人文科ブログ

2024年度オーストラリア海外研修報告④  8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半

④ 8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 

  日本の文化についてプレゼン(金)

 

ブログ掲載予定

①    8月3日(土)羽田出発~8月4日(日)ホストファミリー対面まで

②    8月5日(月)6日(火)現地校体験 前半 

③    8月7日(水)シドニー大学訪問 学生とSDGs水問題協議 

④    8月8日(木)9日(金)現地校体験 後半 日本の文化についてプレゼン     ← 今回はここ★

⑤    8月11日(日)ホストファミリーとお別れ~8月12日(月)帰国まで

⑥    引率弥次喜多ヤママツ珍道中

⑦    英語について

 

8月7日(木) 

 現地5日目、となります。この日が最も予定通りに進みました。

★8:00 ホストファミリー送迎にて現地校到着

 

★8:20 英語研修プログラム

 Shireで派遣講師Aさんの授業を受けるのも今日が3日目ですが、この現地校午前中プログラムにて、英語教員である私は、かなり突きつけられるものがありました。多くの生徒に見受けられることなのですが、「簡単な音が聞き取れない」「簡単な作文ができない」のです。日本の学校に戻り、授業を受ければ、それなりなものが、なぜ?…この辺りは「英語」の回にて詳しく述べたいと思います。

 

テキストp21 Australian Slang Exercise

    p29 Conversation Questions

    p31 Foods you might have tasted in Australia, what are they?

    p32 Choose any 2 meals and create two sentences using 2 of the words listed below.

★10:50 バディ達とモーニングティータイム

★11:10 英語研修プログラム

テキストp10 What do you know about Sydney?

    p12 What do you know about Australia?

    p13 Capital Cities of Australian States & Territories.

★13:05 ホスト校生徒とランチタイム

★13:45 総合プログラム

  午後、生徒がバディとともにそれぞれの教室で授業を受けている時、少し早めに下校生徒を見送るべく校舎入り口にきて談笑していると、シャイヤーの校長先生がいらっしゃいました。明日は法事があり、東高生のプレゼンをみたり最後の挨拶の場にいたりできないとのことで、お別れのご挨拶がてらいらっしゃったのです。しばらく、体感時間で15分程でしたでしょうか、色々な分野のお話を伺えて、良い時間でした。

 

★14:35 ホストファミリーお迎え

さあ、私たちも帰ります。火曜日に利用した丘の上のバス停から10m?20mくらいのところの、学校のロータリーのバス停の方がよい(正しい?)とのことで、この日はそちらへ。学校前で、当然その学校の生徒たちが乗ってくるのですが、やっぱりなんとなくシャイヤーの生徒たちの方が雰囲気が良さげです…。

 

 サザランド駅で、Sさんにお礼を述べて、解散です。歩いてモーテルへ向かいました。

 

8月8日(金)現地校最終日

衝撃・ガーンこの日だけで、朝言われた日程から五転六転しました! コーディネーターSさんすら知らされていなかったのですが、金曜日だけ少々時程が異なるらしいです。そこに、この日はホームステイ斡旋業者さんの計らいで昼食はピザを宅配していただくことになっていたのですが、そのピザの到着遅れの連絡が2回?入り、また午前中の授業の進み具合の微調整も入り、と、異なる方面の都合が集中してしまいました。

 

★8:00 ホストファミリー送迎にて現地校到着

 

★8:20 英語研修プログラム

p22 Australian Animals

p23 Animal Exercise

  

★10:50 バディ達とモーニングティータイム(リセス)

衝撃・ガーン金曜日だけ月~木の時間割と多少異なるようで、午前中のティーブレイク(リセス)が早まり、こちらの授業中に(上記最後3枚の写真の瞬間に)バディが迎えにきました。しかもバディの学年はこの後何かの行事で校外へ出かけるらしく、ということは「ランチタイムや午後の授業や放課後」でなく、この「リセス」がバディとのお別れの時間になるということ。ちなみにSさんの渡されていたスケジュール表にはこのへんの事情が反映されていませんでした。おおざっぱですなぁ。

 最後ですし、多めに撮影しましょうか。

  

★11:10 英語研修プログラム

p38 Holiday / Vacations

p39 My Postcard

 うれし泣き戻ってきた生徒の何人かは、別れを惜しんで泣いておりました。短期間でそこまで感じられるのは、社交性の高さの賜物では?よきかなよきかな…

 

さあぼちぼち、午前後半の授業ですよ。先ほどの続きから。

この日は派遣講師A先生のサプライズも入り、授業は少し短めに終了。A先生が持ってきてくだすったケーキを皆でいただきます。皆で協力して切ったり配ったり。

 

★13:05 バディ達と →自分達で ランチタイム

 ステイ斡旋業者さん(Sさんたちの派遣もと)の計らいで来る生徒用宅配ピザの到着遅れ連絡が何度か入り、時間調整に次ぐ調整。ピザの到着を待たずに私達皆でとりあえず教室を出ることに。昼食を摂る場所は構内どこでもフリーと言われ、だからといって非常識になり得ぬように、無難に芝生のグラウンドの端っこへ。

 ランチはこの学校で初めて我々だけで集まって食べました。ちなみに引率やA先生、Sさんの分は含まれておりません泣く

 通常の現地校の昼休みとも重なっております。ピザを待つ間、遊び始めてしまう生徒も。

そうこうしているうちにようやくピザが届きました!「とどいたぞう!集合ぅ!」

 

 全員がピザと飲み物を手にしたら、いただきますの前にここで生徒たちからサプライズ。「あっちょっとこちらへお2人でお並びください。」

今週いっぱいお世話になりました、ステイ斡旋業者さん派遣のコーディネーターSさんと英語講師Aさんに、生徒からお礼とメッセージ贈呈です。

 実は、「やりたかったのに勝手がわからず機会を逃す」ということだけないようにと、木曜日に団長さんにごく簡単に耳打ちしておいたのです(もし皆でお2人にお礼とか言うなら、少なくともA先生は金曜のお昼がラストチャンスだよ、程度)。あとは、何もなしでも、何かやるでも、彼らの自由意思です。どうやらちゃんと何か考えたようです。私達引率からしても内容はサプライズです。

 団長さんが代表で自分で考えた英文にてお礼のご挨拶。立派なものです。

何かを贈呈しました。どうやら、全員で頑張ってメッセージを書き記したようです。そういえば昨日も今日も休み時間にコソコソ何かやっていたかもしれません。

 

 ここで、お二人についてあらためて紹介させていただきます。

Sさん」実はオーストラリア在住2か月というフレッシュな方です。日本の大手旅行会社(今回の取扱業者さんのライバル社にあたります)へのご勤務経験もおありとのことで、ご退職後ここオーストラリアで就職が決まり、今回のお仕事はその前に単発で申し込んだボランティアとのこと。斡旋業者さんもコロナ禍後、人手不足にあえいでいる模様。…こうした状況を考えますと、彼女の仕事っぷりは実に素晴らしく、本当に感謝します。生徒たちの事後意識調査でも、彼女の評価は満点でした!

「A先生」教員志望の学生さんで、過去にはシェフとバリスタのご経験がおありとのこと。教員になるため経験を積むべく、やはり今回のボランティアに応募されたとのこと。私たちの他にも生徒を抱えているようでした。お若いのに、1つ1つのアクティビティへの生徒の動機付けや、会話において相手の理解度を見ながら瞬時に微調整する力に長けており、安心して4日間生徒を預けられました。ちなみにこの日、この時間までいらっしゃるのはたまたまで、本来はAMで業務終了で退勤される予定を曲げて、この日は限界の1:45まで付き合ってくださいました。

 

  さあ、お昼です!(と言いましても我々大人は自力確保ですから、私は前日に購入したお菓子とも総菜ともつかないパンらしきものを食べましたよ心配・うーん

 昼休み中にバディの一部が帰校したらしく、該当生徒が再度お別れしに走り寄る場面もありました。

 集合写真も撮影。

 

★13:45 日本の文化プレゼンテーション

 ああ、いよいよこの学校でやる最後の学習活動です。プレゼン会場として案内された図書室に入ります。

この写真…ここで日本とオーストラリアの環境の違いを紹介します。

 今回、ブログ掲載の生徒たちの写真に、サングラスをかけた者が何度かいたかと思います。ここオーストラリアは紫外線が非常に強く、今回は現地が冬ではありますが一応海外研修のしおりの持ち物欄にサングラスを含めました。目の強くない人は目を守る必要があります。また、オーストラリアは国民が皮膚がんに罹患する率がとても高いのです。国としては国民を皮膚癌から守るため各種政策を設け、学校ではそのための方策を厳しく実施させている、といった記事をどこかで読みました。写真のタープのようなものも、恐らく児童がリセス中に日陰で過ごせるようにと設置されたもののはずです。

 

 図書室に入りました。A先生が退勤する限度、およびプレゼン開始時刻の13:45まで、30分程度ありました。この貴重な機会に、可能な班だけA先生に最後の練習プレゼンを見ていただき、他班は班毎にそれぞれ準備。また、機材の接続はY教諭のお陰でとてもスムーズに済みました。なんだか日本で使っていたiPadを現地に持ち込んでそのまま現地で使えるなんて、時代ですね。昭和生まれのアナログおじさんからしますと、しみじみします。

A先生、ありがとうございました!頑張ります!

 

 会場について新たに設定の要望がきました。人数的に、図書室の机の並びそのままだと座り切れないので、机はプレゼン用の1脚のみ残し畳んで寄せて、聴衆となる児童は半分は床に体育座り、残りは椅子だけ半円形にならべた後列に座る、とのことでした。ばたばたとセッティングします。また、児童の帰りのピックアップの関係で、終わりは時間厳守とのこと。いっきにプレッシャーが高まりました。

 

 小学校3,4年生くらいに見える生徒さんたちが、大勢入ってきてそれぞれ座るところが決まって着席しました。さあ、貴重な時間、1秒も無駄にできません。…ん?とは言え、突然生徒が自分たちの班の準備した内容を発表し始めたら、子どもたちも困惑することでしょう。後方には幼年部担任?本来の授業担当?と思しき先生方もいらっしゃいます。「春日部東高校」「これから何を紹介するか」について、一言いれるべきでしょう!恥ずかしながら、色々なことを想定しつつも、現場にならないと分からないことが多く、ここでも急遽予定に入れ損ねていたことをすることに!衝撃・ガーン

 こんな時のために団長さんに「全体の自己紹介をする場面があったら、使って」と、「日本~春日部東高校まで」をごく簡単に紹介できる紙芝居を渡してありました。スムーズにしゃべれれば1分程度です。あのWASABIさんたちとオンラインでやり取りした際に私が使用したものの抜粋です。団長のAさんに「自己紹介の紙芝居、持ってる?」

「持ってます」…さすが!ステイ先のスーツケースの中ではなくここにあると。

「悪いんだけど、始めに自己紹介して!?」

「えっ…………わっ……かりました…」

「ごめんごめん!時間やばいもんね!自分の発表もあるし、俺がやる!貸して!」…ですよね。

 躊躇する時間はありません。ブログで珍しく私の登場です。前に出て紙芝居開始!

Hello, everyone!

We are from Kasukabe East High School.

So, this is Japan. It is like boomerang. 

On the center of the boomerang, there is Tokyo.

Right north to Tokyo, there is Saitama prefecture.

On the eastern edge of Saitama prefectrue, there is Kasukabe City.

So, our School is here.

It's a public highschool, and there are only high school students from 15-years old to 18-years old.

We are going to introduce Japanese culture!

生徒の1人が、「お疲れ様/大丈夫でした」(?)のエールを手振りでくれました。ありがとう!

さあ、みんなの出番だ、頑張れ!

1班:日本の祭りについて

2班:折り紙について

3班:茶道について

4班:知育菓子について

5班:寿司について

順番が後になればなるほど、時間厳守の縛りが効いてきます。各班少々急ぎ気味、しかして「伝えるべき情報が聴衆に伝わるか(それが肝心)」を忘れず、しっかり発表してくれました。全体の協力で、なんとか時間前に全班発表できました。よかった~!!!うれし泣きみんな、本当にお疲れ様でした!ありがとう!

 

 まずは、帰りのピックアップがより遅れられない幼年部児童生徒さんたちが速やかに退場。東高生がチャンスを見て折り紙作品をあげていました。

 最後にシャイヤー側から、ここでおいとまする私たちにご挨拶がありました。校長先生は前述のように法事とのことでご不在ですので、この日は幼年部校長?のようなお立場の女性からお褒めとお別れのご挨拶をいただきました。また、全員分のお土産の手提げ袋(校章入りペン/USB/アロマキャンドル、お菓子)をいただきました。

さて、こちらも図書室を原状復帰しつつ、ピックアップの時間や路線バスの時間がまずい生徒から解散です。

 

★14:35 ホストファミリーお迎え

  この日は、Sさんと引率で図書室を最後まで原状復帰し、レセプションで退校の手続きを終えて校舎を出ると、もう生徒たちの姿はロータリーにありませんでした(記録画像1枚もなし)。

 

 明日の土曜日は、生徒たちは終日ホストファミリーと過ごします。私たちも移動本部の性質/責任は付いて回りますが、しばし休憩できそうです。さあ、宿へ帰りましょう。Sさんとともに、例の丘の上のバス停へ。スムーズにサザランド駅まで帰れました。

 日曜日の朝、Sさんにはもう1度お会いできますが、サザランド駅あたりでもう少しちゃんとお礼のご挨拶をしておくべきでした。日曜日の朝は結果的にバタついてしまう事になります。

 Sさん、ご恩は忘れません。ありがとうございました…うれし泣き