人文科ブログ
2024年度オーストラリア海外研修報告② 8月5日(月)6日(火) 現地校体験 前半
② 8月5日(月)6日(火) 現地校体験 前半
ブログ掲載予定
① 8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで
② 8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半 ← 今回はここ★
③ 8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議
④ 8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン
⑤ 8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで
⑥ 引率弥次喜多ヤママツ珍道中
⑦ 英語について
8月5日(月)
現地2日目、となります。
★08:00 ホストファミリー送迎にて現地校到着
引率、自力の移動にしくじり
まず引率がバスに乗るのに大変な苦労をして、生徒の朝の集合の様子をカメラに収められませんでした!バス関係はもはやネタですので、弥次喜多もとい「ヤママツ珍道中の回」にてご紹介させていただきます。
我々引率は6:30にモーテルを出発し、7:50ほどにシャイヤー入りする予定でしたが、前日に2人で移動手段について色々研究するも残った不安が、想定外の形で的中。危うい綱を渡り、なんとか8:15分過ぎに現地校到着。現地のバス事情や、「とりあえず朝は体験校の生徒が多く乗るバス(忘れもしないBurdenridge961便)に乗ればいい」といった要領を事前に知っておけなかったのが痛かったです。東高生徒たちはまだギリギリ校舎入り口に集合していました。ホームステイ・現地学習活動斡旋業者さん派遣のコーディネーターSさんと、同じく授業担当講師のA先生のもと、全員無事に集合完了済。ばつが悪いこと!
受付!
受付作業や挨拶があるとは聞かされておりませんでしたが、訪問側責任者としてこれらが無いはずはないので覚悟はしておりました。が、やはりちょっと緊張します。案内人は、この段階では気がつきませんでしたが、昨日解散時に最後まで残っておられたホストのDさん。まず我々引率2名はDさんに連れられてレセプションへ。日本の学校の事務室にあたるところですね。そこで、ID発行マシンに氏名やtel.no等を入力すると、IDシールが発行され、口から出てきます。
これを服へ貼り付けて、構内を歩けることになります。その後、校長室へ移動し(ですよね)、私がメインで挨拶を申し上げ、手土産(春日部東口駅前の「ぷらっと春日部」さんで購入した地元特産の羽子板と、無料でいただいた春日部の観光パンフレット3種類)を、説明の上贈呈しました。校長先生のご年齢等存じ上げませんが、私も52ですからそんなにかわらないのではと思うのですが、あちらおそらく180cmを超える紳士につき、物腰は極めて丁寧なのですが物理的に見下ろされまして、つい大人と子供で会話しているかのようなビビリが芽生えますね。
生徒が主に過ごす場所
生徒は一足先に今週月火木金の午前中を過ごす、校舎2階にある教室へ案内されていました。私は個人的に親の仕事の都合でアメリカ在住経験がありますので、懐かしい雰囲気の教室です。職員室があると思われる棟の隣の校舎の2階。2階と言いましてもアメリカ西部の田舎と同様、「3階」はどこにもありませんが。この教室がある棟では、この週は何やら考査が行われており、一応気を付けて欲しいと言われました。授業中も休み時間も少し気を使いました。
引率が昼食を摂れる場所
引率2人とSさん(Aさんは基本AMのみ勤務になるのでノーカウント)が昼食を摂れる場所として、職員用のティールームを紹介されました。自由に使ってもよいカップやカトラリーと、フリーで飲めるミルク等を案内されました。食堂や購買はありませんでした。残念!昼食も自力調達確定です。
★08:20 英語研修プログラム
大人のほうのご対応を色々いただいた後、引率が教室へ合流すると、ひとまず派遣講師Aさんによる授業前のアイスブレイキングを受けておりました。
ほどなく先ほどの案内役で事務職かつホストの1人のDさんが来室、授業本番前にいったん全員連れて校内案内をしていただきました。
Shire Christian Schoolは、幼稚園生から高校生までが通う私立校です。主に幼年部ですが、教室によっては中まで入り、現地校生徒に軽く紹介され、手を振られたり振ったり、授業の成果をちょこっと披露してもらったりと、ここにいることの異邦人感をかなり小さくしていただきました。
戻ってきたら、授業本番です。
テキストp2 Greetings & Introductions
テキストp3 Introduce these people and their occupations Who am I? What is my occupation?
★10:50 モーニングティータイム
この学校では、午前中に授業を2コマほどやった後、モーニングティータイムという少し長めの休み時間があります。シンプルには「リセス=授業間の休憩時間」というそうです。生徒は全員教室外に出て、車座になってお菓子を食べたり、ボール遊びをしたりします。
私達にとりまして初めてのモーニングティータイム。授業が終わるとちゃんと外から声掛けがあり、生徒が教室を出ると、校舎階段下で現地校の職員が大勢の現地校生徒と我々を待ち構えており、バディと生徒の組み合わせを1組ずつ発表して初対面させました。組めたペアから交流しに解散です。
引率2名とコーディネーターの3人は、こちらの生徒とバディとの交流の様子を見て回り撮影タイム。黙って撮るのも時代柄まずいでしょうから、ガラでもなくニコニコ英語で皆に話しかけて、許可を得てから撮影しました。
★11:10 英語研修プログラム
朝の挨拶後に案内役のDさんに「今日はAMのティータイムの後に『集会』があるので、皆さんもそこに参加します」と言われ、てっきり自分たちを紹介する集会かと思い、引率として英語で自己紹介する心積もりを急遽しましたが、実際はキリスト教関連の説法集会でした。
ティータイムの終わりごろ、バディについていきそびれている生徒に「集会らしいからジムに急ぎなさい」と指示していったん教室に戻り、施錠して4人でジムに行きますと、生徒は全員着席済み。席は、アリーナ等の施設にあるような、普段は収納されて壁と化していますが引き出すとフロアを埋めながら斜面となる壁面収納型観客席(でかい!構内案内の写真でジムつまり体育館の写真に、収納状態が写っていますね!)。私達4人がまだその観客席の階段を上がっている最中に、校長先生から春日部東の紹介があり(春日部高校の校長になっていました)、軽く拍手もありましたが、この後正式に挨拶するかもしれないとも思いましたし、手など振ってよいものか、どう反応すればいいか分からず仕舞いでした。
車椅子に乗られたご年配のご婦人が「講師」のようで、まもなく講話が始まり、30分も経った頃に「ああ、これは我々は特段出番はないな」とホッとしつつ拍子抜け。講話は恥ずかしながら半分程度しか分かりませんでしたが、ご婦人のご両親がアボリジナル系で色々と大変な思いをされつつどのように考えて過ごしてこられたのか、というところからキリスト教の教義に結びつけるような内容であったかと思います。ここでも事前学習の不足を悔やみつつ、せめて事前に集会の講話のテーマでも教えていただいていれば、少しは生徒に集会中の時間の意義を増すよう還元できただろうに、と思いながらこの時間を終えました。
戻ったらまた授業です。
テキストp4 Feelings/accidents/illness
テキストp5 Host Family
★13:05 ホスト校生徒とランチタイム
昼休みです。生徒たちはまた階段下で先ほど初対面だったバディたちと2回目の合流をしてハッピーランチタイムへ!コーディネーターSさんと我々引率は、講師のAさんと軽く授業の反省等を打ち合わせして、Aさんは退勤。その後、朝教えていただいた職員用ティールームにて、(個人的には実に寂しいメニューの)昼食を摂りました。
実はこの日はまだ細かい連絡事項が相互に確認しきれておらず、お借りした教室は本当は午前中だけいられるはずだったようで、生徒は荷物をおいてランチにでかけてしまったので、急遽この日だけは帰りまで借りられることになりました。生徒の私物はこのままここで管理して、生徒は午後の現地校授業をバディと一緒に受けた後でここに荷物を取りに戻ってから下校になります。一通り過ごしてみて分かりましたが、生徒たちはそれぞれホストファミリーにピックアップの時間等お願いしてあり、初日のこの予定外パターンはかなり慌ただしいことになります。
ということは、明日以降、引率から生徒全体に統一で口頭で指示連絡をするならば、午前中の授業が終わった瞬間が毎日最後のチャンス、というこになります。それも初日にこの段階まできて分かりました。
昼食後、Sさんは午後いっぱいこの部屋で荷物番をしてくださるとのことで(事務処理等もあることでしょう)、お言葉に甘えて引率2名で生徒の様子を撮影して回りました…と言いたいところですが、東高生徒がなかなかみあたりません。皆、何処へ行った!?
この日、2人とも昼の生徒の様子をうまく確保できませんでしたので、かわりに?かわいい鳥たち。
【予告】引率の私が人文科主任かつ部活動顧問は生物部顧問ですので、海外研修中の自然関係ネタは、生物部のブログにて順次挙げていきます。そちらもお楽しみあれ!
自然が好きなワタシですが、今回、海外研修本番直前まで極めて余裕が無く、自分の興味本位のリサーチは一切なしでここシドニー近郊まできてしましました。後から色々分かったのですが、オーストラリアはオウムやインコの類をはじめ、鳥が豊富!昨日、オペラハウス周辺で見かけて動線的になかなか撮影できなかった鳥たちが、なんなら朝の駅までの道から、駅周辺から、誤って降り立ったバス停から、ここシャイヤーまで、ワンサといました!
白いのはキバタンというオウムで、現地名はコッカトゥー。サイズはカラスかそれ以上。日本の鳩よりどこにでもいました。緑色のはゴシキセイガイインコ、現地名はレインボウ・ロリキート。こちらは鳩と雀の中間くらいのサイズ。この2種をはじめ、学校でも街でもどこでも、何しろ鳥が豊富でした。そして、個人的にちょっと寂しかったのですが、学校でも街でも生徒も大人も、この豊かな鳥たちに全く一切なんの関心もなさそうに見えました。自然に興味のある人は、周囲にありふれた当たり前の種に対しても、それなりの視線を向けると思うのですが、鳥たちにも分かるのか、この二足歩行の大型動物はどうやら自分たちの脅威にはならないようだ、と、踏まれなければそれでいいやというくらい接近を許していました。
それにしましても、もし日本で誰かがスズメやハトやカラスに夢中でカメラを向けていたら、変ですよね!ワタシ、かなり変な東洋のオジサンだったかも…
もう一つおやっと思ったのが、ゴミの多さです。
シャイヤーでは、リセスとランチの後は、食材ゴミを狙って、多種多様な鳥たちが宴会状態に。しかし、生徒たちはそれを狙ってお弁当を捨てているわけではなさそうです。引率の宿からここまでの移動がバスであったことからおいおい見えてきたのですが、シャイヤーは私立のクリスチャンスクールであるからなのか、生徒の様子も学力も周辺の他校と比べてどうやらよさげなのですが、それでもゴミに関しては日本の学校の方が状況がいいように感じました。文化の違いで、マナー等でどこに重きを置くのかが異なるのか…これにつきましては、美しい街並みにも言えました。事前リサーチを否定すべきくらい街は安全で、人々は思いのほか親切で思いやりがあってホスピタリティーもあって(我々引率はバス内で何度か生徒に座席をゆずってもらいましたよ)、素晴らしい国にお邪魔したなと思うのですが、残念ながら、路上のゴミは少なくありませんでした。
★13:45 総合プログラム
午後の授業時は、生徒はバディと現地の授業を受けにばらけました。生徒の様子は見られないので、我々引率は休憩がてら少し校内散策をして、Sさんの待つ教室に戻りました。
★14:35 ホストファミリーお迎え
帰りにレセプションで、顔認証でビジターの訪問終了確認。IDシールは回収され、処分されます。事務のレイディたちににこやかに挨拶をして退校。翌日からは顔認証だけで受付もできました。
生徒はそれぞれの都合で、授業が終わり次第、走って教室に荷物を取りに戻り、走ってロータリーへ向かう者も。私たちがロータリーの見える場所まで来る頃には、もうあらかた東高生の姿は見えません。我々引率の帰りのバスは、「これだ!これに乗れば大丈夫!」という行きと同じ便(忘れもしないSutherland961便)がロータリーに入ってきたので、必死感からうっかり引率2人で生徒の列の最後尾に並んで乗って帰ってしまったのですが、コーディネーターSさんは残って、ステイ先ホストが生徒全員をちゃんとピックアップするのを見送り切ってくださいました。すみません、明日は私たちもそうしますね!
同じバスに、海外研修団長のAさんが乗っています(なぜかちょっと心強い)。…ホームステイ先の様々な都合で、必ずしも自家用車でピックアップというわけではないようです。バディではなくてもシャイヤーに通うバス通学のホスト家族がいれば、一緒に行動するようですね。他のパターンでは2ファミリー間で助け合って、かわりばんこにまとめてピックアップしたり、はたまた徒歩で通うケースも。そいうったことも、来て、見て、分かりました。
Sさんが業者から渡されたタイムテーブル。撮らせていただきました。金曜日にはこれすらアテにならなくなりますが…
8月6日(火)
現地3日目、となります。
昨日の昼解散前にギリギリ、「明日、万が一引率が朝の集合時間に来なければ、Sさんの点呼を受けたら、もう教室にきてしまいなさい。引率の責任でとる点呼は、教室で取ることにするから!」とホケンをかけておいたのですが、朝はもう大丈夫!サザランド駅までのバスは諦め、徒歩!サザランド駅からここまでは、バーデンリッジ961便!だってシャイヤーの校章をつけた様々な学年の生徒たちが大勢乗るバスですから!
★08:00 ホストファミリー送迎にて現地校到着
今日こそは!あさイチの様子も確保!
Dさんも、ステイ生徒を連れてのご出勤!
★08:20 英語研修プログラム
この辺りから火木金は画像上ワンパターンになりますので、特徴的なものを中心にピックアップしていきます。
テキストp8 Australian Meals
Breakfast, Morning tea, Lunch, Afternoon tea, Dinner, Supper
★10:50 モーニングティータイム
いた!あんなところに!
午前中のティーブレイク(リセス)の後、残りの午前授業に生徒が1人しか戻らないハプニング。
生徒を待つ?(時間内に戻るかも不明!)あいだに、教室を出たところから見える景色を撮影。
こちらは教室の裏手、敷地の柵の向こうの民家を臨んで。
こちらは逆方向、敷地内を臨んで。大きな木の辺りまでがグラウンドです。
ぽつりぽつりと生徒が帰ってきました。聞けばバディに誘われるまま、バディ各自の授業場所について行ってしまったそうで、20分くらいで全員戻りました。バディはそこまでしっかり「どう日本人訪問生を相手すればいいのか」指示を受けていない???私達日本人側は、せっかく朝一でSさんが板書してくだすったタイムテーブルを指して「時間でしっかり動くよう」再度指導しました。
★11:10 英語研修プログラム
テキストp19 Australian Slang words
p20 Australian Slang Conversation
★13:05 ホスト校生徒とランチタイム
★13:45 総合プログラム
ここでまたもやハプニング! 午後は、今度は男子2名ほどがバディに置いて行かれ、PMの授業体験に行き損ねました。コーディネーターSさんにもどうにもならず、校庭でSさんと会話しながら待機することに。まったく、バディぃ!あと、置いて行かれるなってぇ!
始め、まだランチタイムの最後の瞬間くらいでしたので、「昨日と同じ教室じゃないの?早くいってごらん!」と行かせるも、ああ~、戻ってきちゃいました…「今日は違うみたいで、分かりません」と。
こちらの学校は、HR単位ではなく、大学の様に生徒個人が毎時間教室を移動して授業を受けているはず。つまり何年何組にいけばいい、というものではありません。こちらにはバディの情報は無く、また、事務室や授業をやっていない先生方を巻き込んで大事にするわけにもいきません。Sさんにもどうにもなりませんので、
「もうじゃあ、一緒にいましょう! Sお姉さんとお話してもらっていなさい」
こういう経験もある意味貴重ですね。引率もいい勉強になりました。
★14:35 ホストファミリーお迎え
(今日は、撮影しつつ、全員見送るぞ~)
事務の方かつホストのDさんの連れて帰る女子2名は、Dさんが仕事がひけるまで、図書室利用を許されております。ほかは全員帰った模様。私たちも宿へ帰りましょう…といいましても、確か最後の写真↑に写っているバスが961便。写真でも分かりますが、バスの横に人垣が無いという事は、乗るべき生徒はもう乗ってしまっていると言う事。生徒を見送ると、時間的にこれにはもう乗れないのです。あ~あ…961便も見送ります。
義務かと言われれば、海外研修引率業務にマニュアルも無く、どこまでが引率の業務なのかは私たちの認識次第。非常事態に責任だけ取れる(それでも最初にことに当たるのは斡旋業者さんと旅行取扱業者さんですが)ように、本部携帯電話で取るべき連絡を取りつつシャイヤーにある程度の時間内にかけつけられるようにしておけば、いたずらに日本語を使いうる日本人引率は体験校に来ない、というパターンもありかもしれません。でも、私たちは毎日同じ教室で過ごし、最後は生徒を見送ることにしました。業務さえきちっと終えられれば、その後の自分たちのことはどうとでも。どうにかすっぺ、という感じですね。
ラッキーなのは、Sさんもここからはバスでのご退勤とのことで、しかもサザランド駅から電車に乗るとの事。我らがサザランド駅まで行けるバスが来る、学校前ではないが最寄りのバス停をGoogle先生に教えてもらい、案内してくださいました。よかったぁ…でも移動キツイ…シドニー周辺は延々に続く丘陵地帯で、シャイヤーは緩やかな斜面の中腹にあるにですが、棒のような足で斜面を丘の上までひいひい上がったところ(大袈裟に書きましたが実際は徒歩で5分かそこら)にあるバス停へ移動し、
どうにか宿の最寄のサザランド駅まで帰れました。Sさんとは駅でお別れ。ちなみに昨日判明しましたが、宿近くからサザランド駅まで行けるバスは「行きは時間が合わずetc」「帰りに関しては無い」のです。日本にいるうちに知らされていた移動の情報はシンプルに「モーテル最寄バス停からシャイヤーまでバスで50分くらい」だったのがリサーチの結果「サザランド駅バス停で乗り換えありで50分くらい」に変わり、結局、実際には毎日、朝も夕もサザランド駅からモーテルまでは片道徒歩20分くらいかけての往復です。
この日の帰りに新たに乗ったバスは、その後もう2回乗ることになるのですが、乗客のガラがあまり良くないし(シャイヤーの子達はタチがよかったなぁ)、この日はバス内でちょっと怖かったハプニングがありました…が、それにつきましては「珍道中」の回に紹介させていただきます。
2024年度オーストラリア海外研修報告①【8月3日(土)、8月4日(日)】
2024年度オーストラリア海外研修報告①
【8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで】
人文科主任の松本でございます。
本研修は、例年、人文科だけでなく普通科にも公募をかけます。
今回、普通科3名、人文科15名、計18名の生徒たちと行ってまいりました。
引率は、人文科2年生クラス(メンバー15人)の副担任かつ人文科副主任のY教諭と私とで、させていただきました。
僭越ながら、本研修は人文科主催でもありますので、引率の視点で私が代表してレポートさせていただきます。
~ちょっと思い出話を挿入~
2019年夏、私が本校勤務2年目に人文科の1年生の担任をした年のことです。私が2018年に転勤してきて副担任をした学級の希望者達が、半年の事前学習を経て、海外研修に行ってきました。この時は普通科5人、人文科15人の計20人だったようです。現地訪問校はShire Christian Schoolで、今回と同じ。訪問大学は今回と異なるシドニー工科大学でしたが、引率の宿泊したモーテルもSutherland Motelで同じ、最終日の全員宿泊ホテルもMETRO HOTEL MARLOW SYDNEY CENTRALで同じだったようです。
2019年の夏明けに、今度は私の担任するクラスの希望者が行く海外研修に向けた動きが、取り扱い業者入札から始まり、秋に公募、参加者内定。冬にはパスポート説明会があり、私も自分のパスポートを取得しました。1月中旬には事前学習が始まりました。普通科4名と人文科11名、バラエティーに富む?メンバーと、新しくいらした「極めて特徴的な?」ALTパ〇タ先生とで、不安と期待のうちに事前学習が始まりました。確か、3回目までやった気がします。
同じころ、国内で初めて新型コロナ感染者が確認され、不穏な空気が漂いはじめました。2月上旬にはダイヤモンド・プリンセス号、そして2月下旬の高校入試休み以降、生徒は5月いっぱいまで臨時休業に。4月には緊急事態宣言がなされ、ここからの2年半ほどは、それこそコースの見えないジェットコースターに乗らされたような気分でしたね。
海外研修は中止の判断がなされ、2020年4月13日付の文書にて参加予定家庭に周知されました。
高校3年間と言う枠を基準に、コロナ禍の3年間がどう重なってきたか、どの学年の時にコロナ禍何年目だったか、どのパターンが一番大変か。失われた3年間は等しく全ての人から失われ、立ち行かなくなった会社や職を失った人々まで大勢いらっしゃいました。その時が人生のどの部分の3年間であったかで大変さを比較するのは罪でしょう。とにかく単純な事実として、私が担任するクラスのメンバーがメインである生徒集団を海外研修に引率することはなくなりました。
その後、
2021年度 - 私が担任したクラスが卒業
2022年度 - 私は人文科の主任に - 外研修は中止
2023年度 - 復活第一弾として「国内語学研修」を成田空港脇の「ホテル日航成田」にて3泊4日で実施、また2024年度は「オーストラリア海外研修」の形で復活させることに決定
そして今年! ノウハウも多くが失われ、取り巻く状況も変化した中、暗中模索しつつ1月以降半年の事前学習を経て、満を持して、行ってまいりました!ネーミングそのままの「オーストラリア海外研修」!人文科最大の目玉行事でもある海外研修が、本来の形で復活しました!
ブログ掲載予定
① 8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで 今回はここ★
② 8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半
③ 8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議
④ 8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン
⑤ 8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで
⑥ 引率弥次喜多ヤママツ珍道中
⑦ 英語について
① 8月3日(土)羽田出発
~8月4日(日)ホストファミリー対面まで
出入国の辺りは、問題があればすぐ法的な話になりかねず、引率としましても最も緊張するところです。そのせいというと言い訳ですが、画像が少なくて、文面ばかりになり、申し訳ありません!
8月3日(土)
新橋から乗ったモノレールの第3ターミナル駅を降り、改札を出ると、そこはもう空港ロビーで集合場所のすぐ近く。集合は夕方ですが、松本は昼過ぎには空港入りしました。ばたばたしないように、落ち着いてゆっくり準備を進めます。
まずは自分の都合ですが外貨両替専用ブースにて日本円を5万円分ほどオーストラリアドルに変換しました。並ぶし、少し時間がかかります。オーストラリアのお札は紙ではなくビニールポリマー製だと事前に知ったばかりでしたが、本当にビニールシートなんですね!いや面白い!
モーテルのベッドの上で、お札2種類を小銭で押さえてしおりの上に置いてみました。私の名前が透けて見えます!
その後、軽食屋で昼食を済ませ、電話連絡を受けたり連絡したりしているうちに、本研修の取り扱い旅行業者さんご担当Iさんと合流。本部携帯電話兼レンタルWi-Fiを借り、出発までの直前の諸連絡を受けました。
さあ、生徒が集まり始めます。空港での時間も、大切な経験で、潜在的な目的の一部でもあります。しっかり体験してもらいましょう!
★17:00 羽田空港第3ターミナル集合
「集合に来ない」「パスポート忘れ」等、全日程フルコースで問題発生とそれに対応する覚悟でいましたが、全員時間内に集合!忘れものもなし、再先のいいスタートです。
この後あったことの順番が曖昧ですが、全員集合後、お見送りにいらした校長先生からご挨拶をいただきました。
搭乗手続きは、Iさんのお声がけでまず全員各自で発券機にならび、搭乗券発行を済ませました。そこでもらった手荷物の札をスーツケースにつけ、控えを搭乗券の裏に貼りました。同時にIさんで全員の搭乗券を見て座席の配置を確認してくださいました。
次に、スーツケースを預け、集合写真撮影もしました。
心細いですがIさんとも別れ、見送り人が入れないエリアへ移動、人も手荷物もセキュリティチェックを受けます。
出国審査を経て、法的には日本ではない世界へ。搭乗口前まで皆で移動し、いったん解散。しばし休憩、この間引率2名はすぐそこのコーヒー店で小休止。搭乗開始予定の10分前くらいに再集合しましたが、搭乗開始が10~15分遅れとなり、しかも搭乗順番は最後(グループ4)でした。
乗ってみると、我々集団の座席は飛行機の最も後ろの辺りでした。
★19:20 羽田空港発 JL051便 出発
そもそも飛行機に乗るのが初めて、という生徒が多く、それがしかも海外行き。
修学旅行の引率でよくあるのですが、飛行機がまずゲートから離れて滑走路まで移動し、その後エンジンが轟音を立てて、急にGがかり、まもなく前輪が浮き、そして後輪が浮くのも尻に感じ、窓の外の景色が「空高くからの景色」にぐんぐん変わるあたりまで、放置すると高校生は大変に盛り上がって騒いで大変なのです。他のお客様もいらっしゃいますし、シートベルトサインが出ている間は大人しくしていなければ!
ここは1つ、事前にひとこと入れておきましょう、「騒ぐと他の方にご迷惑&みっともないイナカモン&安全上も大人しくしている必要あり」と。適切に喜んで、適切に盛り上がりましょう!
1枚、いたずらで昨年度のサマースクールの様子も再掲しました。あれから1年、今、本当に空の上!
私は、主に仕事でですがプライベートも合わせて、また国内海外合わせて、過去に12、3回ほど航空機で往復したことがあります。思えばそれらは全て地球の「横移動」でした。今回、初めて赤道を超えて「縦移動」しました。そのせいなのかどうか、オーストラリアへ向かうフライトは、過去一番bumpyでした。静かな時間がとても少なく、ほとんど常に激しくガタガタと揺れて、「怖かった」という生徒もいました。オーストラリアに持ち込む物品の申告書を仕上げたいのですが、揺れが激しく、夜は諦めました。エコノミーで狭いし、寝るべき時間も寝苦しかったです。生徒たちは映画などをみたり音楽を聴いたり、それぞれのフライトを体験しました。
8月4日(日)
大変朝早く(深夜)ですが、機内食の朝食が出ました。
目も覚めてしまい、時間を見計らって、入国カードを仕上げます。
★06:10 シドニー空港着(入国手続き)
無事に着陸できました。荷物をまとめて、飛行機を降ります。私たちの座席が飛行機最後部でしたので、後ろの数名の一般客の皆様には先に出ていただいて、まとまって最後に出ました。
本研修取扱旅行業者シドニー支店のガイドさんに会うまで、未知の世界で、私達引率が生徒たちを導かねばなりません。私が集団の先頭につきました。各種ゲートで列がばらけて多少私より先に通過する生徒がいても、これでだいたいゲート通過後に皆を集められるでしょう。Y教諭には最後尾についていただきました。
シドニー空港の案内は少々微妙でした。口頭指示も標識も分かりやすくありません。また、他の便とも合わさっているのか、飛行機を出てまもなくからずっと、かなりの混雑でした。最初の関門まで移動する長い通路の途中でトイレがあったので、行きたい者は行くようにと言うと、ほとんど全員がトイレへ。ここで少し予定外の時間が。
入国審査の列に並びましたが、インド系とおぼしき係員の女性が「Under fifteen?」と大声で列に沿って言って回ります。15歳以下は別で早く審査を受けられる?? 我々は、2人は大人で、生徒は15歳と16歳のmixですから、「おっ…えーと、どうしよう?」と迷ってしまいました。2回目に同じ方が回ってきた際にちょっとたずねると、引率も含めて別の列に案内されました。
ここでもやはりまたデジタル化により英語のやり取りはありません。パスポートを開いて機械に押し当て、カメラに顔を見せるだけ。事前に生徒に色々含んできたのに、「Purpose of your visit?」「Sightseeing!」のようなやり取りをしない、というのもなんだか拍子抜けです。ここでミニハプニング!男子が1名、顔認証が通らず、別枠へ!Y教諭についていただきました。
スーツケースが出て来る「荷物引き取りターンテーブル」が5列も6列もあり、面食らいました。ここで間違えるとまた余計な時間が。落ち着いて電光掲示板を見ると、ちゃんと便名とターンテーブルの組み合わせが表示されていました。私は全員が通るであろうポイントに立ち、社会勉強の一環で掲示板も確認させつつ、我々のターンテーブルに行けるよう個々に案内。
顔認証モンダイ該当者+数名とY教諭が合流し、全員のスーツケースが手元にきたら、今度はセキュリティチェックの列に並びます。最後の関門です! 入国カードの持ち込み物品申告欄に申告すべきものがある人の列と無い人の列は別。
オーストラリアは食品や生物系の物品の持ち込みに非常に厳しいです! それでも通常は大概持ち込めはしますが、ちゃんと申告しないと引っかかった場合に高額罰金など怖いことに! 私の場合の申告すべきものは、持参するインスタント食品、「木」を使った製品ということで手土産に持参した春日部特産羽子板の2種類です。また申告項目として「直前に淡水域に踏み込んだか」などと聞かれれば、部活は生物部顧問ですので渡航の少し前に用水路周辺をうろつきましたし、「直前に牧場などに行き動物に接触したか」というようなことを聞かれれば、牧場にこそ行っていませんが、毛の生えた動物だけでも我が家には犬2頭とウサギとヒメウズラ2羽がいます。生徒たちはステイ先等への手土産でお菓子を大量に買い込んでいますので、メンバーのほとんどが申告品有りの列に並びました。
ここを通れば、いよいよ手続き的に完全にオーストラリア入国です。Y教諭は経験がおありですが、生徒のほとんども私も初めて来ました!
最後のゲートを出ると、柵沿いに人々がぎっしり詰めかけて待ち人を探しています。これにも面食らいました。大衆の面前で動線を狭めてただ待つのも居辛いので、少し壁の陰に入り、ある程度メンバーが集まるのを待ちましたが、広さ的にも時間的にも全員は待てません。もう、外では取扱旅行業者さんシドニー支店の方が、かなりの時間我々を待っているはず。5、6人集まったところで人垣の視線の中を出口に向かって数十メートル移動すると、人垣の最も端っこに、いらっしゃいました! 内心ホッとして、手短に挨拶を済ませ、いったん集合する場所のご指示をいただいて、そこへ移動。ガイドさん「Mさん」は我々の顔を知りませんから、生徒を1人Mさんのもとへ派遣して、その生徒に後続を集合場所へ指差し案内してもらいました。最後のセキュリティチェックは意外と時間がかかり、飛行機到着から入国後の集合まで、全体でかなりMさんをお待たせしてしまいました。
全員集合できたら、Mさんの引率でロビーの動線外へ移動し、スーツケースを開けます。そう、ここまでの我々のいでたちは異常気象も猛威を振るう「夏」の日本のもの。ここで、「冬」である南半球オーストラリア仕様になりませんと。
★08:10? 空港発
★09:00? オペラハウス周辺散策
全員でバスに乗り、まずは一路オペラハウス周辺へ。
シドニーと申しましてもお広うござんすで、世界最大の天然の入江、ポート・ジャクソンの南岸に位置する大きな都市なのですね。皆様、是非是非Google Mapでご確認を!この地域全体が巨大なリアス式海岸の入江で、パラマッタ川とレーンコーブ川という河川が主に流れ込むのですが、どこまでが川でどこからが海なのか、地図で見るとオペラハウスの少し内湾あたりまでは「川」と表記されていますが、事実上海ですね!クジラも来るらしいです。オペラハウスはベネロングポイント(岬)の先端に位置し、我々がまず始めにご案内いただいたのはその隣の岬、オペラハウスとハーバーブリッジを格好良く臨めるミセスマッコーリーズポイントでした。
ここからオペラハウスのすぐ脇までは、広大な緑地となっており、植物園がいくつかあり、これもまたどこからどこまでが植物園でどこからが公園なのか分かりません。とにかく素晴らしい環境、すばらしい眺め!生徒たちのテンションもどんどん上がります!時間の関係でゆっくりはできなかったのですが、まずは集合写真を数枚済ませ、短時間、各自で景色を楽しんだり写真を撮ったり、男子の何人かは波打ち際の岩場まで降りたりしました。
ハーバーブリッジの上に立つ旗は、片方はアボリジナルの旗との事。この旗まで歩いていくツアーがあるとかないとか。
(あっしのカメラでしたらこのとおり!)
チーム「青春」
チーム「ヒロウコンパイズ」
バスに戻り、車窓から美しい風景や、「ん!?なんだあの鳥は?スゴイのがいるぞ!?オウム?あっちはトキ(もちろんNipponia nipponではない種ですが)?」などとワクワクしながら、こんどはいよいよオペラハウスへ。
Mさんによると、オペラハウス周辺はツアーコンダクターがツアー行為を行ってはいけないそうで、説明はバスの中でざっと受けて、少し離れたところでバスを降り、徒歩でオペラハウスへ。
おおお~
思ったよりずっと広大な敷地に、これまた想像をはるかに超える巨大な建造物でした!
Mさんのお計らいで、広場の入り口で、注意を受ける前にサッと集合写真。
その後、集合ポイントを確認して、小一時間ほど敷地内を散策しました。オペラハウスは、名前の通りオペラを上演する劇場なのですね。ハウスが開いていれば、観客席は無理ですがその手前までは無料で中に入れるとのことでしたが、この日は開いておりませんでしたので、希望する生徒は「貝みたいな外装を形成するタイルを触れるところ」まで行って、「オペラハウスを触って」きました。広場の地下は店舗やトイレ等になっているそうで、観光で訪れればここだけで半日は楽しめそうな場所でした。
先ほど「シドニーで最初に踏んだ土」ミセスマッコーリーズポイント。望遠で臨みましたら、先ほどよりかなり混んでいる?
★11:00 シドニー動物園(アボリジナル体験)
オペラハウスを後にし、今度はシドニー動物園へ。
実は、元々は本研修の目的の1つにアボリジナルの体験があります。人文科としましても大事にしたい分野ですが、日本で言えば、大和民族のルーツも色々とあるようですが、少なくとも蝦夷の方々(アイヌの皆様)は、昔は関東地方くらいまでいらしたわけですし、沖縄の「琉球」は大和とは別の王国でした。そうしたことをオーストラリアで考えれば、アボリジナルピープルが先住民の方々ですので、この旅で是非学べたら、という事です。ところが、業者さんで手配していただいていたシドニーの範囲でこれを体験できる施設が、都合により利用できないことに。これは1学期終了前に判明しており、その際の代替案としてこの動物園が選ばれたのです。
シドニー動物園は、「大きな動物園云々」と説明を受けておりましたが、正直、印象は5段階で3?
観光面で言えば、生徒には分かりやすく、コアラはじめオーストラリア固有の動物も見られ、お土産も豊富にあり、良い場所でしょう。ただ、まず全体的に、意外にも作りが狭いです。飼育エリアをつなぐ園内通路は、もう少し広くとっても良かったのでは? そして、通路がとても砂っぽいのです。そのせいか、全体に埃ならぬ砂っぽく、お土産も全体的に砂埃を被っていました。肝心の展示は?…なぜか園内全体に大きな恐竜の置物が散在しましたが、なぜと思いつつそれはいいとして、「大雑把」な感じでした。「レイアウトがちょっと雑かも…」比べてもなんですが、今の日本のメジャー動物園のほうが、印象がいい気がします。
そして、残念ながらここでのアボリジナル体験は不発でした。コーナーで着席し、アボリジナルピープルの生活や道具、かつての無数の小部族の国内配置等について説明を受けましたが、説明者が白人の女性の方で、Mさんからゆっくり話してもらえるようお願いされるも、結局通常と変わらぬ速さでのトーク? しかもかなりな豪州なまりなので、聞きとりは困難。今日は担当が違うということで、楽器(ディジュリドゥ)体験すらなく、なにやら干し草で紐を編む体験と簡単な踊りをして終わりに。こうなりますと逆の意味で事前学習の不足が悔やまれます…
★12:30 昼食(ビーフバーガー)
昼食は、ここでバーガーとポテトと飲み物のランチをいただきました。バーガーとポテトは、おいしかったです!
事前にわざわざ確認があったアレルギー情報がMさんまで正しく伝わっておらず、2度手間をとらせてしまうシーンもありました。
昼食後、生徒はしばし自由時間。再度園内を回りにでかけました。引率団も少し打ち合わせをしましたが、その中で、我々引率の毎日の食事について、朝食は出る、と言う認識で来たものの「素泊まりだ」とのことで、Mさんが再度確認もして、この時点で引率は3食自力調達ということに!
打ち合わせ後は我々もそれぞれ見て回ったり、お土産を物色したりしました。
★14:00 シドニー動物園出発
動物園を後にし、1時間はかかりませんが、ホストファミリーに会いにこの日最後の全員移動。期待と不安のバス移動だったことでしょう。
★15:00 Shire Christian School(現地校)到着
ホストファミリーと対面
明日から4日間お世話になるシャイヤークリスチャンスクール前に到着。シドニー中心地から電車なら1時間くらいの、バーデンリッジという街にある学校です。ホームステイや学習プログラムの業者さんから派遣された若い女性コーディネーターSさんが、ホストファミリー達とともに正門前でお待ちでした。学校は日曜日で門が閉まっており、生徒たちはスーツケースもバスのお腹から降ろさねばならぬこともあり、少し場所をずらして停車。ドライバーさんにお礼を述べ、全員降りて、スーツケースもおろせたら、ファミリー達のもとへ移動。
Sさんが中心に、1家庭ずつ生徒と引き合わせ、会えた家庭から随時解散。引率からホスト集団に何か挨拶があるかもしれないと覚悟はしていましたが、ここはそういった感じにはなりませんでした。
白いジャケットの方がSさんですが、すぐ脇でずっと引き合わせを見守って、最後に残った銀髪の方。翌日の事等をとても細かくSさんに確認しており、「細かい人なのかな、ステイ中、大丈夫かな」と思っておりましたら、なんとこの方、ホストでもあるのですが、このシャイヤークリスチャンスクールの事務の方でした(あとで生徒に知らされて分かりました)!我々引率もこの後金曜日まで、ちょいちょいお世話になることになります。
さあ、生徒諸君、ホームステイです!頑張りたまえ!
さて、引率の我々ですが、この日だけは宿泊モーテルまで生徒をおろしたバスで送ってもらえます。リサーチしてあった通りではありますが、かなり離れた場所へ。20分はかかった感覚です。サザランドという街なのですが、事前の調べではバス利用ですとシャイヤークリスチャンスクールまで乗り継ぎで総計50分ほど。
Mさんのご案内でチェックインを済ませ、彼女とは次の日曜日までお別れです。我々は部屋に荷物を置いたら、早速徒歩で最寄りのキラウィーという駅周辺まででかけました。サウスビレッジという、マンションの1階部分がショッピングセンターになっている施設に、こちら豪州の三大スーパーマーケットの1つである「コールズ」があります。最低限、明日の朝食と昼食は入手せねば。疲れ切っていましたので、ついでに夕食も済ませることにしました。レストランないしファーストフード店はふんだんにあるのですが、今の日本人からするとやはり高価で、ここなら、という場所がなかなか決まりません。結局昼も食べたというのにバーガーショップへ。でもおいしかったです。
モーテルにもどると、なんとオーナーが「(日本からの指示で)朝食も出せ、ということになったので、出すよ」とのこと。有難い!しかもこの段階で毎朝5:30起床、6:30出発という計画でしたので、小さいモーテルで施設内に食堂もありませんし、お出しいただく時間や方法を心配したのですが、毎日夕方にプレートで朝食セットを届けてくださるとのこと。食材も2人とも多少買い込んでしまいましたが、それはそれで1週間3食に適当に分散して食べましょう。明日から1週間の研修メニューに向けて、2人とも早く寝ました。
7月23日(火)~8月1日(木)海外研修事前学習13~16
7月23日(火)~8月1日(木)海外研修事前学習13~16
第13回 7月23日(火) プレゼン準備
追 加 回 7月24日(水) プレゼン準備+最終日シドニー班別自主研修計画立案・提出
第14回 7月25日(木) 保護者/業者参列直前指導兼事前学習成果披露会
第15回 7月30日(火) プレゼン最終調整
第16回 8月 1日(木) 直前最終確認
もう、今週末の土曜日に出発です。1回1回の内容を単独でアップできる状況ではありませんので、終わっていない分も含めて一気に紹介します。
これまで、事前学習の目的を3本ほど立ててやってきました。
① 英会話に向けたモチベーション醸成
② 訪問国に関する基礎知識
③ 現地で行うプレゼンテーションの準備
計画したはいいのですが、いざやってみますと、なかなかくるしかったです。3本の柱が十分かと問われれば、正直どれも十分とは言えません…色々な要因はありますが、なにしろ時間が足りません。今年度の状況では昔と異なりプレゼンテーションも2か所で異なる内容をやらねばなりませんし。そのような状況下で、生徒たちはよくモチベーションを保って頑張ってきました。ここまできましたら、もうあとはとにかく現地に参上!して、過ごす時間を有意義なものにするのみ!
今後のブログ更新ですが、理想は現地から毎日更新…うー~~んむ、できますでしょうか私に…
この写真は、確か23日の「日本の文化に関する班別のプレゼン」の初発表だったかと…この日からの事前学習は一度集合したら3時間くらいは覚悟しましょう、と伝えてありましたが、実際にそうなってしまいました。時間中も私は極めて忙しくて、画像に残すのもすっかり失念していて、最後の班の発表中に思い出した次第です。
この日、とりあえず全班いったん発表をしてもらい、私は班毎にできるだけ他の班にも役に立つようにコメントを考えながら要修正点を伝えました。
その後、万が一現地でiPadがプレゼンで使えない場合の「アナログ発表グッズ」を準備。担任のM教諭にお願いして、ポスター原稿をまだプリントアウトできていない班は随時PC室にてプリントアウトしてもらい、その後、好きな台紙に張り付けていったん提出するところまで頑張ってもらいました。
24日(水)は夏休み前に急遽追加で設けた事前学習日。諸連絡とプレゼングッズ準備やプレゼン練習しつつ、途中で引率団との打ち合わせにやってくるJTBの担当者の方を待ちます。最終日のシドニー班別自主研修の「でかけていい範囲」等の情報をいただける算段となっておりました。
情報をいただけたところで、プレゼン関係はいったん全て休止して、最優先で自主研修の目的地や行き方を調べます。この日の各班の希望コース情報をJTBさんに電子提出し、点検やアドバイス、現地でのフォローの手配をしていただくという図式です。スマートフォンも解禁して、各班一所懸命に調べて、引率団とJTBさんで同室の隅っこで打ち合わせをしている間に、全班本当に1コマ内で計画を立ててしまいました。実はこの計画立案がギリギリになってしまって心配していたのですが、これで一安心です。ホテルから近い範囲に見どころが十分たくさんあって、公共交通機関を複雑に利用しなくても済み、それもよかったです。
25日(木)の内容は、5月の結団式の段階ですでに、古い予定の「通常の事前学習」から「保護者や業者も出席の直前指導」と変えてありました。前半はしおりの読み合わせを縦軸にJTBさんからの追加情報、またホームステイに向けた詳細な注意事項、その他雑多な確認事項や質疑応答、と盛りだくさんでした。また、後半は、せっかく保護者の皆様がいらっしゃるので、ここまでの事前学習の成果を発表する場としても活用しました。
残り2回ほど事前学習がありますが、ここまできまして本番前に無理に行く前の様子をアップしなくてもよいかな、と思いますし、実際、私もたまたま先週末の27日、28日も終日出勤でしたし、他の業務や自分の旅の準備等もありまして、自分のための時間も捻出する必要があります…本番前のアップはここまでとさせていただきます。
それでは、次回がオーストラリアからのアップとなりますやら、はたまた帰国後のアップとなりますやら、お楽しみに、です。行ってまいります~!
(土)(日)人文科紹介コーナー設置につきまして
今週末27(土)28(日)「人文科紹介コーナー」設置につきまして
春日部東高校では、今年度初の試みですが、7月末に2日間で「部活動体験・見学会」を開催することになりました。これまでは、部活動体験・見学の大々的なものでも学校説明会に併せての開催でしたので、今回は部活動のみでしかも2日間丸々ということで、画期的な試みだと思います。
さて、人文科では、昨年度の後半の学校説明会に併せて試験的に「人文科紹介コーナー」を設置してみましたが、お客様の人数や様子に手ごたえを感じておりました。そこで、今年度はこの新しい「部活動体験・見学会」から紹介コーナーを設置してみよう、ということになりました。
★「人文科紹介コーナー」
日付:7月27日(土)28日(日)2日間
時間:9:00~16:00
場所:HR棟3階 305号室
予約:不要
出入り:自由
内容:人文科卒業生の進路状況、独自行事の様子(写真)、独自科目「人文科探究」の説明資料と生徒の作品 等
※ 人文科の人員もこの日は部活動の顧問としても用があるのですが、両日ともなるべく人を配します。いらした際にご質問等ありましたら、いる者にお尋ねください。
※外の部活動の体験・見学をご希望の方が部活体験の前後にご見学をご希望の場合は、お手数ですが生徒玄関よりお入りいただきまして、校舎の階段を3階までお上がりください。スリッパ等のお履き物もご持参いただくとよいかもしれません。
ということですので、本校人文科にご興味のある方は、この機会にぜひご覧ください!よろしくお願いします!
6月26日(水) 海外研修事前学習⑫
6月26日(水) 海外研修事前学習⑫
時間が、本当に無常(仏教用語)に過ぎてゆきます!
なんだか大したことが出来ていないような気がするまま、夏休み前は今回が事前学習ラスト!この後期末の考査期間や成績処理期間がありますので、次回はなんと7月23日までいってしまいます。
そうそう、しかもこの会は、様々な理由で出席できないメンバーの人数が過去最多!うむむ。
まず、重要な連絡事項も複数ありましたので、最初がよい件をいくつか学習前に周知しました。
その後、Ivy先生による英会話レッスン。今回はブティックでの、店員と客のやり取りでした。初めてのペアを探して、ひとまず練習。途中、私が会話全体の流れを一応確認して、再度練習。
英会話が終わったら、Y教諭主導で、発表に向けた準備です。
時間が迫っていますので、私の責任下で不在のメンバーに関してはここで決まったことは「一任」扱いとさせてもらい、班ごとの「日本の文化」に関する発表内容を詰めてもらいました。
解散前に、残りの連絡事項をしっかりと伝えてから、解散。次回までちょっと間が空くが…大丈夫かな…
この後は「定期考査期間」。なかなか班ごとに時間を決めて集まったり、各自で準備を進めたりするのは難しいでしょうが、海外に行こうというメンバーですから!そんなことは言っていられません、頑張りましょう!