日誌

【生物部】シドニー自然紀行② + 11月25日(月)活動の様子 + おまけ

11月25日(月)活動の様子

 またもや画像ナシですが、しばらくやっていなかったことをやりました。

「個人研究テーマ読み合わせ」

 実は、私が顧問になってから、まだ1度も、生徒が継続的に「個人研究」をやり、コンクールとまで言わなくても文化祭等で分かったことについてまとめて展示発信できた、ということがありません。部員たちから何か研究したいものが自然発生的に出るのを待つもの無理があり、かといって顧問の方で研究テーマを押し付ける気にもなれなかったからですが、一昨年くらいまでは折を見て「個人研究やらない?」と投げかけていました。飼育栽培生物の世話とたまにやるフィールドワークだけでも十分部活動らしい感じですので、ことのころなんとなく失念しておりました。

  今回は、毎年の年度当初に配布する部活の「冊子」を準備してもらいました。今気が付きましたが、この冊子に名称がない! 内容は、部活の要項、年間予定表、部員全員の自己紹介ページなどですが、その中にちゃんと1ページ、自由研究や単発の全体活動案の表があるのです。今日は、その表を見ながらイメージが湧くように一通り説明をして、そのあと「挙手したからといって後でやらせるわけじゃないので、興味を持ったテーマのところで手を上げて」といって一通り聞いていきました。今現在大学1年生の代の先輩が「やりかけた」テーマや、新しいテーマに手が上がりました。

 「期末考査が終わったら、もう一度気持ちを聞くから、考えておいてよ!」

 

先に「おまけ」

 画像のデータを見ると10月1日。朝、出勤して職員玄関前の階段を上がっていますと、おっ!初めて見る蛾が! 

 蛾なんて国内に無数かというくらい種類数がいますし、それらを全部なんて、図鑑を含めても、とてもじゃありませんが見たことはありません。初めてみる蛾がいたってまるで不思議ではありませんが、コレはあからさまに、初めて感が大きい! ワタシ、視野に入る生物は、特に昆虫含む動物は、ほぼ一切スルーしませんので。この、ティラミスのような?とにかくチョコ系の柔らかいデザートないしはコーヒー系飲料のようなカラーリングと印象的なデザイン! おもろいもんみっけた!

 この時はスマホで撮影して、それっきりでしたが、おもしろいのは(コレひきよせでしょうか?)、それから2,3週間後だったと思います。スマホをonにして、グーグ〇を立ち上げますと、もういきなりドーンと、SNSの自然系生物系ニュース?でこの蛾が紹介されているじゃないですか! 確か、名前は「シンジュキノカワガ」。

 シンジュキノカワガは、蛾ファンに人気の中国のほうの昆虫で、過去にも時折大陸から風で流されてきたものが日本海側で見つかっていたが、寒さのためか定着はできていなかった。それが、このほど、(日本海側の?)どこかの県で繁殖が確認された。温暖化の影響か?……そんな内容だったと思います。その「真珠」「木の皮」「蛾」が、ここ春日部に。これ、蛾の研究や外来種の研究をしている方にお知らせできたら、喜んでいただけますでしょうか。あ、事実としては、ここにいるのはいいことではありませんでした。

 

 「シドニー自然紀行」

掲載予告

①シドニー近辺の地理的条件と気候、環境  済

②シドニー近辺の「鳥類」  ← 今回はここ!

③シドニー近辺の「トカゲ」

④シドニー近辺の「虫など」

⑤シドニー近辺の「海岸砂丘植生」

⑥シドニー近辺の「樹木」

⑦シドニー近辺の「草本」

⑧シドニー近辺の「植栽/園芸」

⑨シドニー近辺の「日本で見かけるものと似ている植物」

 

②シドニー近辺の「鳥類」1

 人文科の海外研修で行きましたオーストラリアはシドニーですが、現地入り初日に気が付きました。「鳥が多い!」「鳥の種類も多い!」「鳥と人との距離が近い!といってもかわいがられているというより無関心なので警戒心が薄い!」

 非常に残念なことですが、最近のニュースで、日本ではスズメも「絶滅危惧種より早い速度で激減中」とのこと。帰国してから鳥との遭遇率が気になり、何日か出勤のたびに意識的に鳥を探してみました。実はもう10年くらい、通勤路で見かける「キジ」の記録をつけています。

 ハナシがAからBからCくらいまでそれていますが、キジへの思い入れは強く、20年くらい前に野生で初めて、16号線沿い、春日部市と岩槻市の境目あたりの田園で見かけて以来、少しずつ少しずつ見かける率が上がっていきました。だいぶ前にちょっと調べたら、ペットの鷲・鷹のハンティング用に、どこかで繁殖されては毎年放鳥されているのだとか。それが本当だとすれば、この20年の安定した遭遇率増加や見かける範囲の広がりに納得がいきます。きっとそれらが繁殖・定着して増えているのでしょう。前任校時代ですが、自宅のある伊奈町から蓮田、白岡を抜け、宮代町までの決まったルートで、朝のみで年間目撃羽数のべで300越え、という年もありました。

 ハナシを1つ戻しまして、そういうわけでキジに関しては「いそうなポイント」の把握もできて、安定してみかけるのです。今回、何日か鳥を探した際は、キジではない鳥に注意しました。そうしましたら、なんとも寂しい! いるにはいます。シラサギ、カラス、ハト、ムクドリ?などいますが、少ない…遠い…いつの間にか、いやいつから?今の日本て、そうなんだ…。

 イメージですが、日本の郊外は、自然豊かなイメージでもエリア全体的にポテンシャルが低下しているのか? 対するオーストラリアは、大陸の外枠にばかり人間が住み、ちょっと内陸へ移動すれば延々とユーカリ大森林や砂漠やら圧倒的自然が迫っていて、鳥など移動能力の高い生物はいい感じで繁栄を保てているのでしょうか???仮説にすぎませんが。

 

 今回の研修中に、私が見かけるたびに撮影をして、帰国後によ~く見て分類しましたところ、なんと14種類も撮影できていました!それらを一挙公開します!

 紹介の基本となる地図です。下方の2つの円のうち右が引率2名の宿泊したモーテルがある場所(サザランド)、左が平日毎日お邪魔したシャイヤークリスチャンスクールのある場所(バーデンリッジ)です。

 

1.キバタン(現地名Cockatooクッカトゥー)

 見た通り、オウムの仲間です。多い!近い!でかい! 珍しくなさは、ハトです。いやカラスです。どこにでもいる! かわいい! そしてキャラクターでの登場率も高い! みんな無関心! いないかのよう! あと、下品な声でわめく。

 まずはシャイヤークリスチャンスクールにて。

 

F バスケットボールコート周りの金網

 

G グラウンド脇の木の中(現地生徒の捨てたパンを食べる)

ABCのどこか

I 校舎正面玄関脇の通路

 

 お次は、宿泊したサザランドモーテル(P)からバス停があるサザランド駅(BC間)の周辺まで

P サザランドモーテル外構

N 交差点の角

G 交差点の角

 

F たいへんなことになっている民家

E 学校?のグラウンドと周辺

D 街角

 

 サザランド駅周辺

C 駅前のお店の前

A バス停ロータリーの反対側

 

現地2日目、月曜の朝、メナイショッピングセンター(C)

(学校(B)までのバス選びにしくじり、不本意ながら長時間滞在した悪夢の場所)

…いかがでしたでしょうか? この鳥、こんなふうに、もうどこにでも!どこにでもいました!

ちなみに幸手のジョイフル〇ンダのペットセンターで売っていたキバタンはたしか10万円くらいしたかと。

 

2.ゴシキセイガイイインコ(現地名Rainbow Lorikeetレインボウロリキート)

 むかーし、房総半島の南端、植物園「南房パラダイス」に妻と行った時に、温室のどこかのセクションで私の足の甲に乗ってきた放し飼いのかわいい子が、このインコだったはず。これも、いっぱいいいる!どこにでもいる! 綺麗!かわいい!よくみると目つきはかわいくない! そしてこんなカラーリングなのに、現地の人はだーれも見向きもしないのです。

 

 初めに見かけた、バスを降りてオペラハウスに向かう途中の高層マンション(望遠で)

 

 (地図なし)シドニー動物園で、勝手に飛んできて飼育対象の餌を横どる

 

 シャイヤークリスチャンスクールにて

F バスケットボールコート周辺

 G 校舎脇のアスファルト上で餌の物色

 

N 校門から道路を渡って反対側の民家の植栽

 

 

うーん、やっぱりやりすぎてしまいます衝撃・ガーン。14種類全部がこんなにネタがあるわけではありませんが、まだ2種類とは。

苦し紛れの「続きをお楽しみに興奮・ヤッター!!」