6月27日(火)「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆
人文科探究の授業時間に扱う内容の中には、人文科としての特色を考えて、異文化やSDGs関連の時間もありますが、今回のこのポスター発表は、「人文科探究」ど真ん中の、本校人文科における探究活動最大のイベントになります。
今回はいつもと趣向を変えて、本校のポスター発表を取り巻く状況を紹介する文面の合間に、本番の様子を一部ずつ挿入してみます。文面と写真の示す内容が直接合わないこともあると思いますので、そのおつもりでご覧ください。
6月27日(火) 「ポスター発表」2年生発表/1年生聴衆
★各部屋の準備の様子
コロナ禍が、実情として…つまり「公の場の」「具体的な感染防止対策上の指示」の面で、だいぶ薄まってきました。ただ、コロナ禍の間に発展したリモート方式や会場の細分化等の中には、場面に応じて今後も活用できる方策もあります。
★発表の様子1
ブログ内では繰り返しになるかと思いますが、本来の「ポスター発表」という発表の形式では、広めの会場内に多数の発表用ブースを設けて、統一のタイムテーブルのもと、ブース数だけいる発表者たちが同時に発表をします。聴衆はと言うと、興味のある発表があるブースに少人数ずつ集まって、発表者の発表を聞き、質疑応答タイムで質問や意見を述べるのです。これを繰り返します。
★発表の様子2
昔は、本校でも学食を借り切って、そこに2年生と1年生が全員入って、本来のポスター発表形式で賑やかにやっておりました。その後、コロナ禍にて分散会場型になり、聴衆の1年生も出歩かず、割り振られた部屋の発表者たち数名の発表だけ聞く、という形になりました。同時に、発表自体もタブレットからプロジェクターを通じてスクリーンにポスター原稿を投映する形式に変わりました。
★発表の様子3
今年度はある意味旧来の状態に戻すチャンスでもありましたが、担任のT教諭の意向もあり、合理的に考えて良い部分は残すことにしました。結果、コロナ禍バージョンで、会場数はこの時間に使用できる据え置きプロジェクターのある教室の数の5会場。それぞれ共通のタイムテーブルで発表する形式となりました。工夫として、プレ発表でもやっていたように、各班に司会を決めて、各部屋での進行をコントロールしていました。
★発表の様子4
また例年、2年生1人につきお1人、1年間ついてくださる個別指導担当の先生方(職員集団のうち、3年生の担任と各部署の主任以外の担任・副担任ほぼ全員)にもお声がけをして、可能な限り発表本番をみていただいております。科目ですから評価もありますので、個別指導担当にも、ポスター発表を含めて年間の評価をいただくことになります。本番が都合付かない場合には事前または事後に、1対1で見ていただいております。
★発表の様子5
コロナ禍と関係ありませんが、昔は人文科探究の時間だけが学校で唯一「7時間目」だったのですが、昨年度より教育課程が変わり、このポスター発表を実施している時間帯に1年生と2年生の普通科全クラスが授業をしていますので、単純に考えても個別指導担当の16人くらいは授業中、つまり担当している生徒の発表本番を見に来られない、ということになります。来年度には、授業中となる教員数はさらに9人増えますので、今後はこの辺りをどうするかが課題の1つです。
★発表の様子6
さて、今年度の生徒たちの様子ですが、やはり2年生になると成長を見せてくれるもので、どの部屋でも立派に発表をしていました。1年生からも、内容について的確に隙を突く質問等が出ましたし、記入している感想はやがて発表者本人の手に渡ります。しっかりフィードバックして、夏休み中の課題「論文の下書き」につなげて欲しいと思います。
★質疑応答の様子
★おまけ!人文科ブログと言えばKさん!?健在です!