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2024年度オーストラリア海外研修報告7【英語について】

2024年度オーストラリア海外研修報告⑦【英語について】 

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

③⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中 (全6回になってしまいました 済)

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(2回目・3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング (済)(4回目)

 ❺現金     (済)(4回目)

 ❻土曜日    (済)(5、6回目)

⑦    英語について  ← 今回はここ! やっと最終回です!

 

 

 8月上旬に行ってきましたオーストラリア海外研修、その報告の人文科としてのラストです。もう11月です。すみません。

 

 最後は、英語について何点か。

 引率2名の担当教科ですが、Y教諭は国語科、そして私人文科主任は英語科です。Y教諭も英語はかなりならしたものですので、それぞれ研修中に思うところはいっぱいありました。

 

 まずは、オモシロい?お話から。

 

1.これで君もオージーイングリッシュスピーカー!? 豪州なまり特集!

 わたし、研修期間中の日中はもちろんですが、毎日やどに戻ってからは、寝るまで基本的にTVをつけっぱなしにしていました。番組は特に選ばず、電源を入れてやっていた番組を見ていたのですが、聞こえてくる英語はイギリス英語が基本なことはよくわかりました。その中に、面白い発音がところどころ聞こえてくるのです。予備知識で、そうなる理由は知ってはいましたが、実際に生で聞くと、おお!これがそれか!と納得が行き、面白かったです。少々、クイズ形式で。

 

 次の、発音を「カタカナ」で表した単語、英語でなんという単語だったか、わかりますか?

1.短いものから

① ユゥカァイ

② オゥカァイ

③ ダィズ

④ ラィス

⑤ タィボゥ

⑥ スタィト

⑦ プラィス

⑧ チャィンジ

 

答えは、次の通り。

① UK

② OK

③ days

④ race

⑤ table

⑥ state

⑦ place

⑧ change

 

2.少し長めの単語

⑨ ァマイズィン

⑩ アィティーンス

⑪ ウェンズダィ

⑫ カンヴァサィシュン

 

答え

⑨ amazing

⑩ 18th

⑪ Wednesday

⑫ conversation

 

3.2語合体したもの、2語の表現、2語・3語の熟語等

⑬ タィブラィク

⑭ アィチアンアー

⑮ アィボゥトゥ

⑯ エヴリィダイ

⑰ ガィムアイヴァ

⑱ キャリィアワィ

⑲ ブラィンマッソゥ

⑳ オリンピック ガィムズ

㉑ プラィチェスヒヤ

㉒ レッツタィカルック

㉓ ニュゥサウスワイョズ

 

答え

⑬ tie-break

⑭ H&R

⑮ able to

⑯ every day

⑰ game over

⑱ carry away

⑲ brain muscle

⑳ Olympic Games

㉑ play chess here

㉒ Let’s take a look.

㉓ New South Wales

 

 いかがでしょうか? これらは、実際に自分で耳にしてしおりにメモして帰ってきた、活きた実例ですので、愛着も湧きます。

 種明かしは、こうです。

 オーストラリアでは、特に英語の「エィ」という発音が「アィ」に変わってしまうのです。よって、dayも「ディ」ではなく「ダィ」になります。

 もともと知っていた例としまして、「よう、元気か」の Good day mate. を、グッデイ、メイトではなく「ゲダィ、マィト」というのがありました。残念ながら、この挨拶は期間中に意外と耳にしませんでした。

 こうなると、「エィ」→「アィ」変換を耳で補足できると楽しくて、夕方から寝るまで、テレビはつけっぱなしでした。

 

2.英語話者たちの日本人に対するのちょっとした誤解で生じる停滞

 春日部東高校の生徒たち、英語がある程度得意な生徒もいますが、意外と苦手とする生徒もいます。実は、けっこういます。でも、得意なはずの生徒も、本物の会話が始まると、培った英語力を発揮できずにフラストレーションがたまる場面がよく見受けられました。

 その理由の1つは、Y教諭もしみじみコメントしていましたが、「このこたち、視覚情報(読み上げ対象の文字や文面等)がないと、とたんに分からなくなるな」と。そうなんですよね、私は英語の教員ですから、反省する部分が多々あるのですが、少なくとも英語の授業において生徒たちが普段「音」から情報を色々と判断しなくなってしまっている可能性があります。

 

 もう1つは、そこから派生することでもあるのでしょうが、例えれば「UFOキャッチャーを前にして、見れば遊び方は分かる。クレーンで商品を掴み上げて、穴に落とせばいいんでしょう、と。ところが、いざ『やってみよう』となった時に、アレ?操作ボタンが見つからない/押し方が分からない」という状況。

 現地校シャイヤークリスチャンスクールで受けた午前中の授業は、現地校の授業ではなく、ホームステイや短期留学等の斡旋業者「VSオセアニア」さん派遣の講師によるものでした。もちろん、全て英語のみで行われます。そして、配られたテキストも同じ業者さんによるものでした。

 さてこのテキストの内容、記載されている語彙、文章や指示、どこをとっても普段の日本での授業で扱っているものと比べて、難しいどころか、簡単でした。当然、授業中に講師からされる説明も、分かるものばかり。ところが、記述でも口頭でも今からやるアクティビティに向け、いざ「指示の最後の一言」が出て、さあ動き始め!という場面で、皆ぴたっと止まってしまうのです。

 よく状況を解析してみると、なんということはない、テキストに記載のない、やり始める直前の指示の一言が、聞きとれていないようなのです。

 Write it down.   Make it in sentence.  Make pairs.   例えばこんなレベルです。講師の方は、途中、気を付けて、反応も観察して、注意深く説明を済ませて、目の前の生徒たちも表情や眼の光が「理解できている」ことを示していますので、この「最後の一言」に油断があったかもしれません。

 今回、午前中の授業もできるだけ効果的な時間になって欲しいと思い、途中から割り切って、たまには引率として「介入」してみました。本来、こういった語学系の校外の研修なり体験なりは、外国人の方が講師をやってくださっている場合は特に、引率は引いたところにいるべきもの。こちらに助けを求められる、という状況は、生徒が英語で自分でコミュニケーションをとって理解して前に進まねば、というモチベーションを阻害しかねません。私もそれはそれで非常に避けたいことなものですから、本当にどうしても必要な一瞬、必要な生徒に、最低限の一言を、適切な声量で、スッと伝えるようにして、また一方では授業後に講師の方にこちらの気が付く範囲の生徒の状況をレポートもしました。

 

3.作文力の不足と、練習の必要性

 いやぁ、色々と思い知らされました! 引率にとりましても、得るものがたくさんあった研修でした。「英作文力」これは、恥ずかしながら、長い間の反省点かつ懸案ですし、かと言って簡単に授業にどかんと混ぜ込むのも難しいことでもあります。

 本題の生徒の英作文力の前に、つまらない話ですが、高等学校の例えば英語の授業では、扱う教科書をもとに年間で原則5回(実力テスト的なものを範囲に加えれば8回)の定期テストにあてる範囲を決めて、それぞれのスパンにある授業回数を元に、教材のどの部分をどのくらい扱うか、を同じ授業を持つ担当達の間で検討して、それに基いて授業を展開していきます。

 はやい話が、各自勝手な教材をメインにせず、こと評価に関わる実施内容は共通した教材からのみ、そしてその科目をとっている生徒に共通した評価を意識して、ある程度授業内容を縛り合って進めることになります。逆に言えば、個人の考えや持ち味は、評価の共通性を損なうレベルでは授業に挿入し兼ねます。

 大きな変更は、その科目をとっている生徒への公平性・共通性を実現するために、次年度に向けて前年度からするべきですが、今度は次年度の担当者が前年度では確定していない、ということも関係してきます。それまでなかった「変わったこと」はやりにくいのです。

 そんなこんなで、英作文に極めて特化した授業を、効果が出るまで継続してやる、というのは、やれたら嬉しいですが、難しい。結局、通常の授業で扱う項目や時間の中に、あれこれ工夫してなんとかそういう時間をつくってやるしかありません。私が気が付き、よく注意したり生徒の作文活動の際に伝えていることは、次の通りです。

 

① 日本語には「助詞」という「単語の尻につける便利な数文字」がある。

 

② そのため、日本語は「単語主義」となっている。

 

③ 助詞があるおかげ/せいで、「単語」を文中のどこにもってきても、正しく助詞をつければ、相手に意味がただしく伝わるので、「語順」に意識がいかないし、そうすると「主語」が無くても相手に伝えたいことが伝わるし、単語も「品詞に関係なく」助詞のついていない状態で覚えてしまう。

 

例)「ライオン好む。」=「ライオン好む、肉。」=「肉好む、ライオン。」=「好む、肉、ライオン。」=「肉ライオン好む。」=「好む、ライオン。」 …先に単語を言って、あとから考えながら助詞をつけられるのも、大きいですね。

 

 こんな調子なので、「ライオン」でも「ライオン」でも、ライオンはライオン。「肉」でも「肉」でも、肉は肉、となってしまいます。その延長線で、「熱」も「熱」も「熱」も「熱する」も、皆同じ「熱」になってしまう。「~い」と「~く」の違いで、×になっても、理由もわからない。「何が違うんだ、コマケーナ―!イミワカンない!同じじゃん怒る…いや、同じじゃないから怒る

 

④つまり、「語順」という意識も、「品詞」という意識も、なくなってしまう。

 会話でも記述でも、何か作文をする都合になると、普段、会話でも主語を言わない(主語が不要な)場合が多いので、つい「目的語」から始めてしまい、そうなるとそれを文頭に続きを言おうとするものだから、2語目以降の構造がめちゃくちゃになってしまう。

例)I am interested in music. と言いたいのに、Music,(と言ってしまうから)ahh,uhh,like?I? みたいになってしまう。

 

⑤英語は、真逆です。

「文には主語と動詞が絶対に必要(書いてない場合は無いのではなく理由があって省略)

「英語は語順で意図を伝える」

例) Lions loves meat.  ≠   Meat loves lions.     Loves meat lion. 非文(意味とれず)   Meat lion loves. 非文 以下、同じ

「各品詞すら、文中で使っていい位置にルールがある」

例) 正:My dog is very big.   誤:Dog my is big very. 誤:Very my dog is big. 誤:Dog is very big my.

 

 

⑥英語においては、作文をするなら、

 ・とにかくまず「動作主は誰/何になる?」または「誰/何についての話?」

 ・次に、「その動作主がする動作は、何?」または「誰/何について、どんな説明をしたい?」

  …少々、キリがなくなりそうですので、ここまでにします。

 

続きにご興味のある方、説明会等に訪問、あるいは入学してくだされば、ここ東高または授業でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

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2024年度オーストラリア海外研修報告⑥ 【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❻】

2024年度オーストラリア海外研修報告⑥

【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❻】 

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中     ← 今回はここの6回目。

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(2回目・3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング (済)(4回目)

 ❺現金     (済)(4回目)

 ❻土曜日    ← 6回目はここの後半★

⑦    英語について

 

 

❻土曜日 後半

 ここから読まれる方は、いきなりなんだかわかりませんよね。「ヤママツ珍道中」を5回もやっておいて、しかも4回目以降はほぼ「マツ珍道中」状態でナンですが、これは、春日部東高校人文科主催の「オーストラリア海外研修」を引率したY教諭とわたくし人文科主任:松本による旅の裏レポートです。

 ここは春日部東高校人文科のブログですから、上記①~⑤の生徒たちの様子が報告のメインです。しかしせっかく時間も労力もかけて行ってきた旅です。研修中、引率には引率の過ごした時間がありますし、生徒には見えない部分も仕事のうちです。海外出張なら毎日自宅には帰れませんから、休憩時間やプライベートも否応なく含めてザックリと仕事アワーに含まれます。そうした時間帯の情報も、一緒に行った生徒たちには後で楽しんでもらえるかもしれませんし、この業務を次回遂行する後続(もちろんまた私がやる可能性もありますが)にとりまして、参考になれば、とも思います。

 

 と、思い付きで格好はつけてみましたが、私個人の過ごし方はちょっと特殊かもしれませんね。しかし、ヤマさんにブログを依頼するのは、余計な業務を増やすことになり、やはり気が引けます。私の「半自然紀行」、ご容赦ください。

 

 

 いよいよ、海岸植生へ

 

地点から内陸へ

 砂丘のいちばん高いところ辺りから、内陸の行き先を臨んで。何が生えている? なにかいる? いや楽しみ!

 

↓ 遠くまで見えるうちに、見渡しました。どんな植物が生えているかは、生物部のブログでレポートします(いつになることやら)。

 

望遠で、Kの方角を撮影。民家だか別荘だか分かりませんが、デケェ。でもビバリーヒルズなどと比較すると建築物は密に並んでいますね。航空写真でもよく分かります。

 

 

↓ くだったところから、海側の砂丘を振り返って。

 

 

 

地点

 高低差でいうといちばん低い辺りの左側、藪が続く途中にぽっかり、入り口と開けた空間がありました。

 

入っちゃいますよね~なにかいないかウロウロしちゃいますよね~。ただし、この先は、どうやら先ほど見えた公園のようです。もとのルートに戻ります。

 

地点の十字路

 砂丘の底にある砂道の十字路、地点まできました。んーどっちへ行こう?

 「つもり」は右折して北西の方角(次の画像)、

 

グリーンヒルズの砂丘の内側、恐らく大昔からそれ程人類が手を付けていない環境が続く方角なのですが、人里からどんどん離れる…。グー〇ルマップを見ながら、ちょっと悩みました。人通りはほぼゼロ。こんなところで万が一、暴漢に襲われたり毒蛇に噛まれたりしたら、エライことに。色々な出会いは結果的にこの後の時間にありましたので、この段階では不安から、直進しても左折しても(左折の方角はこんな感じ、遠くに公園と家がみえます↓)、

 

距離は縮まるけれど同じような環境を見られそう、と考えもしました。が! せっかく、一生に1回かもしれないチャンスです。しかも仕事で訪れて10日間中たった1日の休日、ここオーストラリアの原野で、もうちょっとウィルダネスをエンジョイしたい! 足跡はたくさんあり、それらがみんな悪人のもののはずはないか。決めた、頑張って地点まで行って、そこから地点に出て人里に近づこう!左折だ!

 

 地点、本日の出会い(鳥以外)3!

 水曜日のシドニー大学、木曜日・金曜日とシャイヤークリスチャンスクールで、そしてこの日「土曜日」の朝からクロヌラビーチにかけて、ターゲットの1つである爬虫類(トカゲ)に遭遇しましたが、全て同じ種類(ガーデンスキンク)でした。……左右の海岸植生の様子、快晴で温かい日差し……、この環境なら、なにかしら新たな種類の動物はいないものか。

 地点まで行く途中の右側です。何かがちらっと動いた気が!

 

こういう時の、私の目はスゴイのです。そっと近づいて、倒木の枝の上や草葉の周辺をよ~く見ると…いた! いました! おおおお! 新しい種類との出会い! とっても小さく(といってもボリュームはガーデンスキンクの何倍もありますが)、まだ幼体です。

 

 風貌から何科のトカゲかは確信できます(爬虫類、特にトカゲに詳しいワタシ)が、世界の動物図鑑に載るようなメジャーな種ではありませんので、細かな種名は分かりません。帰国後、ネットでオーストラリアの爬虫類サイト(もちろん英語)をいくつか調べましたら、「ジャッキードラゴン」と呼んでいるらしい。和名は恐らくついていないかと。細かな話は、例によって生物部のブログにて。

 

地点、本日の出会い4(またジャッキードラゴン)

   いやぁハッピー喜ぶ・デレ! 見たことのない野生種の生物との出会いは、私にとりまして、たまらないです。地点を左折して、海側ではなく内陸側にもう1列南北に伸びる砂丘を再び登り始めます。航空写真にてご確認ください。海側砂丘と比べて、砂にだいぶ土や小石が混ざり始め、いくぶん歩きやすかったですが、足裏はイタイ(まだ裸足)。地点までの上り坂道のちょうど中ほどです。左の藪に気配が! のぞくと、すぐに見つかりました興奮・ヤッター!! 今度はアダルト個体! オスっぽい!

 

しばらく撮影し、ふと「これ、捕まえられるかな。」

警戒心や素早さもいれた「捕獲難易度」、経験則で、日本のカナヘビ(茶色くて細長い最も普通のトカゲ)を1、ニホントカゲ(山地以外でめっきり見かけなくなった、幼体の尾が青い、すべすべのトカゲ)を2、アメリカの砂漠にいたトカゲたちを3とすると、コレ3?? …まあ、やってみましょう!

 リュックを少し離してそっと置き、ワンアクションで右手でキャッチできるように右腕を鎌のように「構えて」、その上半身の体勢のまま、ターゲットにじりじりと接近します。んー、なんだかこのこ、警戒していない? これはイケルかも。……(接近)。……(接近)。……(集中)セッ! おお! 捕まえられました!

 

やったぁ興奮・ヤッター!! 人生で、オーストラリア初!南半球初!野生動物捕獲体験!

このこ、色々な角度で撮影し、全身くまなく観察したら(ごめんよ~)、もとの藪にリリース。想像以上に慌てて逃げ出しません。少しは逃げますが、やはり警戒心は高くないようです。50cmくらい藪に入ったら、佇んでいます。いい環境なんですね。現地の人々も、きっと追い回したりしないのでしょう。

 

地点、本日の出会い5(またまたジャッキードラゴン)

  海から見て内陸側の砂丘をてっぺんまで登ったところが地点。朝、急遽わかせたルートイメージでは、ここは右折して、北西方向にある大きな内湾の海岸にでるはずでしたが、体力消耗度と時間の感覚とで、それは諦めました。

 こちらの方が、海側の砂丘より高い? ここから「公園」に向かってゆるやかに下る道は、砂利道。裸足は諦めて、靴を履きました。また、時間ですが、恐らく正午か昼過ぎくらい。昼食はいつのまにかとっくに意識外。サザランドモーテルに帰るまでに、必要な食事を摂ればいいや。

 靴を履いて歩きやすくなったところで、後半戦イクカ! 一応ここは丁字路なのですが、道の反対側にある倒木が気になります。

 

よくみると!わあ!またいた期待・ワクワク

 

ここでも撮影をエンジョイ!

  済んだら、↓ このような感じの道を、左右の植物も楽しみながら、マイペースで歩いていきます。この国の2大代表樹木、ユーカリの仲間と、ゴールデンワトル(黄色い花のアカシアの仲間)が多いですね。

 

人間は2,3人ほどすれ違いました。こちらと同じような無防備な格好で、ノーリードで犬の散歩をしていたご老人は、逆方向へ速足で。やっぱり安全なのかな。季節もあるし、毒蛇は大丈夫か。この後はしばらく、公園裏口になる地点まで、めぼしい出会いはありませんでした。

 

  途中、先ほどの砂丘間の底の十字路、地点に戻れるを道を、少しだけ下って、寄り道しました。ビーチ名?地名の標識があります。

 

 

 先ほどの犬のご老人、私がいろいろエンジョイしている間に戻ってきて、さっさと通り過ぎて遠くへ。

おっ、遠くに、あの公園が見えてきました。

 

 

 

地点、本日の出会い6(また3ジャッキードラゴン)

 地点が見えてきました。ウィルダネス感は減りますが、土地勘も無い異国の地ですので、少し懐かしい感じ。

 

デケェ家々の1つを勝手に撮影。やっぱり民家でしょうか。ネットの塔はトランポリン?2階のテラスが羨ましい!

  

地点に到着! いい景色! 画像はここから公園の北端、砂丘、太平洋を臨んで。

写真手前中央の大きな石に、

 

いたぁ興奮・ヤッター!

しかも色味の違う個体2匹! 体の特徴は両方オスに見えます。意外にも仲がいいなぁ。縄張り意識が薄そう。それともオスメスペア?

色々なバージョンの写真を撮り、最後に「イイカンジ」で1枚。何かのポスターに使いたい!

(それにしても、我ながらよく歩いたな…一番奥の、砂丘の向こうの海際を右奥方向から左奥方向へずーっときて、砂丘を超えて森の中をここまで来たか…驚く・ビックリ

 

本格的な海岸植生を離れる

KLMNOとたどります。

 

野生の動植物探しの旅で、地点から いきなり芝生の中央に入るのはもったいないです。

地点に向かう途中で1枚。芝生の範囲は、↓ こんな感じです。

冬ですし、めぼしい動物はみられないでしょう。ですので、地点までたどったルートはこの公園の北端、グリーンヒルズ緑地帯?と芝生の境目です。

地点から地点を振り返って。緩やかな斜面の下の方、森との境目に沿って右下方面へ歩き、そこからここまできました。

地点を望遠で。バイバイジャッキー!といっても名称がわかったのは帰国後ですが。

地点から地点に向かう途中の風景。これは ↓ 地点方面を振り返って。

確か、もういつのまにか正午過ぎで、なんだか風も少し冷たくなってきました。途中で、朝の服装に戻りました。

この公園(ドン・ルーカス保護区?)の南端に近づきました。海側の境目には、砂丘との間に細く海岸植生が続きます。ちょっと期待できそう。

地点に近づきました。次の画像は、私が撮影したものではないのですが、あとから入手して黄色い円をつけました。

 

 

地点、本日の出会い7(また4ジャッキードラゴン)

 ここは、人通りも自転車なども、頻繁に通りかかりました。わたし、また「なにやら藪を撮影したがる変な東洋人」。

ありゃあ、いたいたいた興奮・ヤッター!! また会えた!しかもこんな、道端で!

電灯柱を含めて柱が4本見えますが、その間にジャッキードラゴンが4匹くらいいたと思います。ここのドラゴンたち、人通りにはほとんど無関心。陽光を浴びながら、時折、人間ではなく互いに意識しながら、ポジショニングチェンジしていました。ボッテリと大きいオスが多かったです。

 

地点、本日の出会い8(また5ジャッキードラゴン、これで最後!)

 んー楽しい楽しい! 満足感が上がるなか、公園を抜け、帰路に就く感じ。

次の写真(これも帰国後に入手した画像ですが)で大きい円の辺りが地点です。 

 

位置的には、ちょうどワンダ・ビーチの陸側です。

当日の様子。この藪の中に、いました。

ここまでで合計6か所で、全部で10匹以上のジャッキードラゴンに会えました。

 「鳥」に関しては金曜日までですでにかなり充実して いましたし、この土曜日にも、午前中、浜辺で2、3種類撮影しています。でも「トカゲ」は、貴重感が違います。シドニーの気候的にも、イメージでは完全に「冬眠中」でしたし、しかもこんなに立派なキャラにしっかり会えて、大満足です。

 

 復路、ドン・ルーカス保護区からミッチェルロードに入り、左手に砂丘と海岸植生を見ながら、ノース・クロヌラ・ビーチが終わる辺りまで、南下します。

 

本日の出会い9(またガーデンスキンク)

 上の航空写真の、大きい方の黄色い円の辺りです。柵の向こうの海岸植生の藪に、いい感じの木の切り株があり、その幹にこの朝見かけたガーデンスキンクがいました!やっぱりどこにでもいるんだ!

もう、出会いナンバリングを分けませんが、この付近は以下のような環境が続いていましたので、もう数か所でこのこたちに会えました。まとめて「出会い9」ということで。

 

「(海岸)砂丘、脆弱な環境」

途中で見つけた案内板です。その場で全て読みました。まあ、詳細を日本語で解説するとしましたら、生物部ブログで、ですかね。

 

 これも忘れぬうちに紹介させてください。「シャワー」です。実はすでに、よく見るとここまでの写真の中にも数回は写り込んでいますが、結構頻繁にありました。ただ、利用している人を見かけませんでして、私、自分で手でも洗おうと水を出そうとしたのですが、その結果を思い出せません。うまく水を出せなかった気もしますし、シャワーを利用する目的がなかったので、水を出せるまであれこれチャレンジしなかったような気も…。とにかく、蛇口をひねればハイ水、というほど単純ではなかった記憶です。

 

 上に掲載した航空写真で、復路はミッチェルロードからプリンスストリートに入る形で、黄色いスプレー表示をしてしまいましたが、写真と記憶とをもう一度よく確認すると、エルエラ・ビーチが終わり、ノース・クロヌラ・ビーチが始まるあたりで、再び海に出ていますね。といっても、往路の砂浜に近い低い所ではなく、コンクリート護岸のてっぺんですが。「前半」で掲載した写真より、砂浜がなくなっています。やっぱり午前中は干潮だったようです。

復路はこうして海岸を再度エンジョイしつつ、植物メインで撮影しながら帰りました。

ロック・プールも水没しかかっています。

岩礁地帯を抜けて、またクロヌラ・ビーチまで戻り、ビーチ・パーク・アベニューへ。

 

↓ Dポイントでは、朝同様、夕方もまたミニミニトカゲ「ガーデンスキンク」が見られました。もうすっかり珍しくないので、無理に人目をはばかりながら撮影はしなかったと思います。 

クロヌラ駅に向かう手前、朝はスルーした左手の公園に寄ってみました。そうしましたら、もうないかと思っていたうれしい出会いが!

 

本日の出会い10 フェンススキンク

 上の航空写真で、黄色い点線のビーチ・パーク・アベニューから、地点を見たのが、この写真です(天候が違いますね。この写真も自前でなく後から入手した画像です)。

 地点は、「ヤシの木」になります。このヤシの木の幹に、新たな種類のトカゲがいました!

カワイイ笑う! これも小さくて小さくて、素早くて、ガーデンスキンクとの区別も難しいですが、ずっと見慣れたガーデン君たちとは、鼻先が細くて、はっきりした白線が2本あって、違います。帰国後に調べましたら、フェンス・スキンクとのこと。

 こんな、陸の孤島、芝生の中に屹立するヤシの木の幹に、トカゲが棲んでいるとは! 幹には、ところどころに外敵から身を隠せそうな隙間がありました。また、上部の大きな葉が茂っている範囲まで登れば、そこはそこでけっこうな世界ですよね。いやぁロマンチック!

 

  この公園は、味を占めてこの後色々とうろついたのですが、時間もあってか、もう何も見つけられませんでした。

 

さらば海!

それにしましても、本当によく歩いたものです。航空写真で、海岸を歩いた距離を線路に重ねて計算すると、Gからすぎまで、つまりクロヌラ駅から出発してキラウィー駅まであと2駅、くらいの距離を歩いたようです。ワタシ、歩くのキライですので。

 

 我ながら、自分だけでする旅としては、いい旅でした! クロヌラ駅に入り、電車に乗り、キラウィー駅へ。

我がキラウィー駅まで帰ってきましたぞ。10日間中、この日のみ利用しただけですが、懐かしい!

この時点で、なんだか夕方な感じですが、まだ2時台でした。

 そうだ、昼食(昼夜飯になるか?)を食べよう! 気持ちは充実していても、体は悲鳴を上げています。駅を出て右折、行き慣れたサウス・ビレッジへ。

のキラウィー駅から大通りを北上し、右折、から、道を渡ってのサウスビレッジへ。

 

 キラウィー駅から出て間もなくの店舗列の中に、ペットショップがありました。興味に魅かれ入店。とっても小さい店で、生き物は、確か…ハムスターとインコと金魚、あと犬か猫がわずかにいた気がしますが、もう記憶が薄れています。そんな中、ちょっとだけ面白かったのが、「ナナフシ」。鳥かごのような虫かごに数匹入っていました。これ、探せばいるのかな?

 

 モール到着。「もう、最後だし、今日くらいは奮発していいものを食べよう!」そう覚悟してモールに入りましたが、食事の回で紹介した通り、うーん、単に金額が高い、ということでなく、食べられるものとかかる費用をどうしても見てしまいます。さすがにまたハンバーガーはいやだ。何かないか。結局、まるで予定外だったタイ料理屋さんへ。

なんとかいう肉料理と、ココアだったかコーヒーだったか。

注文前の予定では、20㌦ちょっとだったのですが、テーブルで注文時にライスを勧められ、ココナッツライスをつけてもらったら、結局30㌦超え。日本円に直して4000円近くかかりました。まいっか。量も味も普通に充実していました。ごちそうさまでした。

 

 帰りがけに、キラウィー駅をパチリ。お世話様!

 

 さて、土曜日はこれで終わり? 実はもう1ネタあります!

のキラウィー駅から、帰りは朝寄ったポラードパークとは線路を挟んで反対側を抜けました。なにやら施設の駐車場のようでしたが、森っぽくなっていて、植栽など撮影しつつプレジデント・アベニューへ出て、右折(地図では左方向)、プリンセス・ハイウェイまで戻り、信号を渡り左折、のサザランドモーテルまで戻る途中のこと。

 

 この地図 ↓ の、右上の円の地点でのことです。

 

航空写真 ↓ の方が分かりやすいですね。

D地点で、線路の上を渡りながら線路の方を見た時。Cで囲ったあたりの電線に、もしやという鳥が。しかも2羽?! 

この研修期間で何度か紹介もあり、シャイヤークリスチャンスクールではアンディ先生が校庭で聞こえてきた愉快な「声」を「これがそうだ」と教えてくれた「ワライカワセミ」らしきものが戸惑う・えっ

 

この日最後の出会い ワライカワセミ!

 こうなりますと、しつこいですよ私は。からでは、私の望遠カメラでも、ろくなものではありませんので、のサザランドモーテル前まできて右折、オルドゲート・ストリートを1ブロック行って右折。途中、家並みをぬって望遠で撮影しつつ、

(よく家や樹木の隙間からねらえたものだ)

まで移動。線路際は民家で、ターゲットの下までは近づけませんでしたが、見える範囲の電線上に、いました! 移動の甲斐あって、からよりはよっぽど近い! 肉眼でも特徴的な形がわかります! ワライカワセミだ興奮・ヤッター!! 現地名「クッカバラ」、カワセミの仲間です。ホエザルのような、なんともマネしようのない、面白い声で鳴きます。

 この2羽、数枚撮影したところで線路際の電線上から飛び立ってしまい、ああ、と思っていたら地点からすぐの電線上に再度降りてくれました。近い! これはチャンスとばかり、たくさん撮影!

この10日間で、鳥だけで14種類も撮影できましたが、キャラでいいますとこれは大物です! ワライカワセミは、テキスト含め、メディア露出度が高い! しかも意外と見かけませんでしたので! やった! 

 

「マツ」の土曜日は、このようにして終わりました。いい1日でした!

 この後、モーテルに帰って、すでにレポートしました「スーツケースパッキング」もして、ぐっすり寝ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年度オーストラリア海外研修報告⑥

【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❺】

 

ブログ掲載予定

① 8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

② 8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③ 8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④ 8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

⑤ 8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥ 引率弥次喜多ヤママツ珍道中   ← 今回はここの5回目。

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目・3回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング (済)(4回目)

 ❺現金     (済)(4回目)

 ❻土曜日    ← 5回目はここ★

⑦ 英語について

 

 

❻土曜日

 8月は10日、現地7日目。生徒は終日ホストファミリーと水入らずで過ごします。我々引率も実質「丸1日自由時間」になる土曜日。「引率弥次喜多ヤママツ珍道中」に含めますが、ブログ更新のおしごとは一応わたくし人文科主任の「マツ」がやっております都合から、「マツ」だけの道中レポートとさせていただきます。

 出国前のイメージでは、しかも出国する遥か手前の「引率が決定したころ」からの予想で、何しろこのあたりはもうひどく疲労困憊しているはず。「相方ヤマさんに、くたびれたオッサンのお守りをさせてしまっては申し訳なさすぎる。気遣い無用で自由に過ごしていただこう。自分は恐らくベッドに張り付いて1日寝ているだろう、それもよし」とすら考えていました。やってもせいぜい、ここサザランドモーテルにある「プール」にて、トドのごとく日光浴でもして過ごすか。南半球で人生最初で最後の??日光浴もいいじゃないか。

 ところが、実際に迎えた土曜日の朝、本当に疲労困憊していましたが、意外と朝寝坊もせずに早めに目が覚めて、いつもの「前日夕方差し入れ」のオートミール朝食をいただき、「さて実際どうするか」と一考。グーグ〇マップを改めて見てみると、んん?? ここサザランドモーテルって、キラウィー駅からほんの5,6駅で、海に出られるじゃん(そんなことも、この朝まで把握していなかったヒロウコンパイ度)!

 地図をご覧ください。

 

Aが、我々がずっとお世話になったサザランドモーテルがある場所。

 キラウィー駅とはB地点にある、モーテルから見てサザランド駅とは反対側にある駅です。現地入り初日夜に、このキラウィー駅のちょい向こうにあるモールまで食材買い出しと食事に行きました。その後も夕方ばかり数回行きましたので、この異国の地で少し親近感がわいている駅になります。

 そのキラウィー駅から右(東に)5駅目、赤い丸で囲ったD地点が終点のクロヌラ駅です。ちなみに、青い太線で地名表記も含めて囲ってある範囲が、実際に行ってうろついた場所です。

 航空写真も見て、行くかどうか検討します。この日は終日単独行動ですし、私の場合、目的は「自然を楽しむ」ことになります。ですので航空写真は重要です。縮尺も色々変えて、そこにある自然を検証するのです。

 

おおお! ちょっと色めき立ちました。この航空写真にふった地点記号G、終点のクロヌラ駅で降りたとして、どのくらい歩いて何があるか。すぐ左にも小さな入江?がありますし、植物もありそう。でも右の太平洋側に出ると、北に向かってしばらく砂浜が続き、その先には「海岸植生」を楽しめそうな土地があります。また、頑張れれば、囲ったHの範囲の北のはずれ(Hが人差し指を立てた人の手のような形ですが、その人差し指の先っちょ)から左上に出られれば、大きな内湾で海岸ぎりぎりまで砂浜無しで植生があるようで、かなり特別な自然環境がみられるかも。

 珍しく、ほぼ即決でした。「よし、せっかくだから、行こうじゃないか!」早速、最低限度の荷物をセットして、出かけました!

 

キラウィー駅へ

 ちょっと期待を抱いて、この期間に何度か使ったルートにて、キラウィー駅へ。

 

・この地図の左下のA、サザランドモーテルを出発、プリンセスハイウェイを徒歩で北へ向かい、

・線路の上を渡り、大きな☆の交差点を右折、プレジデントアベニューに入ります。

・プレジデントアベニューにて再度線路の上を渡り、次の☆から線路沿いに斜めにショートカット。

・Bは「ポラード公園」という直角三角形型の緑地ですが、ここで、この日初めての「楽しみ」が。

航空写真ですとこんな感じの土地です。

 

(細かい報告は、以前に予告しました通り、生物部のブログにて写真付きで紹介します。ここでは最低限で進めます)

↓ポラード公園の直角三角形の長辺の歩道は、両側に色々な(maybe)在来種の植物が豊富に生えており、誰に気兼ねすることなく(実は通行人にチョットだけ気兼ねしましたが)、草花をカメラに収めながら歩きました。中央の黄色い円辺りが一番色々撮ったあたり。

 

 そして右の円辺りまで来ると、おおおお !ガーデンスキンクという小さなトカゲが、朝日の当たる木の幹に! やったー、冬なのに! トカゲという動物のほとんどの種は、変温動物につき体温が活動に適した温度になるまで、日光浴をするのです。

 

※このトカゲ、実は水曜日のシドニー大学で初めて見つけて、翌木曜日にシャイヤークリスチャンスクールでも見つけていたので、「初」ではないのですが、やっぱりうれしい! これは朝から幸先がいい! ここシドニーは、冬は確かに最低気温1桁まで下がるものの、凍ることはほとんどなく、逆に日中は20℃くらいにもなります。これではトカゲたちも「冬眠」はしないかも。

 

 さあ、まだ割と朝早くです。この子たちをさらに探したり撮影したり、ポラード公園の端っこをじっくり楽しんだあと、キラウィー駅へ。

 キラウィー駅はこんな感じの駅です(この画像は、「やっぱり記念に残そう」と帰りがけに撮ったものですが。そういえば、南半球につき、太陽の角度が逆?)。線路がある地面は、この下、かなり深いところになります。

 

 

改札?です。 ……えっ? えーと? どーーしたらいいのかな???

 

よく見ると、柱にタッチパネルのような、あの「バス内」でもオパールカードを押し付けたやつのようなものがあります。これにぴってやるのか?

 

駅入り口のどこにも、人の動線を遮るような構造がありません。面食らいました。えっ通っていいの? この旅はプライベートにつき、旅行業者さん貸し出しオパールカードは遠慮して、自分のクレジットカードをかざすと、ちゃんと反応します。これでいいんだ…? これ、ピッとやらずに通過したら、その後どういうことになるのだろう? 無賃乗車で捕まる? 捕まるにしてもどのタイミングでどうやって? 防犯カメラ?? んーむ、どうやら、ここシドニー郊外は思いのほかマナー水準の高い(ゴミ以外)、安全な土地柄の様です。

 一応、路線図も(これは行きがけに)撮りました。

 

路線図の右下の右端が、目的地のクロヌラ駅で、右下のトの字部分がサザランド駅です。学校があったバーデンリッジ周辺は線路がありませんので、この路線図でいうと下部中央の崩れたM型スペースの中頃ということになります。

 ホームや乗る電車の様子です。

 

 

電車は、「2階建て」でした! もちろん2階へ行きました。

 

プチ事件が2つ。

 ちょこっとガラのよろしくない制服姿の女子高生?が2人で乗り込んできて、友人が隣にいる間は例によってf〇〇〇を連発し、片方が先に降りると今度は両足を隣の座先の上へ投げだしてスマホを見始めました。うむむ。

 途中の駅で、かなり大きな電動車いす?…歩けない方や自立歩行困難なお年寄りが公道を乗ってもいいゆっくりでしか走らない乗り物(でもデカい!)にのったご老人?が、乗り込んできました。見れば、車両内出入り口付近にはそのためのスペースがあるのです。そして彼、自力で180度回転して「クルマ」の向きを入ってきた方向へ向けて、しばらくそのまま待機。いよいよ終点クロヌラ駅に着きました。そうしましたら!! この「クルマ」、ドアが両方向に開くと、出口からただただ真っすぐ出ていきます。外には係員も待ち受けていました。そして、一切ハンドルを切ることなく、ホームを横切るのですが、その先にはすぐ柵があります。なんと直進で激突する範囲の柵がちょうど専用の門になっていて、係が開けたのか、クルマの進行に合わせて開きます。この人、結局「一切曲がらず」電車内から駅の外の公道まで出て行きました! すぐに閉まる門。なんだかスゴイ!

 

クロヌラ駅到着

 クロヌラ駅です。

 

 

海へ

 航空写真であった、駅の西側の入江ではなく、東の砂浜へ。次の地図の中央に水平に走る細い通路「ビーチ・パーク・アベニュー」を歩いて浜へ出ます。左側の建物の工事中につき、物凄く狭く見えますが、次の写真の信号機の左奥。

 

 

航空写真で、私の動線を黄色い点線で示してみました。駅前の公園では帰りがけに「楽しみ」がありましたが、Dの範囲で行きも帰りも「楽しみ」がありました。

 

またまた、ちびトカゲ「ガーデンスキンク」です!

次の画像は「私が当日撮影したものではない」のですが、このアベニューの右側に続く植え込みに、何匹もいました!

 

ほら、カワイイ ! 中央でピンボケの葉に1匹隠れていますが、2匹写っていますよ!

 

もう分かってきた! このこたち、ダンゴムシレベルで、どこにでもいるんだ! へぇー!

 

 

 

観光地化された浜~砂浜~砂丘植生の緑地へ

 ビーチに出てからは、砂丘の緑地に行くまでは、細かくはユニークな植物やカワイイ鳥などいましたが、「土曜日」レポートで細かくお出しするほどのものではありませんでしたので、歩いたルート説明を中心に進めます。

 

 ↓ 航空写真で、私が歩いたルートを黄色いスプレーで表してみました。マウスで実線で表そうとしたのですが、どうしてもすぐにブレてしまいまして。

 

駅から直接出た浜、曲がったナスのような緑地の右の浜を中心に「く」の字範囲が「クロヌラ・ビーチ」、その上の、大通りの終点の先から北へ続く砂浜が「ノース・クロヌラ・ビーチ」です。

 

クロヌラ・ビーチは、ホテルのような白い施設前の小さな砂浜以外は、岩礁です。

建築物があるエリアと海岸の間を仕切るように、遊歩道がずっと続きます。また、波打ち際と建築物のあるエリアには、かなりの高低差があります。私がこの日歩いた範囲の海岸線はずっと同じで、砂浜の範囲に入ってからもずっと、浜から上の道路や建物は、2階建て~3階建てくらいの高い砂丘に遮られて、ほとんど見えませんでした。

 

まだ「朝」で、気温は十分に上がっていませんでしたが、遊歩道はランニングやウォーキングをする人々でにぎわっていました。その何割か、特に女性の多くは、上半身水着、下半身レギンス?といういで立ちです。

私はこの段階ではまだ上着を着たまま、リュックを背負って北へ歩き始めました。クロヌラ・ビーチの北の岩礁に、プールの様に岩を長方形に削った大きな水たまりが見えました。

 

近づいてみると、プールって書いてあるし。天然海水プールですね。

確か、SDカード型のものと長方形のものとあり、よく見るとその間に浅く小さな水たまりがあり、そこは「子ども用」とありました。

 

クロヌラ・ロック・プール。イイねぇ!

 

指示看板を上から確認。

 

 

色々禁止で、いいのは、「繋がれた犬、ちゃんと人工に作られた通路のみ」。

 

このあたりは「パトロールされていません。一番近いライフガードはあっち250M。」

 

「海岸の環境(ここでは岩礁)は、レクをやるにはリスキー。気を付けて。」…全面禁止はしないんだ。

Blue Ringed Octopus. ヒョッ、ヒョウモンダコじゃん! アッブナ ! サンゴ礁などある温かい海の海岸に多い猛毒の小さなタコです。熱帯魚屋さんの海水魚コーナーでもたまに販売されています。

 波は優しく、潮もまあまあ干潮? 海辺の生物を狙いに、プールサイドも歩いてみます。プールにきれいな魚でもいないかナ。残念ながら、カニもヤドカリも貝類も、思いのほかみられませんでした。と、そこへプール利用客が。また治安の話ですが、やっぱり治安はイイ! プールに入りたい人は、遊歩道から数段の階段を降りたら、階段脇にリュック等をポイと置いて、衣類を脱いでぽいぽいぽいとリュックにおっかぶせ、スパーンと水へ。えっ、家の鍵とか、カード類とか、現金とか、近所から来たにしても、まさか何も入っていないわけではあるまいに。

 私も見ていて、入りたくなってしまいました。こちらはとんでもない貴重品をかかえていますので、荷物をどうするかは考えなければ…などと、水温を確かめようと手を水に入れると、「冷たっ !」無理無理無理。

 人数は少ないですが、(現場から見て)後ろのクロヌラ・ビーチ中央あたりでも、朝っぱらから水着の女子達が何人か海に入っています。さすが現地の方々。真冬の朝でも海水浴 !

 海へは入らん。ならば先へ歩きます。ノース・クロヌラ・ビーチまで来ました。ここから、遊歩道は単に道路の脇の歩道になりますので、私は砂浜へ降りました。青い円で囲ったところです。前に「ゴミ関係」の特集で紹介したポイントです。

 

 

ここから砂浜を歩き始めてすぐに感じたのが、砂が深い! 何が違うのか、一歩一歩進むのに、想定以上に体力を消耗します。この調子では長続きしないな…。

次の地図の下半分で、海岸と街を隔てる緑地帯(かなり急こう配な土手)が、かくッと曲がっている辺りまでがノース・クロヌラ・ビーチでした。その範囲までは、砂丘斜面の護岸か、大きなコンクリートのブロックが並ばって斜面を形成し、一番低い所は水平のスペースが砂浜に並行して通路上に続いていたので、次のエルエラ・ビーチまではそこを歩いて体力温存。途中で、気温も少し上がってきましたので、ワタクシもビーチにふさわしい格好に着替えて、南半球の紫外線を浴びてビタミンD?を合成することにしました 。

 

上の地図で、黄色いマーカーが2本見えますが、海側が「往路」です。エルエラ・ビーチに入ってからは、もう砂浜しかありませんでしたので、仕方なく、靴を脱いで(想定済み)ビニールに入れてリュックに入れ、裸足で砂に足を差し込みながらしばらく歩きました。

 この地図のちょうど上の端あたりから北が、また別名のビーチになりますが、そこまでいく手前のどこかで、いったん休憩しました。太陽の角度がまだ浅いので、波打ち際に近い所で地面に水平に寝ると寒そうでした。急こう配で立ち上がる砂丘へよじ登り、注意深くタオルを広げ、転げ落ちないようにそっと寝転がりました。

 この「初ねっころびスポット」は撮影し損ねましたが、離れてから望遠で雰囲気だけでもと思って撮ったのが次の画像です。

 

この画像はいまいち正確な位置が思い出せませんが、なにしろ砂丘はこんな感じでした。登った上に道路や街並みがありました。復路は砂丘を超えた向こう側を行きました。

 

この後、次のワンダ・ビーチに入る前に、興味のままにちょっと砂丘の植生を観察しに立ち寄りました。日本の砂浜に生える植物と似ているものが数種あり、それも面白かったです。

 

 エルエラ・ビーチを抜けて、ワンダ・ビーチへ入りました。

 次の地図の、斜めの砂浜のちょうど半分が、ワンダ・ビーチ。その先がグリーンヒルズ・ビーチとのこと。

 

私のたどった道ですが、そろそろ同じような砂浜に飽きてきていたものですから、まずAからいったん陸に上がってみました。航空写真ですと、平らで「すぐ」に見えますが、とんでもない。かなり登りにくい砂の山道?をえっちら登り、向こう側に少し下り、Lの記号がふってある手前まで行きました。次の画像は、そこから見えた風景です。

標識によれば、ここ(もちろん写真に見える公園側でなく、海側のハナシ)から「グリーンヒルズ・ビーチ」。 

 

見渡しても、ここから先は広大な人工の公園ですし、その場でスマホで〇ーグルマップを見ても、もともとの目的である「自然!」を堪能できる環境は、もう少し先(北)です。

 ちょっと考えてから、いったんA地点に戻りました。A地点に戻る砂丘の下り道は、もう歩くというよりズゾァーっていう感じでした。

 戻ったA地点からは、上の地図でアルファベット順にBCDEFGHIJKLMNと歩を進めました。そして、その記号地点のほとんどにナイスな出会いがありました!

 

 ここからは砂浜を離れます。砂丘緑地帯グリーンヒルズ(多分)エリアのドラマだけ、次の地図を使ってレポートします。

 

 

B地点から内陸へ

 砂丘のいちばん高いところ辺りから、行き先を臨んで。何が生えている? なにかいる? いや楽しみ!

 

↓ 遠くまで見えるうちに、見渡しました。どんな植物が生えているかは、生物部のブログでレポートします(いつになることやら)。

 

望遠で、Kの方角を撮影。民家だか別荘だか分かりませんが、デケェ。でもビバリーヒルズなどと比較すると建築物は密に並んでいますね。航空写真でもよく分かります。

 

↓ くだったところから、海側の砂丘を振り返って。

 

 

C地点

 高低差でいうといちばん低い辺りの左側、藪が続く途中にぽっかり、入り口と開けた空間がありました。

 

入っちゃいますよね~なにかいないかウロウロしちゃいますよね~ 。ただし、この先は、どうやら先ほど見えた公園のようです。もとのルートに戻ります。

 

D地点の十字路

 砂丘の底にある砂道の十字路、D地点まできました。んーどっちへ行こう?

 「つもり」は右折して北西の方角(次の画像)、

 

グリーンヒルズの砂丘の内側、恐らく大昔からそれ程人類が手を付けていない環境が続く方角なのですが、人里からどんどん離れる…。グー〇ルマップを見ながら、ちょっと悩みました。人通りはほぼゼロ。こんなところで万が一、暴漢に襲われたり毒蛇に噛まれたりしたら、エライことに 。色々な出会いは結果的にこの後の時間にありましたので、この段階では不安から、直進しても左折しても(左折の方角はこんな感じ、遠くに公園と家がみえます↓)、

 

距離は縮まるけれど同じような環境を見られそう、と考えもしました。が! せっかく、一生に1回かもしれないチャンスです。しかも仕事で訪れて10日間中たった1日の休日、ここオーストラリアの原野で、もうちょっとウィルダネスをエンジョイしたい! 足跡はたくさんあり、それらがみんな悪人のもののはずはないか。決めた、頑張ってF地点まで行って、そこからH地点に出て人里に近づこう!左折だ!

 

E地点、本日の出会い(鳥以外)3!

 水曜日のシドニー大学、木曜日・金曜日とシャイヤークリスチャンスクールで、そしてこの日「土曜日」の朝からクロヌラビーチにかけて、ターゲットの1つである爬虫類(トカゲ)に遭遇しましたが、全て同じ種類でした。左右の海岸植生の様子、快晴で温かい日差し、この環境ならなにかしら新たな種類の動物はいないものか。

 F地点まで行く途中の右側です。何かがちらっと動いた気が!

 

こういう時の、私の目はスゴイのです。そっと近づいて、倒木の枝の上や草葉の周辺をよ~く見ると…いた!いました!おおおお!新しい種類との出会い! とっても小さく(といってもボリュームはガーデンスキンクの何倍もありますが)、まだ幼体です。

 

風貌から何科のトカゲかは確信できます(爬虫類、特にトカゲに詳しいワタシ )が、世界の動物図鑑に載るようなメジャーな種ではありませんので、細かな種名は分かりません。帰国後、ネットでオーストラリアの爬虫類サイト(もちろん英語)をいくつか調べましたら、「ジャッキードラゴン」と呼んでいるらしい。和名は恐らくついていないかと。細かな話は、例によって生物部のブログにて。

 

G地点、本日の出会い4(またジャッキードラゴン)

 いやぁハッピー ! 見たことのない野生種の生物との出会いは、私にとりまして、たまらないです。F地点を左折して、海側ではなく内陸側にもう1列伸びる砂丘を再び登り始めます。航空写真にてご確認ください。海側砂丘と比べて、砂にだいぶ土や小石が混ざり始め、いくぶん歩きやすかったですが、足裏はイタイ(まだ裸足)。H地点までの上り坂道のちょうど中ほどです。左の藪に気配が !のぞくと、すぐに見つかりました! 今度はアダルト個体! オスっぽい!

 

しばらく撮影し、ふと「これ、捕まえられるかな。」

警戒心や素早さもいれた「捕獲難易度」、経験則で、日本のカナヘビ(茶色くて細長い最も普通のトカゲ)を1、ニホントカゲ(山地以外でめっきり見かけなくなった、幼体の尾が青い、すべすべのトカゲ)を2、アメリカの砂漠にいたトカゲたちを3とすると、コレ3?? …まあ、やってみましょう!

 リュックを少し離してそっと置き、ワンアクションで右手でキャッチできるように右腕を鎌のように「構えて」、その上半身の体勢のまま、ターゲットにじりじりと接近します。んー、なんだかこのこ、警戒していない? これはイケルかも。……(接近)。……(接近)。……(集中)セッ! おお! 捕まえられました!

 

やったぁ! 人生で、オーストラリア初!南半球初!野生動物捕獲体験!

このこ、色々な角度で撮影し、全身くまなく観察したら(ごめんよ~)、もとの藪にリリース。想像以上に慌てて逃げ出しません。少しは逃げますが、やはり警戒心は高くないようです。50cmくらい藪に入ったら、佇んでいます。いい環境なんですね。現地の人々も、きっと追い回したりしないのでしょう。

 

H地点、本日の出会い5(またまたジャッキードラゴン)

 海から見て内陸側の砂丘をてっぺんまで登ったところがH地点。朝、急遽わかせたイメージでは、ここは右折して、北西方向にある大きな内湾の海岸にでるはずでしたが、体力消耗度と時間の感覚とで、それは諦めました。

 こちらの方が、海側の砂丘より高い? ここから「公園」に向かってゆるやかに下る道は、砂利道。裸足は諦めて、靴を履きました。また、時間ですが、時計は見ませんでしたが恐らく正午か昼過ぎくらい。昼食はいつのまにかとっくに意識外。サザランドモーテルに帰るまでに、必要な食事を摂ればいいや。

 靴を履いて歩きやすくなったところで、後半戦イクカ ! 一応ここは丁字路なのですが、道の反対側にある倒木が気になります。

 

よくみると!わあ!またいた!

 

ここでも撮影をエンジョイ!

 済んだら、↓ このような感じの道を、左右の植物も楽しみながら、マイペースで歩いていきます。この国の2大代表樹木、ユーカリの仲間と、ゴールデンワトル(黄色い花のアカシアの仲間)が多いですね。

 

人間は2,3人ほどすれ違いました。こちらと同じような格好で、ノーリードで犬の散歩をしていたご老人は、逆方向へたったかたったか。やっぱり安全なのかな。季節もあるし、毒蛇は大丈夫か。この後はしばらく、公園裏口になるK地点まで、めぼしい出会いはありませんでした。

 途中、先ほどの十字路、D地点に戻れるを道を少しだけ下って、寄り道しました。ビーチ名?地名の標識があります。

 

先ほどの犬のご老人、私がいろいろエンジョイしている間に戻ってきて、さっさと通り過ぎて遠くへ。

 

 

K地点、本日の出会い6(また3ジャッキードラゴン)

 K地点が見えてきました。ウィルダネス感は減りますが、土地勘も無い異国の地ですので、少し懐かしい感じ。

 

デケェ家々の1つを勝手に撮影。やっぱり民家でしょうか。ネットの塔はトランポリン?2階のテラスが羨ましい!

 

 

K地点に到着! いい景色! 画像はここから公園の北端、砂丘、太平洋を臨んで。

写真手前中央の大きな石に、

 

いたぁ!

 

しかも色味の違う個体2匹! 体の特徴は両方オスに見えます。意外にも仲がいいなぁ。縄張り意識が薄そう。それともオスメスペア?

色々なバージョンの写真を撮り、最後に「イイカンジ」で1枚。何かのポスターに使いたい!

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2024年度オーストラリア海外研修報告⑥ 【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❺】

2024年度オーストラリア海外研修報告⑥

【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❺】 

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中     ← 今回はここの5回目。

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(2回目・3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング (済)(4回目)

 ❺現金     (済)(4回目)

 ❻土曜日    ← 5回目はここの前半★

⑦    英語について

 

 もう、ヤママツ珍道中いいながら、完全に「マツ珍道中」です。土曜日はヤマさんの自由を尊重し、確か1度も会わなかったと思います。「ヤマ珍道中」は、もしも実現するなら、文化的な内容になることでしょう。彼はどこかの日に、夜に1時間かけて電車でオペラハウスにオペラを見に行ったはずですしね。

 

❻土曜日 前半

  8月は10日、現地7日目。生徒は終日ホストファミリーと水入らずで過ごします。我々引率も実質「丸1日自由時間」になる土曜日。当初の予定通り「引率弥次喜多ヤママツ珍道中」に含めますが、ブログ更新のおしごとは一応わたくし人文科主任の「マツ」がやっております都合から、「マツ」だけの道中レポートとさせていただきます。

 

 出国前のイメージでは、しかも出国する遥か手前の「引率が決定したころ」からの予想で、何しろこのあたりはもうひどく疲労困憊しているはず。「そんな機動力低低の状態で、相方ヤマさんに、くたびれたオッサンのお守りをさせてしまっては申し訳なさすぎる。気遣い無用で自由に過ごしていただこう。自分は恐らくベッドに張り付いて1日寝ているだろう、それもよし。」とすら考えていました。やってもせいぜい、ここサザランドモーテルにある「プール」にて、トドのごとく日光浴でもして過ごすか。南半球で人生最初で最後の??日光浴もいいじゃないか。

 

 ところが、実際に迎えた土曜日の朝、本当に疲労困憊はしていましたが、意外と朝寝坊もせずに早めに目が覚めて、いつもの「前日の夕方差し入れ」のオートミール朝食(食事の回をご参照のこと)をいただき、「さて実際どうするか」と一考。グーグ〇マップを改めて見てみると、んん?? ここサザランドモーテルって、キラウィー駅からほんの5,6駅で、海に出られるじゃん興奮・ヤッター!(そんなことも、この朝まで把握していなかったヒロウコンパイ度)!

 地図をご覧ください。

 

Aが、我々がずっとお世話になったサザランドモーテルがある場所。

 キラウィー駅とはB地点にある、モーテルから見てサザランド駅とは反対側にある駅です。現地入り初日夜に、ヤマさんとこのキラウィー駅のちょい向こうにあるモールまで食材買い出しと食事に行きました。その後も、モールへはキラウィー駅前を通って、単独で数回行きましたので、この異国の地で少し親近感がわいている駅になります。

 そのキラウィー駅から右(東に)5駅目、赤い丸で囲ったD地点が終点のクロヌラ駅です。ちなみに、青い太線で囲ってある範囲が(海にはみ出た地名表記も含めてしまっていますが)、実際に私が行ってうろついた場所です。

 

 

  航空写真も見て、行くかどうか検討します。この日は終日単独行動ですし、私の場合、目的は「自然を楽しむ」ことになります。ですので航空写真は重要です。縮尺も色々変えて、そこにある自然を検証するのです。

 

おおお! ちょっと色めき立ちました。キラウィーから電車に乗って、この航空写真にふった地点記号、終点の「クロヌラ駅」で降りたとして、どのくらい歩いて何があるか。クロヌラ駅のすぐ左にも小さな入江?がありますし、植物もありそう。でも右の太平洋側の浜に出ると、北に向かってしばらく砂浜が続き、その先には「海岸植生」を楽しめそうな土地があります。また、頑張れれば、囲ったHの範囲の北のはずれ(Hが人差し指を立てた人の手のような形ですが、その人差し指の先っちょ)から左上に出られれば、大きな内湾で海岸ぎりぎりまで砂浜無しで植生があるようで、かなり特別な自然環境がみられるかも。

 珍しく、ほぼ即決でした。「よし、せっかくだから、行こうじゃないか!」早速、頭古回転で、必要かつ最低限度の荷物をセットして、出かけました!

 

キラウィー駅へ

  ちょっと期待を抱いて、この期間に何度か使ったルートにて、キラウィー駅へ。

 

 ・この地図の左下のA、サザランドモーテルを出発し、プリンセスハイウェイを徒歩で北へ向かい、

・途中、線路の上を渡り、大きなの交差点を右折、プレジデントアベニューに入ります。

・プレジデントアベニューにて再度線路の上を渡り、次のから線路沿いに斜めにショートカット。

Bは「ポラード公園」という直角三角形型の緑地ですが、ここで、この日初めての「楽しみ」が。

航空写真ですとこんな感じの土地です。

 

(細かい生物報告は、以前に予告しました通り、生物部のブログにて写真付きで紹介します(いつになるやら)。ここでは最低限で進めます。)

 ↓ ポラード公園の外周、直角三角形の長辺にあたるところの歩道は、両側に色々な(maybe)在来種の植物が豊富に生えており、誰に気兼ねすることなく(とは言え実は通行人にチョットだけ気兼ねしましたが)、草花をカメラに収めながら歩きました。「藪や雑草を撮影する変な東洋人」デス。中央の黄色い円辺りが一番色々撮ったあたり。

 

 そして右の円の辺りまで来ると、おおおお興奮・ヤッター!! ガーデンスキンクという小さなトカゲが、朝日の当たるユーカリの木の幹に! やったー、冬なのに興奮・ヤッター!! トカゲという動物のほとんどの種は、変温動物につき、体温が活動に適した温度になるまで、日光浴をするのです。晴れた日の朝方は、隠れ家もありつつ日光があたる開けたスポットが狙い目なのです。

 

 ※このトカゲ、実は水曜日のシドニー大学で初めて見つけて、翌木曜日にシャイヤークリスチャンスクールでも見つけていたので、「初」ではないのですが、やっぱりうれしいほくそ笑む・ニヤリ! 仕事中でなくフリータイムですし! これは朝から幸先がいい! ここシドニーは、冬は確かに最低気温1桁まで下がるものの、凍ることはほとんどなく、逆に日中は20℃くらいにもなります。これではトカゲたちも「冬眠」はしないかも。

 

 さあ、まだ割と朝早くです。この子たちをさらに探したり撮影したり、誰とも一言もしゃべらず好きなことをしたい時間だけできる、珠玉の時間! ポラード公園の端っこをじっくり楽しんだあと、キラウィー駅へ。

 

 キラウィー駅はこんな感じの駅です(この画像は、「やっぱり記念に残そう」と帰りがけに撮ったものですが。そういえば、南半球につき、太陽の角度が逆?)。線路がある地面は、この下、かなり深いところになります。

 


改札?です。 ……えっ? えーと? どーーしたらいいのかな??? たまたま利用客も居ないので、一瞬わからぬ。

 

よく見ると、柱にタッチパネルのような、あの「バス内」でもオパールカードを押し付けたやつのようなものがあります。これに、ぴってやるのか?

 

ご覧の様に、駅入り口のどこにも、人の動線を遮るような構造がありません。面食らいました。えっ通っていいの? この土曜旅はプライベートにつき、旅行業者さん貸し出しの職務用オパールカードを使うのは遠慮して、自分のクレジットカードをかざすと、ちゃんと反応します。これでいいんだ…? しかしこれ、ピッとやらずに通過したら、その後どういうことになるのだろう? 無賃乗車で捕まる? 捕まるにしてもどのタイミングでどうやって? 防犯カメラ?? んーむ、どうやら、ここシドニー郊外は思いのほかマナー水準の高い(ゴミ以外)、安全な土地柄の様です。

 

 一応、路線図も(これはちゃんと行きがけに)撮りました。

路線図の右下の右端が、目的地のクロヌラ駅で、右下のトの字部分の交点がサザランド駅です。学校があったバーデンリッジ周辺は線路がありませんので、この路線図でいうと下部中央の崩れたM型スペースの中頃ということになります。

 

 ホームや乗る電車の様子です。

 

 

電車は、「2階建て」でした! もちろん2階へ行きました。

プチ事件が2つ

 ちょこっとガラのよろしくない制服姿の女子高生?が2人で乗り込んできて、友人が隣にいる間は例によってf〇〇〇を連発し、片方が先に降りると残った女子は今度は両足を隣の座席の上へ投げだしてスマホを見始めました。うむむ困る。お行儀が。

 途中の駅で、かなり大きな電動車いす?…歩けない方や自立歩行困難なお年寄りが公道を乗ってもいいゆっくりでしか走らない乗り物(でもデカい!)にのったご老人?が、乗り込んできました。見れば、車両内の出入り口付近にはそのためのスペースがあるのです。そして彼、自力で180度回転して「クルマ」の向きを入ってきた方向へ向けて、しばらくそのまま待機。いよいよ終点クロヌラ駅に着きました。そうしましたら!! この「クルマ」、ドアが両方向に開くと、出口からただただ真っすぐ出ていきます。外には係員も待ち受けていました。そして、一切ハンドルを切ることなく、ホームを横切るのですが、その先にはすぐ柵があります。なんと直進で激突する範囲の柵がちょうど専用の門になっていて(つまりそうなるように電車がピンポイントで位置を合わせて停車して)、係が開けたのか、柵がクルマの進行に合わせて開きます。この人、結局「一切曲がらず」電車内から駅の外の公道まで出て行きました! すぐに閉まる柵というか門。なんだかスゴイ驚く・ビックリ

 

 

クロヌラ駅到着

 クロヌラ駅です。無事到着。

 

 

 

海へ

  航空写真であった、駅の西側の入江ではなく、東の砂浜へ。次の地図の中央に水平に走る細い通路「ビーチ・パーク・アベニュー」を歩いて浜へ出ます。アベニューの入り口は、写真では左側の建物が工事中につき、物凄く狭く見えますが、信号機の左奥がアベニューです。

 

 

 航空写真 ↓ で、私の動線を黄色い点線で示してみました。駅前の公園では帰りがけに「楽しみ」がありましたが、後半のレポートで紹介します。Dの範囲では、行きも帰りも「楽しみ」がありました。

またまた、ちびトカゲ「ガーデンスキンク」です!

次の画像は「私が当日撮影したものではない」のですが、このアベニューの右側に続く植え込みに、何匹もいました!

↓ ほら、カワイイにっこり! 中央でピンボケの葉に1匹隠れていますが、2匹写っていますよ!

もう分かってきた! このこたち、ダンゴムシレベルで、この土地ではかなりどこにでもいるんだ! へぇー!

 

観光地化された浜~砂浜~砂丘植生の緑地へ

 ビーチに出てからは、砂丘の緑地に行くまでの道中、細かくはユニークな植物やカワイイ鳥などいましたが、「土曜日」レポートで細かくお出しするほどのものではありませんでしたので、歩いたルート説明を中心に進めます。

 

 ↓ 航空写真で、私が歩いたルートを黄色いスプレーで表してみました。PCでアプリを使ってマウスで実線を引こうとしたのですが、どうしてもすぐにブレてしまいまして。

駅から直接東(写真で右方向)へ出た浜、曲がったナスのような緑地の右の浜を中心に「く」の字範囲が「クロヌラ・ビーチ」、その上の、海までまっすぐ来る大通りの終点の先から北へ続く砂浜が「ノース・クロヌラ・ビーチ」です。

クロヌラ・ビーチは、上の写真の奥のホテルのような白い施設前の小さな砂浜以外は、岩礁です。

 建築物があるエリアと海岸とを仕切るように、遊歩道がずっと続きます。また、波打ち際と建築物のあるエリアには、かなりの高低差があります。私がこの日歩いた範囲の海岸線は、この条件はずっと同じで、岩礁地帯を抜けて砂浜の範囲に入ってからもずっと、浜から上の道路や建物は、2階建て~3階建てくらいの高い砂丘に遮られて、ほとんど見えませんでした。

まだ「朝」で、気温は十分に上がっていませんでしたが、遊歩道はランニングやウォーキングをする人々でにぎわっていました。その何割か、特に女性の多くは、上半身水着、下半身レギンス?といういで立ちです。私はこの段階ではまだ上着を着たまま、リュックを背負った状態。

 1つのゴールとして海岸植生が見られる地点を目指して、北へ歩を進めます。クロヌラ・ビーチの北の岩礁に、プールの様に岩を長方形に削った大きな水たまりが見えました。興味を引きます。

近づいてみると、「プール」って書いてあるし。天然海水プールですね。SDカード型のものと長方形のものとあり、よく見るとその間に浅く小さな水たまりがあり、そこは「子ども用」とありました。

クロヌラ・ロック・プール。イイねぇ!

 

 指示看板を上から確認。

 

 

色々禁止で、いいのは、「繋がれた犬、ちゃんと人工に作られた通路のみ」。

 

このあたりは「パトロールされていません。一番近いライフガードはあっち250M。」

 

 「海岸の環境(ここでは岩礁)は、レクをやるにはリスキー。気を付けて。」…全面禁止はしないんだ。

 Blue Ringed Octopus. ヒョッ、ヒョウモンダコじゃん衝撃・ガーン! アッブナ! えっさっきのプールにも、来るかもしれないのかな? 子どもは、大丈夫なのかな? サンゴ礁などある、温かい海の海岸に多い猛毒の小さなタコです。美麗種につき、熱帯魚屋さんの海水魚コーナーでもたまに販売されています。

 

 波は優しく、潮もまあまあ干潮? 海辺の生物を狙いに、プールサイドも歩いてみます。プールにきれいな魚でもいないかナ。残念ながら、カニもヤドカリも貝類も、思いのほかみられませんでした。と、そこへプール利用客が。また治安の話ですが、やっぱり治安はイイと思いました笑う! プールに入りたい人は、遊歩道から平らな岩場へ数段の階段を降りたら、階段脇にリュック等をポイと置いて、衣類を脱いでぽいぽいぽいとリュックにおっかぶせ、スパーンと水へ。えっ、家の鍵とか、カード類とか、現金とか、近所から来たにしても、まさか何も入っていないわけではあるまいに。

 私も見ていて、入りたくなってしまいました。こちらはとんでもない貴重品をかかえていますので、荷物をどうするかは考えなければ…などと、水温を確かめようと手を水に入れると、「冷たっ!」無理無理無理疲れる・フラフラ

 人数は少ないですが、後方に遠ざかったクロヌラ・ビーチ中央あたりでも、朝っぱらから水着の女子達が何人か海に入っています。いや、寒いって! さすが現地の方々。真冬の朝でも海水浴!

 

  海へは入らん。ならば先へ歩きます。ノース・クロヌラ・ビーチまで来ました。ここから、遊歩道は砂丘のてっぺんに出て、単に道路の脇の歩道になりますので、私は砂浜へ降りました。青い円で囲ったところです。前に「ゴミ関係」の特集で紹介したポイントです。

 

 

 ここから砂浜を歩き始めてすぐに感じたのが、砂が深い衝撃・ガーン! 何が違うのか、一歩一歩進むのに、想定以上に体力を消耗します。この調子では長続きしないな…。

 

 次の地図の下半分で、海岸と街を隔てる緑地帯(かなり急こう配な土手)が、かくッと曲がっている辺りまでがノース・クロヌラ・ビーチでした。その範囲までは、砂丘斜面の護岸なのでしょう、大きなコンクリートのブロックが並ばって斜面を形成し、一番低い所は水平のスペースが砂浜に並行して通路状に続いていたので、次のエルエラ・ビーチまではそこを歩いて体力温存。途中で、気温も少し上がってきましたので、ワタクシもビーチにふさわしい格好に着替えて、南半球の紫外線を浴びてビタミンD?を合成することにしました。

この地図で、黄色いスプレーで表示したルートが2本見えますが、海側が私が歩いた「往路」、内陸側が「復路」です。往路で、エルエラ・ビーチに入ってからは、もう護岸構造も無く砂浜しかありませんでしたので、仕方なく、靴を脱いで(想定済み)よ~く砂を落としてビニール袋に入れてリュックに入れ、裸足で砂に足を差し込みながらしばらく歩きました。しんどいな。

 この地図のちょうど上の端あたりから北が、また別名のビーチになりますが、そこまでいく手前のどこかで、いったん休憩しました。太陽の角度がまだ浅いので、平らな砂浜で寝そべると、寒そうでした。体に当たる太陽光線の角度を大きくすべく、急こう配で立ち上がる砂丘へよじ登り、注意深くタオルを広げ、転げ落ちないようにそっと寝転がりました。

 この「初ねっころびスポット」は撮影し損ねましたが、離れてから望遠で雰囲気だけでもと思って撮ったのが次の画像です。柵のところまでよじ登って寝ました。

はじめの休憩場所は、いまいち正確な位置が思い出せませんが、なにしろ砂丘はずっとこんな感じ ↑ ↓ でした。登った上に道路や街並みがありました。復路は砂丘を超えた向こう側を行きました。

 

 やはり場所が悪くて、この後さらに、もっと休憩しやすい場所を探して北へ少し移動し、砂丘を登ったところでくぼんで風よけになりつつ日差しと地面が良い感じのところをみつけ、本格的に休憩。この場所は「柵」の内側でしたので、柵が写らないように、海側の南東方向、北東方向、そして内陸側をぱちり ↓ 。

 

 

 場所替え後の休憩も終えて、出発。次のワンダ・ビーチに入る前に、興味のままにちょっと砂丘の植生を観察しに立ち寄りました。日本の砂浜に生える植物と似ているものが数種あり、それも面白かったです。

 

 エルエラ・ビーチを抜けて、ワンダ・ビーチへ入りました。

 次の航空写真に写っている砂浜のちょうど下半分が、ワンダ・ビーチ。上半分がグリーンヒルズ・ビーチとのこと。

私のたどった道ですが、ちょいちょい寄り道が加わります。そろそろ同じような砂浜に飽きてきていたものですから、まずAからいったん陸に上がってみました。Aからの手前まで、航空写真ですと平らで「すぐ」に見えますが、とんでもない。距離もあり、かなり登りにくい砂の山道?をえっちら登り、向こう側に少し下り、の記号がふってある手前、つまり公園の芝生の手前まで行きました。次の画像は、そこから見えた風景です。

標識によれば、ここ(もちろん写真に見える公園側でなく、海側のハナシ)から「グリーンヒルズ・ビーチ」。 

 見渡しても、ここから先は広大な人工の公園ですし、その場でスマホで〇ーグルマップを見ても、もともとの目的である「自然!」を堪能できる環境は、もう少し先(北)です。

 ちょっと考えてから、いったんA地点に戻りました。A地点に戻る砂丘の下り道は、もう「歩く」というより「ズゾァー」っていう感じでした。

 戻ったA地点からは、上の地図でアルファベット順にC D E F G H I J K L M Nと歩を進めました。そして、その記号地点のほとんどにナイスな出会いがありました!

 

 ここからは砂浜を離れます。

 

 また長くなりすぎると、勝手にこだわったところで容量不足で尻切れトンボになることがわかりましたので、キリよくここでいったん区切ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年度オーストラリア海外研修報告⑥ 【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❹】

2024年度オーストラリア海外研修報告⑥

【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❹】 

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半  (済)

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議  (済)

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン  (済)

⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中     ← 今回はここの4回目。

 ❶食事  (済)(1回目)

 ❷モーテル・ホテル (済)(2回目)

 ❸通勤道中

  1)バス事情 (済)(2回目・3回目)

  2)ゴミ関連 (済)(3回目)

  3)新聞配達 (済)(3回目)

  4)交通関係 (済)(3回目)

 ❹スーツケースパッキング    ← 4回目はここから「❺現金」まで★

 ❺現金

 ❻土曜日

⑦    英語について

 

  ヤママツ珍道中と言いつつ、ブログ担当の私が一人で文面を考えてしまっています。ヤマさんも、同じ現場、同じ空間、時間により隣の部屋…にいたのですがね。さみしいかもしれませんが、業務分担の都合で、申し訳ありません。

 

❹スーツケースパッキング

  最も周辺の話題で恐縮ですが、海外旅行の1要素でもあります。生徒たちも、事前に色々と指導もしましたが、誰もしくじる(空港でトラブる)ことなく、うまくパッキングして往路も復路も無事に旅を終えていました。ここでは、私の工夫を紹介しようと思います。

 

  まずはスーツケースにつきまして、昔のしおりや旅行取扱業者さんのアドバイスに「ファスナーとじでないもの」とありました。訪問国の治安によりますが、その辺りが不安な国だと空港等で荷物の積み下ろしの際に悪い係がナイフで布部分を裂いて開けてしまうので、という防犯上の理由です。大宮の方に「バチンバチン」式の安いスーツケースはなかろうか、と探しに行ったのですが、今はほとんどがファスナータイプで、そうではないものを新品で購入するとなると、かなりの高額になります。見た目と価格とで「よしコレ!」とならず、結局、今回は年老いた両親を頼りました。私の両親はかつてかなり盛んに海外へ旅行に行っていたものですから。それで、母が使用していた(女性もの??お構いなし!)古いものを借りて、旅に出ました。

  JALですと、スーツケースは1人2個までで、それぞれ23kg未満であれば、飛行機のお腹に積んでもらえます。2個は、いくらOKでも多すぎかなぁ。私はスーツケース1つ、手荷物はリュックを1つ、あともう1つ、手荷物扱いにならずに済むサイズの「体に下げられる小さめのハンドバッグレベルのカバン」で臨みました。iいただいたアドバイス通り、帰りの重量増加と、手荷物にしなければいけないもの、スーツケースに入れなければいけないもの等、色々計算して、3種類の入れ物に振り分けて、往路は持っていきました。

  帰り、お土産が荷物に加わりますので、当然、日本に持ち帰りたい荷物全体のカサも重量も増します。

 

 

 現地7日目の夜。つまり土曜日の夜。

 

 我々引率にとりましても、翌日朝は、サザランドをあとにします。自力でバーデンリッジのシャイヤークリスチャンスクールまで行き、そこから借上バスに乗ってシドニーまで移動するわけですから、パッキングのメインは、前日夜のココになります。

 

 サザランドモーテルの自室にて。まずはベッドを利用して、合理的に入れられるように、全ての荷物を陳列して把握できるようにしました。

次の写真で、奥側は8割9割がお土産です。

 

 

 

衣類も、着る分以外は入れねばなりません。

 

 

 

貴重品の類。

 

 

 

 スーツケースが、持ち主の見ていないところでどう扱われるか。やはり国や航空会社にもよるでしょうが、瞬間的には「ぶん投げられる」ことも想定します。また、スーツケースが最も長い時間を過ごす体勢は? 飛行機のお腹の中で、積み荷がランダムに積み上げられていたら、重量バランス等の問題で危険極まりないと思います。しかしキャスターを地につけている状態だと、転がって移動してしまうリスクもあります。「恐らく、キャスターではない、長辺に接地ポイントが4か所ついている側が下にくる状態でぎっちり並べて置かれ、なんらかの形で動かぬよう固定されるだろう」と考えました。それをもとに入れ方を考えていきます!

 

 

 パッキング第1段階。まずは「片側をお土産メイン」で埋めてみました。奥側が「予想接地側」です。無用な隙間は極力つくらぬようにします。角が丸いので、それによってできる空間はクッション代わりにズボン等を大きく春巻き状にたたんで詰めました。箱状の物は、箱の強度と重さも考えつつ、大きいものから順番に、重みがかかってくるであろう奥側(スーツケースが立てられた場合の底側)に配置。細かい箱は、投げられても衝撃で位置が変わらないようにパズルしながら、長時間は重みを受けないであろう側にうまく入れ込みました。

 

↓ 中仕切りをセットすれば、片側が完了します。

 

 

 

 反対側は衣類メインで。

 

 まず、お土産側にうまく入れられなかったお土産の処理。でっぱり等の互いの干渉や周囲との干渉で破損の危険性があるものたち。フックの付いた壁掛けは、ワイシャツで丁寧にぐるぐる巻きに。さらに、巻きがほぐれないよう、ビニール袋に小分けに入れます。

 

 

ブーメラン( ↓ 左上。こんな殺傷能力ゼロのお土産の木片でも武器扱いにされて空港で取り上げられないよう、手荷物には入れずスーツケースへ。)は、向きをきれいにそろえて隙間なく重ねて、ビニール袋に入れて、その状態できつく袋のあまり部分を巻きつけます。

 

 

 残りの衣類を、バスやフライト中の「振動の継続」でだんだんずれてケース内で偏って無用の隙間を作らぬよう、分類してビニール袋に小分けにして入れます。奥側が長時間接地面になるでしょうが、実はキャスターは次の写真で左側になりますので、そちら側に2袋を詰めて、中央列はお土産をくるんだ衣類、そして最も重さを受けないはずの右側(キャスターで転がしている時は持ち手のすぐ下)に、「あまりシワシワになってほしくないサマージャケット(セミフォーマルなものとして持参)」をきれいに畳んで入れました。

 

中仕切りとの間に隙間が少しできそうで不安でしたので、↓意図的にとっておいた残りの衣類を入れます。平らに畳めるズボンがメインですが、スーツケース断面の四角形めいっぱいに広げて重ねるか、個々に畳んで薄いクッションを複数作って並べて埋めるか迷った挙句、後者でいきました。

 

このあとケースを閉じて完成!安心して眠れる!

 

 

 現地8日目の夜。メトロホテルマーロウシドニーにて、今回初めて見たのですが、ロビーに「スーツケースの重量を計れる」計りがあるのです! 観光客用になりますでしょうか。これは助かる&便利興奮・ヤッター!! 生徒たちも私たちも利用しました。いざ空港に向かう直前に計る生徒もいましたが、私は最終日にスーツケース重量が増える予定も無かったので、前日の夕方、ロビーから自室に上がる前に済ませました。20kgくらいだった記憶です。まだ数kgの余裕がある、Yeah ほくそ笑む・ニヤリ! ちなみにオーバーすると、空港で安くない追加料金を求められるそう。

 

 帰宅後、自宅のリビングでスーツケースを開けてみました。閉じた時と全く同じ状態! キター!Yeah ほくそ笑む・ニヤリ

 

 

 

❺現金

 まずは紙幣についてあらためて。

 

 初回でもレポートしましたが、なんとポリマー(プラスチックシート)製なんですね。しかもちょっと調べましたら、耐久性は植物繊維の紙幣よりも3倍くらいいいそうで。写真で紙幣を押さえている小銭は、このポリマー製紙幣が「紙製」紙幣の様に「折れ曲がり」をすぐに治せないので、撮影しやすいように重しにしました。

 

写真は50ドル紙幣と10ドル紙幣の透かし部分を、しおりの「私の氏名」部分に重ねて置いてみたものです。(私の氏名はあちこちでオープンになっていますので、まいっか。)ご覧の通り、透かし部分は透明なビニールシート状態です。50を超えて初めてこういった紙幣が世界にあることを知りました。面白いので、帰国後も紙幣は1枚そのままとってあります。おもちゃみたいでカワイイ ほくそ笑む・ニヤリ

 

 

 次の写真は、換金時にはあった100ドル紙幣こそすでに使ってしまったものの、色々と残っているうちに、と額で順番に並べてみたものです。

 

紙幣のすぐ下の、一番小さくて薄い小銭がなんと2㌦コイン!

あの…、いくらの小銭にどんな金属を用い(ニッケルだ銅だアルミだ、と)、どんなサイズにするかって、その金属の価値と使用量で決まるのかと思っていたのですが、見た目、1㌦コインは同じ材質で、ちょっと大きいのです。そして一番大きいカクカクのが50㌣、以下20㌣、10㌣、5㌣となります。何しろ大きさや厚みのバラバラ感がたまりません。

 

 そして、お気づきでしょうか。あれ、1㌣コインは? 使い切ってしまったんですか? ノンノン。何とコレもカルチャーショック、こちら(あちら?)オーストラリアでは、値段の計算上、5㌣未満の端数は切り上げか切り捨てするそうで驚く・ビックリ ! まあああ、始めからそうだとか、慣れれば、これはこれでイイかもしれませんが、「大雑把なんだなぁ~」。個人的には細かな計算は嫌いですし苦手ですので、この事情は便利というより、あまり関係ありませんでした。だってお店では、ピッタリか超える額を出して、お釣りがあるようなら、ただただ受け取るまででしたので(アブナイ。ヨイコハマネヲシナイ)!

 

 もう一つ、実は渡航前に取扱旅行業者さんはじめ、色々なところで「オーストラリアはすっかりカード社会になっていて、現金ではどうにもならない場面が多い」と聞かされていました。引率の立場もあり、不測の事態を含めてぬかりのないように、我々ヤママツペアはクレジットカードと現金の両方を用意して現地入りしました。確かに、ビザの申請からして電子申請(ETASと言います)、空港でも税関の人と“Purpose of your visit?” “Sightseeing!”というやり取りすらなく、ゲートでパスポートを機械に押し付けて読み取りだの、顔認証だのと、すっかりデジタル化。「こりゃあ、この調子だとせっかく用意した現金、使う場面があるのかな?」と覚悟して行ったのですが、蓋を開けてみますと、逆でした!

 

 現地入り初日の動物園でのお土産コーナーに始まり、その日の夕方に初入店したスーパーも、その後入ったハンバーガーショップも、全て「現金OK」でした。もちろん、スーパーなどのレジがたくさんある店舗では、カード払いレジが圧倒的に多くて現金OKなところは端っこの1か所か2か所くらいなのですが。一応、見た目で区別がつかない店舗では“Can I pay in cash?”等を言ってから支払いに入りましたが。

 

 個人的には現金が好きなので、私の場合、羽田で日本円で5万円分をオーストラリア㌦に換金して持ち込みました。帰国時に手元に残っていた現金は日本円でだいたい数千円でした。これらは換金せずにお土産的に持っています。

 

 公共交通機関に関しましては、平日の出退勤時には旅行取扱業者さんにレンタルしたオパールカードを使用し、プライベートタイムの移動はクレジットカードを使いました。クレジットカードはそのままスイカ的に使えました。よって、本当に現金しかない場合の現金を使える発券機があるかないかは、確認しませんでした。土曜日のところで話題にいしますが、そもそも改札の形状が、チケットを受け付ける感じじゃなく…。

 

 

 

 

 

 

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