日誌

9月13日フィールドワークについて

文化祭も終わりホッとしているところですが、学校は分散登校が続いています。

出席番号偶数の生徒か奇数の生徒か、どちらかしか来ません。

この日も、せっかくの部活の日ですが、5人しか来れない・・・あれ?

2人欠席で3人しかいない!

それでも出席者のためにいい時間にしなくては。

とりあえず生物室で「フィールドワークいく?」「行きます!」

「何か捕まえたい?」「・・・・・」

「分かった、捕まえたい人だけ網を持っていきな」

ということで、男子H君だけ網を持ち、BさんとFさんは手ぶらで出かけました。

 

まずはライギョ・モクズガニ・オイカワ・カワセミと色々みかけられる

学校敷地脇の用水から探索。

小魚やザリガニは常にいるので、H君、いいスポットまで移動しきるまえに

我慢できず網を入れ始めます。

ちょっと水深や濁りの関係で、網1本では捕まえやすくはない状況です。

3人とも結構気をひかれていましたが、いったん切り上げて移動しようと持ち掛けました。

1学期に2回目の魚取りをしたスポットまで移動しました。

この用水は常に100mくらいの間にミシシッピアカミミガメが10匹は見られる川です。

亀捕りにいい季節はまだ少し先ですが、勧めたところ、

H君はおおいにやる気を出したので、期待できる猟場を半分以上任せました。

任せたエリアは結果としては亀を見つけることはできませんでした。

申し訳ない、H君。時刻が遅すぎたかも。

一方、顧問と女子2名は反対方向を観察して歩きました。すると、

用水が交差するところに大きな魚が!

コイかとも思いましたが、静かに近づいてよく見るとなんと!

ライギョではないですか!おそらく文化祭前に見かけた個体です。

移動したのですね。やっぱりでかい!

3人で、目で楽しんでから、H君と合流するために元来た道を引き返しました。

合流して状況を話すと、ぜひ見たいとのこと。

今度は4人でまたライギョに向かって歩き始めました。

途中、もともとのターゲットのミシシッピアカミミガメがいました!

H君、運動部ばりの俊敏さで捕獲を試みます。

しかしいかんせん水深がまだあり、濁りも強く、網には入れられませんでした。

この後ライギョスポットまで2回チャンスがありました。おそらく同じ個体です。

3回ともいい動きでしたが、今回は環境が困難でした。

さてライギョスポットまで行くと、まだいました。

写真では見にくくなっています。

H君、聞いてみるとライギョが暴れてシャツが汚れるのもいとわないと!

ライギョが半分しか入らないサイズの網で戦いたいと!

ここで顧問が痛恨のミス?(ミスしなければ保護者の方に苦情いただいていたかも?)

こちら岸からだと届かないだろうから反対側へ跳んで挑めば、と助言してしまったのです。

H君がジャンプして反対側に着地した瞬間、その振動を感じたか、

ライギョは「ものすごい勢いで水面をうねらせてギュン!!」と逃げ去りました。

H君、シャツを汚さずに済みましたが・・・

 

ちなみにBさんとFさんはずっといつもより楽しんでいました。

いつものように有無を言わさず網を持たせるのではなく、

観察のみをOKするのもいいかもと思った日でした。