人文科ブログ

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10月10日(火) 人文科探究⑮ 1年生「ニュースリテラシー」 2年生「論文入力」

10月10日(火) 人文科探究⑮ 

1年生「ニュースリテラシー」 

 もともとSDGs関連の授業の予定コマでしたが、年度初期に外部講師による出前授業のご案内をY担任がいただいてきて、手続きの結果実現しました。この時間の様子は新聞にも載りましたので、せっかくですから今回は東京新聞10月12日号に掲載された文面のまんま、ご紹介させていただきます。

 情報の真偽を見極める力を養う「ニュースリテラシー教育」の出前授業が10日、埼玉県春日部市の県立春日部東高校(竹本淳校長)で行われた。人文科1年の40人に向けた「人文科探求」の授業。東京新聞読者部で「若者の声」欄を担当する稲垣太郎記者が、新聞は何段階もの確認作業を経て発行されることなどを紹介。ネット上にあふれる偽ニュースの例を挙げながら、「発信元はどこか」など真偽を見抜くポイントを伝えた。
 参加した松橋悠斗(ゆうと)さん(16)は「情報をうのみにせず否定的な目でも見てみたい」、飯山さらさん(15)は「新聞には堅い印象を持っていたが、意外と面白そう」、浅沼香南(かなみ)さん(16)は「祖父が新聞の切り抜きをくれていたが、これからは自分でも興味の持った記事を読んでみたい」と話した。
 ニュースリテラシーの授業は東京、朝日、読売、毎日、日本経済、産経、埼玉の各新聞社が連携し取り組んでいる。(井上圭子)

まさに人文科で必要とする内容でした。ありがたいことです。

 

2年生「論文入力」

 中間考査、修学旅行などあり、こうした落ち着いた入力作業をやれる授業回も、なんだかんだあと3回~やれて4回。個別指導担当の先生には、完成版提出までに今シーズン最低4回ご指導いただきなさい、と生徒たちに指示済み。みな、直すところを直したり、不足する内容を急いで研究し直したりと、暇そうな者は1人もいません。

(じんぶんぶろぐひめKさん健在です)

 特に今回のアドバイスとして、参考文献の引用について再確認を促しました。借りてきた文面を掲載するとき、決まり通りに掲載しないと「剽窃」という犯罪になる、と厳しめに再確認。テキストも参照させ…と、タイミング的に「学びの技」をPC室まで持参している生徒がほとんどいない!仕方なく口頭でしっかり注意しました。

 

 

 

 

 

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10月3日(火)人文科探究⑭ 1年生「ネタ帳プレゼン2」 2年生「論文入力」

10月3日(火)人文科探究⑭ 1年生「ネタ帳プレゼン2」 2年生「論文入力」

 

14回目の人文科探究授業は、13回目とほぼ同じです。

 

2年生「論文入力」

今回は、2学期の「個別指導記録簿」と今学期の人文科探究授業予定表を配布しました。

「今週中に最低1回は、担当に会ってきなさい。会ったら、記録簿を提出しなさい。」

時期が時期です、必要なアドバイスは早く受けられるものは受けた方がいいのです。

 

2つ目の指示は、論文の内容に関する確認です。冒頭の「課題」「仮説」「検討の対象・方法・視点」について、問題が無いか見てみましょう、と。

・課題に対して仮説が答えになっていない

・論証部分が仮説が正しいと証明する内容になっていない

・課題や仮説に使った用語の定義をしているか(「若者」なら「何歳~何歳?」「何県の?何国の?」)

・どういう角度から仮説を論証していくのか(視点のこと)が、妥当かどうか

 

なにしろこの時間は、授業内でまとまった時間PCを使用できる貴重な機会、どんどん入力しましょう。

また直す必要性や、論証が足りない場合は、それに必要な新たな書籍など探しに行くのも大事です。

今日は司書の先生が不在ですので、照明がつけられません。生徒がいる付近はカーテンを開けて対応。

ここにいる人は、必要性にいち早く気が付いてきた人。

PC室で打ち込んでいる人の中にもまだ、論証が足りていない人もいるかもしれません。

頑張りましょう!あと6回で提出です!

 

1年生「ネタ帳プレゼン」2

練りあがってきたようです。全体の前で発表できる者も出てき始めた模様。

 

①前回の発表を終えて、振り返り(各自ワークシート記入)

②前回の反省を踏まえて発表原稿修正

③席替え メンバーを変えて再度発表
 (1)発表1分間
 (2)次の順番の人がコメント(よかったところ)
 (3)次の次の順番の人が質問

④全体の前で発表

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月26日(火)人文科探究⑬ 1年生「ネタ帳プレゼンへ」 2年生「論文入力」

9月26日(火)人文科探究⑬ 

1年生「ネタ帳プレゼンへ」 

 

 予定では間もなく各自の研究テーマを設定していく頃なのですが、担任Y教諭のご判断で、ここ数回は微調整しております。テーマ設定を急ぐ前に、生徒各自の興味関心をもう少し整理させる必要性を感じているようです。

 

①「ここまでのネタ帳の取り組みを踏まえて、発表できるように今の興味をまとめる」 

②「1分で自分の興味をプレゼンする準備」

  まずはネタ帳とiPadを開いて、自分の興味の再整理。早く終わった者は発表の準備を進めます。

③「班に分かれて相互に1分プレゼン」

 いよいよプレゼンです。ちゃんと1分計ります。言葉を発する力はもちろん、まとめる力も必要です。

 この活動は30分ほどかかったそうです。

 実は私も発表前に途中少しお邪魔して、テーマ設定に向けて今の活動を頑張るよう励ましました。

 1年生生徒諸君、 研究したいことは少し見えてきましたか?? 

 

2年生「論文入力」

  絵的には今学期はずっと変化に乏しい状況が続きます。

  今日は、現段階の字数を確認させました。その上で、不足のある者も最低限度字数を超えている者も、全体を見直して肉付けを頑張ります。

われらがKさん、健在です!

追加の資料を求めて図書室にも何人か。書籍を読んだりまとめ方を相談し合ったりする男子たちも机にもいました。

頑張ってください、2年生!

 

 

 

 

 

 

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9月19日(火) 人文科探究⑫ 1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 2年生「論文入力」

9月19日(火) 人文科探究⑫ 

1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 

 2年間で完結する「人文科探究」ですが、実は1年生のここから2か月くらいが最も人文科探究らしい時間になります。研究テーマを決める前から、決めて研究の骨組みを考えるまで…前回は、各自が自分のネタ帳をラベリングして興味の整理をしました。今日はネタ帳を仲間と交換して、人のものをラベリングすることにより、自分では気が付かなった興味の分け方や結びつきを探してみます。

担任のY教諭によりますと、これでもまだまだ、自分の興味関心を掘り下げるには時間がかかりそうだ、とのこと。

じっくりやっていただきましょう!

 

2年生「論文入力」

 2年生は、前回に論文の構造の再確認をしました。ただ、色々な理由で不在だった生徒もいましたので、全体向けと欠席者向けで2段階の時間にしました。

 全体には、今日はまず「字数」をカウントしてみよう、と伝えました。目標の2000字を超えている者はまだ少なく、それはすなわち「論証」部分がまだ弱い、ということを表しています。必要に応じて向かいの図書室に行くことも許可しました。さあ、この3か月、長くもありますが正念場です!しっかりやってくださいよ~!

 

 欠席者組は前に呼びまして、提出された夏課題「論文の下書き」を返却し、前回の資料も配り、説明をフルでやりました。前回の内容は「欠席したなら仕方ない、誰かに聞いて、分からなかったらおいで」とはしたくありませんでしたので、再現しました。

 

人文科探究しめくくり、できれば、楽しんでほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月12日(火)人文科講演会

9月12日(火)人文科講演会

 

 コロナ禍にて1回は中止(講師の方は翌年へ延期)、2回は校内開催となりました、人文科全体行事の「人文科講演会」。今年は、校外会場によい場所を担当のH教諭にみつけていただき、完全復活第一弾としましてとてもよい形で終えられました。

 

 コロナ前は春日部イオンのイオンホールを2年(2回)ほど借りて実施しました。今後しばらくはここで…と考えていたところのコロナ禍。3年間、まさかのワクチン接種会場!とてもいい会場でしたし、学校から近いですし、この先会場予約をとれるようであれば戻ってもいいのですが、イオンホールはステージが無く、椅子はすべて自分たちで出し入れせねばなりません。一方、校内実施では人数と場所の関係でどうしてもリモートという形になってしまいます。移動が無いのは楽ですが、やはり「講演」という感じが弱まってしまいます。

 

 新会場は、「春日部中央公民館」。久しぶりでしたが、校外のちゃんとした講演会用の会場は、やはりいいものです。H教諭が部活動で体育館として時折借りていた場所で、壁面収納式観客席をコートに出せば、立派な会場に早変わり。いかにも「講演会」という雰囲気でやれます。会場準備も、客席に関してはフロア保護シートをL字に敷くだけでよく、大変使い勝手の良い会場でした!

 この日、1,2,3時間目は学校全体で「文化祭の片付け、閉祭行事、表彰」でした。4時間目から人文科生徒だけ動きが異なります。もっともそういう活動は年に何回も無いのですが…人文科生徒たちは現地集合で、多くの者が自転車。時間内に全員揃いました! 中には春日部駅から1駅だけ乗って八木崎駅で降りてきた生徒もいました。

 

校長先生から、講師の紹介です。

国境なき医師団から、助産師の髙橋先生がいらっしゃいました。

国境なき医師団は、その大きな主義としまして、一切どこの国や団体とも特別な関係を待たず、全て平等、全てフラットな相互関係の中で活動をされています。そのことを尊重させていただき、肖像を始め、あまり事細かに画像を掲載しないこととします。ただせっかくですので、髙橋先生(ご自分では先生ではない、とおっしゃりますが、圧倒的な経験値をお持ちの講演者ですから、「先生」で通させていただきます)の活動された国と、サブタイトルのあるポスターだけざっと紹介します。

 スーダン

 イエメン

 パキスタン

 ラオス

 ナイジェリア

 ヨルダン

 レバノン

 ケニア

 シリア

…なんだか、政治経済や人権等に疎くても、いかにも大変そうな国々に思えますが、この後、ご講演の中で凄まじい体験談をたっぷりご紹介いただきました!すごい方から、お話をうかがえたものです!職員は正に「役得」!

主な活動は「緊急医療援助」、そして意外と恐らく一般に認知されていない「証言活動」。なるほど!団体の活動として医療面で助けるのは当たり前でしょうが、世界各地のシビアな現場で、何が起きているのか、どんな状態なのか、それを知らなかった人々に知ってもらうこと。問題の解決に向かって、大きく2つの異なる側面から取り組んでいるのですね。

その上での「独立性、中立性、公平性」。

 

 

 

 髙橋先生のお話のされようは、資料画像を操りながら心地よい声で聴きやすい発音で小気味よく進められます。

 しかしてその内容の凄まじさ!すごい熱意で上記各国での体験をどんどん紹介されました。証言活動の一環でもあるのでしょう。

 紛争地、被災地、難民キャンプ、医療の届かぬへき地…困難というものや、それに直面した人の気持ちなどは、比較してどちらがより大変かとか、上下とかを考えるものでは無いとは思いますが、それでも、たとえ社会の影や裏で多様な困難を抱えていても、この日本は恵まれているのだな、と感じました。

 質疑応答では、3年生男子から「高校生の立場でも、こういった世界の状況に貢献できることはありますか?」という趣旨の質問がありました。

的確なご回答をいただきました。まずは知ること。その上で可能であれば、募金やボランティア。なにしろまず知ることですね。確かに!

 3年生の代表からお礼の言葉をお伝えし、拍手でお送りしました。

 髙橋先生!有難うございました!

 

おまけ。

全て解散/撤収後、職場に帰るべく駐輪所へ向かうと、敷地内の公園にまだ人文科の生徒が数人残っていました。

3年生の女子が、ジャングルジムにたかって??いました( ´艸`) 一緒に歩いていた担任のG教諭が早速おもむいて、放課後のひと時を過ごしていました。いいですね、こういう時間も!

ちなみに、私は敢えて近づかず、遠くから撮影したのですが、1人私に気が付いてピースしてしています!

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

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