2024年度オーストラリア海外研修報告⑥ 【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❹】
2024年度オーストラリア海外研修報告⑥
【引率 弥次喜多もとい「ヤママツ」珍道中!❹】
ブログ掲載予定
① 8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで (済)
② 8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半 (済)
③ 8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議 (済)
④ 8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン (済)
⑤ 8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで (済)
⑥ 引率弥次喜多ヤママツ珍道中 ← 今回はここの4回目。
❶食事 (済)(1回目)
❷モーテル・ホテル (済)(2回目)
❸通勤道中
1)バス事情 (済)(2回目・3回目)
2)ゴミ関連 (済)(3回目)
3)新聞配達 (済)(3回目)
4)交通関係 (済)(3回目)
❹スーツケースパッキング ← 4回目はここから「❺現金」まで★
❺現金
❻土曜日
⑦ 英語について
ヤママツ珍道中と言いつつ、ブログ担当の私が一人で文面を考えてしまっています。ヤマさんも、同じ現場、同じ空間、時間により隣の部屋…にいたのですがね。さみしいかもしれませんが、業務分担の都合で、申し訳ありません。
❹スーツケースパッキング
最も周辺の話題で恐縮ですが、海外旅行の1要素でもあります。生徒たちも、事前に色々と指導もしましたが、誰もしくじる(空港でトラブる)ことなく、うまくパッキングして往路も復路も無事に旅を終えていました。ここでは、私の工夫を紹介しようと思います。
まずはスーツケースにつきまして、昔のしおりや旅行取扱業者さんのアドバイスに「ファスナーとじでないもの」とありました。訪問国の治安によりますが、その辺りが不安な国だと空港等で荷物の積み下ろしの際に悪い係がナイフで布部分を裂いて開けてしまうので、という防犯上の理由です。大宮の方に「バチンバチン」式の安いスーツケースはなかろうか、と探しに行ったのですが、今はほとんどがファスナータイプで、そうではないものを新品で購入するとなると、かなりの高額になります。見た目と価格とで「よしコレ!」とならず、結局、今回は年老いた両親を頼りました。私の両親はかつてかなり盛んに海外へ旅行に行っていたものですから。それで、母が使用していた(女性もの??お構いなし!)古いものを借りて、旅に出ました。
JALですと、スーツケースは1人2個までで、それぞれ23kg未満であれば、飛行機のお腹に積んでもらえます。2個は、いくらOKでも多すぎかなぁ。私はスーツケース1つ、手荷物はリュックを1つ、あともう1つ、手荷物扱いにならずに済むサイズの「体に下げられる小さめのハンドバッグレベルのカバン」で臨みました。iいただいたアドバイス通り、帰りの重量増加と、手荷物にしなければいけないもの、スーツケースに入れなければいけないもの等、色々計算して、3種類の入れ物に振り分けて、往路は持っていきました。
帰り、お土産が荷物に加わりますので、当然、日本に持ち帰りたい荷物全体のカサも重量も増します。
現地7日目の夜。つまり土曜日の夜。
我々引率にとりましても、翌日朝は、サザランドをあとにします。自力でバーデンリッジのシャイヤークリスチャンスクールまで行き、そこから借上バスに乗ってシドニーまで移動するわけですから、パッキングのメインは、前日夜のココになります。
サザランドモーテルの自室にて。まずはベッドを利用して、合理的に入れられるように、全ての荷物を陳列して把握できるようにしました。
次の写真で、奥側は8割9割がお土産です。
衣類も、着る分以外は入れねばなりません。
貴重品の類。
スーツケースが、持ち主の見ていないところでどう扱われるか。やはり国や航空会社にもよるでしょうが、瞬間的には「ぶん投げられる」ことも想定します。また、スーツケースが最も長い時間を過ごす体勢は? 飛行機のお腹の中で、積み荷がランダムに積み上げられていたら、重量バランス等の問題で危険極まりないと思います。しかしキャスターを地につけている状態だと、転がって移動してしまうリスクもあります。「恐らく、キャスターではない、長辺に接地ポイントが4か所ついている側が下にくる状態でぎっちり並べて置かれ、なんらかの形で動かぬよう固定されるだろう」と考えました。それをもとに入れ方を考えていきます!
パッキング第1段階。まずは「片側をお土産メイン」で埋めてみました。奥側が「予想接地側」です。無用な隙間は極力つくらぬようにします。角が丸いので、それによってできる空間はクッション代わりにズボン等を大きく春巻き状にたたんで詰めました。箱状の物は、箱の強度と重さも考えつつ、大きいものから順番に、重みがかかってくるであろう奥側(スーツケースが立てられた場合の底側)に配置。細かい箱は、投げられても衝撃で位置が変わらないようにパズルしながら、長時間は重みを受けないであろう側にうまく入れ込みました。
↓ 中仕切りをセットすれば、片側が完了します。
反対側は衣類メインで。
まず、お土産側にうまく入れられなかったお土産の処理。でっぱり等の互いの干渉や周囲との干渉で破損の危険性があるものたち。フックの付いた壁掛けは、ワイシャツで丁寧にぐるぐる巻きに。さらに、巻きがほぐれないよう、ビニール袋に小分けに入れます。
ブーメラン( ↓ 左上。こんな殺傷能力ゼロのお土産の木片でも武器扱いにされて空港で取り上げられないよう、手荷物には入れずスーツケースへ。)は、向きをきれいにそろえて隙間なく重ねて、ビニール袋に入れて、その状態できつく袋のあまり部分を巻きつけます。
残りの衣類を、バスやフライト中の「振動の継続」でだんだんずれてケース内で偏って無用の隙間を作らぬよう、分類してビニール袋に小分けにして入れます。奥側が長時間接地面になるでしょうが、実はキャスターは次の写真で左側になりますので、そちら側に2袋を詰めて、中央列はお土産をくるんだ衣類、そして最も重さを受けないはずの右側(キャスターで転がしている時は持ち手のすぐ下)に、「あまりシワシワになってほしくないサマージャケット(セミフォーマルなものとして持参)」をきれいに畳んで入れました。
中仕切りとの間に隙間が少しできそうで不安でしたので、↓意図的にとっておいた残りの衣類を入れます。平らに畳めるズボンがメインですが、スーツケース断面の四角形めいっぱいに広げて重ねるか、個々に畳んで薄いクッションを複数作って並べて埋めるか迷った挙句、後者でいきました。
このあとケースを閉じて完成!安心して眠れる!
現地8日目の夜。メトロホテルマーロウシドニーにて、今回初めて見たのですが、ロビーに「スーツケースの重量を計れる」計りがあるのです! 観光客用になりますでしょうか。これは助かる&便利! 生徒たちも私たちも利用しました。いざ空港に向かう直前に計る生徒もいましたが、私は最終日にスーツケース重量が増える予定も無かったので、前日の夕方、ロビーから自室に上がる前に済ませました。20kgくらいだった記憶です。まだ数kgの余裕がある、Yeah ! ちなみにオーバーすると、空港で安くない追加料金を求められるそう。
帰宅後、自宅のリビングでスーツケースを開けてみました。閉じた時と全く同じ状態! キター!Yeah !
❺現金
まずは紙幣についてあらためて。
初回でもレポートしましたが、なんとポリマー(プラスチックシート)製なんですね。しかもちょっと調べましたら、耐久性は植物繊維の紙幣よりも3倍くらいいいそうで。写真で紙幣を押さえている小銭は、このポリマー製紙幣が「紙製」紙幣の様に「折れ曲がり」をすぐに治せないので、撮影しやすいように重しにしました。
写真は50ドル紙幣と10ドル紙幣の透かし部分を、しおりの「私の氏名」部分に重ねて置いてみたものです。(私の氏名はあちこちでオープンになっていますので、まいっか。)ご覧の通り、透かし部分は透明なビニールシート状態です。50を超えて初めてこういった紙幣が世界にあることを知りました。面白いので、帰国後も紙幣は1枚そのままとってあります。おもちゃみたいでカワイイ !
次の写真は、換金時にはあった100ドル紙幣こそすでに使ってしまったものの、色々と残っているうちに、と額で順番に並べてみたものです。
紙幣のすぐ下の、一番小さくて薄い小銭がなんと2㌦コイン!
あの…、いくらの小銭にどんな金属を用い(ニッケルだ銅だアルミだ、と)、どんなサイズにするかって、その金属の価値と使用量で決まるのかと思っていたのですが、見た目、1㌦コインは同じ材質で、ちょっと大きいのです。そして一番大きいカクカクのが50㌣、以下20㌣、10㌣、5㌣となります。何しろ大きさや厚みのバラバラ感がたまりません。
そして、お気づきでしょうか。あれ、1㌣コインは? 使い切ってしまったんですか? ノンノン。何とコレもカルチャーショック、こちら(あちら?)オーストラリアでは、値段の計算上、5㌣未満の端数は切り上げか切り捨てするそうで ! まあああ、始めからそうだとか、慣れれば、これはこれでイイかもしれませんが、「大雑把なんだなぁ~」。個人的には細かな計算は嫌いですし苦手ですので、この事情は便利というより、あまり関係ありませんでした。だってお店では、ピッタリか超える額を出して、お釣りがあるようなら、ただただ受け取るまででしたので(アブナイ。ヨイコハマネヲシナイ)!
もう一つ、実は渡航前に取扱旅行業者さんはじめ、色々なところで「オーストラリアはすっかりカード社会になっていて、現金ではどうにもならない場面が多い」と聞かされていました。引率の立場もあり、不測の事態を含めてぬかりのないように、我々ヤママツペアはクレジットカードと現金の両方を用意して現地入りしました。確かに、ビザの申請からして電子申請(ETASと言います)、空港でも税関の人と“Purpose of your visit?” “Sightseeing!”というやり取りすらなく、ゲートでパスポートを機械に押し付けて読み取りだの、顔認証だのと、すっかりデジタル化。「こりゃあ、この調子だとせっかく用意した現金、使う場面があるのかな?」と覚悟して行ったのですが、蓋を開けてみますと、逆でした!
現地入り初日の動物園でのお土産コーナーに始まり、その日の夕方に初入店したスーパーも、その後入ったハンバーガーショップも、全て「現金OK」でした。もちろん、スーパーなどのレジがたくさんある店舗では、カード払いレジが圧倒的に多くて現金OKなところは端っこの1か所か2か所くらいなのですが。一応、見た目で区別がつかない店舗では“Can I pay in cash?”等を言ってから支払いに入りましたが。
個人的には現金が好きなので、私の場合、羽田で日本円で5万円分をオーストラリア㌦に換金して持ち込みました。帰国時に手元に残っていた現金は日本円でだいたい数千円でした。これらは換金せずにお土産的に持っています。
公共交通機関に関しましては、平日の出退勤時には旅行取扱業者さんにレンタルしたオパールカードを使用し、プライベートタイムの移動はクレジットカードを使いました。クレジットカードはそのままスイカ的に使えました。よって、本当に現金しかない場合の現金を使える発券機があるかないかは、確認しませんでした。土曜日のところで話題にいしますが、そもそも改札の形状が、チケットを受け付ける感じじゃなく…。