1月16日(月) 「苗の植え込み作業 スズランとブルーサルビア」
1月16日(月) 「苗の植え込み作業 スズランとブルーサルビア」
3学期1回目の全体活動です。フィールドワークに行くにはあまりにも暗くなるまでの時間がなさすぎる時期です。こんな時は植物寄りに活動内容を決めたいものです。
折しも顧問宅の駐車場周りのレイアウト変更の都合で、大量のスズランとブルーサルビアの地下茎が不要となりました。そこで、部活に寄付です。実はこれまでも「コダカラベンケイ」と「シロツメクサ」以外、すべて出所は顧問宅でした。
今回は写真撮影が甘かったです。ブログ用に分かりやすい撮影をしておきたかった…文面で説明します。
スズランの苗の状態は、分かりやすい「芽つき」で、白っぽく細麺うどんくらいの太さの地下茎の、各20cmくらいの切れ端です。芽があるので、植え込む際に先々の想像がしやすいですが、サルビアの方は(写真が1枚しかない!)、芽はまだ一切でていません。出所をしらなければただの木の根っこゴミのようですが、特徴は、所々にサツマイモのようなつき方で小さな芋ができることです。用意したものには、芋だけになってしまったものもあります。活着後は力強く土中で横に広がっていくシソ科の多年草ですので、本来は最低でもプランターが必要になります。今の状態は、可愛そうなくらいバラバラのものが多いので、小規模の園芸活動に最適です。ちなみに凄い生命力ですので、自宅ではちょこっとの地下茎の切れ端から株が復活する様子を何度もみています。恐らくほとんどの苗が目を出せるはずです。
まずは前日に校舎脇までもってきてあった苗トレーと園芸用土土嚢を全員で運んでもらいました。次に、スペースなど状況的に同じ作業を全員ではできないので、数人ずつ分担してもらいました。「用土をこねる人」「ポットに底網をセットする人」「苗をほぐして並べる人」。
スズランの苗をほぐして並べる作業の様子です。
流れ作業時に各自が取りやすいように、ほぐして新聞紙の上に並べてもらいました。と言いましても写真だとこの男子2人でやったようですが、本当は女子2名が左側でやって、分担作業時間の後半にこの男子が加わったのですが、とたんに土を新聞紙外にばらまきまくりです~。
それぞれある程度すすんだら、あらためて個人で流れ作業できるようにしました。
1.ポットをとる
2.ポットに用土を入れる
①底に赤玉土のみの層
②その上にミックス用土を適量
3.苗をとる
4.苗をポットにセットする
5.苗の上から用土を入れる
6.完成ポットを新聞紙の上に並べる
↓ 流れ作業の全体像です。
ポットをとり、底網を確認し、
↓ 赤玉土を適量入れ(中央の白いプラ箱から)、
↓ コンクリ船のMIX用土を適量入れ、
苗をとり(おっと写真がない)、
うまくポットに入れて(おっと写真がない)、
↓ 上から用土をうまくかぶせ(左の、J君)、
↓ 新聞紙の上に並べます(個数的にスズランの部の後半です)
・・・やはり性格が出ます。これでもヒドイのは直してもらいましたが、白くぴんぴん出ているモノは地下茎についている根です。全て土中に収めて欲しい。根の前に地下茎自体が出ているケースも。細長い物をうまく丸く曲げて納めねばならないとは言え、も~~~
ブルーサルビアの部です。
そういえばサルビア自体を知らない生徒が多くて(はじめ全員だったかも)、「小学校の花壇にあって、赤い花がこうなって(図を板書する)、抜いて蜜を吸う子もいて」…やっと「あ~」という者が1人?2人?知らないんだ~ほとんどが~!ちょっと意外でした。今回のものは花の形態以外は印象が大分違いますし、赤い方は1年草で1本株ですがこちらは多年草で大きな藪を形成できる等、多様性を感じて欲しかったのに…
1枚だけあった、苗を選んでいる写真です。
どちらも、根付いて芽が出たら、タイミングを見て放出しましょう。
翌日撮影、中庭に整理した今回の苗ポットです。
↓ スズランです。根の飛び出しが。
↓ ブルーサルビアです。こちらの飛び出しはほとんどが枯れた茎ですのでOK。でも根もけっこう出てますね。