8月22日 フィールドワーク⑥ エビ取り(文化祭向け)
20日にザリガニ取りをしたばかりですが、今日は「エビ」捕りです。
ここは学校敷地北側に沿って流れる3面張りの用水です。
普段、特に微生物の活動が低下するのか冬季は極めて汚い用水です。
見ると学校側からも排水が流れ込んでいます。流れもゆるく、道理で汚いわけです。
汚いは汚いのですが、これが意外と多くの生物が見られる場所です。
メダカかカダヤシか画像では判別できませんが、その類と、フナ系の小魚、
ザリガニなどが多数うごめいています。
さて、ある時期から、この用水の東端に、道路を挟んで反対側の田んぼから?
透明度の高いキレイな水が流れ込み続けています。自ずとそこから50mほどは
かなり浄化されて、覗いても生物たちも見やすく、いい感じになっています。
よくみると、水中の壁面に、エビが見られます。
この近辺は、網を入れれば数種類の淡水エビが捕れるのですが、
水質変化にめっぽう弱いエビの中でも、ヌマエビ系よりは強いスジエビです。
これは是非、前回のザリガニ同様、文化祭にご登場願いましょう。
餌やり体験か、パック販売か、お楽しみに。
早速、「エビをメインに」とA君に採集を促します。
フェンスが邪魔ですし、水中まで少し距離があり、
決して捕りやすくはありませんが、小一時間ほど頑張ってもらいました。
一通り採集活動が終わり、帰りがけに、
学校の塀の壁面に存在感を感じ視線をやると、美しいクモが!
オニグモの仲間です!
A君も、今回同行していただいたI先生も、私がコレをつついて
動かすまでは、半信半疑でした。保護色のよい例です。
蛇足ですが、こちらは帰りがけに寄り道したスポットです。
上記用水の、道路を挟んで学校敷地と反対側にポツンとある民家の
すぐ脇の用水です。
民家の排水もあるのか、水質はやはり汚いのですが、
ここは昨年もカダヤシやドジョウやザリガニが多数みられた場所です。
たいてい、水がある範囲は10mないくらいで、水深も5cmあるかどうか。
前回の冬にここにカダヤシを見たときは生命力に感心しました。
A君に、何が捕れるかやってもらいましたが、
目新しいものは捕れませんでした。
この後、成果を生物室に持ち帰って、文化祭まで
活かしておけるようきちんと一時飼育容器をセットして、解散しました。