人文科ブログ
8月25日(金)1年生サマースクール (後半)
8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway(後半)
お昼休みから解散までを、後半とさせていただきます。
お昼のアクテビティは、まだコロナ前の本当のランチプログラムに復活はしていません。
★ランチプログラム
昼食を食べた後は、昨年と同様、画像で、TGGのエージェントたちが
クイズ形式で視聴者に自分の出身国を当てさせるゲームです。
クイズは難しいヒント3つと簡単なヒント3つで、最後に答え合わせをします。
4~5人分の出身国紹介となりましたでしょうか。
★午後「先にエアポートゾーン」班の様子
午後は、全体5班を3班と2班に分け、エアポートゾーンの体験と、演劇の体験に分かれました。
まずは先にエアポートゾーンを体験することになった2班の様子から。
このコーナーは、非常にリアルに作り込んであり、
それはすなわち見学者がさらに入り込みにくいエリアということになります。
具体的な活動の中身は無理に探らないことにしました。
パスポートもありますし、IMMIGRATION(入国管理)コーナーや
お土産ショップコーナーもありますので、
空港→機内→空港と入出国の流れを一通り体験するのでしょう。
★午後 「先に演劇をしよう」班の様子
こちらは3班。内容は恐らく昨年同様、最後には
「1人しか渡れない橋」の真ん中で人と鉢合せ、
自分の都合の深刻度を言い合って相手を退かせる寸劇をやる時間でしょう。
この時間はアップの活動まで見守りました。
ここのまとめ役は、ドイツ人の方??でしょうか、英語の感じが。
それにしても、ここは各アクテビティのメカニズムを細かく把握していて、
適切な説明と資料が用意されています。
懐かしい!二人組で、赤線を挟んで向き合って立ち、互いに物まねをやり、
相棒がそれを当てられたら1っ歩ずつ後退していき、いかに早く互いに後退しきれるか。
昨年のあのアップです。
これもやってた!輪になって歩いたり小走りしたりしながら、
指示があった瞬間にゼスチャーで指示されたテーマを体現するアップ。
「演劇」「DRAMA」というものは、欧米では授業、つまり「科目」として学校で学びます。
体を使っての意思の体現、あるいは発声、発表の組み方など、発信に関する考え方や重要度に違いを感じます。
さて我々引率団はこのあたりでいったん休憩に。
★午後2コマ目「後からエアポートゾーン」班の様子
つまり直前の演劇をやっている 生徒たちの、エアポートゾーンでの様子です。
先にの班と時間をずらして、人でなく内容を網羅してみました。
エアポートゾーンは空港だけでなくレストランの体験もできるようです。
★午後2コマ目「後から演劇」班の様子
こちらは、「橋で鉢合せ&相手を退かせる」の様子が撮れました。
ちなみにまとめ役は「オウキイドウキイ」先生でした!
1回で引くな、粘れ、という指示でしたが、粘り切れない人もいます。
屁理屈の応酬になると楽しい寸劇なのです。
さあお疲れさまでした。これで今日のアクテビティは一通り終わりです。
ちなみに今更ですが、こちらで勝手に分かりやすく「アクテビティ」という表現を使って
ブログ紹介をしましたが、TGGでは各授業を「セッション」と呼んでいます。
あらためて、全「セッション」が終わりました。
★振り返り
終わった終わった、さあ帰る、とはなりません。
今年の振り返りの様子は班ごとにかなり多様で(UNOが始まったり)、
反省というよりクールダウン的な様子の班が目立ちました。ま、それはそれで…
さあこれで本当にサマースクールも終了です。
★解散まで
寂しいですが、エージェントとは2階でお別れです。
引率団は先に1Fに降り、生徒を迎えます。
ロビーの反対側で、最後は集合写真を撮影する予定。
同じタイミングで終わる他校(高校とは限りません)と重ならないよう、順番待ち。
その間に最後の話や連絡も済ませました。
人文科1年生、お疲れ様でした~!いかがでしたかね~???
この「非日常」体験を、いかにして日常に反映させられるか。
是非、良き体験として今後の糧としてくださいな。
あと、気を付けて帰ってください!!家に帰るまでが…
8月25日(金)1年生サマースクール (前半)
8月25日(金)1年生サマースクール @Tokyo Global Gateway 前半紹介
今年度もお世話になりました、TGGことTokyo Global Gateway(東京グローバルゲイトウェイ)。
今回は引率5名でのり込んで?来ました(引率扱いでないと入館できない)!
1年9組担任+副担任、教頭先生、1学年主任、そして人文科主任の私。
東京湾のど真ん中、青海はダイバーシティプラザの隣、ユニ〇ーンガ〇ダムの近くです。
ゆりかもめのテレコムセンター駅下車、歩いて直ぐのTIME24ビルの、1階の一部と2階、3階がTGGとなります。
主任の私は駅の改札外で誘導、副担任のM教諭は途中の辻で誘導、担任は現地で点呼です。
学年主任のI教諭は、リベロで駅とTGGを移動しながら集合を見守りました。
彼は実は3~4年前、人文科の副担任でした。
当時、本校人文科が初めてサマースクールの体験先をTGGに変更した際、
前主任よりTGGとの折衝を任されたのですが、
せっかく実現できるよう頑張ったのにコロナのせいで実現を見ず人文科を出ました。
今日は「1学年主任」として来ておりますが、気持ちは一入でしょう。
駅で通りかかる生徒の人数に不安を覚えましたが、結果的には数名が集合時刻にちょっと間に合わず…くらいで、トラブルなく有意義な1日を過ごすことができました(遅れた者は私の出番はなく担任がちゃんと話をしておりました)。
さあ、入場です!2階にはどんな世界が待っているかな(担任と私は知っている)?
まずは、受け入れ部分を仕切るお姉さんにしたがい、
今日1日お世話になるエージェントと顔合わせ、
そしてチームビルディングです。
この時間に、午後のアクティビティで使用する本物そっくりのパスポートも配布されました。
そう、今年は、昨年度体験できなかった「エアポートゾーン」での活動もできるようお願いしておきましたので。
この場ではエージェントを含め班員同士打ち解けるべく、なにやらダンスを披露し合っていましたでしょうか?
さあ、班ごとに1時間目に向けて移動です。
午前中は全員同じ部屋での活動となりますが、あくまで活動は班単位になりますので、移動もエージェントが旗を持ち、自分の班を誘導します。
一応ここで裏話的解説をいれさせていただきますが、
こういった語学研修におきまして、引率の介入はご法度です。
本校生徒はこれまで見て来たなかでは、
こういった場でエージェントの英語を理解できなかった場合に引率に助けは求めてきませんが、
聞き取れない、分からない、という場面も含めて体験となりますので、
我々もつとめて生徒に話しかけないように気を付けます。
撮影も、動画は希望があれば各校1名で申請の上撮影ポイント指定、となります。
静止画は活動の邪魔をしないように、とのことですが、
各現場ではエージェントたちが割と快く招き入れてくれるので、撮りやすかったです。
我々は、1日朝から夕方まで立ったまま全てのアクティビティを見尽くすのも大変ですので、
各授業のだいたいの流れと雰囲気を掴め、ほしい画像も撮影できたら、1階の休憩スペースで休憩も入れます。
ちなみにエージェントたちは国際色豊かで、白人の方々は全体の2割くらいでしょうか。
世界の様々な場所からここへ集っているようです。
8人に1人ついてくれる形ですので、今回5班、5名のエージェントたちにお世話になりました。
また、各班ではなく、1日全4コマのアクティビティそれぞれに全体進行役で1人ずつまとめ役が付きます。
全体訳が全体進行を司り、各班のエージェントが班員たちがスムーズにアクテビティに移れるよううまくリードします。
★1時間目 SDGs 地球の17の目標を考えよう
1コマ目のまとめ役もユーモアたっぷりの方でした。
まず始めに、「分かりました」「OK」という反応を全員一緒に
「オゥ・キィ、ドウ・キィ」と言えと。わざわざ練習しました。
このあとみんな、何か投げかけられて「分かりましたか?」となるたびに、
全員で「オウキイドウキイ」という事になります。
ちょっとまじめに検証してみますと、
皆で声に出して「分かりました」という発信をしなければならない、という状況は、
その前に「人任せにせずしっかり理解しなければ」という意識が働くことになる気がします。
さりげなく考えられているようですね。
先週、夏が空けて文化祭前の週のどこかで、放課後どこからともなく
「オーキー、ドーキー!」と元気な男子の声が聞こえてきました。
「あー、サマースクール帰りの人文科1年生だろうな」と思いました。
この時間は、SDGs17項目の紹介と、各班で1つ選んで何ができるか考え、
最後は班ごとに発表していく時間です。
奥の教諭が若き学年主任I教諭です。
彼はこの時間、フル見学していました。
確かに、ティームティーチングや発話誘導の面などで、学ぶものは多かったです。
★2時間目 スピーチのテクニックを身につけよう
2時間目はスピーチの時間。始まって間もなく分かりましたが、
昨年度のこの時間と同じ材料を使ってのアクテビティでした。
「タコウォッチ」という腕時計を商品として売り込むための
広告プレゼンテーションを考えて、班員で係分担して発表します。
5班を更に4人または3人の班に分けて、班ごとに売り込み方を考えて、
最後はテレビのCMのようなプレゼンを競い合います。
この部屋は、どうぞと言われてもすこーし入りにくかったです。
右奥の壁際でマイクを持っている女性がここのまとめ役です。
分かりやすい説明が続きます。英語ですが、この時間のスケジュールをご覧ください。
このあたりから最後の発表の様子です。
各班、動きが2タイプ撮れれば並べてみたいと思います。
1コマ目ではまだ大人しかった人たちも、この時間のアクテビティでだいぶ発信力が増してきました。
さあ、お昼休みです!
7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修
7月25日(火)~7月28日(金)人文科2学年国内語学研修!
コロナ禍を経て、ようやく!
「海外研修」…にはできませんでしたが、国内語学研修という形で人文科の目玉行事の1つが再始動しました。1年次に参加者を募集、2年次に実施の自由参加の研修ですが、これがあるがゆえに本校人文科を志望した、という生徒もコロナ禍真っ最中にもいたのです。
次年度に向けては、いよいよ海外研修復活を目指して、取り扱い業者の選定に向けてこの夏に各旅行業者へ企画案作成の依頼をする次第です。
先に申し上げておきますと、今回、諸事情ありまして本校「生徒募集部主任」のM教諭がメインの引率をする運びとなり、M教諭が4日間、そこにもう1名と、私こと人文科主任とで2日間ずつ分け合って常時2名体制で引率してまいりました。
本ブログ用の画像は(通常の人文科探究授業の様子などは特に)人文科内の撮影担当のM教諭か私で撮影をしておりましたが、今回は引率してくださった生徒募集部主任のM教諭が、なんと撮影からブログへのアップまで担当してくださり、大変に助かりました。ただし、現在その様子が見られる場所はこの人文科ブログではなく、トップページにお戻りいただいて「新着情報」の中にあります。いずれアーカイブされて保存場所が変わる場合にはまたお知らせします。ということでして、この場では画像はナシで、お伝えしたい関連事項のみとさせていただきます。
さて今回の「人文科国内語学研修」ですが、結果としましては大成功、正直予想をはるかに上回る満足度でした!
●日数:3泊4日
●場所:ホテル日航成田(成田空港のすぐ近くの、海外から/への玄関口)
●語学研修部分担当業者:シェーン英会話スクール(外国人講師2名:イギリス・オーストラリア)
●研修ボリューム:中日は夜まで8コマ!
※初日は出発のバスから講師が同乗しアイスブレイキング活動あり
※3日目は「成田空港でのフィールドワーク:外国人へ突撃インタビュー」あり
…昨年度たくさん検討を重ね、最終的に「国内」とし、今回の業者及び内容を選定した時は、「海外に行けないのに空港に出向いたり海外から出入りする人々と同じ空間で時間を過ごしたりすることが、生徒たちの気持ちの面でマイナスに作用したりはしないか」ということも懸念しました。しかし、付きっきりで見た様子も生徒たちの毎晩入力する日々の感想を見ても、そんなことはありませんでした。
人前で外国語を話すという行為が苦手な者が多かろうこの日本の英会話スクールで働いている講師のお2方、流石でした! 常ににこやかに、常にソフトに、ちょうどいいユーモアを忘れず、生徒たちの自発的な発話や行動をじっくりと、かつ時間を浪費する形にならぬよう、一切怒らずに優しく待ったり促したりできる方たちでした。考えようによっては、朝から夜までしっかり考えられたメニューで8コマも授業を受けるわけですから、場合によると1週間のホームステイにも負けない言語活動ができたともいえるかもしれません。
またホテル日航成田にいる客はほとんどが外国人で、特に朝食バイキング会場では自ずと外国人に取り囲まれることになります。聞こえてくる言語は、英語もちらほら、それ以外もちらほら。見た感じ、アメリカやヨーロッパからの方は少なく、アジア系の方々が多数でした。
成田空港でのフィールドワーク「外国人に突撃インタビュー」は、素晴らしい活動でした! 事前に文字面だけみていた時には、内心ちょっとだけどうなるかと思いましたが、これはよかった!貴重な体験です!スタートは講師のお2人がアタリを付けてくださり、その後は各自で頑張って、「快く対応してくれそうな」外国人を見つけては1人最低5名のノルマ達成を頑張りました。当然、必ずしも快く「インタビューOK」となるわけではなく、断られることも貴重な体験です。頑張って英語で話しかけたら、日本語ペラペラだった、などというケースもいい経験です。
驚いたのは引率の生徒募集部主任M教諭のコミュ力の高さ!彼女の教科は英語ではないのですが、関係ありません!生徒が外国人に話しかけるところにタイミング外さずすっと入って「ティーチャー、ティーチャー!ステューデント!ピクチャーOK??」とほがらかに話します!これは相手からしても「制服姿の日本の高校生?に話しかけられるこの状況はいったい何?」という疑問を短時間で解消できる好要素で、見ていると多くの場合、撮影も快く承諾してもらえていました。(同僚として、彼女に改めて感服しました。ソフト面からハード面まで、最終日のバス到着・解散まで、完璧な引率っぷりでした。同僚としてもなんだかはずかしいいくらいばっちりで、もし他県への宿泊研修生徒引率という業務に求められる内容や心構えをクモの巣グラフで評価するなら、最大の真6角形?8角形?いや円?じゃないかというくらいで、本当に助かったのです!)
生徒たち何人かにインタビュー相手について尋ねたところ、面白かったのは狙ったわけではないのに3人連続スリランカ人でした、というケース。この日この時間、スリランカ便でも到着か出発かしたのでしょうか?
最後に、講師お2人の「面白かった様子」をご紹介します!
イギリス出身の方は中年くらいの男性でサイモン先生。オーストラリア出身の方は若い女性でジェス先生といいます。サイモン先生はほぼスキンヘッドにおひげ、ジェス先生は金髪長髪を後ろで縛っている…そんなお2人をご想像ください(よろしければ前述のトップページの新着情報部分にあるM教諭作成ブログシリーズでご覧ください)。
授業の合間の休み時間中のこと。次の授業に向けて会場の端の机で2人並んで座って打ち合わせをしているようでした。部屋の反対側に座っている私がそんなお2人をふと見るともなしにみていると、ジェス先生が表情も変えず話ながらやおら目の前にあったテニスボール大の吸盤ボール(恐らくゲーム用に持ち込まれたグッズの1つ)を掴むと、それをサイモン先生のスキンの頭にポンと押し付けるではありませんか! しかし吸盤ボールはくっつかず、サイモン先生も一切その行為への反応もなく(!)、何事もなかったかのようにそのまま会話が続いておりました。目撃してしまった私がこのネタを隣にいたM教諭におすそ分けしますと、大爆笑! 翌日まで思い出し笑いしていました!
6月27日(火)「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆
人文科探究の授業時間に扱う内容の中には、人文科としての特色を考えて、異文化やSDGs関連の時間もありますが、今回のこのポスター発表は、「人文科探究」ど真ん中の、本校人文科における探究活動最大のイベントになります。
今回はいつもと趣向を変えて、本校のポスター発表を取り巻く状況を紹介する文面の合間に、本番の様子を一部ずつ挿入してみます。文面と写真の示す内容が直接合わないこともあると思いますので、そのおつもりでご覧ください。
6月27日(火) 「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆
★各部屋の準備の様子
コロナ禍が、実情として…つまり「公の場の」「具体的な感染防止対策上の指示」の面で、だいぶ薄まってきました。ただ、コロナ禍の間に発展したリモート方式や会場の細分化等の中には、場面に応じて今後も活用できる方策もあります。
★発表の様子1
ブログ内では繰り返しになるかと思いますが、本来の「ポスター発表」という発表の形式では、広めの会場内に多数の発表用ブースを設けて、統一のタイムテーブルのもと、ブース数だけいる発表者たちが同時に発表をします。聴衆はと言うと、興味のある発表があるブースに少人数ずつ集まって、発表者の発表を聞き、質疑応答タイムで質問や意見を述べるのです。これを繰り返します。
★発表の様子2
昔は、本校でも学食を借り切って、そこに2年生と1年生が全員入って、本来のポスター発表形式で賑やかにやっておりました。その後、コロナ禍にて分散会場型になり、聴衆の1年生も出歩かず、割り振られた部屋の発表者たち数名の発表だけ聞く、という形になりました。同時に、発表自体もタブレットからプロジェクターを通じてスクリーンにポスター原稿を投映する形式に変わりました。
★発表の様子3
今年度はある意味旧来の状態に戻すチャンスでもありましたが、担任のT教諭の意向もあり、合理的に考えて良い部分は残すことにしました。結果、コロナ禍バージョンで、会場数はこの時間に使用できる据え置きプロジェクターのある教室の数の5会場。それぞれ共通のタイムテーブルで発表する形式となりました。工夫として、プレ発表でもやっていたように、各班に司会を決めて、各部屋での進行をコントロールしていました。
★発表の様子4
また例年、2年生1人につきお1人、1年間ついてくださる個別指導担当の先生方(職員集団のうち、3年生の担任と各部署の主任以外の担任・副担任ほぼ全員)にもお声がけをして、可能な限り発表本番をみていただいております。科目ですから評価もありますので、個別指導担当にも、ポスター発表を含めて年間の評価をいただくことになります。本番が都合付かない場合には事前または事後に、1対1で見ていただいております。
★発表の様子5
コロナ禍と関係ありませんが、昔は人文科探究の時間だけが学校で唯一「7時間目」だったのですが、昨年度より教育課程が変わり、このポスター発表を実施している時間帯に1年生と2年生の普通科全クラスが授業をしていますので、単純に考えても個別指導担当の16人くらいは授業中、つまり担当している生徒の発表本番を見に来られない、ということになります。来年度には、授業中となる教員数はさらに9人増えますので、今後はこの辺りをどうするかが課題の1つです。
★発表の様子6
さて、今年度の生徒たちの様子ですが、やはり2年生になると成長を見せてくれるもので、どの部屋でも立派に発表をしていました。1年生からも、内容について的確に隙を突く質問等が出ましたし、記入している感想はやがて発表者本人の手に渡ります。しっかりフィードバックして、夏休み中の課題「論文の下書き」につなげて欲しいと思います。
★質疑応答の様子
★おまけ!人文科ブログと言えばKさん!?健在です!
6月21日(水)2年生「紙のポスター作り」
昨年度は、事情によりポスター発表用の資料が電子版のみになってしまいましたが、やはりモノとして発表現場で負える役割と、手作業にも学ぶものが多いこととを考えまして、今年度は紙ポスター作製も実施しました。ただし、人文科や学校全体の日程的都合もあり、通常の火曜日7時間目「人文科探究」の時間では難しかったので、三者面談で午後が授業が無い期間中の放課後、特別にこの時間を設けました。
6月21日(水)2年生「紙のポスター作り」
各班原則2名で、長机を2脚寄せてテーブルを作り、私物を置いたら前へ集合。まず主任の私から、この時間の作業について一通り例示しながら説明しました。
手順は次の通りです。
① この時間の流れの説明
② ポスター自体の作り方の説明
1)自分のパワポポスター資料の裏面にナンバリング
2)実物大見本を参考に、模造紙の方眼の左端に鉛筆で薄くナンバリング
3)見本を参考に、A4版横のポスター10枚を順番に間違えず貼り付けるための位置ナンバリング
4)見本を参考に、模造紙全体を「最終保管形態」に折りたたむ
5)模造紙を開いて、正しい位置にA4ポスター資料を糊付け
6)SDGsへの貢献について資料を10枚に含めていない者は、該当SDGsの付箋を添える
説明が終わり、全員作業に入ります。
方眼を使って、薄くナンバリングしたら、見本品と同じように折って…
折れたら、原稿を配置してみて…
糊付けのイメージをしっかりもったら、1枚ずつ正確に張り付けていきます…
のってくれば、どんどん張り付けて…
張り付け終わった人から、「保管状態」にして提出し、片付けをして解散。
ポスター発表本番では、プロジェクターで資料を投映するすぐ脇に掲示しておく予定です。
ナンバリング、紙折り、糊付け…やはり、「工作」という行為は今の時代、どんどん減っているようで、ままならない生徒も見受けますが、だからこそ、これはこれで大切にしたい作業です。
さあ、来週本番!彼らの活躍を期待しています!