持ちました。その後、大学は学部こそ英語ですがゼミは「英語で自然について考える」ゼミをとり、環境問題への関心を深めました。就職活動で教員を目指したのも「生徒たちに環境について伝えたい」と考えたからでした。そのあたりはカミングアウト的な話がまだあるのですが、ここでは割愛します。

 さて環境問題と一口に言ってしまうと分野が大きすぎて、まとめる際の立ち位置もしっかりせねばなりませんが、今回は、はっきり環境問題に特化して話す初回、と考えますと、私としましては「問題」以前の「本来」をまず知ってほしい、普段何気ない瞬間に本来の環境そのものの「偉大さ」「存在自体の奇跡さ加減」「脆弱さ」に思いを馳せてほしいと考えます。

 「地球は、太陽系の中で、どのように惑星になったのか」

 「地球の地殻は、大気は、海は、いつ頃どうできたのか」

 「最初の生命の誕生する条件はいつ頃どう整ったのか」

 「酸素は何者がどう生み出してくれたのか」

 「オゾン層はいつ頃どういう経緯でできたのか」

 「私達生物はどういう経緯で進化し今こうしているのか」

 ・・・つまりは我々が今現在、生命としてこの惑星に存在できる根本的な条件は、何のお陰でどのように整ったのか。そして私たちはどこから来たのか。こういった、ある意味「環境の下地に関する一般常識」とも呼べる知識を、まずしっかり確認したいと思いました。

 そこで、このために昨年「地球カレンダー」をワークシート化しました。ご興味のある方は是非検索してみてください。「地球カレンダー」とは、地球の誕生から現在までの歴史・・・46億年と言われていますが、この46億年の間に起こった出来事を、1年間365日のカレンダーに換算して当てはめると、何月何日にそれが起こったか分かる。つまり長すぎて見当もつかない46億年そのままで理解するのではなく、長さの見当がつく12か月365日に直して、出来事の間隔やタイミングを把握できる、そういうカレンダーです。

 むかし、A3判の紙2枚に365日を入れ込んだプリントは作ったことがありました。昨年、これをA4判1枚に1か月、全部で12枚、プラス12月31日のみを24時間に直したら何時何分に何があったのかで1枚、計13ページ(両面印刷で枚数は半分)のワークシート束に仕立てました。カレンダー内のおもな出来事は、全消しか空欄を設けました。元旦から順番に、途方もない出来事については想像しやすいようにプロジェクターで例の画像を示しながら説明していく、という授業です。昨年わりとうまくいきましたので、今回は少しだけ画像を選びなおしました。

 ご想像通り、11月から急に出来事が増えますが、6月まででも重要な出来事はあるにはあります。設けた空欄を全て埋めてもらいながら時間内に全て話せるか、予め「今日は無謀なことをするぞ!」等と言って、時計を見ながら必死で、でもなるべく分かりやすく面白くトークしました!結果としましては今回はギリギリ時間内?なんとか伝わりましたでしょうか。

 

1月12日(44.5億年くらい前)。地球に小天体が激突して「月が分離」したあたり。

大まじめです、太陽系が生まれるあたりから話し始めましたので。

1月16日(44億年くらい前)。「地殻」の形成の話…の前に、地球の構造と地殻ってなんだ?の話。プレートやら日本列島の地震やら。

 

私は授業をやっていますので、カメラマンは1年9組副担任のM教諭にお願いしてあります。2年生の様子も撮影をお願いしてありますので、画像は飛び飛びです。

 

5月31日(27億年くらい前)。シアノバクテリア(藍藻)が、この惑星に初めて「酸素」を放出し始めました。ストロマトライトといって、この藻類が集まって固まったものが化石になって見つかっております。たまに石屋さんで磨いた石玉が打っています。画像は、なんとその頃の様子を現代に伝えていると名高いオーストラリアのハメリンプールという浜の写真です。黒い岩は岩ではなくストロマトライトそのもので、表面の生きた藍藻が陽光を浴びると光合成にて酸素を泡にして放出する様が見られます(現地で生で見たことはありませんが、以前、科学番組で動画で見ました)。

似たような現象で良ければ、よく観察すれば身の回りでも見かけられます。

8月3日(19億年くらい前)。超大陸ヌーナ形成の話ですね。超大陸と言えば「パンゲア」や「ゴンドワナ」が有名でしょうか?ヌーナは地球で最初の超大陸です。地球全体のプレートの動きによって、地球では過去に何度も超大陸が形成されては分裂し、ということを繰り返してきました。

科学の力も大したもので、現在の各大陸がこの時だいたいここにあった、ということすら分かるようですね。

私が授業をやっている写真はここまでです。

 

ここで、今回の授業に使用した「実例」を写真で紹介します。画像以外にいくつか鉢植えなど本物を見せました。私が生物部の顧問もやっておりますので、ストックからぱっと見つくろって、予め廊下に置いておきました。

 

まずは「藻類」の見本から。ストロマトライトの化石の磨いた石玉を自宅からもってきても、多分ピンとこないので、仲間は違いますが、多分「緑藻類」の実物です。生物室のとある水槽ではびこっていたので、ペットボトルに汲んできました。写真は時間が経ってから撮影しましたので、大分薄まってしまっていますが、授業で見せた時は濃く新鮮な緑茶にしか見えませんでした。大雑把ですが、地球の海を酸素で満たし、大気にまでふんだんに含ませてくれた種族です。リスペクト!

 ここからは、少しストーリー付きで。 

 11月27日!海の中ではすでに魚類までが進化し繁栄していましたが、この日より2億年ほど前…もとい、2週間ちかく前の11月14日からオゾン層が形成されはじめ、UV対策など色々と準備が整い、27日にようやく植物が上陸に向けて動き出します。まずは浅い海や河口に藻類が、そして次に湿地帯にコケ植物がじわじわと上陸!といっても「湿った環境」までです。ちなみに、動物は一切まだです!

 11月28日!植物が(はっきり)初上陸!

 この、今より4億年ちょっと前…もとい、「大晦日の現在から1か月と3日前」に初めて上陸した頃と、ほとんど姿を変えずに現在まで生き残っている「生きた化石」が「マツバラン」の仲間です。

一応、広義にシダ植物と分類されていますが、これはかなり大雑把な分け方で、動物でいいますと魚から私達哺乳までまとめた「脊椎動物」と、「エビ」だの「貝」だのまで、ほとんどの動物をいっしょくたにしてしまうくらい適当な分け方です。

 もうすでに授業では全然そこまで話していない「ブログネタレベル」になっていますが、ここだけ!古い植物の分類の入り口だけ!ちゃんとすると、

「古マツバラン門」

 

「ヒカゲノカズラ門」

「トクサ門」

…ツクシンボウは、あれはあの植物の本体でないことはご存じでしょうか。ツクシの本体は「スギナ」という植物で、一度生えると根絶が困難なスーパー雑草です。ツクシは「胞子を散布するための、被子植物でいうところの「花」にあたる器官です。ガーデニングなどやっていると本当にどうしようもない雑草ですが、言い換えれば、数億年もの間姿を変えずかつ大繁栄しているので、地球に活きる生物としては「大当たり」の生体デザインを誇る種族ですね。そのツクシ…もといスギナがいるグループがトクサ門です。写真はトクサの新芽です。

「ハナヤスリ門」

「シダ植物門」

etc…となっております。

このリストはだいたい歴史上も上陸ないし進化してきたグループ順です。トップバッターの「コケより進化しているけど、コケを超える中では一番原始的な植物」であるマツバランは、体の構造もかなり変。土中部分を掘り出しても、まともなシダのようにはっきり根と呼べそうなものはなく、ウネウネと茎らしき構造が這いまわっているだけなのです。

葉っぱもないし。11月28日の陸にはこんなヘンテコな草ばかりが繁茂し、12月3日に大森林が陸に発達するころの植物もまだほとんど「シダ植物門」まで。

 

現在の森や草原とは、ぱっと見の印象もまったく異なる事でしょう。

ツクシやトクサの化け物の大木が林立していたりとか、

想像するとロマン以外のなにものでもありませんね!

白亜紀あたりになると、裸子植物(種の胚がむき出しの、マツ、スギ、ソテツ、次の画像のイチョウ、etc)

がメインの大森林から、だんだん被子植物も増えてきて、草食の巨大恐竜が食べなれたサラダと違う風味のサラダが増えていきます。その後の氷河期をもって、現代にかけて生態系は被子植物と哺乳類が台頭していきます。

写真ありきのコーナーですので、これはここまで。 

 

 最後に、この授業のしめくくり部分の情報を記載します。

12月31日午後11時37分・・・現生人類ホモ・サピエンス登場

12月31日午後11時58分52秒・・・農耕牧畜開始(1万年前)

12月31日午後11時59分46秒・・・キリスト降誕

12月31日午後11時59分56秒・・・ルネッサンス

12月31日午後11時59分58秒・・・産業革命

12月31日午後11時59分59秒・・・20世紀が始まり終わる

…私達人類は今、地球の歴史上何度もあった寒冷化と温暖化の繰り返し…生物の歴史だけで考えてもかつて何度となくあった大絶滅…そのどれとも違う形で、「秒」で地球を暖め、最速で種の絶滅を進めて、自分たちも頼って生きている世界を破壊している、というわけです(白亜紀後期の恐竜大絶滅すら、1種類毎の減少開始から絶滅までの所要時間は、平均で1000年かかった、という説もあります)

46億年かけて整ったものを、です!

生物として言えば39億年かけて、複数回の巨大隕石激突すら乗り越えて、白亜紀終焉とその後の氷河期から今に至る安定期だけで言っても1億年近くかけて整った生態系を、です!!

SDGs!待ったなしです!

本当は世界のすべての国と地域で一丸となって取り組むべきです。争っている場合ではないはず!

 

 次回のSDGs関連授業では、かつてのアメリカ副大統領アル・ゴア氏による「不都合な真実」を使いたい(=DVD視聴)と考えています!ただ、長いので昨年はいろいろ工夫して3回くらいに分けて見せました。(どうしよう)

 

2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶

 毎年、人文科の2年生全員を、担任あるいは人文科の教員(主任含め7人)がパワーポイントデータや論文の誤字脱字にいたるまで事細かに指導するのは物理的に無理があります。我々7人にも、通常の授業や部活や学年の仕事などがありますので。そこで、春日部東では、人文科生徒が2年生になると、「各部署の主任級」や「進路指導で通年てんてこまいになる3年生の正担任」等を除く全教員に、お1人につき1名、面倒をみていただいております。

 これにつきましても、人文科としてあまり負担を職員間に増すわけにもいきませんので、いただくご指導につきましては原則「生徒の言っていること、作ってきたデータ、書いてきた論文」が、「分かるか、追加で調べたらいいことがあるか、誤字脱字はあるか」くらいとしてあります。我々が言うところの「探究論文」の形になるかは、砦として人文科の担任と主任が指導をするわけですが、例年、先生方には温かいご指導をいただいているところです。

 先生方(同じ職場の同僚ですが、今回は敬称な感じで!)には、あらかじめ2年生各自が1年生の末まででなんとか立てた「研究のタイトル名」のみを示して、どの研究をしている生徒を面倒見たいか、希望調査をとります。今年も担任のT教諭が、一任も含め、できるだけ先生方のご希望にそえるよう割り振りを行いました。

 この7時間目の時間帯は、普通科でも1年生全クラス、2年生全クラスで通常の授業を行っております。その授業担当が個別指導担当に当たっていれば、この時間には会えませんので、そういう先生が担当になっている生徒は、PC教室に残ってポスターを進めます。

彼らは別でアポをとって合いに行きます。そういったこともトレーニングです。

  

春日部東には、廊下に面談や1対1での学習指導用に長机が豊富にありますが、各階の長机はご覧の通り。

 

…さあ、次回にうかがう時は、研究内容のポスター発表会に向けて、ウィンドウズアプリ「パワーポイント」での資料作りが進んだ頃。個別指導では単に作ったものを見ていただくだけではなく、生徒は「アポイントの取り方」「礼儀作法」等も学ぶことになります。大切なことです。2年生諸君、今年も頑張りたまへ。

 

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4月25(火)1年生「ネタ帳を作ろう①」図書室ガイダンス(文献収集に向けて)、2年「ポスター発表に向けて①」

1年生図書室ガイダンス(文献収集に向けて)

 普通に図書室ガイダンスと聞くと、多くの高校で例えば国語の授業、あるいはLHRなどをうまく使って、図書館の使い方について説明を受ける時間…というようなイメージを持たれるかと思います。

 人文科の生徒にとりまして、しかしこれは特別重要な研修になります。今日もとてもまじめな 「人文科探究」の授業です。何しろ論文完成までフルに2年間…いえ、調べものや読書や学習スペースの利用が習慣化されれば、ここ図書室には入試後の卒業式まで!!お世話になるのですから。論文完成まで上手に時間を使っていけるかどうかは、まさに今日ここにかかっているとも言えます。

 

 レジュメをそのまま掲載するのもなんですので、サブタイトルだけ記します。

1.はじめに

2.なぜ図書館を利用するの?

3.図書館資料の探し方

4.図書館資料の使い方

5.最後に

 司書の先生が現S先生に替わって2年目、やっぱり思うのですが、司書の方ってスゴイ!プレゼン用も配布用も、資料がととてもシステマティックかつスタイリッシュ!今年も、プレゼン用のデータは全体向けの表示画面と同じものが生徒各自のiPadに配信されました。遠い人は手元で確認!

 この科目のテキストブック「学びの技」も時折開きます。

 

 まずは「論文とはなんぞや」から入り、各自がテーマを決めるのに向けて「ネタ探し」の指南、そして書籍からwebサイトまで現代にある各種情報源の特徴や長所短所について学びました。

 次に、図書館の本がそもそもどういった法則で整理され並んでいるのか。これを学ぶためのワークシートが面白い!自分が高校生の時もやってほしかったです!

  「日本十進分類法」!用語だけ言われて説明だけ受けても面白くありませんよね。

 そこでこのワークシート!中央に自分の興味があるモノを記入し、そこからまずは直接関係がある分野を10個から選び、選んだ分野へ飛びます。次に、飛んだ先の分野がさらに細かく分かれているので、自分が気になる小項目を選んでチェックします。次に、他にも関連がありそうな大分野を残り9つからさらに選び、それぞれで同じ作業をしてみます。

 

「図書室の本って、こう並んでんだ~」

 次に、実際に該当の本棚に赴き、書籍を選んで手に取ってみます。

 

 一見、本屋さんで欲しい本を探すのと同じ作業ですが、ここでは「図書室における書籍、または図書室そのものの在りよう」をきちんと学んでの体験になります。実際、今後本屋さんで本を探すときに、レベルアップした探し方に結びつくといいですね。

 この後、各自最低1冊、気になる本をもってきて席に座ります。今度はその書籍の見方について学びます。

 人文科探究で多くなる書籍等の利用の仕方は、小説を楽しみながら読むようなものとは異なります。各自の論文について、自分で考えた「疑問(つまり課題)」に対する自分で考えた「仮説」が正しいと証明するための情報が載っているかどうか。そこからその本を利用するかどうかになりますので。

 キーワードが司書のS先生からでました。「ぶらぶらブラウジング」。ブラウジングとはパラパラ読みのこと。ネタ探しの段階ではそれでいいのです。中身を深く見る必要はありません。「タイトル」「表紙・裏表紙・帯」「目次・索引・参考文献」「はじめに・おわりに」といった情報をぱーっと見て、何の本なのかだいたい把握する。関係ないと思えば返し、関係ありそうと思えば借りる(買う)。図書室をなにしろぶらついて、んっと思った本を手に取りブラウジング。探究はここから始まります。

 

 とりあえず手元にもってきたら、スキミング(流し読み)やスキャニング(キーワード等の拾い読み)。昨年度、内心これらもキーワード化して欲しい とい思ったのですが(すきすきスキミング、すきゃすきゃスキャニング)、さすがにないですね。

 さて、せっかく何かしら興味がある書籍なりを手にしたのですから、これは是非記録に残したいところ。実際、記録に残さなかったがために、「絶対必要な情報なのに、アレ何の本だっけ?webだったっけ?」という状況は、ままあることです。ここでまた特別なワークシートの登場です。

 

 後々に、自分の論文に「参考文献」として引用したり情報を掲載したりしたい、と思った時のために、何をしておくべきか。今目の前にある書籍のどこにどういう情報があり、それをどう見て、どんな情報を記録すればいいか。ワークシートを埋めながら合理的に学びます。

 

今年も充実した内容でした。これで初めての図書室での「人文科探究」授業は終わりです。あっという間ですね。「書籍を調べる」ゴールデンウイーク課題について指示もありました。終わりの挨拶。みなさんお疲れ様でした。

 

 

 さて、同時刻に2年生はといいますと、

「ポスター発表準備①」

です。初めて、パソコン室で人文科探究の授業を受けます。そして今年度はほぼここになります。最初ですし、主任の私が授業をさせていただきました。

 

●ポスターとは?ポスター発表とは?

 年度も替わりましたので、あらためまして。

 我々の言う「ポスター」とは、献血や緑化のポスターのことではありません。プレゼンテーションのために視覚的に提示したい資料のことで、ウィンドウズのアプリ「パワーポイント」を使って作成します。

 また、「ポスター発表」とは、複数の発表者が会場内に散らばってポスターを使用しながら短時間でプレゼンテーションをし、聴衆は数人ずつに分かれて、発表を聞いては移動する、という発表会スタイルのことです。ここ数年つまりコロナ禍とデジタル化の波の中で、人文科のポスター発表会はスタイルが多少変化しておりまして、複数教室に2か所ないし4か所の発表場所を設けて、発表者はクロムブックとプロジェクターを利用してパワーポイントプレゼンテーションをするスタイルになってきました。

 一方、生徒が作成するデータはほとんど変わりません。アナログのポスター作りも大切ですので、従来通りやります。基本はA4版の横置きで10枚になります。1枚の模造紙に貼れるポスター枚数ははみ出させても12枚が限度ですが、投映用でしたら時間内に発表さえできれば枚数がもう少し多くても構いません。

 

 残りのポスター関連の情報(生徒に指導した項目)は、以下の様に分類して掲載します。

●ポスター発表の目的

 恐らく本来は、例えば会社などで「新商品を開発する」といった時に、企画開発部の人や社内一般にアイディアを公募し、応募者がコンペの日に自分のアイディアを発表していく、といった場面で用いられてきた発表形式なのだと思います。つまりは「完成した発表内容」を「勝負レベル」で発表する、そういう場だと思います。一方、逆の目的で用いられることもあり、人文科の場合はそちらです。

「それまでの研究内容を発表してみて、聴衆の反応をフィードバックし、自分の研究内容の隙や弱点を見つけて改善するために、小規模に発表してみる」

2年生には、この目的を忘れずに頑張ってもらいたいです。

 ●ポスター作成上の注意点

  アプリで作品を作っていると、ついつい、作品自体が目的に感じられてしまうものですが、口酸っぱく伝えました。パワポのポスターは、あくまで発表のための小道具である、と。失敗例をいくつか挙げますと…

 ・始めに各自に配信する白紙枠にあるサブタイトル(自分の表現に直してよいもの)をそのまま残してしまい、スペースを狭め、そのページ全体の見やすさを損ねている

 ・重要な文言が小さくて、もくじ文言が太く大きなフォントになっている

 ・まるで文章化した論文そのものであるかの如く小さな字でこまごまと多くの情報を載せる

 ・ポスター枚数が論文の本体でなく前置きなどに偏る

 ・背景色と文字色の組み合わせに、プリントアウト後を考えていない→PC画面は発光体なので、見え方が違う

※ポスターの画像はふんだんにありますが、例え名前を隠しても、見れば本人や友人には誰の作品かはわかってしまいますので、よくない例の実物を掲載するのはやめます。

…こういったことを意識せず作ってしまうと、せっかくの研究内容がちゃんと論展開ができていて、トークも上手なのに、発表時に聴衆はポスターを見なかったり、何処に集中してみればいいか分からなかったりします。あくまでも自分のトーク内容を聴衆に納得させるための要点を「視覚的効果」を意識しながら表示できるといいでしょう。

  失敗例を、先輩たちの残してくれた大切な実物を活用して示しました。皆には前にきてもらいました。ステージに数枚ずつ並べて、見比べながら/入れ替えながら、これから作るもののゴールとして実物を示しながら、要改善点を示す形にしましたので、初回として効果的な時間をとれたかな、と思います。今後の皆の取り組みが楽しみです。 

 

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4月21日(金)1年生スプリングセミナー

 去る4月21日(金)に、人文科独自行事で新入生対象の「スプリングセミナー」を、無事実施できました。

 かつては、加須元気プラザにて1泊2日で行っていたものです。新型コロナの影響もあり、また規定により全員参加の宿泊行事は年に1回まで、ということもあり、宿泊の可能性を春に残すか夏(サマースクール)に残すか考えどころ…ということもありますが、とにかくコロナ初年度は中止、そして今年度は校内実施3回目となります。

 目的を考えれば、「学年に1クラスしかない学科の新入生として、学習や生活をどのように進めていくべきか、ここで意識を高める」ことももちろんありますが、一番は、やはりこれから2年間学習していく「人文科探究」のオリエンテーション、ということになります。

 

それでは、実際にどのような6時間であったのか、簡単にですが追体験してみてください!

  

ようこそ人文科へ! 「令和5年度 人文科1学年 スプリングセミナー」

★1時間目「校長挨拶」「学年主任挨拶」「人文科探究0(ゼロ)」

1.校長挨拶

 校長からは、この日の時間割を話題にしていただき、セミナー中の過ごし方や新聞作りについてアドバイスをいただきました。また、陸上競技選手「川内優輝氏」について、校長と彼はたまたま過去に2年間ほど同じ職場で働いたことがあったが、定時制高校の事務職員とマラソンランナーを両立していた彼は、午前中はマラソンの練習をして、昼から出勤すると、退勤まで仕事に没頭していた。大変な切り替え力だった。彼はここ春日部東高校人文科の出身であり、切り替えの力を始め、多くをここ人文科で学んで卒業したのだ、といったお話でした。有名人かと思われた川内選手も、知っているという生徒は少数でしたが、偉大な先輩がいるのだなと認識を改めていました。 

2.学年主任挨拶

 学年主任のI教諭からは、本校人文科で実施している教育内容が最先端なのだ、という話をいただきました。「探究」という言葉について、高校にある「総合的な探求の時間」も少し前は「総合的な学習の時間」だった、文科省もしきりに探究と言い出しているが、人文科は皆さんで30期生。もうずっと探究に取り組んでいる。折しも昨年度、わざわざ宮城県から本校の探究について研修しにきたくらい。そのくらい最先端の内容を学習する君たちは、ここから日本を変えてもいい!この春日部から、日本を変えてみよう! …といった熱いご挨拶でした!ハードルが上がった…??

  ただでさえ高校生活が始まったばかりで不安があるでしょうし、さらに人文科ということで、これからの3年間に水面下で大きな不安を抱えている生徒は存外多いのではと推測します。そんな生徒たちにとって、大変に励みになるお話でした。

3.人文科探究0

 いよいよ、人文科主任の授業です。まずはオリエンテーション的な時間を取ります。学校説明会に来たことがあるかどうか尋ねると、多数手が上がりましたので、復習、ということで。

 ①人文科学とは

 せっかく珍しい名前の学科に入学したのですから、まず始めに学科名が冠する用語「人文」科学という用語について確認します。

★科学を3つに大分する場合… 「自然科学」「社会科学」「人文科学」となり、人文科学は「哲学、歴史学、文学、言語学など」を含みます。

★科学を2つに大分する場合…「自然科学」「人文科学」となり、「人文科学」には社会学、経済学、政治学、法学、教育学などから哲学、文学、芸術学、歴史学などの広い分野にわたる学問が含まれ、要するに普段「文系?理系?」と分ける場合に「文系」となる学問はほぼ含まれる、とのことでした。

 …このことから本校人文科のカリキュラムを考えてみますと、確かに人文科学に属しそうな教科、英語・国語・地歴公民のいわゆる文系科目が大変に多いです。そこでしかし!それではただの文系じゃないですか、と。(うなずく生徒たち )そこで!満を持して学校設定科目「人文科探究」の登場なのです。

②人文科探究とは

 次に、なぜ春日部東高校の先人たちは、ただの文系特化ではなく、人文科探究という科目を設定し、人文科という学科を設置したのでしょう。どんないいことがあるのでしょうか。

 ここで、今度は「探究」という用語について確認しました。

★物事の真相・価値・在り方などを深く考えて、すじ道をたどって明らかにすること。

「真相」つまり「それって本当はどうなってるの?」、「価値」つまり「それは何にどう役立つの?」、「在り方」つまり「それって本当にその状態でいいものなの?」といったことを、軽くもやもやとではなく、言葉に直して「深く」考えて、適当ではなく「すじ道」をたどって、論理的に明らかにする…こと。

 ふむふむ。 

次に、ここ数年、教科書的に使っている書籍「学びの技」(玉川大学出版部)の登場です。

  まず始めにこの本の12ページ「column 存在しない職業」を読んでもらいました。

簡単に内容を紹介しますと、アメリカで2011年に小学校に入学した子どもの65%は2027年に当時存在しなかった新しい職業に就くだろう、根拠として人類史上、文化の移り変わりとともに古い職業の消滅と新しい職業の誕生が繰り返されており、現代でそのカギとなるのは人工知能(AI)であると。AIが1000字の内容を50字に要約することができる段階まで進めば、影響を受けない(つまり職を失う心配のない)事務労働者はいないとのことです。

 個人的には、人が社会生活を送るために職業が存在しており、いくら限定場面的に便利な技術革新であっても、AIのような形で無数の人々から生きるすべを奪う技術なら本末転倒、ITも脳や体が発達しきる前に使いすぎると、それらが十分発達しないままになる、つまり人類のアナログ能力は今後どんどん退化する、と思っています。それでも実情は、デジタル化の波から降りることはできず、これからの生徒たちはその時存在する時間の中でこの世界に居場所を確保していかねばなりません。

 さて、p12には、答えも紹介されています。 → このような事態にどう対応すればいいのか、その答えが「探究学習」にあります。問題発見能力、その問題の解決に必要な情報の収集・分析・活用、論理的思考や創造的思考をもって問題にあたる能力…こういった、当面の間、AIがとうてい及ばぬ力を、探究学習では育めるのです。

  次に、4,5ページ「Did you know?」を読んでもらいました。「2007年に、アメリカのある教師たちが、生徒たちに現代社会の移り変わりの激しさを実感させ、生き方を考えさせるために作った動画」の一部を紹介する記事です。そこには「2006年にインドの大学を卒業した人の英語を話せる率は100%」「英単語の数は54万語を超え、これはシェイクスピア時代の5倍」といった事実がいくつか紹介されています。ブログ読者の皆様はご存じでしたか?私は知りませんでした。

 物知りと思われる人々も、確かに常人よりはるかに知識量は多いかもしれませんが、この世界の全てを考えれば、「知っていることに関して知っているだけ」とも言えます。どれほど多くの知識を持っていても、持っているだけなら電子辞書でいいわけでして、上記の黄色マーカー部分のような力、つまり「探究力」は絶対的に欲しい。しかし、たくさん知っていることは悪いことか。それは違いますね。知っていることは多い方がいい、というのも否定されざる事実。インターネットやSNSによって、かつての世界とは比べ物にならないくらいの膨大な情報の海に、我々人類は泳ぎだしました。この海の旅は、常識情報、不要情報、ゴミ情報や危険情報の中から、「探究」に役立つ「自分の興味にかなう情報」「問題解決に役立つ情報」、お宝情報になりうる情報を探す旅のはずです。

 「探究」するために「情報を探す旅」に出るには、道しるべも欲しいところですね。「探究0」の授業でかかげるヒントは「情報リテラシー」と「多角的視点」です。情報リテラシーは予定通り2時間目に紹介するとして、多角的視点というものを、少しだけ体験してもらいました。

「幽霊の存在を論理的に否定してみてください。その際、今まで聞いたことのない理由が大歓迎です。近くの人と話してみましょう」

  これは、少し盛り上がりました。本来は「幽霊」という用語の定義も必要なのですが、割愛しました。それはおいおい学んでいただきましょう。

 「幽霊は実在するのだろうか」という「問い」に対して、私の「仮説」は「いない」です。個人的にオカルトは決して嫌いではありません。いるならいてもいいと思います。私の母は私が小学2年生の時に亡くなりました。その母の若いころの写真を遺影として仏壇に飾っています。私の娘がようやく言葉を発するようになったころ、誰も教えていないのにこの遺影を見て「おばあちゃん」と言いました。赤ん坊の頃、仰向けに寝ていて、誰もいないところを凝視してケタケタ笑っていた、アレは亡くなった母が遊びにきていたのか…なんて…。しかし、私が自分で考えた大きく3つの根拠は、これまで誰からも聞いたことが無く、「多角的視点」ということにおいて自信があります。生徒たちにごく簡単に披露しましたところ、少しウケました!けっこうとっておきのネタですので、ブログでは秘密です!もちろん、幽霊を検証する書籍があれば出て来るでしょうけど…中学3年生のみなさん!春日部東高校人文科にてお待ちしております!!。まだ時間がとれましたので、もう1ネタ、「タイムマシンやテレポート(瞬間移動)を、同様に論理的に否定してみましょう。」これは本邦初公開!出前授業用のネタとしてまだ磨き中のものです。詳細はやっぱりここでは秘密です!

  

★2時間目「ワークショップ①」

 時間枠はワークショップということにしてありますが、前半は「探究0」の続きです。

①SDGsガイダンス

 本校人文科におきましては、一昨年から探究活動にSDGsの視点を導入しています。

 こだわりすぎると、せっかく柔軟に探究活動を進めていきたいところ、生徒たちが研究テーマとして日常の疑問をリストアップするのに圧をかけてしまいかねません。ですので、自らかかげた疑問が、SDGs17項目で言うとどれに該当しそうか、はっきり該当したらいいね!モヤッとしか該当しなくても、それはそれでいいのですよ、というレベルにしてあります。とは言え、現代社会、いや世界が抱える問題は視野には入れてほしいですし、逆に現代に生きる者として関心を持たなくていい、ということはありません。初日に是非触れたい話題です。

 M(ミレニアム)DGsの段階で問題だった世界の共有度を改善し、「誰も置いていかない」スタンスで「持続可能な開発目標」を国連が2015年にかかげて、8年経ちました。達成目標年は2030年、残り7年です。世界が抱える闇を垣間見てみましょう。

  私こと人文科主任が、探究0にてまず提示した問題は、「核」です。理由は、人類(いえ、地球の生態系)滅亡の原因にもっとも近い話題でありながら、実情は特定の場面でしか人々が話題にしないからです。保有国のもつ核兵器はもちろん…威力が広島級の6600倍という水爆すら、かつて大気圏内で爆発実験が行われており、日本ならば4、5発で滅ぼしきれる…核戦争になったら地球はいったいどうなってしまうのか…といったことも心配ですが、何の変哲もなく思える日常生活に深く関わっているのが原発問題です。我が家は映画が大好きで、多種多様な映画を見てきましたが、まずどんな「地球規模の災害パニック映画」や「感染型ゾンビパニック映画」にも、いま現在世界に無数にある原子力発電所がその災害でどうなるのかが描かれていません。現実は、「地下に作ってしまった発電施設に津波が入っただけ」で、福島第一原発のあの惨状です。あの原発の被災炉自体と炉に関わる汚染を完全にナシにするには、はれ物に触るようにして数千年かかる、という表現も見たことがあります。数千年後に日本という国は存在するのでしょうか…

 この件は核実験の動画を背後に流しつつ口頭で投げかけるだけにして、つぎにiPadの出番です。次の用語を検索して、少し見てもらいました。ブログ読者の皆様も、よろしければ是非検索してみてください。

 ◆「温暖化が北極圏を壊していく」

 ◆「中国河川汚染」(画像検索)・・・おっと!閲覧注意なので生徒のiPadでは見られない!?

(◆時間の関係で割愛したのでブログ用ネタ「プラゴミでできた島を国に?」「ファストファッション/南米、衣類廃棄」)

 どれにも、凄まじい情報が見て取れます。それでも、SDGsで掲げる17項目で言えば、環境問題系のいくつかであるだけです(情報が事実かどうかの問題は「情報(メディア)リテラシー」のコーナーで)。また、17項目はそれぞれ単独に存在するわけではなく、ほとんどが相互に関わっていることもポイントですね。

 単純に、どうやら私たちの生きる世界は、かつてないほどのとんでもない闇を抱えている、ということが見えてきました。それでも、私たちはこの世界で、存在する今の時間を、そしてこれからを、生きていきます!しかもできれば楽しく!そのために、そして子々孫々が存続していけるように、やっと、やっと世界が手を取り合って現実に目を向け始め、間に合うのかおそばせながらでも一歩踏み出した、その表れがSDGsと言えます。

 でも、まだ話題にしなければならない大問題があります!

 1つは、そう、新型コロナです。自然が好きで、自然保護に少々偏った感覚を持っていた私などからすれば非常にショッキングなことなのですが、まさか、経済というものが人間にとってこれほどに重要なものだとは…それもこれも、我々が「人間」であるから。価値観の違う相手を否定したくても、その先には戦争しかなく、平和のうちに解決するには、どうにかして全ての人が納得できるようにしなければならない…暮らしが立ち行かないようでは、環境保護どころではない、それではsustainableなdevelopmentはできない…この3年間、それをマザマザと見せつけられました。SDGsの前進にとっては大打撃ですよね。

 と思っていたら、2つ目は、ロシアのウクライナ侵攻です。昨年度もこの場で話しましたが、なんとなんとの1年以上続いてしまっている悲劇…教育公務員ですので政治的な意見は申し上げませんが、単純な事実として、やはりこれも大打撃です。歴史の教科書に載るはずの、大型隕石衝突級の事件のダブルパンチ。おおおぉ…、なんということ…

 以上、私たちが「今」生きている世界のことです。私は、生徒たちは、皆さまは、どうしましょう/どうしますか?

  今、やれること、やるべきことをやる。本校人文科の生徒は、高校生として、春日部東高校人文科生徒として、健全に「探究」活動を進める。そして、その中で進めた研究が、もしも何かの形でSDGsに貢献できたら、それは素晴らしいことですね。はっきりSDGsに分類しにくい、例えば前半に出した「幽霊」のような研究でも、例えばもしも高校で生徒の間で「幽霊騒ぎ」が起こって、それが健全な学校生活に支障をきたすような状況になった時に、思い込みや固定観念の外側から多角的視点で論じた根拠によって、生徒あるいは教育環境に安心材料を提供することになれば、人の役に立ったことになります。最小単位でいけば、研究した内容を誰かが「ふーん、へええ、そうかぁ」と思ってくれたならそれで充分です。探究活動は論文を1本完成させて終わるものではなく、探究マインドを育んで、それをもって、これから各自が歩む人生の中で世界と渡り合っていくためにやるのですから!

 

②情報(メディア)リテラシー

 1時間目に提示した、情報の海をうまく渡っていくためのもう一つの指標です。まずは英語のお話をしました。

 ◆media (仲介)マスメディア、マスコミ 

  ※mass 塊、大量の~

 ◆literacy 読み書き能力

 ◆派生語:literal文字通りの literally文字通りに 

      literary文学の literarily文学的には 

      literature文学 etc

 …出所はコトバンクのブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より、「メディアリテラシー」の解説です。

◆メディアリテラシー media literacy : メディアの特性を理解して使いこなす複合的な能力。(中略)情報がもたらす影響を予測する能力,双方向コミュニケーションにおけるいろいろなトラブルを処理・回避する能力などである。(後略)(是非、検索してみてください)

 …世の中に溢れる情報は、全て元は誰かが発信したものであり、「誰か」が人間である以上、発信された情報には「間違い」や「悪意」は必ず存在し得ます。今回のウクライナの件で、「プロパガンダ」という用語も頻繁に耳にするようになりました。また当然、情報を受け止める側にも「間違い」や「悪意」は存在し得ます。「炎上」というワードもすっかり新しい用語という感じはしなくなりました。

 ちょうど、SDGsの時間に検索してもらった「温暖化が北極圏を壊していく」ですが、これで共有したあるサイトは海外のビジネスマン向けのもので、非常に「ちゃんとした」サイトに思えます。ところが、そこにある1つの情報に、 

◆グリーンランドと北極の氷床を合わせると、地球上の真水の99%以上を占める。

という一節があるのですが、私の認識では、北極の氷は海水を多く含む氷で、南極の氷は大陸に乗った真水の氷、のはずです。これはどういうことでしょうか。このサイトを日本語に翻訳する係が、ArcticとAntarcticaを間違えて翻訳したのか、それともこの一節自体が「間違い」なのか、「私が間違っている」のか。

 こういったことはしょっちゅうあります。私は自分の興味関心から生物系の情報を頻繁に検索・閲覧しますが、そこら辺の方々がほいほい自由にアップした個人的なサイトは、はっきり言って間違いだらけです!その上、由緒正しそうでも、例えば各新聞社には各新聞社の、各放送局には各放送局の「カラー」や主義・方向性があります。政府には政府の、そして私にも「春日部東高校人文科に前向きな興味を持った中学3年生が大勢受験しに来て倍率を争ってほしい」という意図がありますあしからず。受け止める側は、誰がどこで発信した情報で、それをどこまで信用するのか、特に探究活動においては気を付けたいところです。

 そこで、入学当初に生徒たちに注意ですが、メディアリテラシーの一環で、情報はできるだけちゃんとした書籍から得るようにしてほしいと思います。情報発信元があやふやな雑誌類や、不特定多数が上書き可能な「まとめサイト」等は、探究活動においては信頼度が低いのです。

③「じんぶんしんぶん」作成に向けて

 ここからワークショップの導入部分です。

 「じんぶんしんぶん」とは、ここ数年、人文科で壁新聞を作成する際に使っている仮名称です。授業では過去に先輩たちが作成した実例をいくつか示しました。班ごとに新聞名はパンチやユーモアを利かせます。

 始めに、人文科探究初回で壁新聞を作る意味を紹介します。大きく2つ述べました。

 1つ目は、自分たちで記事集めから編集会議を経て新聞を作成することで、作り手側の意図が分かるようになり、そうなれば読み手として能動的・客観的に新聞を読めるようになる、です。

 もう1つは、テキスト「学びの技」の8ページから。そこには「探究学習のステップ」が円状の図になっているのですが、ここでは箇条書きにて紹介します。

   New

 → 周辺知識を得る (好奇心を持つ。興味深いアイディアを発見する。)

 → 議論(問い)を決める (多角的に見る。)

 → 情報を収集する (重要な情報をさらに集める。)

 → 情報を取捨選択する (不要な情報は捨てる。)

 → 論理的にまとめる (集めた情報を意味付ける。)

 → 発表する (学びを共有する。)

 → 評価する (最終成果と探究過程を振り返る。)

 → Next (次の研究へ)

…壁新聞作りは、2年間かけて大きく一巡する予定のこの流れを、ダイジェスト版で体験できるのです。

「なので、3時間目から5時間目にかけてやるワークショップ「じんぶんしんぶん」作りは、そのつもりでやってください。」

 

 ここで、新聞の豆知識を紹介しました。

 ・読売新聞の「読み」「売り」という呼称の由来は?(江戸時代のかわら版の売り方から・・・)

 ・新聞社は1日にどのくらいの紙を使っている?(地球を1週するにちかいくらい・・・)

 ・なぜ新聞の切断辺はギザギザなのか(極めて短時間に厚みのある紙束を一発できれいに切断したい・・・)

この辺りで、さすがに班を作った方が説明しやすくなりますので、4人1組で10班、班を作りました。5時間目までは班活動になります。

 各班に同じ日付の新聞4社分を配布し(春日部東では全教室に毎日4社分の新聞が配られますので、予約の上、主に1、2年生の教室から前日分をいただくのです )、その中から私のほうで1社選び、各班でそれを中央に置き、全員で共有しました。そして、1面から注意深く、全体の構成や記事以外の記載情報、記事が下段に飛ぶ際の書式などを、改めて観察してみました。せっかくですから、「号数を365で割ると、だいたい何年くらい続いている新聞かわかる」ことや、「なぜ3面が社会面であるのか」「全く同じ日付・時間の新聞でも、工場で膨大な部数を刷っている間に新しい情報が追加されるので、版数を見ると何回情報が刷新されたかわかる。初回が12版となっているので、14版であれば同じ新聞でもすでに2回情報が新しくなっていることがわかる」などの豆知識も紹介しました。

 最後に10分ほどとれましたので、各班で1人1部新聞をとり、じっくり見てもらいました。特定の記事に入り込んでいくのも構いませんが、まずは「全体のレイアウト」「サブタイトルの様子」「欄外の細かい情報」「広告の入り方」など、それこそ「多角的視点」で見て欲しい所です。

 …主任の出番はここまでです。3時間目からは、いよいよ担任のY教諭の登場です。

 

★3時間目~5時間目「ワークショップ②③④ じんぶんしんぶん作り」

  本校勤務2年目のY教諭、今年度私が声掛けが遅れて、かなり短時間でセミナーの授業の準備をするはめになってしまったのですが、巧みにモチベーション作りから考えてきてくれました。

  後で問い合わせたところ、厚労省で出している情報から、とのことでした。

「企業が求める力」

 生徒に聞いたところ、「発想力」や、中には「企業の犬をやる力?」のような面白い回答まで出ましたが、

 1位:コミュニケーション力

 2位:基礎学力

 3位:責任感

 4位:積極性・外向性

 5位:資格

 6位:行動力、実行力

とのことでした。これから、せっかくグループで学習活動をするのだから、これらの中の特に1位のコミュニケーション力や4位の積極性・外向性などを、是非発揮して頑張ろう、とのことでした。

また、AIは「質問に答えてくれる」が、「問いを考えることはできない」…なるほど!ということことから、探究を頑張ろう、と。

 

 ここで、ここから3時間かけてやる壁新聞作りの流れをざっと紹介します。

 ①まず各自で自分の興味のある記事を探して切り取る。

 ②SDGsに関連があればSDGs付箋、関連が良く分からなければ普通の付箋を貼り、コメントを記入する。

 ③次に、班内で自分の選んだ記事についてミニプレゼンをし合う。

 ④編集会議を開き、班ごとの壁新聞の名称を決める。

 ⑤自分たちの新聞の方向性も含めて、各自が選んだ記事のどれを採用するか話し合う。

 ⑥掲載する記事が決定したら、各自が納得できるように全体のレイアウトを決める。

 ⑦実際に糊付けする。

 ⑧仕上げに、模様や写真、ロゴ、コメント、追加記事などを加えて充実させる。

 ⑨班内で壁新聞のプレゼン練習をし、他班へ発表する際の主旨を共有する。

 ⑩担任のタイムキープと全体4回のローテーションで全員が1回ポスター発表する。

 ⑪プレゼンを聞いたり、やったりした反省点や気づいた点を振り返りシートに記録する。

 …ところどころに入るアドバイスも含め、ツボをおさえた明確な説明のお陰で、生徒たちは初めての活動をスムーズに行えました。発表に際してはテキスト「学びの技」にて「ポスター発表(ここで採用している発表会の形式名)」の上手なやり方・受け方をさらい、また生徒たちの積極性や元気の良さも相まって、今回のプレゼンも非常にうまくいったように感じました。発表が聞き取りにくい場合に、口頭で言わなくても聴衆がちらっと提示して発表者が気が付いて改善できるようにと準備した「聞こえません棒」というツールも、一応今年も全員に持たせたのですが、それを使う場面は見受けませんでした。

 

まずは、各自、興味のある記事を探します。せっかくなので、SDGsの視点で探してみよう、とのこと。

 

次に、班内で自分の選んだ記事をプレゼンし合います。

・・・もう、この段階でとっくに活発です!いい!

 

編集会議の様子です。活動の最も本体ともいえる部分、コマ送り的に全体が進んでいくさまが分かるよう、写真を沢山用意しました。次の区切りまで流してみてください。

 

お昼休みを挟んで5時間目、いよいよプレゼンタイム。

まずは「学びの技」にて、プレゼンの流儀や目的についてさらいます。

 「本番」では、孤独に班員から離れ、1人で他班の人に向けて自分たちが作った新聞について発表します。その前に、まずは班内で、自分たちの壁新聞のプレゼン練習をします。

班ごとに新聞の主旨や限られた時間で紹介する内容の共有をしました。

 

  そして、いよいよ他班の人の前で、自分の班で作った壁新聞をプレゼンします。各班、4人いますので、発表ローテーションは4回。発表の番が来たら、自分の班の新聞が掲示してある場所へ戻ります。一方、聞く側は、同じ班の発表の番の者をのぞく3人でまとまって、ローテーションごとに左隣の班の発表を聞くために移動していきます。発表を聞きながら、振り返りシートを持参して、「気になった記事、発表者の意見、自分の感想」を記入していきます。

 ここでちょっと裏方の様子。この後の6時間目OBOG講演会に向け、30分程度前には講師の卒業生たちがこうして控室に集合しています。私のクラスから卒業したメンバー達!私はセミナー会場とここを行ったり来たりしましたが、彼らは始めは懐かしく近況報告など楽しんでいました。出番が近づくにつれ、なんだか緊張してきた??

 

 佳境の新聞プレゼンに戻りましょう。

昨年度、人文科フェアにて「うちの子に発表なんてできるのだろうか」と大変ご心配なさっていた保護者の方がいらっしゃいましたが、まさに心配ご無用です!大丈夫です!始めからみんな立派な事!

…こうして、3時間分の「じんぶんしんぶん作り」は大成功でした。さあ、2年間、探究活動をおおいに楽しもう!

 

★6時間目「OGOB講演会」

 最後は恒例の「人文科卒業生のお話を聞く」時間です。

 今年は、Aさん、Bさん、C君、D君の4名が参加してくださいました。

 4人とも、ちょうど1年前、私のクラスを卒業した大学2年生です。皆様、初回授業の時期で条件の厳しい中、ご参加くださいました。皆、もう高校生が私服を着ているのとはまるで異なる大人ぶりでした。私事ですが、こうした生徒さんたちの卒業後の成長ぶりに触れられるのが、この職業の醍醐味の1つでございます。

 4人の先輩方にはまず、現在の大学生活の様子を紹介していただきました。それから、高校時代にやっておけばよかったこと、また「人文科あるある」などアドバイスをいただきました。

「暗記物は1年生からやっておくべき」

「何を勉強するか迷ったら英単語」

「隙間時間の活用」

「部活は最後まで頑張ろう」

「探究のネタは常にストックしよう」

「考え付いた事をメモする習慣を」

「考えることをやめないで」

「お手元の『学びの技』は、大学に行っても使えます、人文科探究が終わっても捨てない方がいい」

 今年の4名も、話してくれた内容は極めて貴重で、もと担任としては本当にいいクラスに恵まれたなとあらためて実感した次第です。一般の講演会講師と主催者も同じでしょうが、こういった行事ですから、事前にあまり「あれは是非言ってくれ」「あれは言うな、これも言うな」というふうに仕込むべきではないですし、いざ会が始まってしまえば、話し中の方を遮るのも、聴衆からしたら恣意的に感じられてしまいますし。それでも招待した講演者を信頼して現場に臨むわけですが、何と言いますか、言葉に直してしまうとどうしても多少の語弊はあると思いますが、「期待以上」の内容でした(それも言ってくれるのか!それもその形で話題にしてくれるのか!願ったりかなったり)!彼ら卒業生の後輩を面倒見ていく現場にとりまして、誠に有難い、力のある内容でした。『『そうだよ!そうだよね!その通り!そうなんだよ1年生!』』感謝です。皆さん、どんどん成長して立派になっていきますね!とても感慨深かったです。

 毎年のことですが、卒業生の言葉には、同じような当たり前のコメントでも、我々教職員とはまた違う重みと実感があり、当然ながら現役生は食いつきます。大変有意義な1コマとなりました。号令とお礼の挨拶ののち、私が先輩たちを控室に誘導し、生徒たちは時間まで1日の感想・反省を入力し、今年度のスプリングセミナーは幕を閉じました。主任も担任もホっとしました。

 

 ダソクですが、生徒が1年9組に移動した後、卒業生にはここL.L.教室の片づけを手伝っていただきました。前日に仕込んでおいた新聞掲示用のマグネットやら、セミナーのロゴやら、工作道具、プレゼン道具などを集めて、一緒に人文科資料室に運んでいただきました。(こういう状況がもうウレシイ。)

 卒業生が「先生も入れて集合写真を撮りましょう」とまた嬉しい提案をしてくれたので、お手すきの職員が近くを通りかかるまで、しばしおしゃべりタイム。数日前の人文科対面式で使用したトークリンクカードについて話題にして懐かしんでいましたので、さっそく1セット出してあげると、なんとその場で4人でやり始めました。間もなくシャッターを押していただける先生をつかまえてお願いし、幸せなひと時も無事終了しました。

 

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4月18日(火)人文科対面式

4月18日(火)人文科対面式!

 

 時間帯としましては、「人文科探究」の授業がある7時間目。昨年度から東高のカリキュラムが少し変わり、今年は普通科も1、2年生については、火曜日の7時間目は授業があります。普通科が通常授業をしているところですが、人文科は楽しいレクリエーション的な時間になりました。

 対面式と言いましても、昔は本当にいわゆる対面式の形だったそうですが、私が転勤してきた頃からは、アイスブレイキングアクティビティーを実施しております。その名も

「じんぶんとーくりんく」!

 ただ、例年、各種挨拶の後、突然ゲームを始めて、終わった班から自己紹介+雑談、となっていましたが、今回は改善しまして、先に班内で自己紹介をしっかり済ませてもらいました。その際、先輩は一言だけ後輩にメッセージを伝え、1年生は1問だけ質問をするようにしてもらいました。それが済めば、いよいよトークリンクです。

 1年生、2年生、3年生それぞれ2名程度からなる班を18班作り、班活動でゲームを行います。各班のテーブル中央に、裏に質問の書かれたカードを積み、順番を決めて1枚ずつめくり、めくった者は左隣の人に裏に書かれた質問をして、聞かれた人は答えを班内に発表していきます。ルールはそれだけなのですが、質問内容は…

 ●今、思いつく四字熟語を言ってください!

 ●最近、ちょっとうれしかったことはなんですか?

 ●春日部東高校のマスコットキャラクターの名前はなんですか?

 ●左となりの人を3つほめてください!

 ●3つ前の質問と答えは何でしたか?

…といった、回答者が即答しにくく、かつ答えられた内容や答えにくい状況自体を楽しめるゲームなのです。

人文科は普通科よりも先輩後輩が交流する場面が多いので、その第1弾となります。

 

 会場につきまして。コロナ前は、食堂を借り切って120人を1部屋にいれて行っていましたが、コロナ禍のここ数年では密をさけるため、人文科フロアである本校3階にて4部屋に分かれての実施となっておりました。今回、アフターコロナの試みで、久方ぶりに1会場で実施してみました。ただし、食堂は実は柱の位置の関係で「全員が必ず見えるスポット」というのがほぼ無く、かつ未だ椅子が「対面で食事できぬよう」テーブルの片側にしかありません。食堂はサイズ以外の使い勝手は良くはない、その一方で、コロナ禍の間に校内の環境も様々変化/進化しました。例えばL.L.教室(リスニング・ラボラトリー、つまり英語のリスニングに特化した、アナログ機材が床に据え付けられた部屋)は、L.L.機材が撤去され、代わりに折り畳み式のキャスター付き長机が大量に入り、また教室後ろの壁が上下左右めいっぱいホワイトボードに変わりました。この新しいL.L.教室であれば、3クラス分の人数がなんとか入ります。換気の徹底と、予め「心配な生徒はマスクを持参」と周知して、今回はここL.L.教室にて実施しました。

 

①まずは主任こと私からご挨拶させていただきました。

 『人文科はせっかく「部活でなくても先輩後輩と交流がある」環境であり、普通科と違って「常に先輩後輩が同じ階にいてすれ違う」ので、1年生は是非、先輩に挨拶をしましょう。挨拶は自分の問題なので、相手が返してくれなくてもいいのです、すべき自分はした、でいいじゃないですか。そして先輩は、せっかく後輩が「ハヨザイマス」「チハス」と挨拶してきたなら、返してあげましょう。優しく。』

 

②次に、3年生から代表のご挨拶です。

  今年も代表者は2名での登場。司会と挨拶用の代表者という設定だったのですが、ペアで出てきてもいいじゃないですか。この程度の行事ですと練習も何もありません、こういった係になる3年生には、直前の昼休みに呼び出して、出番の説明と「よろしくね」としか伝えていませんでしたが、ぶっつけ本番でも、まあきっちりキメてくれること!流石3年生です。なんだか短時間でシナリオを考えてくれたようで、なんとも会場がいい雰囲気になりました。ありがとう&お疲れ様でした!

 

③ここでいよいよ「とーくりんく」の開始です。2年生の代表に出てきてもらい、初めての1年生に分かるようにゲームの説明をしてもらいました。(去年は司会の生徒の写真を取り損ねましたが、今年はゲームの説明の2年生の画像がない!なんと!ごめんなさいT君!)さあ、開始です。

全体はこんな感じでした。

各班の様子です。

 

  各班、積まれたカードが無くなるまで、ゲームを続けます。それぞれの回答に追加で質問したりコメントしたりと、うまく場を盛り上げて、だいたい各班20分かからないくらいでカードの山は無くなりましたでしょうか。その先は、時間まで自己紹介の続きを詳しくやり直したり、先輩が人文科のことを楽しく紹介したりと、上手に時間を使い切ります。シーンとなる班は1つもありません!ちょっと面白そうという意味で気になったのが、ある班で先輩の女子たちが、明らかに我々職員を順々に見ながら、何やらにやにや楽しそうに後輩に話しているではないですか。我慢できずに、私もにたにたと班まで出向いて、「ナニナニ?何話しているの???楽しそうなんだけど」と。はぐらかされましたが、いいですねこういうの!

 

冒頭の自己紹介がさっくり済み、そこからトークリンクが30分ほどあり、始めはちょっと間延びするかなー…と思ったのですが、生徒たちは全班とも最後まで楽しそうで、なんだかんだとあっという間に終わりの時間。

④1年生の代表にご挨拶をもらいます。

 

 早速、クラスでの出来事などふわっと挨拶に組み込んで、会場の笑い?を誘いました。1年生のこれからの活躍も楽しみですね!

 

 今年度も多々あるであろう、様々な山も谷もしっかり乗り越えて、生徒の皆さんには、ここ人文科で、あってよかったと思える時間を過ごしてもらいたいです。

 

 

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入学式!

4月10日(月)入学式!

 ブログをご覧の皆様、今年度もよろしくお願いします、人文科主任2年目の松本です。

 年度の始めは入学式!コロナもなんだか収まってきたようですし、人文科新入生も40名で始まります。従来の活動、いえ、慌てずも従来以上に盛り上がって、学習活動を展開していいければと思います。

 午前中、新3年生、新2年生と職員とで始業式を済ませました。新たに転入してきた職員や学年団の紹介等がありました。そして全員多忙の極み?のまま、午後の入学式へ。

 

 続々と集合する新入生と保護者の皆様。正門付近で大切な記念撮影をされる方も大勢いらっしゃいました。受け付けは生徒玄関。保護者の方々お2人来ていただけるようになりましたので、場所が体育館内から移動となりました。

 

 

 もうすぐ開式です。ほんの少し前に、3年生が感動的に巣立っていったその同じ場所で、新たに一期一会が始まりますね。入学式では、人文科主任はなぜか?職員席の前列に席があります。管理職と学年主任の隣。撮影はひとまず式開始の少し前までで、いったん休止になります。

 

 

 人文科は9組ですので会場の左端の4列。新しいメンバー見参。マスクは、どちらでもいいのですが、まだほぼ全員しています。

 

 反対側から望遠で。着席しているのが教頭と事務長で、他が担任団です。右端が若きエースの新1年学年主任。ワタシはこの後、彼の隣へ座ります。

開始前、ラスト1枚、ステージの様子です。

 

・・・・・

 

 滞りなく入学式が終わりました。入学式は、卒業式に比べて事務的要素も加わりますので、式典終了後には1年生の学年団が紹介されました。正担任が1組から9組まで。次の写真で中央で1歩前に歩み出ているのが、我らが人文科9組担任のY教諭です。国語科のイケメン。

副担任も1組から9組まで。一番手前でピッと礼をしているのが9組副担任M教諭。普通科の3年生を卒業させたばかりの、国語科のイケメン。

 

  さて、入学式の日は、夕方までまだまだ忙しい日程が続きます。生徒はHRへ。

出るときは9組が最初。退場は巣立ちの退場ではなく、始まりの退場ですね。

 

 生徒のHRでは、担任副担任の簡単な自己紹介もありました。私もお呼ばれしまして、人文科主任として一言歓迎と励ましを述べました。書類回収など、煩雑な事務作業もありました。

 

 また、生徒が解散した後で、保護者の皆様と担任との懇談の時間が短時間あったのですが、前年度同様、ここは実は是非にと、予め相談の上、出番をいただいてお時間を頂戴しました。保護者の皆様がPTA入会関係を終えてHRに集合されたところで、人文科主任から保護者の皆様にお願いしたいことなど、時間のないところで最低限になってはしまいますが、お話させていただきました。

 

 新入生の皆さん、保護者の皆様、皆さまがここ春日部東高校人文科で過ごされる3年間が有意義であることを、切に願っております!ご入学、おめでとうございます!

 

 

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3月14日(火)卒業式

3月14日(火)卒業式

 

 様々な校種の卒業式、横に並べて比べるものではありませんが、単純に「高等学校の卒業式」、心にきます。

 昨年度、自分が3年間担任した生徒たちを見送ってはや1年、人文科主任として初めて卒業生を見送ります。私は今、担任ではありませんので、自分の中で勝手に気を遣う部分はあります。自分にとりましては、担任した生徒の卒業式の日は大切な最後のひと時でしたので、人のそれを邪魔するようなことはあってはなりません。2、3歩引いたところからお祝いすることになります。

 今回はコメントは1か所以外なるべく我慢しまして、写真は卒業式の様子や流れが中学生のみなさんにもコマ送り的に分かるように、ふんだんに載せます。

 

 まずは前置きとして、前日のことから。私のHRから卒業した旧生徒会長のSさん、前日の卒業式予行と併せて行なわれた正式な会の1つ、「同窓会入会式」のお仕事で来校しました!偶然、職員室前で会えて嬉しかったです!大学生になってもやっぱり、いやますますキラキラしていました!

 

 それでは当日、本番直前。教室前まで行くのは遠慮しまして、入場前の校舎内整列に向かう人文科卒業生を、まず階段で見送ります。

人文科は3年間3階ですので、先頭は1階まで来ますが、本体は階段に整列になります。

出発前。担任の先生にも写っていただきました。

人文科は「9組」ですので、なんでも殿(しんがり)です。

普通科卒業生の入場が進み、1階の所定位置にいた普通科がはけたら、いよいよ体育館へ。

さあ、入場です!担任を先頭に、2人ずつ、間を開けて、しっかりとした足取りで。

担任の先生の最後の引率はステージ前まで。そこからは自分たちで席へ行きます。

人文科まで入場・着席が終わると、開式の辞。

国歌斉唱をはさみ、卒業証書授与。普通科1組から。

普通科の呼名が進んでいきます。

学年主任は、校長に証書を渡す介添えをしながら、卒業生を見守ります。万感去来でしょう。

いよいよ、人文科9組の番です。

久しぶりに、聞こえる声での返事ができる状況に戻りました。

涼やかな返事が響きます。

全員、返事・起立・礼が終わるまで起立しています。

最後に、代表が呼名されます。代表は礼法にのっとり校長の元へ。

 はるかな昔、私(現人文科主任)の担任をこの学校でしていただいた校長から、今、クラス全員分の証書を受け取ります。

ちなみに昨年度はまさに私のクラスが同じ校長先生から卒業認定をいただきました。不思議なものです。

受け取ったら、階段脇の証書置き机に証書を置き、席へ帰ります。

代表が自分の席に戻ったら、クラス全員で着席。まず大仕事がひと段落、卒業おめでとう!

担任の先生も、殿であるがゆえに普通科担任より少しだけ仕事が多いのですが、全て無事に終了。お疲れ様でした!

ここからはまた全体の流れの紹介に戻ります。

賞状授与。県から表彰される生徒たちです。

校長祝辞。

来賓祝辞。PTA会長さんと後援会長さんのお二方です。

来賓紹介と祝電披露。

在校生代表送辞。生徒会長の大仕事です。堂々とした話しっぷりでした。

卒業生代表答辞。もと生徒会長からです。ここで一言。私、元来「泣かないタイプ」なのですが、今回の式典中3回も涙が溢れそうになりました。まずこの旧生徒会長Oさんの答辞。形式的な内容ではなく、自分たちの思いをリアルに綴った爽やかで思いの溢れる内容でした。

 

内容に胸を打たれました。立派でした。

 卒業生記念品贈呈。目録を読み上げ、提出します。

学校側(校長)からは、大切に使う旨、および、今回は3品目のうち1つが光庭に搬入された外用テーブルセット5セット分で、すでに設置されていますので、あらためて見てもらえるようその紹介がありました。

卒業生保護者代表謝辞。私、ここでも涙が滲みました。

齢51歳になったからか、同年代の子を持つ親でもあるからか、やはり思いのこもったお話に感動しました。

 

 ここで!今回ここだけ少々述べさせてください!

写真は無いのですが、校歌斉唱です。ここでも泣きそうになりました!

 春日部東の校歌は、個人的にこれまで勤務してきた高校も合わせて、その中で最もバランスよく歌唱向きの「いい歌」だと思います。良し悪しの話はふさわしくないですね。どこの校歌も大切に歌い継がれているかけがえのない歌なことは間違いありませんから。それぞれに特徴があります。私の初任校は古い伝統校でしたので、古めかしいゆっくりとした歌でした。2校目はマーチタイプで、生徒たちが元気よく歌いやすいものでした。3校目のものは、メロディアスかつしっとりとした素敵な歌。そして我が母校の校歌は、リズム・メロディ・ハーモニー・歌詞とどれをとっても誠に気持ちよく歌唱できる歌です。

 また、高等学校における歌唱指導についてもお話します。私の印象ではありますが、高校で生徒集団に十分な声量で校歌を歌ってもらうのは、意外に大変なものです。何故か集団になると声が出ない。私は歌の専門家でもなんでもありませんが、こと校歌の歌唱指導に関しましては、思うところがあるのです。歌というパフォーマンスは、学年集会のような場では、雰囲気悪く強制しても、まずいい結果はでません。何とか気持ちよく校歌を歌ってもらおうと、気分が乗りそうな話をしたり、コンテスト形式を試したり、自分がパフォーマンスしたり、集会等で効果歌唱があれば生徒の列に入っていき、リード気味で声をだしたり一緒に歌おうぜ的な感じを出したり・・・あの手この手で指導してきました。

 実は、その根底にあったのは、三十数年前にまさにここ母校を(現校長の担任するクラスを)卒業する際の出来事です。予行の際の歌唱練習ではそこまでではなかったものの、卒業式本番では、私たちは体育館の窓も震えんばかりの校歌大合唱をしました。それもドラ声で喚いていたわけではなく、です。「門出」に際し、「卒業仲間」「後輩」「先生方」と「母校の校歌」を「大合唱」する・・・なんと気持ちよく感動的なことか・・・酔いしれたものでした。たまたま親の仕事の都合で中学時代まるまるを過ごしたアメリカの中学校ではそのような習慣はありませんでしたので、私にとっては新鮮で初めての体験で、今でも私の人格の中にひとつ位置を占めるものです。

 自分が教員になってからは、生徒たちになんとか同じような思いをして欲しいと願ってきました。大変しょっぱい思いもしましたし、また時として上出来だろう!と思えた場面もありましたが、基本的に「校歌指導=大変なこと」という公式は存在し続けました。それが、5年前にここ春日部東に転勤してきて、自分が所属した新入生の学年集会(入学オリエンテーション)に立ち会った際のことです。ものの入学2日目くらいの生徒集団が初めての歌唱指導を受けて、もうそれまでの24年間で聞いたことのないくらいの声量で校歌が歌えたのです。もちろん、音楽の先生による歌唱指導も上手なのですが、過去に同じ場面で「この人の指導は下手だ」と思ったこともありませんでした。そういうことじゃない部分はあるようです。「なぜ入学したてでここまで歌える?????これまでの校歌指導はいったい何だったのか?????」・・・大きく感動するとともに、正直、非常に打ちのめされました。この出来事は、私の教員人生の中でも、忘れることのない大事件の1つです。そして翌年、自分が担任する学年の入学の際にも、やはり声が出ます。一連のことを考えると、校歌に限っても、単純ですが「良い学校にきたんだな」と思いました。

 それが・・・コロナ禍です!今回卒業した学年は、あろうことか3年間ずっと校歌を声に出して歌唱したことがない学年です。数日前の予餞会(3年生を送る会)でも当該学年の担任が挨拶の中で述べていましたが、この学年は予餞会前の学年式典指導と式典本番の2回しか全員で校歌を歌う場がないのです。なんと言うことでしょう・・・

  

 話を卒業式に戻します。3年間、歌唱入り音源で流してきたスピーカーからの音量を超える声量で、卒業生たちが校歌を聞かせてくれました!2番3番と進むにつれ、歌詞にも馴染みがなくなるはずのところ、逆に声量が上がっていく感じで、久しぶりに春日部東の校歌を堪能しました。一連の思いから、この場は実に感動的で、撮影のために式典中ずっと最後部で立っていた私は、誰にも気づかれずに感極まっていました。

 

  閉式の辞。お別れです。

 卒業生退場の前に、出口で生徒たちを送るために、学年団は先に出口に移動します。

この辺りはどうするかは学校・学年ごとにいくつかパターンがありますが、今回は体育館を出たところで花道を作りました。

 卒業生退場。入場と同じく、吹奏楽部の生演奏で送り出されます。普通科1組から、巣立っていきます!

司会よりクラス番号が呼ばれると、揃って起立、礼をして、退場します。

 

 そして人文科の番。

(当たり前ですが)振り返りもせず、巣立っていってしまいました・・・おめでとう!

 

おまけ①

  来賓退場です。校長に先導され、PTA会長さん、後援会長さん、そして同窓会長さん。

 

写真でお花の下あたりにいる同窓会長さん、実は私と同い年です。ということは。私の同級生です。とうことは。現校長が昔ここで私の担任をなさっていた学年の生徒会長さんです。不思議な気分です。

おまけ②

  式が終わると、式場では大人の時間。学年団と管理職や各部署の主任が保護者の皆様より花束をいただきました。その後、学年団からは一言ずつ挨拶。卒業生は、担任が最後のHRをやりにくるまで、しばし休憩です。

 ひとしきり、保護者の皆様とも最後のお別れを交わしたあと、担任は教室へ。一人一人へ証書を渡すのは教室になります。予行の日にもかなりの量の配布物を済ませていますが、この日も証書以外に意外と色々あるもので、そういった事務の後、担任から最後のお話が。そして解散。解散後も、教室で、廊下で、そこここで、様々な組み合わせで最後のお別れをし合います。大切な時間です。

 私は担任ではないおっさんですので、通常はまあ寂しいものになるかなと思っておりましたが、有難いことに人文科9組や授業に出ていた2組から、数人がお別れに来てくれました。ありがとう・・・お元気で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月16日(木)1学年クラスレク 人文科は「ドッジボールとバスケットボール」

 前回、今年度のブログ更新の終わりをにおわせておいての、もう更新です!もちろん、「人文科探究の授業」の様子ではありません。

 春日部東高校は、球技大会とは別で、年に2回ほど学年単位で「クラスレク」があります。あらかじめ室内とグラウンドで場所取りがあり、その後取れた場所で何をするかクラスごとに決めて、当日は球技なり何なりと楽しみます。

 

2月16日(木)1学年クラスレク 人文科は「ドッジボールとバスケットボール」

 コロナ禍以降、様々なイベントが中止や縮小、形態変更を余儀なくされてきましたが、世間の状況に合わせて、今年度はだいぶ従来に近い形でやれるようになってはきました。それでも、なんとなく、どことなく、「やれるはずのことがやれない」という感覚はそこはかとなくあります。今日は、人文科の1年生も普通科の1年生も、楽しい時間を過ごしてほしいですね。

 まず前半はドッジボール。始め、借りた敷地めいっぱいでやりそうな雰囲気で、担任の先生も「だいぶでかいコートでやるんだな」とにやにやしていましたが、間もなく半分の面積に再配置?クラスレクは、担任はほぼノータッチです。まあ、ほかの委員会関係も大概、生徒主導ですが。何気ないところにも学びの機会はあるのです。係がうまく仕切って、動き出しましたね。

 始めのボール取りはトスアップでした。

みんな、体が温まるまで?は少々大人し目でしたが、女子がきゃあきゃあ逃げまどうころには動きも活発に。

遠巻きで見ている分には、勝ち負けがあまり分からない感じで、前半終了。でも、楽しそうで良かったです。

 次に、バスケットボール。こちらは男女別で行われました。先に動き始めたのは人数が少ない女子。いきなりハイテンションで、ずーっと「きゃあー」「ぎゃー」と叫び続けながら、相当活発に動き続けていました。

「青春の1ページ!」的なショットが撮れました!

男子も始まりました。人数の問題でちょっと賑やかな感じですが、動きをリードできる数人がゲームメイクをしていました。

終始、楽しそうで、今回だけで急に友情が深まるのでは、と思うくらいいい雰囲気でやっていました。

ちなみに、これは5時間目で、6時間目は教室で球技大会の準備とビデオ視聴をするそうです(担任談)。

 

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2月14日 1年生2年生合同「1年生もくじ査読会」

2月14日 1年生2年生合同「1年生もくじ査読会」

 いよいよ!今年度最後の「人文科探究」の授業です。ということは2年生にとりましては人文科生として受ける2年間の人文科探究の最終回です。

 「1年生もくじ査読会」ということですが、「もくじ」につきましては、1月31日のブログをご参照ください。

 今回は2学年合同ですが、1年生が発表者。とは言え、聴衆の2年生も主人公レベルでやることはあります。実際、班別で、各班3人または2人の1年生が自分の考えた研究テーマの骨組みを発表しますが、聴衆の方が大変です。1年生担任から課された、項目が多数ある評価票に、聞きながらまずは〇✖で評価をして、最後には感想も記入します。記入よりも、タイミングが来たら発表者の発表内容について気が付いたことを順番に伝えねばなりません。ぼーっと聞いていると後で具合の悪いことになります。実際は、こういう時に皆しっかりやってくれるので、助かります。各班、活発に意見が出ていました。

 休み時間のうちに2部屋に分かれて、指示通りに机を寄せて班を作り、チャイム後に1年生の担任と副担任の先生がそれぞれの部屋で時間の進め方を説明し、今回はタイムキーパーも請け負います。

 ↓こちらは、各班1年生の人数が少ない方の部屋のスケジュール。

これを2回繰り返します。各班の1年生人数の多いもう片方の部屋では、少し短めの時間で3回繰り返します。

 ↓また例のKさん!たまたま、同じ部活の先輩と同じ班で向かい合わせに!2人して構えるものですから、いざ査読が始まる数秒前、ケジメがなくなる前にクイックショット!そして全体のスタート合図と同時に、「ハイ始め!」を手振りで指示しました。

 いざ2年生の前で発表となると、1年生も初めてで緊張気味です。手元の発表資料が「もくじ」ですと、研究内容の骨組みしか書いてありませんので、読み上げるだけでは足りません。自分の言葉で、頑張って論の展開の説明をしましょう!

 各発表の後、時間内に感想まで記入を済ませたいところ。皆、停滞する暇はありません、真剣にコメントを記入しています。先輩も先輩のプライドがあるのか、しっかりとしたコメントを記入したいようです。

 

 両部屋、予定の内容をこなして、2年生には2年間お疲れ様の声を主任の私の方からかけさせてもらいました。本当にお疲れ様です!2年生はHRへ。1年生は部屋を原状復帰して、HRへ。そこへ私もお邪魔して、1年間の区切りの労いと、今回の査読会を経ての注意点、そして原点に立ち返って「探究とは何か、今やっていることは何か、次にどうつなげるか」手短に話す機会をもらいました。

 

今年度の人文科のブログは、「人文科探究の授業をテーマにしたもの」は一応これで終了です。授業外で、何か関連して広報したい材料があれば、もう1回2回更新するかもしれませんが、これまで少しでもブログをご覧いただいた皆様、誠に有難うございました。今後とも、春日部東高校人文科のことを、よろしくお願いいたします!

 

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

 6月29日投稿 「6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!」

 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール」

 9月7日投稿 「9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」2年生「論文構造の再確認」

 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

 9月20日投稿 「9月13日(火) 人文科講演会」

 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

10月7日投稿 「10月4日(火)1年生「参考文献追加」2年生「論文打ち込み3日目」

10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※     11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

1月31日投稿 「1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

2月7日投稿 「2月7日(火) 2年生「論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備」1年生「もくじ完成へ」

 

 

 

 

 

 

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2月7日(火) 2年生「論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備」1年生「もくじ完成へ」

2月7日(火)

2年生 論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備

 いよいよ、2年間の人文科探究授業が終わりになります。来週のこの時間はもう、後輩の1年生が作った「もくじ」の査読会になりますので、実質今回が自分の学習としては最終回!2年間の探究学習、お疲れ様でした!また来週も労うことになりますので、ここはこの辺で。

 先週、私が添削したものと担任が添削したものが全員に返却されています。当然ですが、赤が入った箇所が気になるようですね。単純なミスは直すだけですが、中にはどうしようもないケースも含まれていますから、現実をみて、無理しないといいのですが。皆さん真面目で一生懸命なので…

 2年生はこの後、明日・明後日のうちに個別指導担当の元へ出向き、論文最終稿の提出、1年間のお礼、そして評価のお願いにあがります。

 

1年生 もくじ完成へ

 短期目標としては、来週の合同査読会で先輩にもくじをみていただくことがありますが、もっと大きな視野で見れば、春休みの課題は「ポスター発表原稿の下書き」です。ポスター発表会では、自分の研究の内容、論の展開を、パワーポイントで作った資料を提示しながらプレゼンテーションすることになります。つまりその段階では自分の論の展開は確定していて欲しいわけです。そう考えれば、まさに今!この「もくじ」こそが、論文の骨組みになるわけですから、ここで頑張ってほしい!

 今年度、初めての試みで、担任の先生と主任の私とで、彼らの冬休み課題であった「もくじ」初稿を、約3週間ほどかけて添削してみました。iPadで電子提出されたデータを2人で同時に見ていき、主に課題→仮説→論証の流れにきちんと筋道があるか、また意外と肝心な「研究の視点等」も、研究を進めていく上で理にかなっているかどうか、チェックしました。結果は随時、担任からそれぞれへ還元されました。

 生徒たちはその結果を受けて、今後自分の研究を進めていく上で必要な「もくじの修理」を、今日を含め約1週間で終えることになります。来週のこの時間の前には全員分をプリントアウトして配布物にする都合がありますので。この時間の最後に私から「提出までの時間の使い方、修理の進め方」を含めて励ましましたが、さてどうなりますか…

 実際のところ、なかなか研究内容が定まらず、要提出課題として形にだけしてはみたものの、本気で研究を進めていく気になれない…といった心理も、実は普遍的にあるものです。そういったことは、かのスーパー探究学習プロ高校、京都のH高校ですらを含めて、大なり小なりあることでしょう。始めから、いえ入学する前から研究したいことがあるわけではなく、人文科に入学して授業に探究があることをきっかけに「研究することを促されている」場合があることは否めません。

だからこそ!今ここで!踏ん張ってほしいですね。

 自分で思いついた疑問をブラッシュアップまたは小さく削っていき、高校生の力と時間で進められるように研ぎ澄ます。

 この疑問(課題)に、自分なりに答えを出す(仮説)。そして自分の立てた仮説が正しいと支えてくれる情報を、書籍やメディアから探してくる。春日部東高校人文科の探究学習の神髄がここにある、とも言えます。

 今回も元気にサービス満点のKさん、以前にかまわないと言っていたので紹介させていただきますが、とりあえずのところの「もくじ」段階では非常~~~に理想的な出来になっています!

まんま掲載ではなんですので、敢えて彼女の提出物を見ながらでなく、私の記憶を頼りに私の言葉で紹介しますが、だいたい以下の通りです。

課題(問い)「なぜ人は虫を気持ち悪く思うのか」

仮説「色・形や動きが不快な気持ちにさせるのではないか」

論証① 色や形が不快だから

論証② 動きが不快だから

論証③ 独特の色・形や動きを不快に思う原因はその人の育った環境にあるのではないか

串構造と言いまして、論証③が論証①と②も支えつつ新しい視点の内容になっています。理想的!

 論証を支えてくれる引用元の書籍がうまく見つかるかにもよりますが、彼女には担任を通じてアンケート調査の実施も視野に入れては?とアドバイスしたいと思います。

 内容に付随して、私も色々と思い浮かびます。逆に他の生物を「可愛い」と思う場合、その条件はどんなでしょうか。ここ10年くらいでモフモフという擬音が定着しましたが、毛が生えていればいいのか?モフモフの蛾は可愛いか?外骨格の節足動物的な動きが嫌なら、エビやカニはさほど「キモい」と言われないのはなぜか?ヤドカリが可愛いと言われるのはなぜか?生物学的には「虫」ではないかもしれませんが、ミミズが嫌いな人も多そうですね。それはなぜか?ニョロニョロ系の動きが気持ち悪いのか?細長くて手足が無いのが気持ち悪いか?ヘビは?手足があればいいなら、ムカデのように多数の脚があるのはどうか?自分の体と比べて本数が多い脚の数は、いったい何本目から気持ち悪く思う人が増えるのだろうか?唐傘お化けの一本足が2本になったら印象は変わるか?ちなみに千手観音(大変失礼します)が気持ち悪くないのはどうしてか?虫とはサイズがだいぶ違いますが、大型哺乳類の例。個人的に、別に嫌いではありませんが、象やイルカの顔を私は可愛いとは思いません、家族からは猛反発を受けますが、変ですあの顔!パグやブルドッグ、あとダマスカスヤギも!ゾウアザラシとか絶対可愛くない!しかしなぜ評価が分かれるのか??…芋虫毛虫は大概が攻撃を受けても抵抗手段がほぼないことから(毒のあるものは少数派)、あの見た目こそが、他生物に生理的に不快感をもよおすための、身を守る唯一の武器なのではないか、という説も聞いたことがあります。でも鳥には通じていませんね。なぜ?最後に大ヒント?私がありとあらゆる生物に対して、ものにより「可愛い」とは思わないまでも、ほぼ一切「不快感」をもよおさないのは、なぜでしょうKさん?

 いやあ、なんとも色々話し合いたくなってしまうようなテーマです。

 テーマ自体は、多くの者が実に興味深いバラエティーに富んだものを提示してきました。人文科29期生、今後が楽しみです!

 

★今年度記事一覧

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11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※     11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

1月31日投稿 「1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 

 

 

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1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 前回、1月24日(火)は、ご存じ埼玉県や大阪府の学校への不審FAXのせいで、人文科探究の授業も休講になってしまいました。1単位(週1回)の授業、今学期全部で5回しかない予定でしたのに、4回になってしまいました。2年生は前回の査読会の後半を諦め(もともと2回で全員をやる予定でした)、1年生は査読会1回目を諦めることに。まったく…

 

1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 

 ★2年生「論文訂正作業」

 2年生が年末に提出した探究論文完成版ですが、これをもとに担任、副担任、そして私こと人文科主任とで、主に冬休みの間に全員分を読み、評価を出しました。その際、赤ペンでたくさん添削の書き込みをしました。生徒個人個人の最終的な評価は論文だけでなく年間総合の取り組みでつけられますし、校内に人文科生徒1人につき1人いる個別指導担当からも得ます。評価自体は項目とレベルがはっきり言葉で決められておりますので、評価者各自でその通りにくだすのみですが、評価に表れない不備や気になる点もあります。探究を理解してもらう最後の機会です。すべてスルーせず添削しました。

 本来は24日の査読会が終わったところで我々が赤を入れた作品を生徒に返却するはずでしたので、担任の方で26日のLHRの終わりに返却となりました。そのタイミングで、私もクラスにお邪魔し、まずは2年間の労いと、厳しく添削した目的と、「今から研究し直すわけではないので、直せないものは直さない」ということをアドバイスしました。

 論文はいったん「完成」しております。本来は誤字脱字や表記上のミス等を修正するための期間です。前回、1回目の査読会では(半数ですが)後輩も交えた査読も済んでおります。しかし今回、やはり実際に複数の教員に添削を受けたものを見直すと、担任の先生も含め、少し突っ込んで修正したい(させたい)部分も多く見受けられるようで、予定を1週間程度ずらすことになりました。何しろこの後は、論文データは業者発注で冊子になるのみ、ですから。

 今日は、修正項目が少ない人もいますが、全体でパソコン室を使用できる最後の日、多くが気合を入れて自分の作品を見直しています。

 

 1年生「もくじ査読会①」

 確認ですが、ここで言う「もくじ」とは、厚めの書籍の頭にある、何章が何ページというもののことではありません。各自の論文の「タイトルから、展開上置いていくサブタイトル」と、それぞれに少しだけ内容を示唆する文面を書き記したもののことです。冬休みに課題として出されて、全員が四苦八苦しながら提出しました。ご参考までに、具体的な枠だけご紹介します。

 

テーマ「 」 ← 分野の紹介

課題設定(  ) ← 論文のタイトル

1はじめに

 1-1 問題の所在 ← 自分の研究をすることになったきっかけ

 1-2 課題設定 ← 自分の抱いた疑問(問い)を簡潔な言葉で(タイトルとほぼ同じ)

 1-3 仮説の提示 ← 自分で考えた問いに対する答え

 1-4 検討の対象、方法・視点 ← 用語の定義や、調べる範囲、条件など

2(論証1) ← 仮説が正しいというための理由や根拠をサブタイトル化

       ← 具体的に1つ目の根拠の中身を簡潔に記す

        (自分の意見∔参考文献の引用) 

3(論証2) ← 同上、2つ目(別視点から)

4(論証3) ← 同上(思いつかなければ無しでも可)

5考察 ← 結論で自分の仮説は正しいと言い切る前に何か考え等を述べたければ

6結論 ← 1-3の仮説が正しいと再度確認するところ

7今後の課題 ← 研究しながら新たに湧いた疑問や調べきれなかったことなど

引用参考文献 ← 論証を支えるために借りてきた情報の出所を所定の書式でリストアップ

 

 実は、2年生の論文を添削して実感したことがあります。1年生のこの時期、もくじの段階で、主任が担任と一緒に全員分の冬課題…つまり目次に添削レベルで目を通しておいた方が、1年後の状況がよりよくなるのではないかと、新たに考えました。これまでは、担任が随時面談をし、また主任もなるべく授業に顔を出し、生徒が質問等あれば主任もアドバイスする、という対応でした。正直、自分が担任の時は、当時の主任にも頼りましたが、もくじというキリのところで全員に一気にフォローを入れる、ということはできておりませんでした。仕事は増えますが、今日の段階で1年生のもくじのほとんどに添削作業を入れられておりますので、今後に向けていい感触を得ています。

 それはそれ、今日の査読会はいったん冬に提出したものを使っての、班別の活動となります。互いに発表し合う際、いい発表にするために、発表者だけでなく聴衆もそれぞれ何に留意すべきか、またきちんと「査読」になるように、人のもくじについて見るべき点など、これらを担任の先生が明示しました。極めてしっかり指導しております。

質疑応答、聴衆全員のコメントも含めて、1回10分で回していきます。

よいアドバイスが入りました。「発表者が聴衆に質問してもいい」と、具体例が。

これはナイスです!発表者側が、半信半疑な項目などに少し当たりをつけられるかもしれません。

ちなみに、iPad上の活動ですので、見た目は担任もiPadを操作しながらの指示で、生徒も同じです。生徒各自も担任も、全員のデータを確認できるように設定済みです。作業面積は小さいのですが、便利です。ペーパーレスですね。

下は、教員のiPadですが、このように全員のデータが一覧になっていて、選択するとそれを拡大でき、こちらからの書き込みも可能です。

1年生は、予定ではもう1度自分達だけで査読会を行い、最終回は2年生にもくじを見てもらう合同査読会、となっております。

 

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 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

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 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

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 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

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 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

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 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

10月7日投稿 「10月4日(火)1年生「参考文献追加」2年生「論文打ち込み3日目」

10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※ 11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

 1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

 

 

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1月17日(火) 「2年生探究論文 2年生1年生合同査読会」

 読者の皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 春日部東高校人文科探究の授業も、残すところあと5回となりました。

 2年生はひとまず完成した論文を各種査読会を経て隅々まで完璧に仕上げ、最後に個別指導担当に提出し、論文を含めた年間評価をいただく時期です。1年生は冬休み中にやった宿題の「論文の目次作成」を各種セッションで練り、春休みの課題である「パワーポイント発表資料下書き」に繋げます。3学期初回の今回は、年末に2年生担任の先生から要望があり、少し予定を変更して「1年生に2年生の論文を読んでもらい、意見や指摘をもらう時間」としました。

 

1月17日(火) 「2年生探究論文 2年生1年生合同査読会」

 大まかな形式は、蜜を避け3会場に3班ずつ設けて、班内で2年生メンバーの半数が発表する形です。発表者は自分の番になったら班員に自作論文のコピーを配布し、時間を図ってこれを音読し、聞き手は気付いた誤字脱字や不明点等を同時に書き込み、意見交換の時間になったら聞き手が1人ずつ意見を述べていきます。

 今回発表しなかった2年生たちは、来週のこの時間に発表します。ただし来週は合同ではなく2年生だけの査読会になります。

 

 絵としましては、正直地味ですね。全室全班の写真を撮って回りましたが、掲載するのはどれでも一緒です~

 

 

 

実はこの時点で少なくとも主任である私は冬休み中に全員の論文を読み終え、評価を出しております。

指導する側、それも担任をしてくださる方々のさらに背後で活動内容を管轄する立場としましては、初めてとはいえ気が付く点、要改善点、反省点もございます。逆に生徒たちは、これも例年のことですが、概ね真剣に取り組んでおりますので、生徒たちも職員も納得のいくかたちで改善案を提示したり総括を共有したりしていければな、と思います。

 

 2年生はあと4回で、2年間にわたる学校設定科目「人文科探究」の学習が終了します。

 1年生は論文作成に向けて、大きく分かりやすい転換期に入ります。

 ガンバレ人文科生!

 

 

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 すみません、ここにリンクは貼れません。ブログのアーカイブが「月別」で、日付から選ぶようになっておりますので、見たい記事がピンポイントで見つけられるように、タイトルの一覧を毎回示しております。

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12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

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12月6日(火) 1年生「個人テーマ検討5」 2年生「論文完成・提出2」

今学期の人文科探究の授業も、ここで最終日です。1年生、2年生、それぞれここでひと段落。

 

12月6日(火) 2年生「論文完成・提出2

 先週、多くの者が論文を完成させて、第1回提出も済ませられました。今日は、パソコン室ではまだこだわりがあったりどうしても直しておきたいことがある人が、まだ数人頑張っています。

教室では、すでに提出を終えた人たちが、期末考査に向けて勉強をしています。

 

1年生「個人テーマ検討5」 

 1年生も、冬休みの課題が論文の「目次作り」になりますので、ココがその手前の大詰めです。

「課題(問い)」→「(仮説)結論」、その「論証」、この関係性がしっかり考えられているか、頭をたくさん使って確認します。

Kさん、今回は控え見えにニッコリ。

担任の先生の個別相談も大詰めですね。

1人1人じっくり見てあげています。来年の今頃、どんな論文ができあがってくるか、とても楽しみです。

 

 誤解の無いよう、時々思いついては述べますが、本科で重視していますのは最終的な論文の出来そのものではなく、あくまでも思考体験です。自分で問いを見つけ、それをきちんと高校生が研究できるようにサイズダウンし、これを言葉にして、その問いに対して自分なりの「仮説」を考える。その仮説が正しいと論証するために、これまた自分で考えて書籍等を使って正しい調べ物をし、その調べものをもとに自分の仮説は正しかったと結論を出す。それが人文科探究です。

 

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11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

 

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11月29日(火) 1年生「テーマ決め4」 2年生「論文完成・提出」

11月29日(火) 1年生「テーマ決め4」 

 いよいよ大詰め感が漂っています。

タッチペンがiPad画面を叩く音がこの空間のベースの音になっています。

担任の元へはアドバイスを求める人たちが…

 そしていつものKさん( ´艸`)

今回は始めから今までと違うポーズをとってくれましたが、今そのテキスト使ってないでしょ( ´∀` )

ちなみに、彼女の研究内容、一応プライバシーかなと思いますので詳しく公開しませんが、自然関係の、実に人文科探究らしい視点のテーマでした。内容に関して私もこの場でちょこっとお話しました。

 テーマは今季でいったん決定しますが、その後変えてはいけない、と言うわけではありません。完成への具体的な活動が始まっていく中で変更すると、追いつくのがどんどん大変になっていく…だけと言えばだけですので。

ということで彼女のテーマも必ずこれで行く、というのは乱暴です。「今、決まりそうなテーマはとても楽しみな内容です」としておきましょう。

 

 

2年生「論文完成・提出」

 さて、2年生は今回で一区切りを迎えます。各自、完成品を必要部数プリントアウトし、文字数をメモして、提出です。来週もう一度予備日がありますが、提出できた者からテスト勉強等の自習となります。

 担任の先生もじっとしている時間はないようです。

今回は珍しくポーズをしてくれるキャラが!

ノリが増してきたのでアップで。

せっかくここまで頑張ったのです。誇っていいのですよ!そして達成感を感じて欲しいです。

ひとまずお疲れ様でした!!

 

 

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11月22日(火) 1年生「論文テーマ決め3」 2年生「続・論文修正」

 ブログに先立ちまして。

 大変お待たせしてしまったかと思いますが、やっと、11月5日(土)人文科フェアにてご来場者の皆様からいただきましたアンケートに記載のありました「残ったご不明点・不安点」への回答をアップすることができました!

 回答を準備するにあたり、当初は皆様の疑問の出所など最大限考えて作文しましたところ、字数だけでも15000字を超えてしまいました!ホームページと言う場に掲載するにふさわしい文量、内容、スタイルにすべく、タケノコの皮をむくがごとく推敲しました。色々と内部で助言ももらいまして、単純に全て読む気で見れば確かにまだまだ長いのですが、目的は1回に全て読んでいただくことではありません。ご覧の皆様それぞれで「気になる不明点・不安点」があればその回答を読んでいただき、それが参考になれば誠に幸いです。

 

11月22日(火) 

1年生「論文テーマ決め3」

 先週の続きです。発信ネタとしまして新しい情報は少ないですが、ここが大事な期間なのです。みな、注意深く、3学期から始まる論文の目次作りに向けて、注意深く興味を小さくはっきりさせ、問い→仮説→根拠→結論の流れが組めるように情報の整理を詰めています。

 iPad、つまり配信されているワークシートを中心に作業を進めますが、今回も場所は図書室。自分の考えた説を支えてくれそうな書籍をぱっと探しに行けるように、です。

担任はやっぱり大忙しです。全員1回は面談済だそうですが、それぞれ抱えている状況は異なりますので、生徒たちもそれに応じて相談にいくようです。今回は副担任の先生もたくさん相談相手になっていました。

図書室のパソコンで調べものをしたいケースもありますね。

いつものKさん、同じ席で同じポーズをするものですから、「先週と全く同じじゃん!」と言ったら自然な範囲でポーズを変えてくれました( ´艸`)。

 

2年生「続・論文修正」

 写真の見た目はもう…皆様見飽きてしまわれたかもしれませんが、実はけっこう大詰めです。来週のこの時間に論文完成、そして完成原稿プリントアウト!まずは個別指導担当へ提出!

 ちなみにこれっきりパソコン室に来ない、というわけではありません。

 今後の予定ですが、来週ひとまず「完成」品としてプリントアウトする原稿は、冬休みから1月中旬にかけて、担任・副担任・主任が全員分読み、評価の準備をします。また、3学期上旬~中旬にはクラス内で「回し読み」をして、本当の最終的にミスプリントや、本来あるべきではないのですが「理論が通らない箇所」などが見つかれば、これらを修正する最終チャンスになります。

 その後、本当の本当に「完成」した原稿を、1月下旬にお礼がてら個別指導担当にも提出し、彼らにも6月のポスター発表も併せて評価をいただきます。

 今日から1週間は、原稿を完成させる前に個別指導担当のもとにアドバイスをいただきにあがる日としても最後のチャンスです。2年間の集大成を目指して、頑張れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「人文科フェア」ありがとうございました! 生徒スタッフよりメッセージ

予告2(お待たせしております)

 11月5日(土)人文科フェア にていただいた中学生と保護者の皆様のアンケートにありました質問/疑問への回答を、このブログの手前、人文科の説明ページと同列のところに、近々アップする予定です。本校人文科を考えている皆様、特に11月5日にフェアにいらした方々は、そのころぜひまたブログをご覧ください。

 

11月5日(土)人文科フェア

 多くの皆様のご参加により、盛況のうちに終わりました。有難うございました。

ボランティアで出てくれた生徒スタッフも頑張ってくれました。全人文科生の3割ちょっとが運営するこのイベントは、人文科の一大イベントでもあります。主催者側ではありますが、主任としましては彼らにも本当に感謝します。よく動いてくれました!

 

 今回は、内容を細々説明するのではなく、全体の流れが分かる写真を並べ、途中途中に「生徒スタッフから中学3年生の皆様へのメッセージ」を掲載します。高校生ですし、まだつたないものもありますが、受検性の皆さんを励ましたい気持ちは一緒かなと思いますので、よろしければご覧ください!

 まずは各会場、リーダーから探究学習について紹介

次に、2年生が、探究論文のために研究してきた内容をパワーポイントでプレゼンテーション

 

1年生より

●私も色々と不安だらけで他の学校と迷っていましたが、今は得意教科を伸ばせて、仲の良い子もできて楽しく過ごせています!

●高校3年間はあっという間に終わってしまうから勉強・運動ともに頑張ってください。

●人文科独自の活動がとてもためになるのでぜひ来てください。

●普通科との関係に不安が少なからずあると思いますが、正直どこをとってもあまり変わりません。安心して入学してきてください。

●人文科の強みは、クラス替えがなく、仲間との団結力が強いところだと個人的には思います。是非、この人文科で出会う仲間たちと3年間を共にしましょう。

●模試の結果がどうあれ、「次頑張ろう」という気持ちを持って気を落とすことはしないでください。

●緊張せずに頑張って!!

●普通科とは違った人文科探究など楽しいと思えるものがたくさんあるので、ぜひ人文科に入ってみてください。

●探究でいろいろなことに興味をもって楽しい学校生活をおくりましょう。

●辛いことや大変なこともあると思うけど高校に入ったら楽しいことがたくさんあるので頑張ってください!受験生でいられるのもあと数か月!がんばってください!

●普通科とは違ったたくさんの活動があるので是非人文科に入ってください

●人文科と普通科と大きく違うというイメージがありますが、人文科はクラス替えがなく、クラスの仲をとても深めることができます。その他にも人文科独自の活動があるので様々な体験ができます。

 

そして、1年生が1年生の行事「スプリングセミナー」と「サマースクール」について紹介

最後に、主に3年生が、全体行事「人文科対面式」「人文科講演会」について紹介

後半は中学生と人文科の生徒スタッフのみで交流会

 

2年生より

●今が一番苦しいときかもしれませんが、高校での楽しい生活を想像しながら頑張ってください!!

●人文科はけっこう楽しいよ。

●入試まで残り少なくなってきましたが、自分の高校ライフを思い描き、最後まで頑張ってください。応援しています。

●高校選びは、一つの情報やメリットだけを見るのではなく、自分に合っているかよく考えて選んでほしいです。入試まで後少しです。頑張ってください!

●より上を目指せる場所なのでぜひ。

●県内唯一の科なので、ネームバリューはあります。人文科ライフは楽しいですよ。

●春日部東は良い高校です!!とは言いません。3年しかいない高校生活をよくするも悪くするも自分次第だと思います。ただ、本気で勉強したい人、本気で良い大学を目指す人にはとても良い高校だと思います。みなさん、頑張ってください(^o^)

●受験頑張って!

●僕たちが叶えられなかった海外研修成功させてください。

●自分に合った進路選択を

●頑張って下さい

 

「3年9組会場」スタッフ

「305号室会場」スタッフ

「2年9組会場」スタッフ

「303号室会場」スタッフ

 

 3年生より

●ラストスパート勉強一緒に頑張りましょう!

●部活も勉強も頑張る人が多く、自分も頑張ろうと思えるような雰囲気のクラスです。受験頑張ってください。

●人文科は入学してから魅力がわかるよ。

●考えることはいつまでも役に立つから、損なし。

●まだ受験しようか迷っている方、普通科では体験できない行事が沢山あってとても楽しいです!ぜひ入学をお待ちしています。

●今は受験でとても心配だという人が多いと思います。残り3か月程だと思いますが、是非全力で勉強に取り組んでください。高校に入ってからも勉強した知識は大いに役立ちます!! 頑張って下さい!応援しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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11月15日(火) 1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」 

予告2(お待たせしております)

 11月5日(土)人文科フェア にていただいた中学生と保護者の皆様のアンケートにありました質問/疑問への回答を、このブログの手前、人文科の説明ページと同列のところに、近々アップする予定です。本校人文科を考えている皆様、特に11月5日にフェアにいらした方々は、そのころぜひまたブログをご覧ください。

 

 1年生「個人テーマ検討2」

 1年生はいよいよ論文のテーマをはっきり決める時期が迫ってきました。皆、実に興味深い着眼点で問いを立て、仮説を考えています。しかし、論文作りはここが肝心。といいますより、論文そのもが目的なのではなく、「問い」「仮説」「根拠」「結論」の流れと、これを支える参考文献の発掘。そのステップこそが目的です。じっくりやってもらいましょう!

 進んできた者もいますので、今回は担任が判断して図書室で授業。iPad内の「問いを小さく(=約半年で完結できる規模の研究になるように)するためのワークシートを元に各自のテーマを砕いていきます。見当が付いた者は論文の基礎構造を図式化したワークシートへ移行。

 担任の先生は前回も、あと隙間時間も、ずっと生徒の考えたテーマについて個人面談をしています。必要に応じ副担任の先生も私もヘルプに入ります。

ある意味、人文科探究で最も興味深い、最も楽しい部分でもあります。

ちょうど、絵画を習いたてで色々描けるようになってきた人が、新しい絵を描き始めているような…。

 そしていつものKさん!ワークシートを見せてくれました。

常にベストショットを撮らせてくれます!もはやご本人も「コレってシリーズですよね」レベルで対応してくれるので、ブログ用に授業の様子を撮りに行くのが楽しみです~!

 

2年生「続・論文修正」

  さあ、2年生もいよいよ大詰め!と言いましてもまだ数回は見た目同じような光景が続きます多分。

 研究してきた内容が、6月のポスター発表を経て、相互の回し読みや個別指導担当のご指摘も経て、こうして完成品に近づいていくのも、オツなものです!みんな楽しんでください!

 担任の先生はやっぱり大忙し。後から後から「見てください」で、引っ張りだこ状態ですね。

 

 

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 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール」

 9月7日投稿 「9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」2年生「論文構造の再確認」

 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

 9月20日投稿 「9月13日(火) 人文科講演会」

 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

 10月7日投稿 「10月4日(火)1年生「参考文献追加」2年生「論文打ち込み3日目」

 10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

 10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

 11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

 11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

 

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11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「論文修正」

予告:11月5日(土)人文科フェア

 ・生徒スタッフの活躍(ブログ)

 ・中学生と保護者のアンケート集計結果と質問/疑問への回答(何かの形でこのHP内に)

…を、近々アップする予定です。本校人文科を考えている皆様、特に11月5日にフェアにいらした方々は、そのころぜひまたブログをご覧ください。

 

1年生「個人テーマ検討」

 1年生もいよいよ論文作成の直前まできました。できればこれまで集めたネタの中から問いが立ち、自分なりの仮説が思いつけばいいのですが。参考文献も使えるモノがすでにネタに含まれているといいのですが。

 ここでもiPadが活用されています。担任から配信されたワークシートを元に、各自研究テーマを考えます。

独創的なテーマがたくさん生み出されつつあります。

廊下では担任が1人ずつ面談し、問いが大きすぎないか、あるいは仮説を考えにくいテーマになっていないか、アドバイスを与えていました。

 

 2年生「論文修正」

 こちらはまさに「続き」でしょうか。中間考査前後の各種セッションで仲間にもらった改善案や、個別指導担当の教員たちにいただいた意見等をもとに、論文を修正していきます。ちゃんと推敲になっているといいですね。

 

 

 ついでに、この日にあった天変地異の写真です。ブログのほとんどの写真と同じで、私のオートフォーカスにて最大望遠で撮りました。私、天王星の話は実は後で聞きました。

  

いかがでしょうか。

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11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

 

 この日の写真データはありません、すみません…

 2年生はまさに「続き」でパソコン室です。

 1年生は、前の「地球カレンダー」からのセット内容で「不都合な真実」の視聴です。

 

 ご存じの方も多いと思いますが、「不都合な真実」とは、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏による同名の書籍及びドキュメンタリー映画です。2006年の段階で、政治家としてここまで地球温暖化問題に向き合い、世界に投げかけていたのかと驚きましたし、また当時「嘘だ」「プロパガンダだ」とライバルたちに揶揄されていた主張内容のうち最も過激なもののいくつかは、この数年、それを上回る状況を伝えるニュースが当たり前のように報道されていて、ゾッとしますし、その後のアメリカや世界の状況を考えると、本当にアル・ゴア氏には大統領になってほしかった、と今更思います。

 構成は彼の環境活動の1つ「講演会」での様子をメインに、講演会外の各種エピソードを所々に挿入する形です。生徒たちが映画として視聴を楽しむにはいささか向かなかったようです。内容が極めて分かりやすく地球温暖化のあらましと行く末を伝えているだけに、また、たまたま彼らがサマースクールへ向かう途中のバス内で見たビデオ「Day after Tomorrow」の内容や使われている各種科学的情報が、姉妹作品かと思うくらいリンクしていたので、予想より生徒の食いつきが良くなかったのは悔しかったです。私は事前に視聴した際は、開始から終了テロップまで高い集中度で食い入るように見ました。これは力がある映画だ!と思ったのですが、まあ、教員側も色々と勉強になりました。

 時間の都合で全編は見せられていないのですが、どこかでまたリベンジ出来たら、と思います。ブログをご覧の皆様も、まだ見たことがなければ、是非ご覧になってください。

 

 

 

 

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11月5日(土)人文科フェアへのお誘い

 ブログを見ていただいている皆様、肌に感じる季節もだいぶ冬に近づいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、現在中学3年生の皆様と保護者の皆様で、今週末の春日部東高校第3回学校説明会への参加をお考えの方々へ。よろしければ是非、説明会後の「人文科フェア」へいらしてください!

 今回の説明会後のメニューは3択で、人文科フェア、個別相談、部活見学、となっております。そして人文科が人文科として大々的にオープンスクール的なことをやれるのは、今回だけなのです。ちなみに、個別相談でしたら人文科フェアの後にも同会場で準備がありまして、そこで普通科関連の質問をしてはいけないということは一切ございません。

 

 今年度より主任を仰せつかっております私ですが、実は長女はすでに大学生なのですが、次女が今まさに「高校受験」を控えております。つまりここ5,6年の間に、皆さまと同様「子どもが高校受験/大学受験をする」と言う家庭的状況を過ごしてまいりました。そして夫婦ともども、つくずく感じるのは、「生徒本人が納得する受験」の大切さです。

 長女の時も、当初親が考えていた高校とは違うところへ進学しました。春先からは、(次女も付き合わせて家族で)車で候補の高校を「偵察?」しに行ったり、学校説明会や文化祭にも参加したりと、イメージ作りから受験校選定までと、様々な情報を得ては、日夜考えておりました。私は少々「仕事寄り」でして、家のことは妻にかなり頼っておりまして(感謝しかありません!)、子どもに対する働きかけの形は、主には妻の主義なり感覚によるのですが、判断材料は共有するものの、決定に強制や強い誘導はしませんでした。まだまだ、判断力も不完全な子どもですし、場面に応じレールを敷く必要性もあるとは思いますが、我が家としましては結果的にうまくいったかと思います。(コロナ禍以前でしたので)さいたまスーパーアリーナにおける高校進学フェアあたりで、長女の中に具体的なものが見え始め、そこからは、複数校を比較検討しつつ、本人的に第一志望をしっかり確かめていく作業になっていったように思います。

 現在進行中の次女につきましても、今のところ長女と同じような感じで順調に検討を進めているようです。ちなみに誤解のなきよう、春日部東の人文科につきましては、「親父が務めている」「親父の授業を受けるかも」というのは結構なハードルですし、我が家からは通学の距離も順路も時間も費用もなかなか難しいものがあり、残念ながら断念…?

 

 さて、春日部東高校と、その中の人文科についてです。

 我々「県立高校職員」は、恐らく一般の方々が思うよりさらに「転勤族」です。各校の職員は毎年何人かずつ入れ替わります(新聞発表の通り)。10年も経てば大多数が入れ替わっておりますので、「〇〇高の教員は××だ」的なコメントは、我々からすればナンセンスです(勿論、対外的印象というものはその場にいる者が作るわけで責任は永遠に重大なままですが)。また言うまでもなく、生徒は毎年1/3ずつ入れ替わります。不思議なもので、高校の雰囲気は「高校そのもの」が連綿と受け継ぐもののようです。「毎年どういったタイプの生徒たちが入学してくるのか」と、「内部で受け継ぐ独自の教育理念や具体的な方法論」…この2つが有機的な作用を及ぼし合っているのかな、と。

 あと何年後か、いずれはここを出てゆく私ですが、毎日勤めていて本心から春日部東高校は「いい高校だな」と思います。一言でズバリ申し上げれば、「生徒がいい!」

 そして、人文科ですが、東部地区で中学生激減の折、倍率こそ出ませんでしたが、「教育環境が恵まれすぎ!」公平に見てずるいな~と思うくらい恵まれております。

 そんな人文科ですが、恐らく名称が分かりにくいためか、あるいは少数派になることが気になるのか、残念ながら生徒募集ではここ数年苦労しております。少しでも興味のある方々は、ここは是非フェアにいらしていただいて、疑問点など解消していただければ幸いです!中学3年生ご本人の納得できる受験、保護者の皆様の納得できるお子様の受験、のために!

 

 ★概要

 ・所要時間:説明会後の約1時間

 ・前半30分:現役生徒による説明(探究学習、2年生の研究内容の発表、独自行事紹介、各10分程度)

 ・後半20分:中学生は現役生と交流会(班に分かれての自由な質問タイム)

       保護者は別室で主任から追加説明

 ・最後の10分:アンケート記入、終わった方から解散

 ・終了後、希望者対象に個別相談

 

多くの皆様のご参加をお待ち申しております。

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10月11日(火) 1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」 2年生「論文査読会」

10月11日(火)。 特に2年生では似たような見た目の授業が多くなる2学期ですが、今日の探究授業は1年生・2年生とも、少し内容的に動きがありました。

 

1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」

 久しぶりに主任の私が主導でやる授業です。

 SDGsにつきましては、数年前に「視点を取り入れる」という表現で学習機会を設け始めました。生徒にとりまして、探究論文作成に向けたテーマの設定時にあまりSDGsにこだわりすぎますと、自由な発想が制限される恐れがあります。人文科としまして、まずは単純に「疑問→仮説→論証→結論」の流れを自ら設定すること、それについて手順を踏んで研究し論文にすること、この流れをスムーズに体験することを優先しまして、実情は「後付けで」自分の研究はSDGs17項目のどれに貢献できるか考える…くらいの強さでやっております。

 一方、SDGsそのものは、現在の地球に生きる人類として、あらゆる場面で考えてゆくべきことのはずです。この世界の傷み具合は、学校の全科目で前面に押し出して扱ってもおかしくないレベルと言えます。できれば探究授業年間計画に定期的に入れたいくらいの内容ですが、実際の計画では(当然でもありますが)論文作成に向けた流れを最優先としています。とりあえず今年度は、授業スタイルで扱うチャンスは授業内容が予定より進んで空けられたところや、予定の内容を別物に変更をせねばならないところになります。今回は1年生の授業が進んだので空けられたコマというわけです。

 SDGsは国連の考える「持続可能な開発目標」ということで、その17項目は人間の開発分野全般にわたりますが、そのうちの半数近くが「環境問題」にかかわる分野です。

 たまたま、主任の私は三十数年前(人文科ができるずっと前)にこの母校で2年生の頃に、とあるきっかけから環境問題に興味を持ちました。その後、大学は学部こそ英語ですがゼミは「英語で自然について考える」ゼミをとり、環境問題への関心を深めました。就職活動で教員を目指したのも「生徒たちに環境について伝えたい」と考えたからでした。そのあたりはカミングアウト的な話がまだあるのですが、ここでは割愛します。

 さて環境問題と一口に言ってしまうと分野が大きすぎて、まとめる際の立ち位置もしっかりせねばなりませんが、今回ははっきり環境問題に特化して話す初回、と考えますと、私としましては「問題」以前の「本来」をまず知ってほしい、普段何気ない瞬間に本来の環境そのものの「偉大さ」「存在自体の奇跡さ加減」「脆弱さ」に思いを馳せてほしいと考えます。

 「地球は、太陽系の中で、どのように惑星になったのか」

 「地球の地殻は、大気は、海は、いつ頃どうできたのか」

 「最初の生命の誕生する条件はいつ頃どう整ったのか」

 「酸素は何者がどう生み出してくれたのか」

 「オゾン層はいつ頃どういう経緯でできたのか」

 「私達生物はどういう経緯で進化し今こうしているのか」

 ・・・つまりは我々が今現在、生命としてこの惑星に存在できる根本的な条件は、何のお陰でどのように整ったのか。そして私たちはどこから来たのか。こういった、ある意味「環境の下地に関する一般常識」とも呼べる知識をまずしっかり確認したいと思いました。

 そこで、このために自分でも初めてワークシート化したネタが「地球カレンダー」です。ご興味のある方は是非検索してみてください。これは、地球の誕生から現在までの歴史・・・46億年と言われていますが、この46億年の間に起こった出来事を、1年間365日のカレンダーに換算して当てはめると、何月何日にそれが起こったか分かる。つまり長すぎて見当もつかない46億年そのままで理解するのではなく、長さの検討がつく12か月365日に直して出来事の間隔やタイミングを把握できる、そういうカレンダーです。

 実はだいぶ前にすでに、A3判の紙2枚に365日を入れ込んだプリントは作ってありました。今回はこれをA4判1枚に1か月、全部で12枚、プラス12月31日のみを24時間に直したら何時何分に何があったのかで1枚、計13ページ(両面印刷で枚数は半分)のワークシート束に仕立てました。カレンダーの中の主だった出来事は、全消しか空欄を設けました。元旦から順番に、途方もない出来事については想像しやすいようにプロジェクターで例の画像を示しながら説明していく、という授業です。

 ご想像通り、11月から急に出来事が増えますが、6月まででも重要な出来事はあるにはあります。設けた空欄を全て埋めてもらいながら時間内に全て話せるか、ぶっつけ本番で時計を見ながら必死で、でもなるべく分かりやすく面白くトークしました!結果としましては少しだけ時間オーバーしましたが、なんとか伝わりましたでしょうか。

次の恐竜(厳密には恐竜と呼ばれる動物群の登場するずっと前の生物)のスライドを写した写真に、偶然いいものが写り込んでいました。

授業中に唯一「本物」の例として副担任の先生にお願いして見せて回ってもらった鉢植えです。

写真では黒いモシャモシャにしか見えませんが、実際は箒の先のような形態で鉢から立ち上がっています。

「マツバラン」という植物です。

ちなみに鉢の左わきに黄緑色のワサワサが見えますが、この部分は勝手に生えてきてそのままにしてあるシダ植物2種類、です。

 11月27日!海の中ではすでに魚類までが進化し繁栄していましたが、この日より2億年ほど前…もとい、2週間ちかく前の11月14日からオゾン層が形成されはじめ、UV対策など色々と準備が整い、27日にようやく植物が上陸に向けて動き出します。まずは浅い海や河口に藻類が、そして次に湿地帯にコケ植物がじわじわと上陸!といっても湿った環境までです。動物はまだです!

 11月28日!植物が(はっきり)初上陸!

 この、今より4億年ちょっと前…もとい、「大晦日の現在から1か月と3日前」に初めて上陸した頃とほとんど姿を変えずに現在まで生き残っている「生きた化石」が「マツバラン」の仲間です。一応、広義にシダ植物と分類されていますが、これはかなり大雑把な分け方で、動物でいいますと魚から私達哺乳までまとめた「脊椎動物」と、「エビ」だの「貝」だのまで、ほとんどの動物をいっしょくたにしてしまうくらい適当な分け方です。もうすでに授業では全然そこまで話していない「ブログネタレベル」になっていますが、ここだけ!古い植物の分類の入り口だけ!ちゃんとすると「古マツバラン門」「ヒカゲノカズラ門」「トクサ門(ツクシの本体のスギナがいるグループ)」「ハナヤスリ門」「シダ植物門」etc…となっております。このリストはだいたい歴史上も上陸ないし進化してきたグループ順ですので、「コケより進化しているけど、コケを超える中では一番原始的な植物」であるマツバランは、体の構造もかなり変。土中部分を掘り出しても、まともなシダのようにはっきり根と呼べそうなものはなく、ウネウネと茎らしき構造が這いまわっているだけなのです。葉っぱもないし。11月28日の陸にはこんなヘンテコな草ばかりが繁茂し、12月3日に大森林が陸に発達するころの植物もまだほとんど「シダ植物門」まで。現在の森や草原とは、ぱっと見の印象もまったく異なる事でしょう。ツクシの化け物の大木が林立していたりとか、想像するとロマン以外のなにものでもありませんね!

 唯一の実例を取り上げましたらついつい述べすぎてしまいましたが、この授業のしめくくりを記載してむりやり閉じます。

12月31日午後11時37分・・・現生人類ホモ・サピエンス登場

12月31日午後11時58分52秒・・・農耕牧畜開始(1万年前)

12月31日午後11時59分46秒・・・キリスト降誕

12月31日午後11時59分56秒・・・ルネッサンス

12月31日午後11時59分58秒・・・産業革命

12月31日午後11時59分59秒・・・20世紀が始まり終わる

・・・私達人類は今、地球の歴史上何度もあった寒冷化と温暖化の繰り返し、生物の歴史だけで考えてもかつて何度となくあった大絶滅、そのどれとも違う形で、「秒」で地球を暖め、最速で種の絶滅を進めて、破壊しているというわけです(白亜紀後期恐竜大絶滅すら、1種の減少開始から絶滅までの所要時間は、平均で1000年かかった、という説もあります)。46億年かけて整ったものを、です。生物として言えば39億年かけて、複数回の巨大隕石激突すら乗り越えて、白亜紀終焉とその後の氷河期から今に至る安定期だけで言っても1億年近くかけて整った生態系を、です!!SDGs!待ったなしです!本当は世界のすべての国と地域で一丸となって取り組むべきです。争っている場合ではないはず!

 次回のSDGs関連授業では、かつてのアメリカ副大統領アル・ゴア氏による「不都合な真実」を使いたい(=DVD視聴)と考えています!

 

 2年生「論文査読会」

 とうとうここまで来ました!大きな段階です。1学期のポスター発表までの研究内容を、夏に苦労して文章化して、今ひとまず入力し終えました。この論文を一旦プリントアウトし、数人でグループを組んで回し読みします。誤字脱字や表現の間違い、文法の間違い、書式等の間違いはもちろんのこと、論の展開が今更ねじれていないか、論証部分はちゃんと仮説が正しいと読者を納得させられるか、あるいは追加しうる根拠やそのために調べうる新たな項目があるかどうか。文献からの引用や参考文献のリストアップは決まり通りにできているか。

 

  この後間もなく、2年生は久しぶりに「個別指導担当」の元へ、現在のベスト版論文をもってアドバイスを仰ぎに行くことになります。中間考査と修学旅行の後は、査読会と個別指導で挙がった改善点を削ったり追加したりと推敲していきます。2年生、あとひと踏ん張り!ガンバレ!

 

 

 

 

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10月4日(火)1年生「参考文献追加」 2年生「論文打ち込み3日目」

 前回と同じような感じです。1年生の担任の先生に「写真の取れ高」を心配されましたが、場所が図書室なので少し変化のある絵が撮れましたでしょうか…

 

10月4日(火)1年生「参考文献追加」 

  前回までで、かなり各自の興味のある分野が見えてきたのではないでしょうか。今回は、その分野に関連がありそうな文献を追加で探してみる、と言う活動でした。図書室は独特の雰囲気があり、いいものです。

 

2年生「論文打ち込み3日目」

  見た目、前回と変わらないですが、着実に進んでいます。早い生徒はプリントアウトもしていて、それを担任がチェックする様子もありました。

手元にチェックが無い時はすっと見て回って、書式でも展開でも気が付くことがあれば知らせています。

そう遠くないうちに、個別指導担当へ「論文の形」で初めて持参してアドバイスをいただくことになります。ガンバレ!

 

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

 6月29日投稿 「6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!」

 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール」

 9月7日投稿 「9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」2年生「論文構造の再確認」

 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

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 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

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9月27日(火) 人文科探究 1年生「ネタからのマンダラート」 2年生「論文打ち込み2日目」

9月27日(火) 1年生「ネタからのマンダラート」 

  今回も担任の先生主導で、ネタを掘り下げていきます。1学期にやったマンダラートをツールに使っていました。作業は今回全てiPad。これにより全員の作業を担任が手元で確認することもできます。

 マンダラートをご存じない場合、〇✖ゲームの枠、またはルービックキューブの1面を思い描いてください。中央のマスに、ネタ帳から割り出した各自の興味関心の用語を入れます。そこから派生する関連分野名を周囲の8マスに入れていきます。その後、その8マスの用語を更に同様に連想派生させていきます。この作業によって各自の興味関心は自ずと整理されて行きます。

 必ず8つずつ埋めねばならないものではありませんが、担任曰く「今回は終わりませんでした…」

でも、いいと思います。やはり画像は地味ですが、全員終始活発に脳を働かせていたと思います。

今回はあっさり目に覗きに行ったのですが、ほんの3枚撮影した画像のうち最後の1枚がコレ。

いつも取り組みのクオリティが高いうえに愛想のスバラシイKさん。iPadを撮ろうと思ったのに、突然そんなサービスされたら撮っちゃいますよ~ありがとう~

なるべく色々な生徒たちを掲載したく思っておりますが、もう割り切ってシリーズ化してしまいそうです~

 

 2年生「論文打ち込み2日目」

  例年通り、この時期の2年生の人文科探究授業は見た目変化の少ないものになります。一通り第一次入力作業が終わって、個別指導担当者のもとへまたアドバイスをもらいに行くまでは、毎回こんな感じになります。

 本当はと言いますか、内面では極めて活発な思考活動になっている生徒も多いのですが。

担任の先生もなにやら人文科探究の授業でテキストとして使っている通称「黄色い本」を真剣に見ています。きっと、各種書式について詳細確認しているのでしょう。

 2年間の探究授業のクライマックスに向けて、しばらく大変だと思いますが、よろしくお願いいたします…と心の中で思いながら、私はそっと出てきました。

 

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 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

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9月20日(火) 2年生「論文入力開始」 1年生「ネタ帳分類2」

 文化祭や、一大イベント「人文科講演会」も終わり、2学期の探究学習も流れに乗って進んでいきます。

 

2年生「論文入力開始」

 前回、各自が研究してきたことを学術論文の形でデータ化する前に、論がねじれていないか確認する時間を取りました。今回は担任の先生主導で、いよいよ入力作業が始まります。まずはフォーマットが電子データで配布されます。その上で細かい書式について指示がありました。フォント(自体)やそのサイズ、改行の設定やサブタイトルの作り方等…。 

 2学期いっぱいは、ほとんど入力作業になります。夏休みに生徒各自が課題として書いてきた手書き原稿が完璧であるケースはまずありません。入力しながら根拠の不足や論のねじれ等に気が付き、また周囲が効果的にグラフや画像を挿入し始めると自分もできないかと欲がでてくるものです。また、タイミングを計ってクラス内で回し読みする場面も設けられる予定ですし、個別指導担当の先生にも見ていただきます。そうしますと、指摘があった点について、考え直すことになります。それこそ「再肉付け」と「推敲」が繰り返されるはずです。

 

1年生「ネタ帳分類2」

 1年生は、中間考査前まで、各自の興味の分類・整理をして、その後の論文のための研究テーマ決定につなげていきます。今回は担任の先生主導で、「多角的視点」につながる整理・分類作業になりました。

 前回は自分のネタの分類・整理でしたが、今回は2人組になり、ペアの相手のネタ帳を分類・整理する、という活動でした(考えられているなぁ~)。ノーヒントでネタ帳を交換し合い、相手のネタに1つ1つ付箋でラベリングしていき、そのラベルを小分野から大分野へと整理分類していきます。プレゼンを経て、最後は、相手にしてもらった分類結果をiPadで撮影。前回撮影しておいた自分の分類・整理と見比べます。「そういう分け方、考え方もあるのか!」

 

 指示説明があり、作業開始。見た目は静かですが、脳内は活発なはずです。

 

ゆっくりと分かりやすい口調で、途中のアドバイスが入ります。

・2枚くらいずつで組んだものにまとめのタイトルをつけたあと、別の2枚とさらに大きなくくりでまとまると思ったら、それにも大きなタイトルを付けよう。

・そうすると最初の付箋のタイトルとまとめタイトルが同じ言葉になってしまうということが出てくるだろうから、その時はネタ帳に戻ってその付箋が何のことだったのか確認して情報を書き足しましょう。

 

分類作業が続きます。

 

分類の仕方に個性がでます。興味深いです。

いつも作業もしっかりしていて、カメラを向けるととっても愛想がいいKさん。ついつい選んでしまいます。

 

プレゼンタイム。自分と違う視点・考え方に触れる瞬間です。

相手がしてくれた分類結果を画像に収めて、終了。iPadの有効活用。

 

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9月13日(火)人文科講演会

 例年、文化祭の片付けの日の午後に、人文科では「人文科講演会」を実施しております。本来であれば春日部イオンのホールを借りて、生徒は昼食後自転車やバスで移動しての一大イベントなのですが、コロナ禍によりホールはワクチン接種会場となり、昨年度に引き続き今年度も校内にてリモート開催となりました。ただ、昨年度は講師の先生は大学研究室からのリモートでしたが、今年は講師の先生に学校までご足労いただきました。

 

9月13日(火)人文科講演会2022

「青年期」とは
~自分を知るための青年心理学~

応義塾大学 准教授 金子 恵美子氏

 開催に先立ち、校長より講師紹介をお願いしてありますが、金子先生、実はとっても気さくでお話しやすい方でした!始まるまで、校長も、私も、ついついお話してしまいました!

 

 校長より、挨拶と講師紹介をいただきました。

 

 今回の講演の概要です。

「青年期とは」 ~自分を知るための青年心理学~

★青年心理学の位置づけ
 ●心理学の中の「発達心理学」
 ●発達心理学の中の「青年期」
 ●発達心理学の重要な視点
  ・生涯発達
  ・発達段階
  ・環境との相互作用
 ●青年心理学とはどのような学問か
  ・青年の定義
  ・青年期3区分
  ・始まりと終わり
★自己への関心の高まり
★アイデンティティ(自我同一性)
 ・子どもはいつから自分が分かるか
★人間関係

ワークショップ 1
 ●自分を知ろう~エゴグラムを活用して~
 (10問×5種類の質問に答えると自分のタイプが分かる)
  ・CP 批判的な親
  ・NP 養育的な親
  ・A  考える大人
  ・FC 自由な子ども
  ・AC あわせる子ども

ワークショップ 2
●よい話の聴き方とは?
 ①「嬉しかったこと/楽しかったこと/好きな食事メニュー」
 ②「最近の少しだけ怒ったこと/悲しかったこと」
 ※2~3人で班を組み、ローテ―ションしながら体験する
 ※まず、お互いにエラそうな聴き方をためす
 ※次に、少々無視気味な聴き方をためす
 ※最後に「よい聴き方」ポイントを意識して聴くことをためす

 

 リモートですと、講師の姿も声も黒板にプロジェクター投映される形で視聴することになり、少し一方的な感じは否めません。聞いているだけではくるしいので、先生のお考えもあり、ところどころにワークショップが入りました。

 

 そういえば、文化祭の片付け後、全校的には7限まで4コマの授業がありました。人文科に関しては1時間だけ普通の科目の授業が。

 ここ1年9組の場合、それは「英文法」の授業。その後のこの時間ということで、さすがに1年生はまだ疲れが…?最初はしっとりしていました。

 

金子先生も、中継による教室の様子を見ながらすすめてくださいました。

 

「エゴグラム」ワークショップ!なにやら担任も悩んでいます。主任も本部でやってみました。

 

「話の聴き方」ワークショップ!

3年生の様子です。

2年生の様子です。

1年生です。

 

 最後は3年生のHR委員によるお礼の言葉です。…当たり前ですが、ちゃんと話を聴いていないと言えない内容構成で挨拶をしてくれました。さすがです3年生。

…さらに(蛇足ですねぇ)、講演会終了後、本行事企画担当のS教諭と私は、講師控室にてまた金子先生と世間話にたっぷりとお花を咲かせてしまいました。本当にお話していて楽しい!先生でした。

 

 ということで、今年度も無事に終えることができました。

 毎年、この会ならではのお話を聞けて、職員も役得です!確かに講師の先生方の(大学の教授である場合が多いので)研究内容のおすそ分けをいただく形ですので、大学の学生さんたちも同じような内容の話を学んでいることとは思いますが、この場は高等学校の1年生~3年生が相手ですので、講演内容はそれ専用バージョンになっております。恐らくオリジナルの授業より分かりやすくダイジェスト版になっており、1回で内容を紹介できる形にまとまってきますので、聞きやすいのです。

 次年度の講師はまだ未定ですが、次はどんな方のどんなお話が聞けるのか、楽しみにしています。人文科の1年生・2年生の生徒たちにも、楽しみにしていてほしいものです。

 

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9月9日(金)・10日(土) 文化祭

9月9日(金)・10日(土) 文化祭

  今回は、人文科独自の行事や探究授業ではなく学校全体行事ですが、「文化祭」における人文科クラスの様子をご覧ください。

 

 その前に、文化祭について少々。文化祭という「特別活動」を文科省が教育活動の中でどう位置付け、目的や目標をどう活字化しているかはさておき、実情としまして現場でどう指導するか、その方法論や価値観は、学校間、あるいは学年間、担任間で相当多様なバリエーションがあると感じます。

 

 私(人文科主任)の感覚は、主には過去に勤務した3校で培われたものです。ただでさえ、中学校では同様の体験をしている場合が少ないうえに、3校のうち2校での経験上、入学してくる生徒たちを見ていて、過去に集団で協議協力して作り上げていくタイプの行事で成功体験があまりないと思わせられるケースが多かったのです。すなわち、外枠の禁止事項だけ指導してあとは好きにやりなさいとすると、企画段階の話し合い時間も係だけが嫌な思いをするただの騒ぎになり、準備の時間もただふざけるだけの時間になり、本番は飾りつけも休憩所なのかどうかすら分からないレベルでただやる気のない生徒がたむろしているだけの空間になりかねません。そのままいくと、2年生でも3年生でもそうなりかねません。そしてさすがにその状況は教育の一環とは考えられませんでした。

 しかし、これは同僚に賛同を得たい持論ですが、文化祭という行事は授業とも部活とも異なる形で非常に多くのことを学ばせられる、またとない機会なのです。時間全体で「俺たちは今、意味のある時間を過ごしている!」そう思わせたい。

いつしか、「1年時の文化祭を指導する際は積極的にサポートして成功体験をさせる」…つまり、企画の話し合い段階における民主的な進め方に始まり、部屋の使い方、備品の使い方、レイアウトの考え方、工作材料の選定や購入場所・購入方法、工作そのもの、クラスTシャツやポスター等の在り方、生徒会や実行委員会の存在と意義、そして当日については生徒各自の「委員会・部活・クラスの係」と最大3つに渡る役割の兼ね合い、そして全員参加の原則、こういったことについて能動的に見守り観察し、必要に応じアドバイスをして、健全な達成感を味わってもらいたい…と考えるようになりました。当然、2年生や3年生になれば、本当に困った時に助けないはずはなし、過去の経験を活かし、まずは自分たちで考えて、失敗や試行錯誤も含めて楽しみなさい、というスタンスです。

 

 さて、ここ春日部東では、行事は原則「生徒主体」です。そういう決まりがあるわけではありません(まさか認識不足?!)が、そうなっています。コロナ禍でこういった分野の経験値が失われていることもあり、私は、人文科のクラスにとっても全体にとっても、文化祭という行事が生徒にどう捉えられるものに終わるのか、心配しておりました。かと言って、準備時間に3階(人文科フロア)に足しげく通い、気付いたことにちょいちょいチャチャを入れるのも、担任の先生方にも失礼であろうと、本番まで意図的に探らないようにしておりました。

いざ、本番。恐る恐る3階に出向いてみますと…おおお!なんとなんと!!

 

まず1年生!

飾りつけも、まともだ!不思議の国のアリスをモチーフにした、脱出ゲームとのこと。トランプを始め、飾りつけがテーマに沿っています。

 

 

絵がうまい生徒って、何処のクラスにもいるものですね…黒板も無駄にすることなく目いっぱい使用。

 

受付と、その後の各関門の様子。とんちのきいた問題を出してきます!

 

 

 

例えばこんな問題。

 

お客さんが脱出目指して問題を解いているところです。

 

2年生!

人文科探究ならぬ、人文科探鉱!!でモグラたたき。うまいな~ 

 

初日、公開開始後間もなくでしたが、すでにランキングに担任の名が・・・

 

人間もぐらたたき!!実は私が長年やりたかったのですが自分の担任するクラスでは実現しなかったアイディア。形や規模は異なるものの、同じ方向性のアイディアで先を越されました…いいなぁ

ここが人間モグラたたきコーナー。

 

こちらはメイン?の普通のモグラたたき。壁の穴からモグラが突き出てきますのでぶつ!立体的で楽しそう!

 

景品は文房具!高確率で無駄になりません。素晴らしい。

 

 そして3年生!

メイド カジノということで。こちらはカジノなのでトランプ!1年生と飾りつけが共通していて面白いです。

 

 

 電気を付けると部屋がピンク色っぽい空間になります。飾りつけの規模、グレードともに流石3年生! 

 

 テーブルによりメイド姿の親がついて、カードゲーム!よく見ると男子が化けたメイドも数人いました。

 ・・・ということでして、コロナのせいで3学年ともにまともな文化祭は初めてだったのですが、いい形で出展できていました!お疲れ様!

 

ここからおまけデス

 

 そして、実はコロナのあおりで生徒会が人手不足の折、なんと卒業生に声がかかり、学校としてよいだろうとお墨付きを得たうえで、2日目に全部で5世代くらいから、総勢十数人がお手伝いにきてくれました。その中には我が愛すべき自分のクラス(当然人文科)の卒業生も!現生徒会長たちの1つ上の世代の生徒会長と本部役員だった3人です!懐かしい!立派になって! 

 次の写真は準備の日の夕方、「許可が出れば手伝いに来る」と内定した日です。生物室に会いに来てくれました。私、嬉しくて少々デレデレしていますかね…?

 

これは本番中に実際に裏方の仕事をこなしている元会長です。かっこいい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」 2年生「論文構造の再確認」

2学期が始まりました。

日程上、幸運なことに?文化祭関係にはじかれることなく学期当初の授業を実施できました。

 

1年生 「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」

 1年生の2学期中間考査までの大まかな目標は、ゆくゆくは論文作成のためにどんな研究をしたいのか、自分の興味関心分野とそこでいだく疑問点の確認、ということになります。興味関心対象の情報、つまり「ネタ」がたくさん欲しい時期です。

 夏休みの課題が「ネタ帳作成」でした。これは、何しろ自分がふと興味を持った事柄について、書籍でも新聞記事でもネット上の上方でも、はたまたチラシや雑誌や商品パッケージまでなんでもいいので集めてファイリングしましょう、というものでした。書籍等をそのままファイリングはできませんので、原則、教室に常備してあるファイリング専用紙に必要な情報を記入してこれを綴じ込む、という形式です。

 例年、どうしても書籍が少なくなり、ネットからの情報が多くなってしまうのですが、今回は担任のT教諭の指導あってか、ほとんどが書籍情報でした。最終的に論文に記載する引用参考文献はやはり書籍が複数ほしいものですから、これは良いことですが、自ずとネタ数は少なめになってしまいます。そこで今回は入学前課題の「ネタ」や、担任オリジナル「ゴールデンウィーク課題」の「ネタ」も合わせての活動ということにして、授業は担任主導でお願いしました。

 

 まずは、各自集めたネタに「何のネタか」小分野名を付箋にメモしていきます。

 

その後、ネタをグループ分けしていきます。色々考えながら、これらは同じ分野かも、と思うものをまとめていきます。

 

 

  次に、まとまった付箋に、大グループ名をつけていきます。必要に応じ、iPadも使用しながらまとめていきます。 

 

こちら、活動内容が最も分かりやすい例。

 

 こうして、1年生は2学期中間考査までに、自分の興味や疑問を整理したり追加したりして、論文のために研究することを見出していきます。次回はグループ分けして整理のついたネタ帳を班内で発表し合います。

 

2年生 「論文構造の再確認」

 2年生はいよいよ論文の原稿入力が始まります。夏休みの課題でポスター発表までの研究内容を文章化はしてありますので、これをPC入力します…と言うと、入力だけが作業内容のように聞こえるでしょう。しかし、例年、授業は週1回ペースとは言え、各自がPC内で論文原稿を完成させるのに、11月いっぱいくらいまではかかるのです。

 一応、学術論文の書式で統一したいので、全体の章立ての約束事や、部分ごとの文字の大きさや字体も統一となります。さらに、参考文献から引用した文章をどのように表示するかについても約束事があります。

 こういった見た目の約束事の前に、そもそも生徒たちが書いてきた論文の手書き原稿自体が、今更「論文の構造」になっているか。これが重要です。実は、生徒たちはポスター発表まで「個別指導担当」に指導をうけながら自分の主張をまとめてきたわけですが、ポスター発表用パワーポイント原稿作り、および夏休み中の自力での論文原稿化の作業の中で、「論がねじれる」ことがわりとあるのです。

 簡単に述べますと「自ら立てた疑問」に、「自ら考えた仮説」があり、この仮説が正しいと証明するための「自ら考えた根拠」が最低2つはあり、よって「自分の仮説は正しい=結論」という構造になっているか。もちろん、根拠のところでは、自分が勝手に述べているだけにならないように、かつ剽窃(人が世に出した文章などの情報を自分が出したかのように盗む罪)にならないように約束事を守りながら、参考文献からの引用等をふんだんに入れねばなりません。

 このような、論文の基本構造を見直しながらの入力になりますので、意外と時間がかかるものなのです。さらにここに字数の問題も加わります。一応「2000字以上」という条件がありますが、多くの場合、夏休みの課題で書いてきた論文の手書き原稿を入力してみると、全然2000字に足りず驚くものです。かといって、論文の性質上、「無駄な文/表現」つまり「疑問→仮説→根拠に関係のない情報」「文学的効果」「蛇足」は一切不要ですから、字数が不足しすぎる場合、根拠の肉付けを補強していくしかありません。

 

 今回は、私こと人文科主任が初めて2年生の授業を主導でやらせていただきました。なかなか前任のようにバランスよくやれませんで、1学期の間は1度も2年生の探究授業に顔を出せませんでした…さすがに、2年間の探究の仕上げである論文の入力が始まるここで、しっかり論文構造を再確認したいと考えました。

単純に論文の構造について「これこれこうなっているのだ」と説明するだけでは大変つまらない時間になりかねませんので、私の独自ネタであり、スプリングセミナーや中学校での体験授業でも使った「幽霊」を用いて、楽しく?やりました。

●疑問「幽霊は実在するのだろうか」

●仮説「幽霊は実在しない」 ※「幽霊」の定義、「実在」の定義

●根拠1「幽霊の見た目」から実在性を崩す

●根拠2「幽霊の出現条件」から実在性を崩す

●根拠3「その他:幽霊の行動や目撃が極めて人によること等」から実在性を崩す

●結論「よって、幽霊は実在しない」

…専用の論文構造ワークシートを模造紙大に拡大して用い(記入した部分だけ剥がして移動して貼り直せるよう仕込んである)、根拠123では2年生の意見も聞きながら(笑いもとりつつ)、論文の構造を作っていき、その内容を論文の書式で並べてみせる、というやり方をしました。またこの後生徒たちには、担任から各自に返却された課題の論文手書き原稿を見ながら、改めて論文構造ワークシートに内容を箇条書きでメモしてもらい、構造に異常がないか、確認してもらいました。

 

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

 6月29日投稿 「6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!」

 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール

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8月26日(金) 1年生 サマースクール

 久しぶりに、人文科サマースクールが実施できました!

 コロナ禍以前は例年1泊2日で福島の方にでかけておりましたが、アウトブレイクの半年前に、諸般の事情により研修先をTokyo Global Gateway(以下TGG)というところに変更しました。その初回となるはずの20年度回がコロナ禍初年度で中止。他業者による学校開催の代替行事(エンパワーメントプログラム、以下EP)を数回の延期の末、実施しました。同様に21年度回もTGGはなくなり、EPになりました。EPは大変評判が良く、いつ終わるか分からないコロナ禍の中、リスクを考えてもサマースクールは始めからEPでもよいのでは、という意見もありますが、2回連続で申し込んで中止になったものを1度も見ずに選択肢から外すのももったいなく、お台場という立地や周辺施設の様子を見ること感じることも社会勉強のうちですし、なにより語学研修専門の施設のクオリティにも期待があります。話し合いの結果、前年度中にTGGに申し込みを済ませ、今年度も実現に向けて準備してきました。満を持しての実施です!

 さあ、当日の様子をご覧ください。

★出発

 朝早く春日部駅西口に集合してバスで出かけます。担任・副担任で点呼開始。

夏休み中の部活でもない朝早い全員集合ということで心配しました。欠席自体はこの状況下ですので数人出てしまいましたが、指導上のことでいえば、なかなかよい集合状況でした。良かったです。

久しぶりの顔合わせ?なんだか元気はありません。どよんとしていました( ´艸`)

私こと人文科主任以外に、人文科2年生のクラスの副担任のS先生がお見送りにきました。2人でバスを見送ります。

この後、バス乗車人数に含まれていない私は、電車でTGGに向かいます。できれば先に到着して「あれ、なんでいるの!?」状態で現地で皆を迎えたいものです。

★到着

 朝の渋滞もあり、私の方が早く現地到着。また、校長も私より早く現地入りしておりました。私はTGGが入っているビルの裏側にあるバス発着場にてお出迎え。朝のバスの旅、お疲れ様でした~

ビルの外を半周してTGG正面玄関へ移動。

校長も合流して、最初のオリエンテーション会場に移動しました。

★エージェントと顔合わせ

 ここからは、TGG側で100%面倒をみてくれます。まずはイケメン担副のお2人、お疲れ様でした!ここまでの様々な準備や気苦労が報われてほしい瞬間です。この少し後ですが、引率者用のミーティングもやってもらえました。そこには校長も私もお邪魔しました。撮影の条件や引率団の休憩場所など指示を受けました。なお、当施設では自校生徒のみ、原則室外から、また生徒に話しかけなければ室内でも、撮影はさせていただけましたので、こうしてブログ用に皆で撮影をしました。

 原則各班8名。各班に1名、エージェントがつきます。エージェントは終日変わらず、親交を深めながら各班を面倒見てくれます。それとは別に、オリエンテーションはじめ各セッションには全体進行のリーダーがいました。見たところ、リーダーもエージェントも全て高校にいるALTで言えば一級の方々でした。1コマ目のセッションに向けて、エージェントが自班を別室へ引率していきます。

★セッション1「SDGs 地球の17の目標を考えよう」

 1コマ目は、SDGsを材料に、皆で今回考えたい項目を選び、それについて何ができるか話し合い、班同士で発表し合います。

一コマ60分ですので、ちゃんとウォームアップからやります。もちろん、徹頭徹尾全て英語です。

 1コマ目ですと、まだ緊張が残っていますでしょうか。頑張って各班で考えた方策を班同士で相互発表しました。

 

 ★セッション2「ホテルゾーン(アトラクション)」

 2コマ目は、TGG自慢の??本物そっくりに作ってあるテーマ別施設に入室して場面シミュレーションします。施設にはホテル、病院、お店、空港がありましたが、今回我々があてがわれた中に空港が含まれておらず残念。班ごとにローテーションしながら、病院、ホテル、店頭でのやりとりを英語で体験していきます。

 まずは病院コーナーの様子です。

 

  ホテルゾーンの様子です。しめくくりはチェックイン体験のようです。

 

 

  店コーナーの様子です。このコーナーだけ、個室ではなくホールの一角にありました。

 

★昼食時

 本来は昼にもアクテビティがあるはずですが、コロナ禍ですので、昼食は弁当持参、食事中は所定の席で黙食です。それでも、昼食休憩時間の後半は(全員食べ終わっている設定で)スクリーンにて班対抗クイズがありました。出演するTGGエージェントがどこの国の出身か、難しいヒントを3つ述べるのでまず1回回答し、その後追加で簡単なヒントを更に3つ述べるので再度回答する、という形式を繰り返します。難易それぞれ点数設定があり、主演エージェント全員分の難パートと簡単パートの点数を全て合わせた合計点数をあらそう、というものでした。

ヒントは知識的にもひねり的にもなかなか興味深く、引率団でも退屈せず楽しめました。

また、この時間に、前人文科主任でTGGを見出したA先生も見学に加わりました。午後2コマは彼女の思惑に沿うものとなりますでしょうか…

★セッション3「演劇をしよう」

 3コマ目は演劇の実習です。やりやすいように、段階を追った練習や寸劇の大枠などが決まっていました。

 

まずはウォームアップから。班ごとにエージェントのセンスでストレッチなどをしました。

 

ボーカルウォームアップからボイスプロジェクションまで。ボイスプロジェクションは、2人組で線を挟んで英語で指示を出し合い、通じたら1歩下がり、お互い壁まで下がろう、というものでした。

壁まで下がれたら、つぎは全員でマイミング。パントマイムのことでしょうか。ゆっくり輪になって歩きながら、時折出る指示のシチュエーションを、身振り手振りだけで体現します。友人の犬を散歩しているぞ、犬が逃げたぞ、犬がいたぞ、自販機があるぞ、財布を出して、小銭を入れて、飲み物を出して、飲んだぞ、鍵を出して、家に入ったぞ・・・

いよいよスキットパフォーマンスです。大枠は、1人しか通れない橋の中央で2人が出会い、互いに自分の事情を優先して相手を説得し下がらせる、「そちらが下がれ合戦」という寸劇。お互い、どんな理由でどう主張するかにセンスが出ますね。まず2人組になり、具体的な状況をしっかり設定します。発表をよりよくするためのコツも指示がありました。台本を棒読みしない、大きな声で滑舌良く、大きな身振り手振りで、そしておもしろくすべし!各組、じっくり練習をしました。

練習が済んだらいよいよ発表。長机2脚が狭い橋という設定で教室前方に置かれました。全員1回ずつ発表していきます。

欠席等で奇数の班では、ペアにエージェントが入ってくれました。角度的に、エージェントメインの画像になってしまいましたが…。さすが、エージェントたちは生徒をたてるのもギャグを入れるのもうまいですね!

 

 ★セッション4「スピーチのテクニックを身につけよう」

  最後のコマです。「タコウォッチ」という、おそらくスマートウォッチ的な商品を宣伝する、というシチュエーションです。各班から小班を2班作り、原則4人でプレゼンする、というのがゴールです。机に座っている様子など、画像は一見地味に見えますが、ここまでの活動を経て、実は最も活気がある時間でした。かなり活発に話し合っています。

 

発表の際は、これまで1学期間、普段大人しくてなかなか英語で発話できなかった生徒たちも頑張って声を出し、たった1日での成長を見せてくれました!

 

最後は、今日学んだことをおさらいしました。英語漬けの1日、人文科1年生諸君、大変お疲れ様でした!

★帰り

 出発前に、TGGモニュメントを囲んで、集合写真撮影!

帰宅までがサマースクール!気を付けて帰りましょう!

お疲れ様でした~

 

蛇足:私こと人文科主任は、やはり春日部駅でお帰りなさいをしようと電車で向かいましたが、帰りは高速の状況がよかったようで、惜しくも負けました!春日部駅に電車が入って減速中に担任のT教諭から解散済みの旨ラインが入りました…。

 

 

 

 

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6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!

 とうとうこの日がやってまいりました!

 ポスター発表は、単発の要素が大きいサマースクールなどと違い、学校設定科目「人文科探究」の活動ど真ん中のイベントです。この後、2年生は論文の完成に向けて冬までまっしぐらになりますが、今後の「論文作成」はまた、いわゆる授業の中での作業になりますので、このポスター発表が人文科2年生にとって最大にして最後の人文科探究内学習イベントになります。

 

6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!

 毎年、心配の多かった1年生が、あのこもこのこもいつの間にか大成長して魅せてくれる、そんなイベントです。

 このイベントも、長く見ればちょうど1年ほど前に論文作成に向けてネタ帳作りから始まり、あともう半年、今年の冬の論文完成まで、あくまでも一連の流れの中にあります。

 ですが、大きな区切りとしまして「ポスター発表」に限ってみれば、1年生から2年生になる春休みにおける、パワーポイント原稿作りの前段階—アナログ原稿作成の宿題から始まり、1学期間毎週火曜日7時間目にPC室にこもって入力作業×調整、という具合に準備をしてきました。また1学期の間に、生徒それぞれが個別指導担当にも何度もご指導をいただいております。先々週にはリハーサルも済ませています。

 その集大成が今日!ここに向けて注いできた労力がいったん実る場です!

★目的:(会社などの企画プレゼンと意味合いは異なります)論文完成を前に、自分の研究の論の展開が適切かどうかを確認するために、ポスター発表形式で発信して、聴衆であるクラスメイトや教員に質疑応答を通じて揉んでもらい、そのフィードバックを論文の完成度を上げるために役立てる。また、いわゆる発表形式での発信活動を体験して、今後につなげる。

★場所:3階人文科フロアの5教室(3年生の教室は含めず)

★参加者:2年生(発表者&聴衆)、1年生(聴衆)、職員(聴衆) 

  ※コロナ前は保護者の皆様へもご案内させていただいておりました…

★形式:班別に、プロジェクターのスクリーン投影によるパワーポイントプレゼンテーション

★発表者持ち時間:3分

★質疑応答:3分

★2年生班構成:各班6~7名、含班長・副班長・司会兼タイムキーパー各1名

 

 機材や雰囲気など場を整えての「ポスター発表形式のプレゼン」は、実はプレ発表会と今回の本番と併せてたった2回なのです。

 いざやってみると、もっとああすれば、こうすればよかったかな、と気が付くことがたくさんあるものです。

 ポスターそのものについては、小さな字を盛り込みすぎて、論文の原稿そのものの様になってしまっていたり、カテゴリー文言ばかり大きな太い字になっていてキーワードが目立たなかったり、発表時もつい手元ばかり見て、気がつけば聴衆に語り掛けていなかったり…そんな中で、ポスターのデザインも、発表のトークや間の取り方も、妙に上手い生徒が結構いるものです。

 そしてそういった細かいことは例年言えることで、再度、同時に本当にみんな大きく成長して、まさに「魅せて」くれました!私は担任とともに仕事は「全体巡回」で、誰か特定の生徒の発表をフルで聞くことは困難な役回りなのですが、かわりにできるだけ5会場全体を発表ローテーションのたびに巡回して、なるべく大勢の発表をちょっとずつ見るようにしました。その限りではありますが、「だめだこりゃ」「真面目にやれ」などと思うようなシーンはまったく見かけませんでした。むしろどの生徒もしっかりと発表していて、喜ばしい限りでした。

 

 現スタイルになった昨年度から言えることですが、司会がまた見事に仕事をしておりました。発表間の交代作業をスムーズに進めたり、質疑応答を活性化させたり。1年生も前列で聞いているので、班ごとに工夫して1年生を質疑応答に参加するよう促したり。こういった小規模の司会なんて教育現場では普遍的にありますから、珍しくもないと思われるでしょうが、司会がやらされている感ではなく自覚をもって臨めていたのがポイントです!そのあたりも好印象の要素の1つです。

 

2年生の皆さん、本当にお疲れ様でした!先生方からも大変好評でしたよ!

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」※お勧め

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6月14日(火) 1年生「論文の型を学ぶ」「論文完成までの道のり」

 今日は、2年生が再来週のポスター発表本番を控え、本番さながらの「プレ発表会」を実施する都合で、その会場の1つとなる1年9組は教室を出ることに。当初は図書室で授業を行おうかとも考えたのですが、掲示したいものが多数あるので、同じ階の理科の教室を1つ貸していただきました。

「1.論文の型を学ぶ」「2.論文完成までの道のりを具体的に本物資料で把握」

 まずは論文の型について。配布資料は、22期生(現1年生は29期生)の残した完成度の高い本物に、前主任が書き込みを残したもの。また、この論文が完成する前に実施されたポスター発表に向けて作成されたであろう「パワーポイント資料作成のためのアナログワークシート」の2枚です。生徒たちにはまず単純に論文をタイトルやサブタイトル等も逃さず熟読してもらいました。その後で、全体の構成を説明して、どのまとまりに何が書いてあるのかを、あらためて確認してもらいました。以下に示す青字部分は論文の「もくじ」です。もくじが論文の構成そのものです。

 (テーマ)

「タイトル」

1.はじめに

 1-1 問題の所在 ・・・・・・・「問い」を抱いた経緯やきっかけ等

 1-2 課題の設定 ・・・・・・・自分の抱いた「問い」をきちんと明文化

 1-3 仮説 ・・・・・・・・・・「問い」に対しての、自分なりの「仮説」

 1-4 検討の視点と方法 ・・・・用語の定義や具体的な研究の方法、範囲などをしっかり設定

2.(本論)・・・・・・・・・・自分の「仮説」が正しいと証明するために、既存の研究成果(書籍等)から必要な情報を引用しながら論じていく

 2-1(仮説の論証1) 

 2-2 …

3.おわりに

 3-1 考察と結論 ・・・・・・課題に対する仮説が正しかった旨と併せ、研究の結果新しく分かったこと等

 3-2 今後の課題 ・・・・・・研究の結果、新たに生じた疑問点や次の研究に向けた展望等

参考文献 ・・・・・・・・・・論証するために情報を引用した引用元を明記(しないと剽窃に!)

 

 次に、ここから約1年半で論文を完成させるまでの流れを説明しました。当たり前ですが、1年生は先行きがイメージできず不安なはずですから。その際、私が担任したクラスでもよき見本になる、とある生徒の残したワークシートを全てそのまま資料化して配布し(名前は消しました)、時期とやることを1つ1つ見ながら把握できるように進めました。詳細は割愛しますが、本校人文科では、時期ごとにきちんとステップを踏んで、探究活動つまり研究を進めます。おおまかに・・・

 1年生 夏休み・・・ネタ帳完成(「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう①」参照、ネタ帳はとにかく興味がある情報をなんでも資料化して綴じ込んでいくファイル)

 1年生 2学期前半・・・研究テーマ仮決定~推敲

 1年生 2学期後半・・・研究テーマ推敲~もくじ作成準備

 1年生 冬休み・・・もくじ作成

 1年生 3学期・・・もくじ推敲

 1年生終了の春休み・・・ポスター発表の原稿作り

 2年生 1学期・・・ポスター発表準備~本番

 2年生 夏休み・・・論文仮原稿作成

 2年生 2学期・・・論文のPC入力と最終推敲、完成

 2年生 3学期・・・論文の査読・輪読、誤植修正、個別指導担当へお礼と挨拶

…最後には、全ワークシートを例として使わせてもらったこの卒業生の残した、これまた見本になる論文原稿を読んでもらい、探究活動が資料が順番の順番通りに進んでいって最後に論文になった様を感じてもらいました。

 

来週は1年生も2年生のするポスター発表に聴衆として参加します。探究活動が本格化していきます!

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生ポスター発表プレ発表会」※お勧め

 

 

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6月14日(火)2年生 ポスター発表練習

2年生は今月28日にビッグイベント「ポスター発表」を控えています。

来週は3案者面談期間につき、今日ここで大きな最終調整です。

2年生ポスター発表準備⑤ 「プレ発表会」

  先週の3年生キャリアガイダンスの裏で、2年生はカラーですべてのパワーポイント原稿をいったん印刷し、その後も各自で微調整をしながらプレゼンテーション用の原稿を整えてきました。

 今日は、本番のシミュレーションですので、会場も本番と同じ場所を抑えてのリハーサル。人文科フロア3階にて5教室を使います。昨年度と同様、担任のG教諭がプロジェクターによるいわゆるパワーポイントプレゼンテーションでの実施で調整しました。

…通常、例えば会社で新企画についてプレゼンをするような場合、すでに発表内容は完璧にかたまっていて、投映資料はあくまでも発表内容を聴衆である上役や同僚に効率よく納得させるための資料になっているのでは、と思います。

 本校人文科の場合、実情としてこのプレゼンテーション大会は位置づけが少々異なります。もちろんここで発表する内容、つまり2学期以降に「論文」に仕上げていく各自の研究内容は、完成しているに越したことはありません。とは言え、1年生の11月頃からここまでの半年で、途中何度もセッションや個別指導担当との面談は経ているとはいえ、なかなかそこまで研究が練り上げられているケースは多くありません。このプレゼンにて、発表を聞いたクラスメート、本番では加えて後輩、職員から、質疑応答であらためて論の隙を見つけて指摘してもらって、夏休みに論文の下書きをする前に研究の完成度を高めるのです。

 同時に、プレと本番と併せたった2回の発表会ですが、ポスター発表の仕方はもちろん、自ら作成した資料のデザインやレイアウト等が効果的かどうか試す貴重な機会になります。発光体であるPC画面と、それを投映した白板、そして打ち出した紙では、それぞれ印象が異なります。ポスターは掲示または投映用の資料であって論文の紙面ではありませんから、長々と文面を載せるものではなく、では効果的に何を載せるか…が大切ですし、字体や字の大きさ、太さ、色も、本当に意図に沿っているかどうか、人前で発表してみると突きつけられるものです。

 2年生の皆には、この人文科独自の貴重な体験を、是非とも有意義なものにしてもらいたいものです。

 

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 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 

 

 

 

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6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス「卒業生の話を聞く」

 我々教員は、「何のために教員をやっているのでしょうか」。もちろん、答えは何に根差した質問かによるでしょう。極めて現実的に考えれば、生活もありますし。では、気持ちは?やりがいのような面から答えるなら?私は「成長した卒業生に会うのが嬉しいから」ですね!

 生徒。子どもと似ているという感覚はありますが、子どもとも違います、家族ではありません。友人でもないし、後輩でもないし、弟子でもない。色々な要素の寄せ集め、というくらいなら、生徒は「生徒」。我々が生徒に抱くこの感情は、誰かと共有したいならば、突き詰めれば同業者ということになるかもしれません。

 キャリアガイダンスの主旨より先に、自分の気持ちから書いてしまいましたが、だって嬉しかったんです!ずっと楽しみにしていたんです!私のクラスから巣立った素晴らしきキャラクターたち、誰が来ても嬉しいのです!4月にコメントしました「一期一会の再交差」、今回は偶然ではなく分かっていた再交差!

 

3年生 キャリアガイダンス「卒業生の話を聞く」

  スプリングセミナーの時は、入学したばかりの1年生を対象に、大学生活の紹介と春日部東高校の「人文科」での過ごし方をお話してもらうという趣旨で、原則大学2年生になったばかりの卒業生にきてもらいました。

 今回は3年生対象。3年生はもう受験まっしぐらです。学校設定科目「人文科探究」 はすでに完結しており、普段も7時間目はありません。久しぶりの7時間目。キャリアガイダンスは、受験に向けて、内容を厳選して年に数回実施します。今回は、夏の過ごし方をしっかり含めた「受験までの過ごし方、アドバイス、後悔していること」などを赤裸々に話してもらいましょう。ですので、受験を乗り越えたばかりの大学1年生に講師としてきてもらいました。我々職員も折に触れ様々なアドバイスをしますが、1つ上の先輩の言葉は、立場が現役生に近く、効きます!! 

 

今回は、声をかけた7名全員が快く参加してくれました。50分でお話しいただくにはちょっと忙しいですが。

会場は3部屋。卒業生は2人、2人、3人に分かれて、各班各回15分で3会場をローテーションしてもらいます。

ここL.L.はリモートの本部にもなっています。まずは開始にあたり主任から一言・・・を3部屋で共有したら、すぐ2つの班は1回目の会場へそれぞれ移動。移動先ですぐお話をはじめてもらいます。

下の写真で手前から座っている順に、

★創立以来の大快挙!一橋合格S君

★2年から放物線状に急上昇した立教のHさん

★入学以来クラスの四天王、目標へ翔け抜けた立教のMさん

★入学以来したたかにすべきことをし、堂々と実績をあげた明治のI君

★真面目に苦労と努力を重ね、苦戦を乗り越えた武蔵のI君

★S君とともに入学以来常に学年5位以内でトップ争いした元生徒会長、学習院のSさん

(大学で急用ができ、写真に不在ですが話す時間にギリギリ間に合った)

 恐らく苦労度、努力度、忍耐力、実力上昇率はクラス内トップ?獨協のKさん

ちなみに全員部活をやりきり、予備校等に出入りしたのは2人だけです。

 

偶然にも同じクラスから同じ大学の同じ学部に入学した立教のHさんMさん。

進路実現までの努力の仕様は「予備校・塾なし」以外は異なっており、比較対象として興味深いです。

 

★今回の名言集

 ●Hさん「夏終盤からスマホは自らほぼ封印、LINE以外のアプリは消した。使用制限を徹底した。」

 ●Mさん「学校にお泊りかというくらい学校で勉強した。単語は自転車運転中もお風呂中もやった。」

 

流石、と思わず思ってしまうのが、3年9組は割と賑やかと言いますかやんちゃと言いますか、元気な集団なのですが、先輩が話し始めると、途端に全員ズバッとメモを取り始めます。1年生の授業では板書以外もメモしなさいとノートの取り方について指導もしますが、やっぱり3年生は違いますね。

 

 

入学以来、ずっと互いによきライバルで、学年でもトップ5争いを繰り返してきた一橋S君と学習院Sさん。

大学の偏差値は争い対象ではありません。2人とも早くから志望が具体的で、それを実現するための途中の努力の成果が現れる数値ーつまり成績を、争っていたのです。2人に闇雲さはありませんでした。見上げたキャラクターでした!

 

★今回の名言集

 ●S君「目標は高く!迷うなら興味ある中で一番高いものを目指すべし。そして受験の努力は残るもの。」

 ●Sさん「原因を見つけ、改善し、試す。今目の前にあるものの価値。人から聞いて、自分に合ったやり方に変える。」

 

奥から、(大学の急用を済ませギリギリ間に合った)努力することの大切さと格好良さを担任にまざまざと見せてくれた獨協のKさん、1年生から全くブレず、人知れずやることをやって堂々明治入学のI君、ずっと人一倍真面目に取り組み、長期間の苦戦を乗り越えた武蔵のI君。

 ★今回の名言集

 ●Kさん「休日は12時間くらい勉強した。ご飯は道を歩きながら食べた。息抜きは必要、運動がいい。」

 ●I君「夏は10時間以上勉強。秋に基礎はまずい、完成していないと。自分のレベルの1~2ランク上を目指すのが秘訣。」 

 ●I君「考え込むのは負のサイクル。第一志望を下げるな。キャンパスは見よう。模試に左右されず赤本を。」

 

・・・よく、周囲とかけ離れた実績を打ち出す人に「頭良い!天才!!」という人々がいますが、これは、本当は努力という行為が見えているけれども真似するのは大変なので、努力をしない自分を正当化するための言い訳だと思います。7名中3名は、たしかに入学以来快調に?とばしていましたが、「天才」かというと、そんないつ何を努力したのか分からないような都合のいいかけ離れた能力持ちではありませんでした。彼らはじめ7名全員、いや各自にとっての高い目標を達成した多くの本校卒業生が格好良く魅力的なのは、それぞれが早期に目標を立て、その実現のために自分を見つめ、必要な努力の内容と手順を具体的に設定し、つらい波も乗り越え努力を継続した末に目標を達成したからなのです。VIVA「努力の末に目標を達成する青春」!青春の価値、ここに極まれり!

 先輩達、後続にとって、本当に大きなエールになりました! 

 

50分で、正規の時間が終わった後は、別室に残ってもらい、個別に質問等ある3年生が聞きに来れるようにしました。

 

一橋のS君、早くから自分で考えて必要な助けを計画的に求めて、また努力を続け、予備校にもいかず偉業を達成してしまいました。彼の努力を支えた立役者、たくさんいるのですが、もしどうしても1人だけ挙げるとするならこの数学のT先生。担任としても足を向けて寝られません(笑) 当然会いに来ます!恐らくT先生の中にも大きく残る出来事だったのではないでしょうか。

 

ここでお宝映像!ご覧ください、この努力の跡!!受験生あるあるでしょうか。

「思いがこもっていて、時が来たら泣きそう。処分しようかな」とかいうので、

「いやいやいや!とっておきなさい!宝物だよコレは!!」と私。

こちらは英語の単語帳。

次は英語の文法・語法の問題集。

12枚シールが貼ってあるのが表紙で、白い紙束はメモ。その下が本体です!

 

2冊とも、中をのぞかせてもらったら、もうビッシリと書き込みが。

恥ずかしながら私は現役時代に全然ここまでやっておりません!

努力に幸あれ!格好いいです!!

 

放課後の個別相談、一向に終わる気配がありませんでしたが、卒業生にも都合はあるでしょうし、借りている部屋は社会科の部屋ですし、どこかで切り上げないと。話題にきりをつけてもらい、3年生を帰したら、最後はまた個人的お宝映像。

この後は卒業生同士でも交流したり、在学中にお世話になっていた先生や部活にも顔を出したり。

皆が帰るまで、私にとってもなんとも幸せな時間でした。

 

 

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6月2日(木)3日(金)体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)

 私こと人文科主任、自分のホームルームがありません。本校では主任級は大概そうなのですが、私も含め半数は学年にも所属しません。さみしい・・・せめて、人文科の生徒1年生~3年生全員の応援をしましょう。

 天候が危ぶまれた2日間でしたが、体育科の采配が見事でした。いわゆる「団練習」をやめ、全体の順序を大幅に入れ替え、より晴れた時間が望める予行の日に、従来の予選レース以外に本レースも多く済ませてしまい、本番の日は午前中までで全種目やり終えました。昼に片付け、午後にリモートで校舎内で表彰までやって解散。そのしばらく後です、あの物凄い雹が降ってきたのは。

 写真は、おおまかに実施順となっています。本番の開会式の様子は割愛しました。

 

9組が人文科です。39××、29××、19××が人文科ナンバー。緑色が3年生、紺色が2年生、小豆色が1年生です。

人文科にいくつか独自行事等がある以外は、こうして学校単位、学年単位で同じように時を過ごします。

ここからは基本、説明最低限で、生徒たちの元気な様子をお楽しみください。

ご覧くださいこの笑顔(目だけ)!マスクがうらめしい!絶対いい笑顔!

自分のクラスを撮影する担任の先生、うらやましい・・・

1学年、隙をついてアルバム用集合写真撮影(いいなあ)

お楽しみ系種目、1年玉入れ

2年ボール運び、3年狩人(カードにある条件の人を連れてくる)

クラス全員参加の8の字跳び

コロナ禍でなかなか思うように従来の活動ができない期間が続きましたが、今回は「走っている時以外マスク着用」と、「大声で応援しない」という制限以外、従来にだんだん近づいた形での実施になり、皆元気に2日間を楽しみました!

若者がまっすぐ元気に楽しむ姿を見るのは、実に清々しいものですね!

 

 

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5月31日 1年生 多面的思考トレーニング②「マンダラート」

 中間考査も終わり、1学期が早くも後半に入りました。

 今日の7時間目「人文科探究」は予定通り、1年生は前人文科主任による授業です。

 私も近くで見て来ましたが、彼女こそが2018年度から2021年度まで4年間かけて、「人文科探究」はじめ本科の学習活動全体で、それ以前24年間の間に閉塞したり破綻したり劣化したりしてしまった部分を、主任として勉強・研究・改訂・再構築してきたのです。公立高校ですので、あらゆる部署に同一人物が半永久的にとどまることはありませんが、構築してきたものと、学校説明会などで会っていた1年生の生徒たちに思いはあるのでしょう。クールにしていてもその情熱は隠せませんね。次あるかわからないこの1回の授業に、サラッと珠玉の項目と名言集を盛り込んできました。後続は気の引き締まる思いでした。

 私は今年度初めて主任として人文科ブログを更新し始めましたが、どうも毎回長くなってしまいます。前主任の授業をグダグダと解説して、意図が曲がってしまっても本意ではありませんので、今回は写真をメインに極力シンプルに紹介します。

 

 まず、多面的思考について、今回は1つの考えをネズミ講式に無限に増やしていく体験でした。その道具として「マンダラート」が使われました。仏教芸術の「曼荼羅」とアートを組み合わせた言葉ですね。これはそれこそ検索してみてください。下世話な話で申し訳ありませんが、80年代に登場したこの学習法、現在はアプリすらあるようで、企業でも使われている模様。

 原則、教室で、自席での活動。そう聞くと地味に感じられるでしょうが、流石です!脳の世界ではとんでもない活発な活動となりました。

 時間を短く切って、シンプルな指示出しで、意識下では連想!連想!連想!と脳内を揺さぶります。

 

 生徒たちは大きく2回、マンダラートを仕上げました。1回目のテーマは、担任からあらかじめ預かった「人」。2回目のテーマは各自でパッと考えた仮の論文テーマ。(写真は1ローテ分にしました)

 

 ルービックキューブの1面のような始めの表を完成させる際、「中央に記入した1つのテーマから連想するもの8つ」を「虫の目」視点で1分で周りに記入する。その後、その8つそれぞれから連想できるものをさらに別表で8つずつ挙げていく。制限時間3分。全欄埋まると64マス!

 ここです、一見地味ですが、今脳内はフル回転中!!

 

 合図が出たら出歩いて、自分のマンダラートをクラスメートと共有して、出てきた新たな連想も書き足す。

 席に戻り、今度は俯瞰「鳥の目」で自分の思考の跡全体を観察し、最も興味のある1語に〇をつける。この行為こそが「未見我」(みけんのわれ)=「自分の中の知らない自分」に気づくことであり、まさに論文作成の始まりであると。うーむ。

 

  

 

 最後、まとめのコメントを書かせるところですらが大きな学びとなりました。

 「テンプレ『私は   に気づいた/にざわついた/を発見した。なぜなら   だからだ。』で書いて!一文一義で!」

 この行為はまさに「主張」→「根拠(理由)」であり、このツーステップが「論証」、つまり人文科探究で2年間かけて学ぶことである、と。

 

 

★最後に名言集を一部紹介

 ●脳みそをシェアしよう。

 ●使えば使うほど増えるものはなんだ?→知恵と知識!

 ●いいこぶらない、自分を裏返す、正しい論文は暴力を使わず誰も傷つけず傷つけられず喧嘩できるモノ」

 ●I am not what I was. 思考のたびに人は変わる。変わっていい。

 ●reality=originality いい子ぶって大きいこと言わない。問いは小さく具体的に!

 

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5月17日 1年生 ネタ帳を作ろう①  +2年生の活動も少し紹介

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※1年生の活動を連続して取り上げておりますが、先にこのところの2年生の様子をここで紹介させてください。

 2年生は6月28日のポスター発表を控え、パソコン室でプレゼンテーション用アプリのパワーポイントで資料作りに励んでおります。

 ポスター発表とは、発表内容を効果的に口頭で説明して聞き手を納得させられるように、キーワードや資料を分かりやすく掲示物に仕立て、それらを壁などに貼り、その前に立って、集まった聞き手に掲示物を利用しながら発表する発表形式のことです。聞き手が次々に移動していく以外は、恐らく多くの会社で新企画の検討の場などで似たようないわゆる「プレゼン」が行われていることでしょう。

 昨年度は初めて、ポスター自体も紙ではなくプロジェクターでスクリーンに投影する形式で実施され、大学や会社のような感じでした。今年度も担任は同様に考えております。

 ということでして、2年生は火曜7時間目やほかの曜日の放課後も使いながらパワーポイント資料を鋭意作成中です。今後も本番までしばし「作っては個別指導担当に見てもらう、直しては見てもらう」を何度か繰り返します。

 

ネタ帳を作ろう①

  本校人文科における「ネタ帳」とは、論文作成に向けた各自の「興味がある記事や資料やとじ込み可能な実物が綴じ込まれたファイル」を指します。1年生の2学期頭までがネタ帳作成期間であり、論文テーマが未定のこの期間においては、とにかく少しでも面白い、興味がある、と思ったネタをメディアの違いに関わらずため込むようにします。

  例えばお菓子のパッケージに疑問や興味がある場合、手に入ったパッケージをそのまま綴じ込んでもいいのです。あるいはA4版1枚程度の大きさに収まるなら、広告や説明書やパンフレットをそのまま綴じ込んでもいいのです。ただし、では興味があるからと言って雑誌や新聞や書籍をそのまま綴じ込んでは、ものの1冊2冊でファイルはパンパンになりますから、基本的な形は専用の「ネタ帳台紙」に該当メディアの基本情報や興味がある文面などを記入して、後でいつでも必要になった時にその資料に戻れるようにします。新聞などは台紙の必要事項を埋めた後、該当記事部分を切り抜いて裏面に張り付けるなどします。webなども、とにかく何度でもその情報にアクセスできるように発信元の情報などを細かく記録しておきます。

 いずれ、ネタ帳の中で、特に興味があってそれを「問い」の形に言語化して、それに対して自分なりの「仮説」を立てられるようなものを、論文のテーマとして選ぶことになります。テーマが決まったら、その後はそのテーマに合う資料、つまり自分の仮説を正しいと論証するのに使える情報を含んだメディアをネタとして追加していきます。

 今の時期はとにかく手あたり次第ネタ集めをすればいいのですが、それは普段やってもらうことですので、今回の授業と次回6月7日とで、テキスト「学びの技」(玉川大学出版部)を使って、少し高度な資料収集の技を2回に分けて体験します。

 まずは精神論としまして、手軽に同種メディア、特にインターネットばかりからネタを集めるのではなく、頭を使い、手足を動かし、書籍を中心に様々な種類のメディアからネタを集めるよう言いました。書籍、雑誌、新聞、オンラインデータベース、ウェブサイト等、それぞれに特性と短所長所があるので、特に手軽なウェブサイトに偏ると論の信憑性も偏ることになります。

 今日は書籍に重きをおいて、実際にネタ帳を作成するのではなく、そのために今後利用してほしい各種検索サービスの調べ体験をします。

 図書室の利用に関しましては4月26日にしっかり体験しましたので、体はあまり動きませんが、教室の自席でiPadにて活動します。

 ① OPAC   Online Public Access Catalog

 今の時代、国内の多くの図書館では、蔵書をデータにしてインターネットで検索できるようにしています。狙った図書館について、書名が分かっていればその書籍があるかないかはすぐ分かりますし、キーワードから自分の興味や論文テ―マに関連がありそうな書籍を調べることもできます。インターネットで通常の検索をするのと違い、書名にその用語が無いとうまくヒットしないので、関連ワード検索にはコツが必要です。その図書館に会員登録すれば、蔵書のpdf(各ページの写真)にて内容を読むことすら可能です。

 全国どこの図書館でもいいのですが、リアリティーを持たせるため、生徒各自の地元の図書館のホームページを立ち上げてもらいました。通常、トップページにOPACがあるので、そこから興味に応じたキーワードや書名で検索体験をしました。所蔵している蔵書であれば、かなりの情報が判明します。 

② カーリル

 狙った図書館にその書籍があるかないか、ではなく、先に欲しい書籍が決まっていて、学校の図書室に無い!地元の図書館にも本屋にも無い!と言った場合に、国内でその書籍を所蔵している図書館を検索すことができるサービスです。現実問題として借りに行ける距離の図書館、ということで県や市町村で限定することもできますし、その瞬間その書籍がそれぞれの図書館で借りられているかどうかまで分かります。

 自分の論文で、仮説の論証に必要!これが決め手になる!というような場合は、是非とも借りたいわけですから、使えるサービスです!

 

③ Webcat Plus

 似たようなサービスの、全国大学図書館版です。書名が決まっていれば「一致検索」から利用、キーワードから使えそうな書籍を検索するなら「連想検索」を利用します。

④ 新書マップ

 ①②③の図書館絡みの検索サービスではなく、どちらかというとデータベースになります。自分の論文のテーマや興味に関連のありそうな新書を検索できるサービスです。こちらは時間の関係で紹介だけにしました。

 

 

 

一通り検索体験した後、実際に検索した書籍を「ネタ帳台紙」に記録する作業をしました。本当の興味より、一度手順を体験することを優先しました。地元図書館を基本に、検索体験①②③で一番うまく検索出来たサービスを使って、できれば文面まで閲覧できるような書籍まであらためてたどり着いたら、その書籍の情報を台紙に記入し、ファイルに挟む。時間内に作業を終えられないケースが目立ち、授業のやり方を調整する必要性も感じました。

 

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5月10日 1年生 多面的思考トレーニング①

【広告:人文科のコアな魅力につきましては4月のブログにかなり盛り込みました。よろしければご参照ください。】

 

1年生 多面的思考トレーニング①

 

1年生の1学期は、「探究マインド育成」「研究対象模索」が大きな目標です。

スプリングセミナーで新入生に周知した、探究活動に欲しい指針「メディアリテラシー」と「多面的思考」。今日は多面的思考トレーニングの1回目です。

世の中にある未解決の問題について、過去の人々と同じようにしか考えられないと、過去の人々がすでに考えて試してうまくいかなかったのと同じアイディアしか浮かびません。そして問題はやっぱり解決できないでしょう。

同じ問題を、これまでと違う角度から見てみる。「奇をてらう」とも違う。話題性やユーモア、周囲の反応が目的でその場限りの言葉遊びをするのとは違う。でも場合により、段階により、一見「奇をてらっている」としか周囲が思えないようなアイディアが解決の突破口になることもあるかもしれませんね。多面的思考ができない人は、できる人のいう事を前向きに理解すること自体、できないのかもしれません。

今回は、小難しくならないように、楽しめるように、「頭の体操」的な問題を用意しました。生徒たちには5,6人の班を6班作ってもらい、班ごとに制限時間を切って解答を考えてもらいました。

 

以下が、問題と「多面的に見てほしいポイント」「解答」「生徒の様子」です。5,6番以外はそれぞれ1,2分、5番6番はそれぞれ5分で、班ごとに答えを考えてもらいました。

 

1.次の図で、川の対岸のA地点からB地点まで川に対して直角に橋を架ける場合、どのように架ければ最短で両地点を結べますか?

 (※肝心の図が張り付かないので、言葉で説明します。真っすぐな川があり、川の対岸(上側)の左の方にA地点、こちら側の右の方にB地点を設けます。両地点の水平方向の距離は、川幅の6~7倍あります。)

●ポイント:橋の形状については、川に垂直であれ、という以外言われていない。街中で、道路の下をドブレベルの幅が狭い川が通る場合、どんな様子になるか。橋の幅の方が川幅より狭くなる、という先入観に気が付けるか。

●解答:A地点からB地点まで覆う、幅の広~い橋を架ければよい。

●様子:正式に解答にこぎつけたのは1班だけでした。それも周囲から「いやそれはないんじゃないか」っぽい声がきこえていた気がします。

 

2.柱2本とハンモック1つの「ハンモックセット」が5セットありますが、1セット不良品で柱が1本しか入っていません。5セットすべて問題なく使うには、どうしたらいいですか。

●ポイント:逆に5セット分の部品を全て使わねばならない、とは言われていない。部品をセット間で共有してはならない、とも言われていない。

●解答:不良品セットと完品セット1つを合わせ、柱を1本共有すれば、柱3本でハンモック2つをぶら下げられる。さらに言えば、5セットを円形に配置すれば、柱は全部で5本でもハンモック5つ全て使える。

●様子:これは1番と違う班が見事答えてみせました。すばらしい!

3.つまようじ6本を折らずに使って正三角形を4つ作りなさい。

●ポイント:平面で解決しなさい、とは言われていない。2次元と3次元の間に横たわる先入観。

●解答:正三角錐を作る。

●様子:これは私が失敗しました!実は「交差させてはならない」または「4つ限定」または「同じ大きさの」という条件をうっかり忘れてしまったのです。1番を解いた班が、「別解」を提示してきました!うぬぬ、素晴らしい!まず3本で正三角形を作り、各辺の中央を2か所ずつ通るように残りの3本を置いていく、というものでした。焦って「正解!」としてしまいましたが、ただし厳密にはこれは大小5つできてしまいます。

 

4.マッチ棒4本を折らずに使って、田の字を作りなさい。

●ポイント:マッチ棒は平面に並べろ、とは言われていない。~の字を作れ、という表現はあいまいで、例えばミッキーマークのような幅があり得る。

●解答:マッチ棒には、断面が四角い木片が使われている。4本のマッチ棒を束ねて火薬部分ではない側を見ると、四角い断面が田の字に並ぶ。

●様子:これは、こちらの勝ちでした。今日もっともずるい、一休さんや彦一のような「とんち」の範疇の問題でした。

※(授業では言いませんでしたが、時間制限のないブログ用のネタ)昔、センター試験だか共通一次試験だかの理科の問題で、何かの条件で温度を計算させる問題だったと思いますが、これに対してある受験生が「温度計を使う」と答えて物議をかもした記憶があります。顛末は覚えておりませんが、問題の意図や目的は「多面的思考」ではなく「理科分野の知識や計算技術」を問うもののはずですから、問題文に温度計を使うな、となくても不正解でいいと思います。今でも、職業柄問題を作成する立場でもありますから、問題文には気を付けたり、テスト前後に意図や常識などもコメントしたりします。)

 

 

さあ、ここからは、現実にあったことをネタに、真面目?にいきます。

4.ある県内の市で、市内のカブトムシのいなくなった森に、養殖したカブトムシを数百匹放しました。このことについて「問題点」を発見し、「解決策」を考えなさい。

●ポイント:なぜ「いなくなった」のか。森に放した目的は何か。放されたカブトムシはどうなるのか。

●解答:市は、カブトムシがいなくなった原因を考慮しているとは思えない。また、カブトムシが定着あるいは生存する見込みがない状態での放虫は目的が不明であり、目的がどうあれ、いなくなった原因をただしてから放虫すべきである。

●様子:これは多くの班で、こちらの意図した思考をたどってくれました。活発に話し合いが行われ、嬉しい限りでした。

ブログ用解説(6割は授業で早口で話しました):カブトムシがいなくなった原因は、温暖化が原因かもしれない「林内の乾燥」もありますが、一番は「木々が樹液を出さなくなった」ことにあります。「樹液」は木の「傷口」から出るもので、「傷口」は「治るもの」です。まず近年、木々に傷自体があまりつきません。理由は、木々の傷はカミキリムシ、タマムシ、コメツキムシなどの昆虫によるものであり、そういう昆虫がまず減少しています。さらに正常な状態の自然では、ボクトウガという蛾の肉食の幼虫が、樹液に集まる小さな虫などを捕食する都合で、猟場である「傷」が治るのを、傷口を定期的にいじって阻止することで樹液が長期間流れるのです。ちなみにこの蛾の幼虫は、自分では樹皮に初期の傷は設けられません。

 何千万年か分かりませんが、こうした環境が悠久に継続したからこそ、「樹液をほぼ専食する」カブトムシ、クワガタムシ、カナブン等が進化してきたわけです。しかし現在、このボクトウガもほとんど見かけません。結果、やっとついた木の傷からせっかく樹液が出ても、傷はすぐふさがってしまうし、近年の夏の暑さでは林床までカサカサ、樹液も8月どころか7月下旬も待たずに乾いてしまいます。

 あともっと直接的な人間の仕業として、市民の森のような一般人が遊歩道で入り込めるエリアにある樹木の樹液には、市町村の職員がスズメバチ対策で乾燥剤や毒液を散布しますや。恐らく自然を都合よくしかとらえられない一部の市民が苦情を訴えるのでしょう。住宅地の自宅の庭じゃないのに。森なのに。スズメバチを先に見つける技、避ける技、急に出会っても怒らせない技を身につけるか、嫌なら森には行かない事。これが筋だと思うのが私の持論でゴザイマス。

 十数年前のことですが、埼玉県内のS市は、餌のない森にカブトムシを放虫して、何がしたかったのでしょう。カブトムシが取れる森にしたかったのでしょうか。それとも潮干狩り用に作った砂浜に養殖アサリを撒くように、ひと夏子どもたちに虫取りできる森を提供したかったのでしょうか。いずれにしましても、その触覚に樹液のにおいを一切感じられないカブトムシたちは、2日と待たずこの森から飛び去ったでしょうね。

 これが鯉の放流などになると、もっとひどい話になります。「〇〇市では、市民と共同で養殖した鯉の稚魚を、魚のいなくなった××川に放流しました。」鯉自体が一部の地域や亜種を除き実は厳密には外来種であり、また人間が都合で仕切った「国」の中でも、もともといなかった地域へ国内から新しく生物を移動定着させると、これは「国内外来種」となり、環境破壊の一環となります。コイは頑丈で繁殖力旺盛で獰猛で、世界的に猛威を振るっています。鯉の増えた水域では他の動物への圧はすさまじいものですから。

最後の問題です。

5.① 信号機付きの横断歩道で、通行人がギリギリの駆け込み横断をするのを防止するためのアイディアを話し合って考えなさい(実際に実用化されているものです)。

●ポイント:罰や物理的なハードルでなく、人に駆け込みをさせる心境に着目できるか。「あとどのくらい待たされるか分からない不安」に気が付けるか。

●解答:歩行者用信号機に、赤信号でも青信号でも「残り時間」「待ち時間」が分かるようなカウントダウン形式の表示を設ける。

●様子:これは敢えて6班全てに解答を聞きました。半数が正解、半数がおもしろいアイディアを出してくれました。おもしろいのですが、全ての信号に警備員を配置する、とか全ての信号に遮断機を付ける、とか、人件費や人材、工事代機材代で現実的とは言えないモノが多かったです。思考トレーニングとしては実にいい状態だったと思います。

5.② 上記①の解答(実用アイディア)をさらに発展させるアイディアを考えてみましょう。

●ポイント:①で判明した「待たされる不安」を解消するその先にある、「待ち時間という認識から気をそらす/待ち時間を楽しむ」という別角度ないしは逆転の発想ができたか。

●解答:歩行者用信号の待ち時間表示の中央に人型があり、この人型が待ち時間の間「ダンスする」。ヨーロッパのある国で実際に採用された工夫で、人型のダンスはなんと録画やアニメ動画の連続再生ではなく、近くのブース内で係が実際にやっているダンスに人型アイコンの動きが連動する仕組みで、ダンスの動きがしょっちゅう変わるので信号待ちの人々が飽きずに見られる、というもの。

●様子:ほぼ正解が確か2班ほど出ました。発想の転換とその応用が実用化された例ですので、近いアイディアを思いつけた生徒たちは嬉しそうでした。

 

ブログネタ:オーストラリアかニュージーランドだったと思います。ある郊外の道路で、雨天時にスリップ事故が多発する場所があり、そこに苦慮の末、注意を促す標識を設置した、という話。この標識、「雨天スリップ注意」「事故多発地点」「この先急カーブ」等の文言はなく、幼い女の子の顔が大きく描かれており、晴天時はただそれだけのものなのですが、雨天時はなんとなんと!!女の子の両目から赤い液体が流れる仕組みが!私はこれをテレビ番組で見て、血の涙を流すマリア像やキリスト像の話を思い出しました。初めて見るドライバーはさぞ肝をつぶしたことでしょう。また状況的に「見慣れる」ことは考えにくいので同じドライバーにも長期にわたり有効でしょう。雨天時スリップ事故は激減したそうです。まさに「標識」の「常識」を覆す多面的思考が成功した好例だと思います。

 

 5月17日の「参考文献・資料の集め方①」を挟んで、次回の「多面的思考トレーニング」は5月31日。

前主任がヘルプで久しぶりに授業を行う予定です。学校説明会などで4年間ずっと広報柱だった、新入生の今年度の年間計画を設定した張本人のご登場です。色々と申し訳ありませんが、せっかくですので甘えようと思いますほくそ笑む・ニヤリ

 

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4月26日(火) 2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶

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2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶

 毎年、人文科の2年生40人程の全員を、担任あるいは人文科の教員(主任含め7人)がパワーポイントデータや論文の誤字脱字にいたるまで事細かに指導するのは物理的に無理があります。我々7人にも、通常の授業や部活や学年の仕事などがありますので。そこで、春日部東では、人文科生徒が2年生になると、各部署の主任級や進路指導で通年てんてこまいになる3年生の正担任を除く全教員に、お1人につき1名、面倒をみていただいております。

 これにつきましても、あまり負担を職員間に増すわけにもいきませんので、いただくご指導につきましては原則「生徒の言っていること、作ってきたデータ、書いてきた論文が」「分かるか、追加で調べたらいいことがあるか、誤字脱字はあるか」くらいとしてあります。我々が言うところの「探究論文」の体になるようには、砦として担任と主任が指導をするわけですが、例年、先生方には温かいご指導をいただいているところです。

 例年、先生方(同じ職場の同僚ですが、今回は敬称な感じで!)には、あらかじめ2年生各自が1年生の末まででなんとか立てた「研究のタイトル名」のみで誰を面倒見たいか希望調査をとります。今年も担任のG教諭が、一任も含めできるだけ先生方のご希望にそえるよう割り振りを行いました。さらには初回面談がこの26日火曜日7限に職員室でよいかどうか、ご都合により他に希望の時間や場所はあるか、調査を済ませております。

 7限開始後20分くらい。事情によりこの時間が都合がつかない先生方をのぞき、あらかじめ希望された職員室の自席や準備室や廊下の学習机などで、先生方が待ち構えています。心配そうに送り出す担任G教諭。いざ出発。

 

職員室入室組が、スムーズに入室できるよう/同線の邪魔をしないように、副担任のS教諭が(自分でも1人面倒をみつつ)ちょっと監督。

今日は元々自己紹介程度ですので、立ち話でなんとかするケースも。

春日部東には、廊下に面談や1対1での学習指導用に長机が豊富にありますが、職員室のある2階の長机はご覧の通り。

…さあ、次回にうかがう時は、研究内容のポスター発表会に向けて、ウィンドウズアプリ「パワーポイント」での資料作りが進んだ頃。個別指導では単に作ったものを見ていただくだけではなく、生徒は「アポイントの取り方」「礼儀作法」等も学ぶことになります。大切なことです。2年生諸君、頑張りたまへ。

 

 

 

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4月26日(火) 1年生図書館ガイダンス

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1年生図書館ガイダンス

 普通に図書館ガイダンスと聞くと、多くの高校で例えば国語の授業、あるいはLHRなどをうまく使って、図書館の使い方について説明を受けるようなイメージ持たれるかと思います。

 人文科の生徒にとりまして、しかしこれは特別重要な研修になります。先週の火曜7時間目は楽しいイベントでしたが、今日からはとてもまじめな期待・ワクワク「人文科探究」の授業です。何しろ論文完成までフルに2年間、いえ、調べものや読書や学習スペースの利用が習慣化されれば入試後の卒業式まで!!お世話になるのですから。論文完成まで上手に時間を使っていけるかどうかは、まさに今日ここにかかっているとも言えます!

 

 レジュメをそのまま掲載するのもなんですので、サブタイトルだけ記します。

1.はじめに

2.なぜ図書館を利用するの?

3.図書館資料の探し方

4.図書館資料の使い方

5.最後に

 これも毎回思うのですが、司書の方ってスゴイ!今回も非常にシステマティックな内容とプリントでした。普通科と同じ「図書館利用ガイダンス」の時と違って、今回は生徒が「人文科探究」を進めていくうえで、今後動いていきやすいようにと、特別版のオリジナルテキストを作ってくださいました。

そうそう、今年から、全体向けの画面と同じものが生徒各自のiPadに配信されました。

遠い人は手元で確認!

まずは「論文とはなんぞや」から入り、各自がテーマを決めるのに向けて「ネタ探し」の指南、そして書籍からwebサイトまで現代にある各種情報源の特徴や長所短所について学びました。

次に、図書館の本がそもそもどういった法則で整理され並んでいるのか。これを学ぶためのワークシートが面白い!自分が高校生の時もやってほしかったです!

 「日本十進分類法」!用語だけ言われて説明だけ受けても面白くありませんよね。

 そこでこのワークシート!中央に自分の興味があるモノを記入し、そこからまずは直接関係がある分野を10個から選び、そこへ飛びます。次に、飛んだ先の分野がさらに細かく分かれているので、自分が気になる小項目を選んでチェックします。次に、他にも関連がありそうな大分野を残り9つからさらに選び、それぞれで同じ作業をしてみます。

 「図書室の本って、こう並んでんだ~」

 次に、実際に該当の本棚に赴き、書籍を選んで手に取ってみます。

 一見、本屋さんで欲しい本を探すのと同じ作業ですが、ここでは「在りよう」をきちんと学んでの体験になります。実際、今後本屋さんで本を探すときに、レベルアップした探し方に結びつくといいですね。

 この後、各自最低1冊、気になる本をもってきて席に座ります。今度はその書籍の見方について学びます。

 人文科探究で多くなる書籍等の利用の仕方は、小説を楽しみながら読むようなものとは異なります。各自の論文について、自分で考えた「疑問(つまり課題)」に対する自分で考えた「仮説」が正しいと証明するための情報が載っているかどうか。そこからその本を利用するかどうかになりますので。

 キーワードが司書のS先生からでました。「ぶらぶらブラウジング」。ブラウジングとはパラパラ読みのこと。ネタ探しの段階ではそれでいいのです。中身を深く見る必要はありません。「タイトル」「表紙・裏表紙・帯」「目次・索引・参考文献」「はじめに・おわりに」といった情報をぱーっと見て、何の本なのかだいたい把握する。関係ないと思えば返し、関係ありそうと思えば借りる(買う)。図書室をなにしろぶらついて、んっと思った本を手に取りブラウジング。探究はここから始まります。

 とりあえず手元にもってきたら、スキミング(流し読み)やスキャニング(キーワード等の拾い読み)。これらもキーワード化して欲しいほくそ笑む・ニヤリすきすきスキミング、すきゃすきゃスキャニング…これは失礼しました。

 さて、せっかく何かしら興味がある書籍なりを手にしたのですから、これは是非記録に残したいところ。実際、記録に残さなかったがために、「絶対必要な情報なのに、アレ何の本だっけ?webだったっけ?」という状況は、ままあることです。ここでまた特別なワークシートの登場です。

 後々に、自分の論文に「参考文献」として引用したり情報を掲載したりしたい、と思った時のために、何をしておくべきか。今目の前にある書籍のどこにどういう情報があり、それをどう見て、どんな情報を記録すればいいか。ワークシートを埋めながら合理的に学びます。

 

大人の目に、充実した内容でした。これで初めての図書室での「人文科探究」授業は終わりです。あっという間ですね。「書籍を調べる」ゴールデンウイーク課題について私から予告して、終わりの挨拶。みなさんお疲れ様でした。

号令後、各自の「図書室利用カード」が配布されました。早速利用して、正式に書籍を借りる生徒もいました。

「俺のな~い」「あったあった」

 

 

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4月19日(火)人文科対面式

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人文科対面式!

 時間帯としましては、「人文科探究」の授業がある7時間目。今年度は普通科も火曜日の7時間目は授業があります。たまたまですが、この日、人文科は楽しいレクリエーション的な時間になりました。

 対面式と言いましても、昔はいわゆる対面式の形だったそうですが、ここ数年はいわゆるアイスブレイキングアクティビティーを実施しております。その名も

「じんぶんとーくりんく」!

 1年生、2年生、3年生それぞれ2名程度からなる班を16班作り、班活動でゲームを行います。各班のテーブル中央に、裏に質問の書かれたカードを積み、順番を決めて1枚ずつめくり、裏に書かれた質問の答えを班内に発表していきます。ルールはそれだけなのですが、質問内容は…

 ●今、思いつく四字熟語を言ってください!

 ●最近、ちょっとうれしかったことはなんですか?

 ●春日部東高校のマスコットキャラクターの名前はなんですか?

 ●左となりの人を3つほめてください!

 ●3つ前の質問と答えは何でしたか?

…といった、回答者が即答しにくく、かつ答えられた内容や答えにくい状況自体を楽しめるゲームなのです。

人文科は普通科よりも先輩後輩が交流する場面が多いので、その第1弾となります。

 

 ここでちょっと正直に。イレギュラーがありました!今年度、諸般の事情により、なんと2年生がピンポイントで学級閉鎖に!!誠に悩ましいところでしたが、検討の結果、その後の人文科探究の年間予定もきっちり考えられて埋まっていますし、残念ですが2年生はリモートで様子だけみてもらう形での参加となりました。

 会場につきましても触れておきます。コロナ前は、食堂を借り切って120人を1部屋にいれて行っていましたが、コロナ禍では密をさけるため、人文科フロアである本校3階にて4部屋に分かれての実施となっております。またコロナ禍の間に本校ではIT機器が一気に普及しましたので、リモートで4部屋をつなぎ、互いに互いの部屋の様子もタブレットからプロジェクターで映写しつつの4会場実施となります。それでは様子をご覧ください。

(※司会をしてくれた3年生の画像がありませんでした…もうしわけない)

 

①まずは主任こと私からリモート中継でご挨拶させていただきました。

 1年生:人文科へようこそ、いよいよ2年間にわたる「人文科探究」が始まります!

 2年生:素敵なパワーポイント資料による「ポスター発表」と、研究対象の「論文化」、楽しみにしています。

 3年生:自分が担任をして目の当たりにした「卒業後の進路に向けて、考え、悩み、前に進み、実現する格好良さ」、きっと今年も見せてくれるものと楽しみしています。

②次に、3年生から代表のご挨拶です。

 今年は代表者は2名での登場。いいじゃないですか。この程度の行事ですと練習も何もありません、こういった係になる3年生にはぶっつけ本番で負担をかけてしまいますが、まあきっちりキメてくれること!流石3年生です。もちろん画像の無い司会の3年生も、もともと2年生が司会だったのですが主席停止ですから、急遽お願いした形ですが、最後まで完璧でしたね。

③ここでいよいよ「とーくりんく」の開始です。挨拶関係のリモート中継はいったん終了(互いの様子だけ流します)。司会がスクリーンから各会場の3年生の「リーダー」に振ります。部屋ごとにリーダーが初めての1年生に分かるようにゲームの説明をし、いざ開始。

 いきなりゲームもなんだか変なので、始めに軽く自己紹介したり、1枚目を答える前に自己紹介したり。そのあたりはもう、各班の3年生がやさしく1年生を引っ張ってくれました。

 各班、積まれたカードが無くなるまで、ゲームを続けます。それぞれの回答に追加で質問したりコメントしたりと、うまく場を盛り上げて、だいたい各班20分かからないくらいでカードの山は無くなりましたでしょうか。その先は、時間まで自己紹介を詳しくやり直したり、もう1週始めたり、先輩が人文科のことを楽しく紹介したりと、上手に時間を使い切ります。シーンとなる班は1つもありません!

④なんだかんだとあっという間に終わりの時間。まずは1年生の代表にご挨拶をもらいます。

 これがまた!何も見ないで、硬くもならず、かつしっかりした挨拶をしてくれました。

 こうした挨拶は、必ずしもきちんとやれるものではない、当たり前ではないと私は思っております。素晴らしい!今後の活躍が楽しみですね!

 

 2年生の現場不在は残念でしたが、今年度も多々あるであろう「突然の困難」もしっかり乗り越えて、生徒の皆さんには、あってよかったと思える時間を過ごしてもらいたいです。

 

 

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4月15日(金) スプリングセミナー! (後半のレポートです、前半必読でお願いします★)

2時間目「ワークショップ①」

 時間枠はワークショップということにしてありますが、前半は「探究0」の続きです。

①SDGsガイダンス

 本校人文科におきましては、一昨年から探究活動にSDGsの視点を導入しています。

 こだわりすぎると、せっかく柔軟に探究活動を進めていきたいところ、生徒たちが研究テーマとして日常の疑問をリストアップするのに圧をかけてしまいかねません。ですので、自らかかげた疑問が、SDGs17項目で言うとどれに該当しそうか、はっきり該当したらいいね!モヤッとしか該当しなくても、それはそれでいいのですよ、というレベルにしてあります。とは言え、現代社会、いや世界が抱える問題は視野には入れてほしいですし、逆に現代に生きる者として関心を持たなくていい、ということはありません。初日に是非触れたい話題です。

 M(ミレニアム)DGsの段階で問題だった世界の共有度を改善し、「誰も置いていかない」スタンスで「持続可能な開発目標」を国連が2015年にかかげて、8年経ちました。達成目標年は2030年、残り8年です。世界が抱える闇を垣間見てみましょう。

  私こと(新)人文科主任が、探究0にてまず提示した問題は、「核」です。理由は、人類(いえ、地球の生態系)滅亡の原因にもっとも近い話題でありながら、実情は特定の場面でしか人々が話題にしないからです。保有国のもつ核兵器はもちろん…威力が広島級の6600倍という水爆すら、かつて大気圏内で爆発実験が行われており、日本ならば4、5発で滅ぼしきれる…核戦争になったら地球はいったいどうなってしまうのか…といったことも心配ですが、何の変哲もなく思える日常生活に深く関わっているのが原発問題です。我が家は映画が大好きで、多種多様な映画を見てきましたが、まずどんな「地球規模の災害パニック映画」や「感染型ゾンビパニック映画」にも、いま現在世界に無数にある原子力発電所がその災害でどうなるのかが描かれていません。現実は、「地下に作ってしまった発電施設に津波が入っただけ」で、福島第一原発のあの惨状です。あれを完全にナシにするには、はれ物に触るようにして数千年かかる、という表現も見たことがあります。数千年後に日本という国は存在するのでしょうか…

 この件は口頭で投げかけるだけにして、つぎに再びiPadの出番です。次の用語を検索して、少し見てもらいました。ブログ読者の皆様も、よろしければ是非検索してみてください。

 ◆「温暖化が北極圏を壊していく」

 ◆「中国河川汚染」(画像検索)

 ◆「プラゴミでできた島を国に?」

(◆時間の関係で割愛したのでブログ用ネタ「ファストファッション/南米、衣類廃棄」)

 どれにも、凄まじい情報が見て取れます。それでも、SDGsで掲げる17項目で言えば、環境問題系のいくつかなだけです(情報が事実かどうかの問題は「メディアリテラシー」のコーナーで。)。ただし、17項目はそれぞれ単独に存在するわけではなく、ほとんどが相互に関わっていることもポイントですね。

 単純に、どうやら私たちの生きる世界は、かつてないほどのとんでもない闇を抱えている、ということが見えてきました。それでも、私たちはこの世界で、存在する今の時間を、そしてこれからを、生きていきます!しかもできれば楽しく!そのために、そして子々孫々が存続していけるように、やっと、やっと世界が手を取り合って現実に目を向け始め、間に合うのかおそばせながらでも一歩踏み出した、その表れがSDGsと言えます。

 でも、まだ話題にしなければならない大問題があります!

 1つは、そう、新型コロナです。自然が好きで、自然保護に少々偏った感覚を持っていた私などからすれば非常にショッキングなことなのですが、まさか、経済というものが人間にとってこれほどに重要なものだとは…この2年間、それをマザマザと見せつけられました。SDGsの前進にとっては大打撃ですよね。

 と思っていたら、2つ目は、ロシアのウクライナ侵攻です。教育公務員ですので政治的な意見は申し上げませんが、単純な事実として、やはりこれも大打撃です。歴史の教科書に載るはずの、大型隕石衝突級の事件のダブルパンチ。おおおぉ…、なんということを…

 以上、私たちが「今」生きている世界のことです。私は、生徒たちは、皆さまは、どうしましょう/どうしますか?

 

 今、やれること、やるべきことをやる。本校人文科の生徒は、高校生として、春日部東高校人文科生徒として、健全に「探究」活動を進める。そして、その中で進めた研究が、もしも何かの形でSDGsに貢献できたら、それは素晴らしいことですね、と。はっきりSDGsに分類しにくい、例えば前半に出した「幽霊」のような研究でも、例えばもしも高校で生徒の間で「幽霊騒ぎ」が起こって、それが健全な学校生活に支障をきたすような状況になった時に、思い込みや固定観念の外側から多角的視点で論じた根拠によって、生徒あるいは教育環境に安心材料を提供することになれば、人の役に立ったことになります。最小単位でいけば、研究した内容を誰かが「ふーん、へええ、そうかぁ」と思ってくれたならそれで充分です。探究活動は論文を1本完成させて終わるものではなく、探究マインドを育んで、それをもって歩む人生の中で世界と渡り合っていくためにやるのですから!

 

②メディアリテラシー

 1時間目に提示した、情報の海をうまく渡っていくためのもう一つの指標です。

 まずはiPadで用語検索。の前に英語のお話をしました。

 ◆media (仲介)マスメディア、マスコミ ※mass 塊、大量の~

 ◆literacy 読み書き能力

 ◆派生語:literal文字通りの literally文字通りに literary文学の literarily文学的には literature文学 etc

 

 …共有したのは、コトバンクのブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より、「メディアリテラシー」の解説です。

メディアリテラシー media literacy : メディアの特性を理解して使いこなす複合的な能力。(中略)情報がもたらす影響を予測する能力,双方向コミュニケーションにおけるいろいろなトラブルを処理・回避する能力などである。(後略)(是非、検索してみてください)

 …世の中に溢れる情報は、全て元は誰かが発信したものであり、「誰か」が人間である以上、発信された情報には「間違い」や「悪意」は必ず存在し得ます。今回のウクライナの件で、「プロパガンダ」という用語も頻繁に耳にするようになりました。また当然、情報を受け止める側にも「間違い」や「悪意」は存在し得ます。「炎上」というワードもすっかり新しい用語という感じはしなくなりました。

 ちょうど、SDGsの時間に検索してもらった「温暖化が北極圏を壊していく」ですが、これで共有したあるサイトは海外のビジネスマン向けのもので、非常に「ちゃんとした」サイトに思えます。ところが、そこにある1つの情報に、 

◆グリーンランドと北極の氷床を合わせると、地球上の真水の99%以上を占める。

という一節があるのですが、私の認識では、北極の氷は海水を多く含む氷で、南極の氷は大陸に乗った真水の氷、のはずです。これはどういうことでしょうか。このサイトを日本語に翻訳する係が、ArcticとAntarcticaを間違えて翻訳したのか、それともこの一節自体が「間違い」なのか、「私が間違っている」のか。

 こういったことはしょっちゅうあります。私は自分の興味関心から生物系の情報を頻繁に検索・閲覧しますが、そこら辺の方々がほいほい自由にアップした個人的なサイトは、はっきり言って間違いだらけです!その上、由緒正しそうでも、例えば各新聞社には各新聞社の、各放送局には各放送局の「カラー」や主義・方向性があります。政府には政府の、そして私にも「春日部東高校人文科に前向きな興味を持った中学3年生が大勢受験しに来て倍率を争ってほしい」という意図がありますあしからず。受け止める側は、誰がどこで発信した情報で、それをどこまで信用するのか、特に探究活動においては気を付けたいところです。

 そこで、入学当初に生徒たちに注意ですが、メディアリテラシーの一環で、情報はできるだけちゃんとした書籍から得るように、と伝えました。情報発信元があやふやな雑誌類や、不特定多数が上書き可能な「まとめサイト」等は、探究活動においては信頼度が低いのだ、と。

③「じんぶんしんぶん」作成に向けて

 ここからやっとワークショップです。

 「じんぶんしんぶん」とは、ここ数年、人文科で壁新聞を作成する際に使っている仮名称です。授業では過去に先輩たちが作成した実例をいくつか示しました。

 始めに、人文科探究初回で壁新聞を作る意味を紹介します。皆でテキスト「学びの技」の8ページを見ました。そこには「探究学習のステップ」が円状の図になっているのですが、ここでは箇条書きにて紹介します。

 New

 → 周辺知識を得る (好奇心を持つ。興味深いアイディアを発見する。)

 → 議論(問い)を決める (多角的に見る。)

 → 情報を収集する (重要な情報をさらに集める。)

 → 情報を取捨選択する (不要な情報は捨てる。)

 → 論理的にまとめる (集めた情報を意味付ける。)

 → 発表する (学びを共有する。)

 → 評価する (最終成果と探究過程を振り返る。)

 → Next (次の研究へ)

…壁新聞作りは、2年間かけて大きく一巡する予定のこの流れを、ダイジェスト版で体験できるのです。

「なので、3時間目から5時間目にかけてやるワークショップ「じんぶんしんぶん」作りは、そのつもりでやってください。」

 次に、各班に同じ日付の新聞4社分を配布し(春日部東では全教室に毎日4社分の新聞が配られますので、予約の上、1、2年生の教室から前日分をいただくのですピース)、その中から私のほうで1社選び、各班でそれを中央に置き、全員で共有しました。そして、1面から注意深く、全体の構成や記事以外の記載情報、記事が下段に飛ぶ際の書式などを、改めて観察してみました。せっかくですから、「号数を365で割ると、だいたい何年くらい続いている新聞かわかる」ことや、「全く同じ日付・時間の新聞でも、工場で膨大な部数を刷っている間に新しい情報が追加されるので、版数を見ると何回情報が刷新されたかわかる。初回が12版となっているので、14版であれば同じ新聞でもすでに2回情報が新しくなっていることがわかる」などの豆知識も紹介しました。

…主任の出番はここまでです。3時間目からは、いよいよ担任のT教諭の登場です。

 

3時間目~5時間目「ワークショップ②③④ じんぶんしんぶん作り」

 本校勤務2年目のT教諭、実は、同僚として初めて授業を見させていただいたのですが、正直「うまいなこの人!と思いました。

 まずは、担任ならではの「入学当初アンケート」ネタで巧みにモチベーション作りです。

まだ互いに慣れていないクラスメイトと話し合ったり発表し合ったりすることへの準備として、そうきたか!これは面白い切り口!

 次に、ここから3時間かけてやる壁新聞作りの、流れの説明です。

ざっと紹介します。

①まず各自で自分の興味のある記事を探して切り取る。

②SDGsに関連があればSDGs付箋、関連が良く分からなければ普通の付箋を貼り、コメントを記入する。

③次に、班内で自分の選んだ記事についてミニプレゼンをし合う。

④編集会議を開き、班ごとの壁新聞の名称を決める。

⑤自分たちの新聞の方向性も含めて、各自が選んだ記事のどれを採用するか話し合う。

⑥掲載する記事が決定したら、各自が納得できるように全体のレイアウトを決める。

⑦実際に糊付けする。

⑧仕上げに、模様や写真、ロゴ、コメント、追加記事などを加えて充実させる。

⑨班内で壁新聞のプレゼン練習をし、他班へ発表する際の主旨を共有する。

⑩担任のタイムキープと全体4回のローテーションで全員が1回ポスター発表する。

⑪プレゼンを聞いたりやったりした反省点や気づいた点をiPadに記録する。

…ところどころに入るアドバイスも含め、ツボをおさえた明確な説明のお陰で、生徒たちは初めての活動をスムーズに行えました。発表に際してはテキスト「学びの技」からポスター発表の上手なやり方・受け方をさらい、私がここ数年見て来た壁新聞発表の中では一番うまくいったように感じました。発表が聞き取りにくい場合に、口頭で言わなくても聴衆がちらっと提示して発表者が気が付いて改善できるようにと「聞こえません棒」というツールも全員に持たせるのですが、それを使う場面は見受けませんでした。

まずは、各自、興味のある記事を探します。

次に、班内で自分の選んだ記事をプレゼンし合います。

編集会議の様子です。

 自分たちの壁新聞のプレゼン練習です。

班ごとに新聞の主旨や限られた時間で紹介する内容の共有をしました。

そして、いよいよ他班の人の前で、自分の班で作った壁新聞をプレゼンします。

 それにしても、生徒たちが凄い勢いでiPadに入力しまくるコメント等が、全て担任のタブレットで随時見られるという…なんともはや、な時代ですね。

…こうして、3時間分の「じんぶんしんぶん作り」は大成功でした!了解

さあ、2年間、探究活動をおおいに楽しもう!

 

6時間目「OGOB講演会」

 最後は恒例の「人文科卒業生のお話を聞く」時間です。

 今年は、A君、Bさん、Cさんの3名が参加してくださいました。

 A君とBさんは大学2年生、Cさんは私のクラスを卒業したばかりの1年生です。皆様、履修登録あるいは初回授業の時期で条件の厳しい中、ご参加くださいました。実際、A君は大学の授業に行くため、少しだけ早めに帰られたくらいです。

 Cさんですらもう高校を卒業したばかりとは思えない大人ぶり、2年生のお二人にいたっては(実は)私が副担任をしていた4年前とは別人でした。私事ですが、こうした生徒さんたちのその後の成長ぶりに触れられるのがこの職業の醍醐味の1つでございます。

 御三方にはまず、現在の大学生活の様子を紹介していただきました。それから、高校時代にやっておけばよかったこと、また「人文科あるある」とアドバイスをいただきました。

 A君Bさんは、今となっては大変貴重な「人文科海外研修でオーストラリアに行ったことがある」人材でもあります。コロナのせいで、すでに3回分の海外研修が中止を余儀なくされていますから。前主任のアドバイスもあり、後半はA君メインで当時の様子を新入生に紹介していただきました。

 最後にBさんCさんに、生徒たちがあらかじめ考えていた質問群からいくつか選び、思うところをコメントしていただきました。特にCさんの在学中の苦労は私も担任としてある程度知るところで、彼女なりに必死で考え踏み出したり後退したりしながら乗り越えてきたことを思い出し、感慨深かったです。

 

 毎年のことですが、卒業生の言葉には、我々教職員とはまた違う重みと実感があり、当然ながら現役生は食いつきます。大変有意義な1コマとなりました。お2人の退室をお礼の挨拶と拍手でお送りした後、生徒たちは時間まで1日の感想・反省を入力し、今年度のスプリングセミナーは幕を閉じました。

(主任も担任も「ホーっ!急ぎ」)

 

 

 

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4月15日(金) スプリングセミナー! (前半のレポート、後半もこうご期待)

 去る4月15日(金)に、今年度初の人文科独自行事、新入生対象の「スプリングセミナー」を、無事実施できました。

 かつては、加須元気プラザにて1泊2日で行っていたものです。新型コロナの影響もあり、また規定により全員参加の宿泊行事は年に1回まで、ということもあり、宿泊の可能性を春に残すか夏(サマースクール)に残すか考えどころ…ということもありますが、とにかくコロナ初年度は中止、そして昨年度は1日のみで校内実施、今年度もやはり校内実施で1日のみ、でした。

 目的を考えれば、「学年に1クラスしかない学科の新入生として、学習や生活をどのように進めていくべきか、ここで意識を高める」ことももちろんありますが、一番は、やはりこれから2年間学習していく「人文科探究」のオリエンテーション、ということになります。

 

それでは、実際にどのような6時間であったのか、簡単にですが追体験してみてください!

 

ようこそ人文科へ! 「令和4年度 人文科1学年 スプリングセミナー」

★1時間目「校長挨拶」「学年主任挨拶」「人文科探究0(ゼロ)」

1.校長挨拶

 校長からは、現在学芸大にお勤めで、かつて本校人文科1期生で、実は校長が当時本校で部活で面倒を見た方と、少し前に仕事上でやり取りする機会があり、そのことでその方から届いたお礼のお手紙についてのお話でした。その方が、校長は記憶も遠く薄れてしまっていた当時の「選手紹介のプリント」を数十年も大切に保管しており、それを今回お手紙に同封してこられ、感激し感慨深かった、といったお話でした。

本校46期生、人文科では29期生の人たちにも、こういった温かい「一期一会の再交差」があるといいですね。

2.学年主任挨拶

 学年主任のN教諭からは、本校人文科で実施している教育内容が、現代を生きる者に絶対に必要な力を育ててくれる内容であり、普通科でも(諸条件が可能なら)やりたいくらいだ、といったお話をいただきました。

 ただでさえ高校生活が始まったばかりで不安があるでしょうし、さらに人文科ということで、これからの3年間に水面下で大きな不安を抱えている生徒は存外多いのではと推測します。そんな生徒たちにとって、大変に励みになるお話でした。

3.人文科探究0

①人文科学とは

 いよいよ、新米人文科主任の出番です!

 ここから5時間目までは、「班活動」としました。4人1班で8班作りました。

 

 じっくり導入します。せっかく珍しい名前の学科に入学したのですから、まず始めに「人文科学」という用語について調べてみました。今年の新入生から、全員がiPadを持っています(!)。インターネットで「人文科学」という用語を検索し、「コトバンク」というサイトの情報を共有してみました。それによると(簡単には)…

★科学を3つに大分する場合… 「自然科学」「社会科学」「人文科学」となり、人文科学は「哲学、歴史学、文学、言語学など」を含みます。

★科学を2つに大分する場合…「自然科学」「人文科学」となり、社会学、経済学、政治学、法学、教育学などから哲学、文学、芸術学、歴史学などの広い分野にわたる学問を含む、とのことでした。

 …このことから本校人文科のカリキュラムを考えてみますと、確かに人文科学に属しそうな教科、英語・国語・地歴公民のいわゆる文系科目が大変に多いです。そこでしかし!それではただの文系じゃないですか、と。(うなずく生徒たちグループ)そこで!満を持して学校設定科目「人文科探究」の登場なのです!

②人文科探究とは

 次に、なぜ春日部東高校の先人たちは、ただの文系特化ではなく、人文科探究という科目を設定し、人文科という学科を設置したのでしょう。どんないいことがあるのでしょうか。

 ここで再びiPadの出番。今度は「探究」という用語を検索してもらいました。

 ・物事の真相・価値・在り方などを深く考えて、すじ道をたどって明らかにすること。

・思考によって論証したり問題解決を図ったりすること、あるいは、論証や問題解決のために深く思考すること。

 ふむふむ。 

次に、ここ数年、教科書的に使っている書籍「学びの技」(玉川大学出版部)の登場です。

 まず始めにこの本の12ページ「column 存在しない職業」を読んでもらいました。

簡単に内容を紹介しますと、アメリカで2011年に小学校に入学した子どもの65%は2027年に当時存在しなかった新しい職業に就くだろう、根拠として人類史上、文化の移り変わりとともに古い職業の消滅と新しい職業の誕生が繰り返されており、現代でそのカギとなるのは人工知能(AI)であると。AIが1000字の内容を50字に要約することができる段階まで進めば、影響を受けない(つまり職を失う心配のない)事務労働者はいない、とのことです。

 個人的には、人が社会生活を送るために職業が存在しており、いくら限定場面的に便利な技術革新であっても、AIのような形で無数の人々から生きるすべを奪う技術なら本末転倒、ITも脳や体が発達しきる前に使いすぎると、それらが十分発達しないままになる、つまり人類のアナログ能力は今後どんどん退化する、と思っています。それでも実情は、デジタル化の波から降りることはできず、これからの生徒たちはその時存在する時間の中でこの世界に居場所を確保していかねばなりません。

 さて、p12には、答えも紹介されています。 → このような事態にどう対応すればいいのか、その答えが「探究学習」にあります。問題発見能力、その問題の解決に必要な情報の収集・分析・活用、論理的思考や創造的思考をもって問題にあたる能力…こういった、当面の間、AIがとうてい及ばぬ力を、探究学習では育めるのです!!

  次に、4,5ページ「Did you know?」を読んでもらいました。「2007年に、アメリカのある教師たちが、生徒たちに現代社会の移り変わりの激しさを実感させ、生き方を考えさせるために作った動画」の一部を紹介する記事です。そこには「2006年にインドの大学を卒業した人の英語を話せる率は100%」「英単語の数は54万語を超え、これはシェイクスピア時代の5倍」といった事実がいくつか紹介されています。ブログ読者の皆様はご存じでしたか?私は知りませんでした。

 物知りと思われる人々も、確かに常人よりはるかに知識量は多いかもしれませんが、この世界の全てを考えれば、「知っていることに関して知っているだけ」とも言えます。どれほど多くの知識を持っていても、持っているだけなら電子辞書でいいわけでして、上記の黄色マーカー部分のような力、つまり「探究力」は絶対的に欲しい。しかし、たくさん知っていることは悪いことか。それは違いますね。知っていることは多い方がいい、というのも否定されざる事実。インターネットやSNSによって、かつての世界とは比べ物にならないくらいの膨大な情報の海に、我々人類は泳ぎだしました。この海の旅は、常識情報、不要情報、ゴミ情報や危険情報の中から、「探究」に役立つ「自分の興味にかなう情報」「問題解決に役立つ情報」、お宝情報になりうる情報を探す旅のはずです。

 「探究」するために「情報を探す旅」に出るには、道しるべも欲しいところですね。「探究0」の授業でかかげるヒントは「情報リテラシー」「多角的視点」です。1時間目の時間はあと10分。情報リテラシーは予定通り2時間目に紹介するとして、多角的視点というものを、ギリギリでしたが体験してもらいました。

「幽霊の存在を否定してみてください。その際、今まで聞いたことのない理由が大歓迎です。」

  これは、各班、少し盛り上がりました。本当は各班の意見を聞いてみるつもりでしたが、時間が少々おしました。本来は「幽霊」という用語の定義も必要なのですが、割愛しました。それはおいおい学んでいただきましょう。

 「幽霊は実在するのだろうか」という「問い」に対して、私の「仮説」は「いない」です。個人的にオカルトは決して嫌いではありません。いるならいてもいいと思います。(時間制限のないブログ用のネタですが、私の母は私が小学2年生の時に亡くなりました。その母の若いころの写真を遺影として仏壇に飾っています。私の娘がようやく言葉を発するようになったころ、誰も教えていないのにこの遺影を見て「おばあちゃん」と言いました。赤ん坊の頃、仰向けに寝ていて、誰もいないところを凝視してケタケタ笑っていた、アレは亡くなった母が遊びにきていたのか…なんて…)しかし、私が自分で考えた大きく3つの根拠は、これまで誰からも聞いたことが無く、「多角的視点」ということにおいて自信があります。生徒たちに披露しましたところ、まだ生徒たちは静かにしている時期ですので、少しウケました!そしてそれらによって、どうやら幽霊の存在は強力に否定できそうです(けっこうとっておきのネタですので、ブログでは秘密です!もちろん、幽霊を検証する書籍があれば出て来るでしょうけど…中学3年生のみなさん!春日部東高校人文科にてお待ちしております!!)。

 この根拠から、仮説の証明に使える参考文献の分野は「脳科学」や「心理学」と言えそうです。そうなれば、それらの書籍を図書室を中心に探し、書籍の中に「ほら!」と使えそうな情報があれば正しい作法で引用して、学術論文の書式で論文を書く。「そういったことを皆さん2年間で体験するんですよ!」というところで1時間目終了です。(休み時間に盛り上がる生徒たちグループ

続く!

 

 

 

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4月8日(金)入学式!

まだ桜がしっかりと残る春のこの日、人文科にもいよいよ新入生がやってきました。

新しい一期一会の始まりですね!

新入生と保護者の方々がだんだんとやってきます。ちょっと感慨深い時間帯です。

掲示物で座席を確認。人文科の生徒さんかどうかは分かりませんが、ようこそ…!

人文科9組は一番左端。久しぶりの「保護者の方同席」での式典。モザイク状の椅子配置はコロナ対策。

担任の先生が新入生を迎えます。

9組、揃いました!

間もなく式典開始。あらためて、ようこそ春日部東へ!ようこそ人文科へ!!

 

式後、生徒たちは先に教室に集合、初めて自分のHRの座席に座り、書類提出や各種連絡など、緊張と気遣いの時間が続きます。お疲れ様・・・

保護者の皆様におかれましても、PTA入会式後、生徒と入れ替わりで教室に入り、主任挨拶や各種事務連絡時間を経ての再度PTA、本当に大変な一日、お疲れ様でした!

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人文科主任の交代劇がありました。そして、令和4年度が始まりました。

本年度より、人文科主任を仰せつかりました、松本勝久と申します。

よろしくお願いいたします。

 

この場をお借りして、ごく簡単に自己紹介をさせていただきます。

現在50歳、大学生と中学生の娘がおります。

英語科の教員で、顧問は生物部です。

本校は4校目の勤務先で、本校で5年目が始まりました。

実は本校の卒業生で、なんと現校長は3年時の担任でした苦笑い

父の仕事の関係で、本校入学前の3年と半年、海外で暮らしておりました飛行機

 

転勤してきて本校人文科1年生の副担任に入り、そのまま先輩でもある前任の人文科主任にお誘いもいただいて、2年目からは正担任を仰せつかりました。

それから3年間、人文科の担任を一巡し、この3月に卒業生を出したばかりです。

 

体験して実感した人文科の魅力は、なにしろ教育が手厚い、ということです。

うたい文句としては「(普通科)+α の教育環境」ですが、その中身たるや…

 ① カリキュラムに特徴がある

 ② 独自の行事がある

 ③ 独自の教育環境がある

・・・ここはブログですので、これ以上の詳細は割愛しますが、私のもたせていただいたクラスも、多くの者がこの環境をフル活用して、まさに自分で調べ、ステップを考え、努力を積み重ね、それぞれ人生の次の段階へ羽ばたいていきました。その姿は「格好いい」の一言でした。中には一橋大学合格という創立以来の大快挙を成し遂げた者もいましたが、皆が第一志望の大学に進学したわけではありません。部長・副部長の含有率は恐らく学年1位でしたが、一方で全員が3年間部活を続けられたわけでもありません。1年生から3年生まで、中には3年間ずっと、大変に悩み苦労した者もいました。それでも、自分の将来に向けて「大学受験」という初めての大きな山を「思考・努力・成長」をもって乗り越えることの素晴らしさを、目の前でまざまざと見せてくれました。私の愛する人文科26期生39名には、ただただ感謝あるのみです!

 

さて、令和4年度、仕事は打って変わって「学科主任」です。

また新しく入学してくる人文科29期生に、是非キラキラしたものを見せてあげたいです。また、通常と少々異なるお仕事も多い人文科、正担任・副担任をしっかりバックアップし、前任が4年間かけて成し遂げた科内の大改革もしっかり引き継いで、盛り上げていければと思います!

 

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きょうの探究 (探究⑳)

本日の探究です。

一年生は、個人探究論文  「もくじ第2稿」 のグループセッションです。

冬休み課題「もくじ第1稿」をもとにして、

全員が、人文科主任じきじきの個人試問をうけました。

論文執筆では、構想に突っ込まれることを「きられる~」といいます。

大人の勝手な助言に「きられ」まくった者同士ですが…容赦なしです。

 

二年生は…古典の補講が実施されておりました。

すでに受験生です。

本日が、今年度最後の水7探究です。

でも、探究はまだまだ続きます(´-`).。oO

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もくじ個別試問 探究⑲

今週のあさべんから、いよいよ1年生の個人探究が本格化します。

冬休みに作成した「もくじ」(アブストラクト)を手にして、

個別に試問をうけます(;´∀`)

「(もくじについて)何を聞かれても、自分の意見を自分の言葉でいえること」

という条件で、みなさん積極的にてを上げてくれております。

ちなみに、これから試問うける人すでに試問を終えた生徒さんは シニア です。

シニアさんは 図書館で 追加資料を探します。

さらに シニアさんは 質問される(ツッコまれる)内容を想定して 

これから試問をうける ジュニア さんへのコメントをお願いしてます。

論文は もくじ(アブストラクト)が肝心です。

なぜなら、問い「?」と 仮説「!」 を定めるからです。

たくさん考えて、たくさん悩んで、たくさん議論して

より良いものを目指しましょう!

 

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