人文科ブログ

4月24日(水)海外研修事前学習⑤

4月24日(水)海外研修事前学習⑤

 前回の学習が終わった後、急遽決まった「訪問先のシドニー大学とリモートでセッション」。

 前回ご紹介しました通り、実は状況は大ピンチ。担当する私(人文科主任)はこの日の前日の、人文科1年生対象の「スプリングセミナー」の準備と実施をはじめ(すみません、ブログは次に挙げます)、諸々ありすぎまして、このところまったく首が回らない状態。加えて、通信アプリはZOOMというものを使うとの事ですが、お恥ずかしながら私は使ったことがありませんでした。18日以降も、いえこのところもうずっと、放課後も帰宅後も土日もみっちり、何かしらの準備に追われPCを打っているか、力尽きて休憩か…そのような中でギリギリ、リモート冒頭でこちらサイドを先方へ紹介するための「紙芝居」だけ作り上げておきました。また生徒には各自SDGsの「水」」関連で先方に尋ねたい質問を3つ程度用意しておくように、先週のうちに指示をしておきましたが、確かめたり指導したりする機会はありません。…あとはALTのIvy先生に、会話が始まったら助けて、とすがっておきました。

 アクセス先の情報が前日に判明。研修の取り扱い業者JTBさんも心配して、当日のお昼になんとかご都合をつけて「ZOOMの操作方法のご教授」のためだけに!ご来校くださいました。教わった操作方法に一部不安を残すも、午後はワタシ2コマとも授業ですし、もうあとはぶっつけ本番で、なるようになるさ!?お昼の段階では、生徒は各自のiPadで各々先方と繋がって、話す番と待つ番の切り替えはマメにマイクをon/offしてハウリングを防ぎながら進めるのがよかろう、それならば各自が席にいるままやれるし世話がなかろう…と話しておりましたが、いざ直前に「よし、みんなZOOMを立ち上げて、この番号を打って!」と言うも、なんのことはない、生徒のiPadにはZOOMが入っていない!結局、私の業務タブレットのみが頼みの綱、これをプロジェクターについないで、先方の様子を全員で見られるようにして、繋がるのを5分くらい待ちました。

 

 先方がホスト?で、こちらを承認してくだされば、繋がる形だそう。…突然、繋がりました!まずは、お互いの声が相互に届くか確認。OK!いよいよ開始ですちょっとなし崩し的に!勝手な予定通り、私の方で紙芝居形式でこちらサイドの紹介を済ませ、本番開始。Ivy先生に仲介補助をお願いし、脇へ付いていただきました。

 この日、たまたま事情により欠席者が複数いたので、班は解体し、2、3人ずつマイク(私のタブレット)まで来ては先方に質問し、やり取りをする、と言う形式。

こういうところも指導する点ですが、写真で待ちの生徒たちが、前方スクリーンでなく手元のiPadを見ています。自分たちのする質問文が大丈夫か気にしているよう。「英語の正確さはいいから、仲間のやりとりを聞いていないともったいないゾ」

 

 良い質問もたくさん出ました。先方もある程度下調べをしてくださっていて、会話が途切れることも無く、あっという間にお時間が。初めてでわたしも要領を得ませんが、ご挨拶をして、生徒全員が手を振る様子をカメラに移して、ZOOM退室。

 想像より地味な感じでしたが、アナログの私がコメントしてもなんですね。今回、Ivy先生の仲介がとても上手で、加えてある程度ZOOMも分っていらして、本当に助かりました。個人的には、無事に済んでホッとしました!

 生徒たちは「思ったより話せない」「もっとまともな質問がしたかった」といった気持ちを持てた様子でした。これは育てるべきことですね。次回があったら嬉しい悲鳴ですが、次は現地でのプレゼンという目標設定で、「水問題」についてしっかり調べてプレゼンできるようにしていきたいですね。