人文科ブログ

人文科ブログ

9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

人文科独自の活動ではありませんが、

学校(全体)行事中の人文科の様子、ということで。

 

9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

 

★1年生「ポップコーン屋」

私はいつも、文化祭の様子を撮影する場合は初日の校内公開の日に回ります。

校内が比較的すいていて装飾など落ち着いて見て回れるのと、

自分が関わっている生物部の出展を生徒に任せて現場を離れるのに不安が少ないからです。

2階の生物室から出発してまずは1階の、授業をもっている3年生のある教室へ。

 

その後、同じ階段を戻って3階の1年9組へ。

この時↓、財布を持参しなかったので、

せっかく買ってくださいと声をかけてもらったのに買えませんでした…

全体的に大人しめでしたが、いい感じで楽しめているようでした。

 

★2年生「射的・フォトスポット」

ブログ姫のKさん、ナイス!いいタイミングで会えました!隣のIさんもポーズ!

↓OさんとKさん。見た目地味なコーナーですが、射的自体はよくできていました。

私もやってみてくださいということでやらせてもらいました。

輪ゴム鉄砲はかなりしっかりした作りで、さらにKさん!射的の名人かも。

 

 

 

 

3年生「キッキングスナイパー」

このクラスは昨年度「人文科探鉱」で人間モグラタタキをやったクラスでしたね。

装飾は写真写りは地味ですが、ストラックアウトの会場はしっかり作られていました。

3年生ですね。

 

こういったブログのような不特定多数の方々に向けた発信というものは、シビアなものだと思います。

であればこそ、あまり不必要に擁護せず 素直に感想を述べれば、

全体的に装飾は少々弱かったと言わざるを得ないでしょう。

しかしそれで終わってしまっては(第一次批評で終わってしまっては)、

教育の現場としましてはよろしくない。

個人的にでもちゃんと検証したいですね。

 

春日部東高校の文化祭は、特にHRの出展は生徒主体です。

それは大切なことですし、今後もそれでいいとは思います。

ただ、明らかに「文化祭」という特別活動における様々なノウハウが

生徒からだけでなく我々教職員からも失われつつあるとも感じます。

任せて、3回のチャンスで、成長も見込んで、やれる範囲でやってもらい、

それである程度のレベルを見込める状態が永く続いたことと思われます。

それが、

 ・企画段階~話し合う力、調整力

 ・様々な材料等の入手力

 ・作業の設定、整理、分担力

 ・工作その物をする能力

 ・それらを学校独自の決まりの中でやりきる要領

…そういったものが、じりじりと弱まっている気がします。

同時に我々がうまく糸を引いて、反省対象も含め、

各学年に適切なレベルで成功体験をさせる力も…です。

 

そこに重なって、コロナ禍の大打撃もあったでしょう。

しかも、今回は県内でも文化祭のタイミングでコロナの集団感染が相次ぎ、

教室の飾りつけにも「全ての窓とドアを開け放てる状態を保つ」等の

従来は無かった規制が加わり、

いわゆる文化祭的な装飾はやりにくかろう、とも思いました。

 

一切合切、全部ひっくるめて、しかし今回の文化祭は、

成功であったかと思います。

楽しそうでしたし、学ぶべきことも学べた模様です。

 

大きく、面白いトピックだと思います。

また考えていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0

9月5日(火)人文科探究 1年生「ネタ帳ラベリング」2年生「論文の構造を再確認」

9月5日(火)人文科探究 

1年生「ネタ帳ラベリング」

1年生の2学期1回目は「ネタ帳ラベリング」です。

夏休み中の宿題であった「ネタ帳作り」。

今日はその中身を整理します。

 

…の前に、12日(火)の「人文科講演会」の予習を先にします。

 

来週の人文科講演会には、「国境なき医師団」から

助産師の方が講師としていらっしゃいます。

そのお話をスムーズに聞けるよう、また理解を深められるよう、

あらかじめ「国境なき医師団」の紹介冊子をいただいております。

授業中に漫画を読んでいるみたいですが、「国境なき医師団」です!

 

ここから、ネタ帳のシーンです。

今回、私は2年生の授業を引き受けましたので、様子は直接見られておりません。

担任のY教諭曰く

「まだ頭の中を整理できていない者が多そう。

何度かやる中でくっきりでてきてほしい」との事です。

今学期末には論文の骨組みを考えるまでいきます。ガンバレ!

 

2年生「論文の構造を再確認」

2年生は、2年間の「人文科探究」の大詰めです。

1学期にポスター発表も済ませ、ある意味この時期が、

研究してきた内容を論文の型に落とし込む際、

不備を大きく改善するチャンスでもあります。

 

1つの疑問(課題)に対して、1つの独自の仮説。

この仮説を「正しい」と証明するための、2つ(できれば3つ)の根拠。

できれば2つ(3つ)の異なる視点から考えた結果の根拠であってほしい。

 

なにしろ論文の型にあてはめて適当な作文をするのではなく、

あくまで「多角的視点」で「論理的」に、

身の回りの何気ない疑問について「考えること」が目的です。

そういう意味ではちょうど1年前(上記1年生が今シーズンやること)が

実は探究の本質に最も近づく時期なのです…

 

2年生は久しぶりに主任(わたし)の授業です。

※ちなみに人文科講演会の予習は、担任の先生が

ご自分の通常の授業の時間を割いて済ませておいてくだすったので、

ここで私は今回の内容に集中することができました。

3年生につきましては人文科探究の時間はもうありませんので、タイミングは担任に一任してあります。

 

撮影を副担任のM教諭に依頼しておいて、いつどう撮影されたかほとんど自覚がありませんでしたが…

 

必要な説明をしっかり済ませて、その後、

2年生の夏の宿題として提出された「論文の下書き」を1人ずつ返しました。

ぱっと見気が付いたことをアドバイスしながら返却し終えるとチャイム!

さあ、とりあえずこの後は文化祭です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0

8月25日(金)1年生サマースクール (後半)

8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway(後半)

お昼休みから解散までを、後半とさせていただきます。

お昼のアクテビティは、まだコロナ前の本当のランチプログラムに復活はしていません。

 

★ランチプログラム

昼食を食べた後は、昨年と同様、画像で、TGGのエージェントたちが

クイズ形式で視聴者に自分の出身国を当てさせるゲームです。

クイズは難しいヒント3つと簡単なヒント3つで、最後に答え合わせをします。

4~5人分の出身国紹介となりましたでしょうか。

 

★午後「先にエアポートゾーン」班の様子

午後は、全体5班を3班と2班に分け、エアポートゾーンの体験と、演劇の体験に分かれました。

まずは先にエアポートゾーンを体験することになった2班の様子から。

このコーナーは、非常にリアルに作り込んであり、

それはすなわち見学者がさらに入り込みにくいエリアということになります。

具体的な活動の中身は無理に探らないことにしました。

パスポートもありますし、IMMIGRATION(入国管理)コーナーや

お土産ショップコーナーもありますので、

空港→機内→空港と入出国の流れを一通り体験するのでしょう。

 

★午後 「先に演劇をしよう」班の様子

こちらは3班。内容は恐らく昨年同様、最後には

「1人しか渡れない橋」の真ん中で人と鉢合せ、

自分の都合の深刻度を言い合って相手を退かせる寸劇をやる時間でしょう。

この時間はアップの活動まで見守りました。

 

ここのまとめ役は、ドイツ人の方??でしょうか、英語の感じが。

それにしても、ここは各アクテビティのメカニズムを細かく把握していて、

適切な説明と資料が用意されています。

懐かしい!二人組で、赤線を挟んで向き合って立ち、互いに物まねをやり、

相棒がそれを当てられたら1っ歩ずつ後退していき、いかに早く互いに後退しきれるか。

昨年のあのアップです。

これもやってた!輪になって歩いたり小走りしたりしながら、

指示があった瞬間にゼスチャーで指示されたテーマを体現するアップ。

 

「演劇」「DRAMA」というものは、欧米では授業、つまり「科目」として学校で学びます。

体を使っての意思の体現、あるいは発声、発表の組み方など、発信に関する考え方や重要度に違いを感じます。

 

さて我々引率団はこのあたりでいったん休憩に。

 

★午後2コマ目「後からエアポートゾーン」班の様子

つまり直前の演劇をやっている 生徒たちの、エアポートゾーンでの様子です。

先にの班と時間をずらして、人でなく内容を網羅してみました。

エアポートゾーンは空港だけでなくレストランの体験もできるようです。

 

 

 

 ★午後2コマ目「後から演劇」班の様子

こちらは、「橋で鉢合せ&相手を退かせる」の様子が撮れました。

ちなみにまとめ役は「オウキイドウキイ」先生でした!

1回で引くな、粘れ、という指示でしたが、粘り切れない人もいます。

屁理屈の応酬になると楽しい寸劇なのです。 

 

 

 

さあお疲れさまでした。これで今日のアクテビティは一通り終わりです。

ちなみに今更ですが、こちらで勝手に分かりやすく「アクテビティ」という表現を使って

ブログ紹介をしましたが、TGGでは各授業を「セッション」と呼んでいます。

あらためて、全「セッション」が終わりました。

 

 ★振り返り

終わった終わった、さあ帰る、とはなりません。

今年の振り返りの様子は班ごとにかなり多様で(UNOが始まったり)、

反省というよりクールダウン的な様子の班が目立ちました。ま、それはそれで…

 

さあこれで本当にサマースクールも終了です。

 

★解散まで

寂しいですが、エージェントとは2階でお別れです。

引率団は先に1Fに降り、生徒を迎えます。

 

ロビーの反対側で、最後は集合写真を撮影する予定。

同じタイミングで終わる他校(高校とは限りません)と重ならないよう、順番待ち。

その間に最後の話や連絡も済ませました。

 

人文科1年生、お疲れ様でした~!いかがでしたかね~???

この「非日常」体験を、いかにして日常に反映させられるか。

是非、良き体験として今後の糧としてくださいな。

あと、気を付けて帰ってください!!家に帰るまでが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0

8月25日(金)1年生サマースクール (前半)

8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway 前半紹介

 

 今年度もお世話になりました、TGGことTokyo Global Gateway(東京グローバルゲイトウェイ)。

今回は引率5名でのり込んで?来ました(引率扱いでないと入館できない)!

1年9組担任+副担任、教頭先生、1学年主任、そして人文科主任の私。

東京湾のど真ん中、青海はダイバーシティプラザの隣、ユニ〇ーンガ〇ダムの近くです。

ゆりかもめのテレコムセンター駅下車、歩いて直ぐのTIME24ビルの、1階の一部と2階、3階がTGGとなります。

 

主任の私は駅の改札外で誘導、副担任のM教諭は途中の辻で誘導、担任は現地で点呼です。

 

学年主任のI教諭は、リベロで駅とTGGを移動しながら集合を見守りました。

彼は実は3~4年前、人文科の副担任でした。

当時、本校人文科が初めてサマースクールの体験先をTGGに変更した際、

前主任よりTGGとの折衝を任されたのですが、

せっかく実現できるよう頑張ったのにコロナのせいで実現を見ず人文科を出ました。

今日は「1学年主任」として来ておりますが、気持ちは一入でしょう。

 

駅で通りかかる生徒の人数に不安を覚えましたが、結果的には数名が集合時刻にちょっと間に合わず…くらいで、トラブルなく有意義な1日を過ごすことができました(遅れた者は私の出番はなく担任がちゃんと話をしておりました)。

 

さあ、入場です!2階にはどんな世界が待っているかな(担任と私は知っている)?

 

まずは、受け入れ部分を仕切るお姉さんにしたがい、

今日1日お世話になるエージェントと顔合わせ、

そしてチームビルディングです。

この時間に、午後のアクティビティで使用する本物そっくりのパスポートも配布されました。

そう、今年は、昨年度体験できなかった「エアポートゾーン」での活動もできるようお願いしておきましたので。

この場ではエージェントを含め班員同士打ち解けるべく、なにやらダンスを披露し合っていましたでしょうか?

さあ、班ごとに1時間目に向けて移動です。

午前中は全員同じ部屋での活動となりますが、あくまで活動は班単位になりますので、移動もエージェントが旗を持ち、自分の班を誘導します。

 

一応ここで裏話的解説をいれさせていただきますが、

こういった語学研修におきまして、引率の介入はご法度です。

 

本校生徒はこれまで見て来たなかでは、

こういった場でエージェントの英語を理解できなかった場合に引率に助けは求めてきませんが、

聞き取れない、分からない、という場面も含めて体験となりますので、

我々もつとめて生徒に話しかけないように気を付けます。

 

撮影も、動画は希望があれば各校1名で申請の上撮影ポイント指定、となります。

静止画は活動の邪魔をしないように、とのことですが、

各現場ではエージェントたちが割と快く招き入れてくれるので、撮りやすかったです。

 

我々は、1日朝から夕方まで立ったまま全てのアクティビティを見尽くすのも大変ですので、

各授業のだいたいの流れと雰囲気を掴め、ほしい画像も撮影できたら、1階の休憩スペースで休憩も入れます。

 

ちなみにエージェントたちは国際色豊かで、白人の方々は全体の2割くらいでしょうか。

世界の様々な場所からここへ集っているようです。

8人に1人ついてくれる形ですので、今回5班、5名のエージェントたちにお世話になりました。

また、各班ではなく、1日全4コマのアクティビティそれぞれに全体進行役で1人ずつまとめ役が付きます。

全体訳が全体進行を司り、各班のエージェントが班員たちがスムーズにアクテビティに移れるよううまくリードします。

 

 ★1時間目 SDGs 地球の17の目標を考えよう

 1コマ目のまとめ役もユーモアたっぷりの方でした。

まず始めに、「分かりました」「OK」という反応を全員一緒に

「オゥ・キィ、ドウ・キィ」と言えと。わざわざ練習しました。

このあとみんな、何か投げかけられて「分かりましたか?」となるたびに、

全員で「オウキイドウキイ」という事になります。

 

ちょっとまじめに検証してみますと、

皆で声に出して「分かりました」という発信をしなければならない、という状況は、

その前に「人任せにせずしっかり理解しなければ」という意識が働くことになる気がします。

さりげなく考えられているようですね。

 

 先週、夏が空けて文化祭前の週のどこかで、放課後どこからともなく

「オーキー、ドーキー!」と元気な男子の声が聞こえてきました。

「あー、サマースクール帰りの人文科1年生だろうな」と思いました。

 

 

 この時間は、SDGs17項目の紹介と、各班で1つ選んで何ができるか考え、

最後は班ごとに発表していく時間です。

奥の教諭が若き学年主任I教諭です。

彼はこの時間、フル見学していました。

確かに、ティームティーチングや発話誘導の面などで、学ぶものは多かったです。

 

 

 

★2時間目 スピーチのテクニックを身につけよう

2時間目はスピーチの時間。始まって間もなく分かりましたが、

昨年度のこの時間と同じ材料を使ってのアクテビティでした。

「タコウォッチ」という腕時計を商品として売り込むための

広告プレゼンテーションを考えて、班員で係分担して発表します。

5班を更に4人または3人の班に分けて、班ごとに売り込み方を考えて、

最後はテレビのCMのようなプレゼンを競い合います。

この部屋は、どうぞと言われてもすこーし入りにくかったです。

 

右奥の壁際でマイクを持っている女性がここのまとめ役です。

分かりやすい説明が続きます。英語ですが、この時間のスケジュールをご覧ください。

 

 

 

 

 

このあたりから最後の発表の様子です。

各班、動きが2タイプ撮れれば並べてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

1コマ目ではまだ大人しかった人たちも、この時間のアクテビティでだいぶ発信力が増してきました。

 

さあ、お昼休みです!

 

 

 

 

 

 

 

0

7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修

7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修!

 コロナ禍を経て、ようやく!

 「海外研修」…にはできませんでしたが、国内語学研修という形で人文科の目玉行事の1つが再始動しました。1年次に参加者を募集、2年次に実施の自由参加の研修ですが、これがあるがゆえに本校人文科を志望した、という生徒もコロナ禍真っ最中にもいたのです。

 次年度に向けては、いよいよ海外研修復活を目指して、取り扱い業者の選定に向けてこの夏に各旅行業者へ企画案作成の依頼をする次第です。

 

 先に申し上げておきますと、今回、諸事情ありまして本校「生徒募集部主任」のM教諭がメインの引率をする運びとなり、M教諭が4日間、そこにもう1名と、私こと人文科主任とで2日間ずつ分け合って常時2名体制で引率してまいりました。

 本ブログ用の画像は(通常の人文科探究授業の様子などは特に)人文科内の撮影担当のM教諭か私で撮影をしておりましたが、今回は引率してくださった生徒募集部主任のM教諭が、なんと撮影からブログへのアップまで担当してくださり、大変に助かりました。ただし、現在その様子が見られる場所はこの人文科ブログではなく、トップページにお戻りいただいて「新着情報」の中にあります。いずれアーカイブされて保存場所が変わる場合にはまたお知らせします。ということでして、この場では画像はナシで、お伝えしたい関連事項のみとさせていただきます。

 

 さて今回の「人文科国内語学研修」ですが、結果としましては大成功、正直予想をはるかに上回る満足度でした!

 

●日数:3泊4日

●場所:ホテル日航成田(成田空港のすぐ近くの、海外から/への玄関口)

●語学研修部分担当業者:シェーン英会話スクール(外国人講師2名:イギリス・オーストラリア)

●研修ボリューム:中日は夜まで8コマ! 

 ※初日は出発のバスから講師が同乗しアイスブレイキング活動あり

 ※3日目は「成田空港でのフィールドワーク:外国人へ突撃インタビュー」あり

 

…昨年度たくさん検討を重ね、最終的に「国内」とし、今回の業者及び内容を選定した時は、「海外に行けないのに空港に出向いたり海外から出入りする人々と同じ空間で時間を過ごしたりすることが、生徒たちの気持ちの面でマイナスに作用したりはしないか」ということも懸念しました。しかし、付きっきりで見た様子も生徒たちの毎晩入力する日々の感想を見ても、そんなことはありませんでした。

 

 人前で外国語を話すという行為が苦手な者が多かろうこの日本の英会話スクールで働いている講師のお2方、流石でした! 常ににこやかに、常にソフトに、ちょうどいいユーモアを忘れず、生徒たちの自発的な発話や行動をじっくりと、かつ時間を浪費する形にならぬよう、一切怒らずに優しく待ったり促したりできる方たちでした。考えようによっては、朝から夜までしっかり考えられたメニューで8コマも授業を受けるわけですから、場合によると1週間のホームステイにも負けない言語活動ができたともいえるかもしれません。

 

 またホテル日航成田にいる客はほとんどが外国人で、特に朝食バイキング会場では自ずと外国人に取り囲まれることになります。聞こえてくる言語は、英語もちらほら、それ以外もちらほら。見た感じ、アメリカやヨーロッパからの方は少なく、アジア系の方々が多数でした。

 

 成田空港でのフィールドワーク「外国人に突撃インタビュー」は、素晴らしい活動でした! 事前に文字面だけみていた時には、内心ちょっとだけどうなるかと思いましたが、これはよかった!貴重な体験です!スタートは講師のお2人がアタリを付けてくださり、その後は各自で頑張って、「快く対応してくれそうな」外国人を見つけては1人最低5名のノルマ達成を頑張りました。当然、必ずしも快く「インタビューOK」となるわけではなく、断られることも貴重な体験です。頑張って英語で話しかけたら、日本語ペラペラだった、などというケースもいい経験です。

 驚いたのは引率の生徒募集部主任M教諭のコミュ力の高さ!彼女の教科は英語ではないのですが、関係ありません!生徒が外国人に話しかけるところにタイミング外さずすっと入って「ティーチャー、ティーチャー!ステューデント!ピクチャーOK??」とほがらかに話します!これは相手からしても「制服姿の日本の高校生?に話しかけられるこの状況はいったい何?」という疑問を短時間で解消できる好要素で、見ていると多くの場合、撮影も快く承諾してもらえていました。(同僚として、彼女に改めて感服しました。ソフト面からハード面まで、最終日のバス到着・解散まで、完璧な引率っぷりでした。同僚としてもなんだかはずかしいいくらいばっちりで、もし他県への宿泊研修生徒引率という業務に求められる内容や心構えをクモの巣グラフで評価するなら、最大の真6角形?8角形?いや円?じゃないかというくらいで、本当に助かったのです!)

 生徒たち何人かにインタビュー相手について尋ねたところ、面白かったのは狙ったわけではないのに3人連続スリランカ人でした、というケース。この日この時間、スリランカ便でも到着か出発かしたのでしょうか?

 

 最後に、講師お2人の「面白かった様子」をご紹介します!

 イギリス出身の方は中年くらいの男性でサイモン先生。オーストラリア出身の方は若い女性でジェス先生といいます。サイモン先生はほぼスキンヘッドにおひげ、ジェス先生は金髪長髪を後ろで縛っている…そんなお2人をご想像ください(よろしければ前述のトップページの新着情報部分にあるM教諭作成ブログシリーズでご覧ください)。

 授業の合間の休み時間中のこと。次の授業に向けて会場の端の机で2人並んで座って打ち合わせをしているようでした。部屋の反対側に座っている私がそんなお2人をふと見るともなしにみていると、ジェス先生が表情も変えず話ながらやおら目の前にあったテニスボール大の吸盤ボール(恐らくゲーム用に持ち込まれたグッズの1つ)を掴むと、それをサイモン先生のスキンの頭にポンと押し付けるではありませんか! しかし吸盤ボールはくっつかず、サイモン先生も一切その行為への反応もなく(!)、何事もなかったかのようにそのまま会話が続いておりました。目撃してしまった私がこのネタを隣にいたM教諭におすそ分けしますと、大爆笑! 翌日まで思い出し笑いしていました!

0