人文科ブログ

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3月14日(火)卒業式

3月14日(火)卒業式

 

 様々な校種の卒業式、横に並べて比べるものではありませんが、単純に「高等学校の卒業式」、心にきます。

 昨年度、自分が3年間担任した生徒たちを見送ってはや1年、人文科主任として初めて卒業生を見送ります。私は今、担任ではありませんので、自分の中で勝手に気を遣う部分はあります。自分にとりましては、担任した生徒の卒業式の日は大切な最後のひと時でしたので、人のそれを邪魔するようなことはあってはなりません。2、3歩引いたところからお祝いすることになります。

 今回はコメントは1か所以外なるべく我慢しまして、写真は卒業式の様子や流れが中学生のみなさんにもコマ送り的に分かるように、ふんだんに載せます。

 

 まずは前置きとして、前日のことから。私のHRから卒業した旧生徒会長のSさん、前日の卒業式予行と併せて行なわれた正式な会の1つ、「同窓会入会式」のお仕事で来校しました!偶然、職員室前で会えて嬉しかったです!大学生になってもやっぱり、いやますますキラキラしていました!

 

 それでは当日、本番直前。教室前まで行くのは遠慮しまして、入場前の校舎内整列に向かう人文科卒業生を、まず階段で見送ります。

人文科は3年間3階ですので、先頭は1階まで来ますが、本体は階段に整列になります。

出発前。担任の先生にも写っていただきました。

人文科は「9組」ですので、なんでも殿(しんがり)です。

普通科卒業生の入場が進み、1階の所定位置にいた普通科がはけたら、いよいよ体育館へ。

さあ、入場です!担任を先頭に、2人ずつ、間を開けて、しっかりとした足取りで。

担任の先生の最後の引率はステージ前まで。そこからは自分たちで席へ行きます。

人文科まで入場・着席が終わると、開式の辞。

国歌斉唱をはさみ、卒業証書授与。普通科1組から。

普通科の呼名が進んでいきます。

学年主任は、校長に証書を渡す介添えをしながら、卒業生を見守ります。万感去来でしょう。

いよいよ、人文科9組の番です。

久しぶりに、聞こえる声での返事ができる状況に戻りました。

涼やかな返事が響きます。

全員、返事・起立・礼が終わるまで起立しています。

最後に、代表が呼名されます。代表は礼法にのっとり校長の元へ。

 はるかな昔、私(現人文科主任)の担任をこの学校でしていただいた校長から、今、クラス全員分の証書を受け取ります。

ちなみに昨年度はまさに私のクラスが同じ校長先生から卒業認定をいただきました。不思議なものです。

受け取ったら、階段脇の証書置き机に証書を置き、席へ帰ります。

代表が自分の席に戻ったら、クラス全員で着席。まず大仕事がひと段落、卒業おめでとう!

担任の先生も、殿であるがゆえに普通科担任より少しだけ仕事が多いのですが、全て無事に終了。お疲れ様でした!

ここからはまた全体の流れの紹介に戻ります。

賞状授与。県から表彰される生徒たちです。

校長祝辞。

来賓祝辞。PTA会長さんと後援会長さんのお二方です。

来賓紹介と祝電披露。

在校生代表送辞。生徒会長の大仕事です。堂々とした話しっぷりでした。

卒業生代表答辞。もと生徒会長からです。ここで一言。私、元来「泣かないタイプ」なのですが、今回の式典中3回も涙が溢れそうになりました。まずこの旧生徒会長Oさんの答辞。形式的な内容ではなく、自分たちの思いをリアルに綴った爽やかで思いの溢れる内容でした。

 

内容に胸を打たれました。立派でした。

 卒業生記念品贈呈。目録を読み上げ、提出します。

学校側(校長)からは、大切に使う旨、および、今回は3品目のうち1つが光庭に搬入された外用テーブルセット5セット分で、すでに設置されていますので、あらためて見てもらえるようその紹介がありました。

卒業生保護者代表謝辞。私、ここでも涙が滲みました。

齢51歳になったからか、同年代の子を持つ親でもあるからか、やはり思いのこもったお話に感動しました。

 

 ここで!今回ここだけ少々述べさせてください!

写真は無いのですが、校歌斉唱です。ここでも泣きそうになりました!

 春日部東の校歌は、個人的にこれまで勤務してきた高校も合わせて、その中で最もバランスよく歌唱向きの「いい歌」だと思います。良し悪しの話はふさわしくないですね。どこの校歌も大切に歌い継がれているかけがえのない歌なことは間違いありませんから。それぞれに特徴があります。私の初任校は古い伝統校でしたので、古めかしいゆっくりとした歌でした。2校目はマーチタイプで、生徒たちが元気よく歌いやすいものでした。3校目のものは、メロディアスかつしっとりとした素敵な歌。そして我が母校の校歌は、リズム・メロディ・ハーモニー・歌詞とどれをとっても誠に気持ちよく歌唱できる歌です。

 また、高等学校における歌唱指導についてもお話します。私の印象ではありますが、高校で生徒集団に十分な声量で校歌を歌ってもらうのは、意外に大変なものです。何故か集団になると声が出ない。私は歌の専門家でもなんでもありませんが、こと校歌の歌唱指導に関しましては、思うところがあるのです。歌というパフォーマンスは、学年集会のような場では、雰囲気悪く強制しても、まずいい結果はでません。何とか気持ちよく校歌を歌ってもらおうと、気分が乗りそうな話をしたり、コンテスト形式を試したり、自分がパフォーマンスしたり、集会等で効果歌唱があれば生徒の列に入っていき、リード気味で声をだしたり一緒に歌おうぜ的な感じを出したり・・・あの手この手で指導してきました。

 実は、その根底にあったのは、三十数年前にまさにここ母校を(現校長の担任するクラスを)卒業する際の出来事です。予行の際の歌唱練習ではそこまでではなかったものの、卒業式本番では、私たちは体育館の窓も震えんばかりの校歌大合唱をしました。それもドラ声で喚いていたわけではなく、です。「門出」に際し、「卒業仲間」「後輩」「先生方」と「母校の校歌」を「大合唱」する・・・なんと気持ちよく感動的なことか・・・酔いしれたものでした。たまたま親の仕事の都合で中学時代まるまるを過ごしたアメリカの中学校ではそのような習慣はありませんでしたので、私にとっては新鮮で初めての体験で、今でも私の人格の中にひとつ位置を占めるものです。

 自分が教員になってからは、生徒たちになんとか同じような思いをして欲しいと願ってきました。大変しょっぱい思いもしましたし、また時として上出来だろう!と思えた場面もありましたが、基本的に「校歌指導=大変なこと」という公式は存在し続けました。それが、5年前にここ春日部東に転勤してきて、自分が所属した新入生の学年集会(入学オリエンテーション)に立ち会った際のことです。ものの入学2日目くらいの生徒集団が初めての歌唱指導を受けて、もうそれまでの24年間で聞いたことのないくらいの声量で校歌が歌えたのです。もちろん、音楽の先生による歌唱指導も上手なのですが、過去に同じ場面で「この人の指導は下手だ」と思ったこともありませんでした。そういうことじゃない部分はあるようです。「なぜ入学したてでここまで歌える?????これまでの校歌指導はいったい何だったのか?????」・・・大きく感動するとともに、正直、非常に打ちのめされました。この出来事は、私の教員人生の中でも、忘れることのない大事件の1つです。そして翌年、自分が担任する学年の入学の際にも、やはり声が出ます。一連のことを考えると、校歌に限っても、単純ですが「良い学校にきたんだな」と思いました。

 それが・・・コロナ禍です!今回卒業した学年は、あろうことか3年間ずっと校歌を声に出して歌唱したことがない学年です。数日前の予餞会(3年生を送る会)でも当該学年の担任が挨拶の中で述べていましたが、この学年は予餞会前の学年式典指導と式典本番の2回しか全員で校歌を歌う場がないのです。なんと言うことでしょう・・・

  

 話を卒業式に戻します。3年間、歌唱入り音源で流してきたスピーカーからの音量を超える声量で、卒業生たちが校歌を聞かせてくれました!2番3番と進むにつれ、歌詞にも馴染みがなくなるはずのところ、逆に声量が上がっていく感じで、久しぶりに春日部東の校歌を堪能しました。一連の思いから、この場は実に感動的で、撮影のために式典中ずっと最後部で立っていた私は、誰にも気づかれずに感極まっていました。

 

  閉式の辞。お別れです。

 卒業生退場の前に、出口で生徒たちを送るために、学年団は先に出口に移動します。

この辺りはどうするかは学校・学年ごとにいくつかパターンがありますが、今回は体育館を出たところで花道を作りました。

 卒業生退場。入場と同じく、吹奏楽部の生演奏で送り出されます。普通科1組から、巣立っていきます!

司会よりクラス番号が呼ばれると、揃って起立、礼をして、退場します。

 

 そして人文科の番。

(当たり前ですが)振り返りもせず、巣立っていってしまいました・・・おめでとう!

 

おまけ①

  来賓退場です。校長に先導され、PTA会長さん、後援会長さん、そして同窓会長さん。

 

写真でお花の下あたりにいる同窓会長さん、実は私と同い年です。ということは。私の同級生です。とうことは。現校長が昔ここで私の担任をなさっていた学年の生徒会長さんです。不思議な気分です。

おまけ②

  式が終わると、式場では大人の時間。学年団と管理職や各部署の主任が保護者の皆様より花束をいただきました。その後、学年団からは一言ずつ挨拶。卒業生は、担任が最後のHRをやりにくるまで、しばし休憩です。

 ひとしきり、保護者の皆様とも最後のお別れを交わしたあと、担任は教室へ。一人一人へ証書を渡すのは教室になります。予行の日にもかなりの量の配布物を済ませていますが、この日も証書以外に意外と色々あるもので、そういった事務の後、担任から最後のお話が。そして解散。解散後も、教室で、廊下で、そこここで、様々な組み合わせで最後のお別れをし合います。大切な時間です。

 私は担任ではないおっさんですので、通常はまあ寂しいものになるかなと思っておりましたが、有難いことに人文科9組や授業に出ていた2組から、数人がお別れに来てくれました。ありがとう・・・お元気で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月16日(木)1学年クラスレク 人文科は「ドッジボールとバスケットボール」

 前回、今年度のブログ更新の終わりをにおわせておいての、もう更新です!もちろん、「人文科探究の授業」の様子ではありません。

 春日部東高校は、球技大会とは別で、年に2回ほど学年単位で「クラスレク」があります。あらかじめ室内とグラウンドで場所取りがあり、その後取れた場所で何をするかクラスごとに決めて、当日は球技なり何なりと楽しみます。

 

2月16日(木)1学年クラスレク 人文科は「ドッジボールとバスケットボール」

 コロナ禍以降、様々なイベントが中止や縮小、形態変更を余儀なくされてきましたが、世間の状況に合わせて、今年度はだいぶ従来に近い形でやれるようになってはきました。それでも、なんとなく、どことなく、「やれるはずのことがやれない」という感覚はそこはかとなくあります。今日は、人文科の1年生も普通科の1年生も、楽しい時間を過ごしてほしいですね。

 まず前半はドッジボール。始め、借りた敷地めいっぱいでやりそうな雰囲気で、担任の先生も「だいぶでかいコートでやるんだな」とにやにやしていましたが、間もなく半分の面積に再配置?クラスレクは、担任はほぼノータッチです。まあ、ほかの委員会関係も大概、生徒主導ですが。何気ないところにも学びの機会はあるのです。係がうまく仕切って、動き出しましたね。

 始めのボール取りはトスアップでした。

みんな、体が温まるまで?は少々大人し目でしたが、女子がきゃあきゃあ逃げまどうころには動きも活発に。

遠巻きで見ている分には、勝ち負けがあまり分からない感じで、前半終了。でも、楽しそうで良かったです。

 次に、バスケットボール。こちらは男女別で行われました。先に動き始めたのは人数が少ない女子。いきなりハイテンションで、ずーっと「きゃあー」「ぎゃー」と叫び続けながら、相当活発に動き続けていました。

「青春の1ページ!」的なショットが撮れました!

男子も始まりました。人数の問題でちょっと賑やかな感じですが、動きをリードできる数人がゲームメイクをしていました。

終始、楽しそうで、今回だけで急に友情が深まるのでは、と思うくらいいい雰囲気でやっていました。

ちなみに、これは5時間目で、6時間目は教室で球技大会の準備とビデオ視聴をするそうです(担任談)。

 

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2月14日 1年生2年生合同「1年生もくじ査読会」

2月14日 1年生2年生合同「1年生もくじ査読会」

 いよいよ!今年度最後の「人文科探究」の授業です。ということは2年生にとりましては人文科生として受ける2年間の人文科探究の最終回です。

 「1年生もくじ査読会」ということですが、「もくじ」につきましては、1月31日のブログをご参照ください。

 今回は2学年合同ですが、1年生が発表者。とは言え、聴衆の2年生も主人公レベルでやることはあります。実際、班別で、各班3人または2人の1年生が自分の考えた研究テーマの骨組みを発表しますが、聴衆の方が大変です。1年生担任から課された、項目が多数ある評価票に、聞きながらまずは〇✖で評価をして、最後には感想も記入します。記入よりも、タイミングが来たら発表者の発表内容について気が付いたことを順番に伝えねばなりません。ぼーっと聞いていると後で具合の悪いことになります。実際は、こういう時に皆しっかりやってくれるので、助かります。各班、活発に意見が出ていました。

 休み時間のうちに2部屋に分かれて、指示通りに机を寄せて班を作り、チャイム後に1年生の担任と副担任の先生がそれぞれの部屋で時間の進め方を説明し、今回はタイムキーパーも請け負います。

 ↓こちらは、各班1年生の人数が少ない方の部屋のスケジュール。

これを2回繰り返します。各班の1年生人数の多いもう片方の部屋では、少し短めの時間で3回繰り返します。

 ↓また例のKさん!たまたま、同じ部活の先輩と同じ班で向かい合わせに!2人して構えるものですから、いざ査読が始まる数秒前、ケジメがなくなる前にクイックショット!そして全体のスタート合図と同時に、「ハイ始め!」を手振りで指示しました。

 いざ2年生の前で発表となると、1年生も初めてで緊張気味です。手元の発表資料が「もくじ」ですと、研究内容の骨組みしか書いてありませんので、読み上げるだけでは足りません。自分の言葉で、頑張って論の展開の説明をしましょう!

 各発表の後、時間内に感想まで記入を済ませたいところ。皆、停滞する暇はありません、真剣にコメントを記入しています。先輩も先輩のプライドがあるのか、しっかりとしたコメントを記入したいようです。

 

 両部屋、予定の内容をこなして、2年生には2年間お疲れ様の声を主任の私の方からかけさせてもらいました。本当にお疲れ様です!2年生はHRへ。1年生は部屋を原状復帰して、HRへ。そこへ私もお邪魔して、1年間の区切りの労いと、今回の査読会を経ての注意点、そして原点に立ち返って「探究とは何か、今やっていることは何か、次にどうつなげるか」手短に話す機会をもらいました。

 

今年度の人文科のブログは、「人文科探究の授業をテーマにしたもの」は一応これで終了です。授業外で、何か関連して広報したい材料があれば、もう1回2回更新するかもしれませんが、これまで少しでもブログをご覧いただいた皆様、誠に有難うございました。今後とも、春日部東高校人文科のことを、よろしくお願いいたします!

 

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

 6月29日投稿 「6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!」

 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール」

 9月7日投稿 「9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」2年生「論文構造の再確認」

 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

 9月20日投稿 「9月13日(火) 人文科講演会」

 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

10月7日投稿 「10月4日(火)1年生「参考文献追加」2年生「論文打ち込み3日目」

10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※     11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

1月31日投稿 「1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

2月7日投稿 「2月7日(火) 2年生「論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備」1年生「もくじ完成へ」

 

 

 

 

 

 

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2月7日(火) 2年生「論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備」1年生「もくじ完成へ」

2月7日(火)

2年生 論文最終稿打ち出し・個別担当用評価表の準備

 いよいよ、2年間の人文科探究授業が終わりになります。来週のこの時間はもう、後輩の1年生が作った「もくじ」の査読会になりますので、実質今回が自分の学習としては最終回!2年間の探究学習、お疲れ様でした!また来週も労うことになりますので、ここはこの辺で。

 先週、私が添削したものと担任が添削したものが全員に返却されています。当然ですが、赤が入った箇所が気になるようですね。単純なミスは直すだけですが、中にはどうしようもないケースも含まれていますから、現実をみて、無理しないといいのですが。皆さん真面目で一生懸命なので…

 2年生はこの後、明日・明後日のうちに個別指導担当の元へ出向き、論文最終稿の提出、1年間のお礼、そして評価のお願いにあがります。

 

1年生 もくじ完成へ

 短期目標としては、来週の合同査読会で先輩にもくじをみていただくことがありますが、もっと大きな視野で見れば、春休みの課題は「ポスター発表原稿の下書き」です。ポスター発表会では、自分の研究の内容、論の展開を、パワーポイントで作った資料を提示しながらプレゼンテーションすることになります。つまりその段階では自分の論の展開は確定していて欲しいわけです。そう考えれば、まさに今!この「もくじ」こそが、論文の骨組みになるわけですから、ここで頑張ってほしい!

 今年度、初めての試みで、担任の先生と主任の私とで、彼らの冬休み課題であった「もくじ」初稿を、約3週間ほどかけて添削してみました。iPadで電子提出されたデータを2人で同時に見ていき、主に課題→仮説→論証の流れにきちんと筋道があるか、また意外と肝心な「研究の視点等」も、研究を進めていく上で理にかなっているかどうか、チェックしました。結果は随時、担任からそれぞれへ還元されました。

 生徒たちはその結果を受けて、今後自分の研究を進めていく上で必要な「もくじの修理」を、今日を含め約1週間で終えることになります。来週のこの時間の前には全員分をプリントアウトして配布物にする都合がありますので。この時間の最後に私から「提出までの時間の使い方、修理の進め方」を含めて励ましましたが、さてどうなりますか…

 実際のところ、なかなか研究内容が定まらず、要提出課題として形にだけしてはみたものの、本気で研究を進めていく気になれない…といった心理も、実は普遍的にあるものです。そういったことは、かのスーパー探究学習プロ高校、京都のH高校ですらを含めて、大なり小なりあることでしょう。始めから、いえ入学する前から研究したいことがあるわけではなく、人文科に入学して授業に探究があることをきっかけに「研究することを促されている」場合があることは否めません。

だからこそ!今ここで!踏ん張ってほしいですね。

 自分で思いついた疑問をブラッシュアップまたは小さく削っていき、高校生の力と時間で進められるように研ぎ澄ます。

 この疑問(課題)に、自分なりに答えを出す(仮説)。そして自分の立てた仮説が正しいと支えてくれる情報を、書籍やメディアから探してくる。春日部東高校人文科の探究学習の神髄がここにある、とも言えます。

 今回も元気にサービス満点のKさん、以前にかまわないと言っていたので紹介させていただきますが、とりあえずのところの「もくじ」段階では非常~~~に理想的な出来になっています!

まんま掲載ではなんですので、敢えて彼女の提出物を見ながらでなく、私の記憶を頼りに私の言葉で紹介しますが、だいたい以下の通りです。

課題(問い)「なぜ人は虫を気持ち悪く思うのか」

仮説「色・形や動きが不快な気持ちにさせるのではないか」

論証① 色や形が不快だから

論証② 動きが不快だから

論証③ 独特の色・形や動きを不快に思う原因はその人の育った環境にあるのではないか

串構造と言いまして、論証③が論証①と②も支えつつ新しい視点の内容になっています。理想的!

 論証を支えてくれる引用元の書籍がうまく見つかるかにもよりますが、彼女には担任を通じてアンケート調査の実施も視野に入れては?とアドバイスしたいと思います。

 内容に付随して、私も色々と思い浮かびます。逆に他の生物を「可愛い」と思う場合、その条件はどんなでしょうか。ここ10年くらいでモフモフという擬音が定着しましたが、毛が生えていればいいのか?モフモフの蛾は可愛いか?外骨格の節足動物的な動きが嫌なら、エビやカニはさほど「キモい」と言われないのはなぜか?ヤドカリが可愛いと言われるのはなぜか?生物学的には「虫」ではないかもしれませんが、ミミズが嫌いな人も多そうですね。それはなぜか?ニョロニョロ系の動きが気持ち悪いのか?細長くて手足が無いのが気持ち悪いか?ヘビは?手足があればいいなら、ムカデのように多数の脚があるのはどうか?自分の体と比べて本数が多い脚の数は、いったい何本目から気持ち悪く思う人が増えるのだろうか?唐傘お化けの一本足が2本になったら印象は変わるか?ちなみに千手観音(大変失礼します)が気持ち悪くないのはどうしてか?虫とはサイズがだいぶ違いますが、大型哺乳類の例。個人的に、別に嫌いではありませんが、象やイルカの顔を私は可愛いとは思いません、家族からは猛反発を受けますが、変ですあの顔!パグやブルドッグ、あとダマスカスヤギも!ゾウアザラシとか絶対可愛くない!しかしなぜ評価が分かれるのか??…芋虫毛虫は大概が攻撃を受けても抵抗手段がほぼないことから(毒のあるものは少数派)、あの見た目こそが、他生物に生理的に不快感をもよおすための、身を守る唯一の武器なのではないか、という説も聞いたことがあります。でも鳥には通じていませんね。なぜ?最後に大ヒント?私がありとあらゆる生物に対して、ものにより「可愛い」とは思わないまでも、ほぼ一切「不快感」をもよおさないのは、なぜでしょうKさん?

 いやあ、なんとも色々話し合いたくなってしまうようなテーマです。

 テーマ自体は、多くの者が実に興味深いバラエティーに富んだものを提示してきました。人文科29期生、今後が楽しみです!

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

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 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

 9月20日投稿 「9月13日(火) 人文科講演会」

 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

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10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※     11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

1月31日投稿 「1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 

 

 

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1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 前回、1月24日(火)は、ご存じ埼玉県や大阪府の学校への不審FAXのせいで、人文科探究の授業も休講になってしまいました。1単位(週1回)の授業、今学期全部で5回しかない予定でしたのに、4回になってしまいました。2年生は前回の査読会の後半を諦め(もともと2回で全員をやる予定でした)、1年生は査読会1回目を諦めることに。まったく…

 

1月31日(火) 1年生「もくじ査読会①」2年生「論文最終訂正作業」

 

 ★2年生「論文訂正作業」

 2年生が年末に提出した探究論文完成版ですが、これをもとに担任、副担任、そして私こと人文科主任とで、主に冬休みの間に全員分を読み、評価を出しました。その際、赤ペンでたくさん添削の書き込みをしました。生徒個人個人の最終的な評価は論文だけでなく年間総合の取り組みでつけられますし、校内に人文科生徒1人につき1人いる個別指導担当からも得ます。評価自体は項目とレベルがはっきり言葉で決められておりますので、評価者各自でその通りにくだすのみですが、評価に表れない不備や気になる点もあります。探究を理解してもらう最後の機会です。すべてスルーせず添削しました。

 本来は24日の査読会が終わったところで我々が赤を入れた作品を生徒に返却するはずでしたので、担任の方で26日のLHRの終わりに返却となりました。そのタイミングで、私もクラスにお邪魔し、まずは2年間の労いと、厳しく添削した目的と、「今から研究し直すわけではないので、直せないものは直さない」ということをアドバイスしました。

 論文はいったん「完成」しております。本来は誤字脱字や表記上のミス等を修正するための期間です。前回、1回目の査読会では(半数ですが)後輩も交えた査読も済んでおります。しかし今回、やはり実際に複数の教員に添削を受けたものを見直すと、担任の先生も含め、少し突っ込んで修正したい(させたい)部分も多く見受けられるようで、予定を1週間程度ずらすことになりました。何しろこの後は、論文データは業者発注で冊子になるのみ、ですから。

 今日は、修正項目が少ない人もいますが、全体でパソコン室を使用できる最後の日、多くが気合を入れて自分の作品を見直しています。

 

 1年生「もくじ査読会①」

 確認ですが、ここで言う「もくじ」とは、厚めの書籍の頭にある、何章が何ページというもののことではありません。各自の論文の「タイトルから、展開上置いていくサブタイトル」と、それぞれに少しだけ内容を示唆する文面を書き記したもののことです。冬休みに課題として出されて、全員が四苦八苦しながら提出しました。ご参考までに、具体的な枠だけご紹介します。

 

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課題設定(  ) ← 論文のタイトル

1はじめに

 1-1 問題の所在 ← 自分の研究をすることになったきっかけ

 1-2 課題設定 ← 自分の抱いた疑問(問い)を簡潔な言葉で(タイトルとほぼ同じ)

 1-3 仮説の提示 ← 自分で考えた問いに対する答え

 1-4 検討の対象、方法・視点 ← 用語の定義や、調べる範囲、条件など

2(論証1) ← 仮説が正しいというための理由や根拠をサブタイトル化

       ← 具体的に1つ目の根拠の中身を簡潔に記す

        (自分の意見∔参考文献の引用) 

3(論証2) ← 同上、2つ目(別視点から)

4(論証3) ← 同上(思いつかなければ無しでも可)

5考察 ← 結論で自分の仮説は正しいと言い切る前に何か考え等を述べたければ

6結論 ← 1-3の仮説が正しいと再度確認するところ

7今後の課題 ← 研究しながら新たに湧いた疑問や調べきれなかったことなど

引用参考文献 ← 論証を支えるために借りてきた情報の出所を所定の書式でリストアップ

 

 実は、2年生の論文を添削して実感したことがあります。1年生のこの時期、もくじの段階で、主任が担任と一緒に全員分の冬課題…つまり目次に添削レベルで目を通しておいた方が、1年後の状況がよりよくなるのではないかと、新たに考えました。これまでは、担任が随時面談をし、また主任もなるべく授業に顔を出し、生徒が質問等あれば主任もアドバイスする、という対応でした。正直、自分が担任の時は、当時の主任にも頼りましたが、もくじというキリのところで全員に一気にフォローを入れる、ということはできておりませんでした。仕事は増えますが、今日の段階で1年生のもくじのほとんどに添削作業を入れられておりますので、今後に向けていい感触を得ています。

 それはそれ、今日の査読会はいったん冬に提出したものを使っての、班別の活動となります。互いに発表し合う際、いい発表にするために、発表者だけでなく聴衆もそれぞれ何に留意すべきか、またきちんと「査読」になるように、人のもくじについて見るべき点など、これらを担任の先生が明示しました。極めてしっかり指導しております。

質疑応答、聴衆全員のコメントも含めて、1回10分で回していきます。

よいアドバイスが入りました。「発表者が聴衆に質問してもいい」と、具体例が。

これはナイスです!発表者側が、半信半疑な項目などに少し当たりをつけられるかもしれません。

ちなみに、iPad上の活動ですので、見た目は担任もiPadを操作しながらの指示で、生徒も同じです。生徒各自も担任も、全員のデータを確認できるように設定済みです。作業面積は小さいのですが、便利です。ペーパーレスですね。

下は、教員のiPadですが、このように全員のデータが一覧になっていて、選択するとそれを拡大でき、こちらからの書き込みも可能です。

1年生は、予定ではもう1度自分達だけで査読会を行い、最終回は2年生にもくじを見てもらう合同査読会、となっております。

 

★今年度記事一覧

 4月19日投稿 「人文科新主任挨拶」

 4月19日投稿 「4月8日(金)入学式!」

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(前半)」※お勧め

 4月22日投稿 「4月15日(金)スプリングセミナー!(後半)」※お勧め

 4月26日投稿 「4月19日(火)人文科対面式」

 4月26日投稿 「4月26日(火)1年生 図書館ガイダンス」

 4月26日投稿 「4月26日(火)2年生 人文科探究個別指導担当者にご挨拶」

 5月19日投稿 「5月10日(火)1年生 多面的思考トレーニング①」

 5月20日投稿 「5月17日(火)1年生 ネタ帳を作ろう① + 2年生の活動も少し紹介

 5月31日投稿 「5月31日(火)1年生 多面的思考トレーニング②マンダラート」

 5月31日投稿 「5月31日(火)2年生 ポスター発表準備③

 6月9日投稿 「6月2日(木)3日(金) 体育祭予行・本番(人文科にフォーカス)」

 6月10日投稿 「6月7日(火) 3年生 キャリアガイダンス卒業生の話を聞く」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 2年生 ポスター発表プレ発表会」

 6月16日投稿 「6月14日(火) 1年生 論文の型を学ぶ・論文完成までの道のり」

 6月29日投稿 「6月28日(火) 2年生 ポスター発表本番!」

 8月30日投稿 「8月26日(金) 1年生 サマースクール」

 9月7日投稿 「9月6日(火)1年生「ネタ帳の整理→自分の興味の分類」2年生「論文構造の再確認」

 9月20日投稿 「9月9日(金)10日(土)「文化祭」

 9月20日投稿 「9月13日(火) 人文科講演会」

 9月22日投稿 「9月20日(火)2年生「論文入力開始」1年生「ネタ帳分類2」

 9月28日投稿 「9月27日(火)1年生「ネタからのマンダラート」2年生「論文打ち込み2日目」

10月7日投稿 「10月4日(火)1年生「参考文献追加」2年生「論文打ち込み3日目」

10月12日投稿 「10月11日(火)1年生「SDGs関係(地球カレンダー)」2年生「論文査読会」

10月31日投稿 「11月5日(土)人文科フェアへのお誘い」

11月11日投稿 「11月1日(火)1年生「SDGs関係②」2年生「論文修正」

11月11日投稿 「11月8日(火)1年生「個人テーマ検討」2年生「続・論文修正」

11月17日投稿 「11月15日(火)1年生「個人テーマ検討2」2年生「続・論文修正」

11月22日投稿 「11月22日(火)1年生「個人テーマ検討3」2年生「続・論文修正」

※ 11月22日投稿 人文科フェアご来場者アンケートにあった疑問点・不安点についての回答・コメント(ブログではなく、1つ前の層です)

11月29日投稿 「11月29日(火)1年生「個人テーマ検討4」2年生「論文完成・提出」

12月20日投稿 「12月6日(火)1年生「個人テーマ検討5」2年生「論文完成・提出2」

 1月18日投稿 「1月17日(火)「探究論文 2年生1年生合同査読会」

 

 

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