8月8日 文化祭に向け採取と準備
8月8日 文化祭に向け採取と準備
採集班、本日の成果です。
写真で最も右上の1匹と、蛍光灯の光が2本写り込んでいるうち右の光に頭が接している1匹、合わせて2匹だけがメダカで、あとはカダヤシです。カダヤシは例のショブンで。
シロツメクサ班、ポップ作りが進んでいます。
競虫班、紙を挟まずマシンに通したラミネートシートをプラ板にみたてて、これを切ったり折ったりして貼り合わせ、コース作りを進めています。
地図班は、「拡大コピーを繰り返し、画像劣化及び白黒化は後でアナログ対応する」方法を選びました。最終的な地図の大きさをよく考えて、実際に仮置きもしてみます。
ここからおまけネタです。
「クワズイモ」
この生物部ブログを時折見ていただいている方なら「ああ、あの続きね」と思っていただけますでしょうか。「ムサシアブミ」「オオハンゲ」に続く3つ目の「サトイモ科」ネタです。今回は私が失念しておりまして、せっかく花を付けたのに、気が付いたのは種が熟しかけている段階でした。
株の全体像です。と言いましても、1日2日倒れていたようで、葉が変な方を向いてしまっています。
この株、昨年度の文化祭展示のためにサトイモ科ネタを集めている時期に、「巨大になるタイプのサトイモ科」が小さく手頃なサイズで鉢植えになっていてちょうどいい!と思って購入したものです。
クワズイモは、古株になると高さも数メートル、葉も家の窓サイズ、地をうねって這う茎も太さは子供の一抱えくらいで長さも数メートルにもなろうかという化け物級の「草」なのです。本来、かなり株が充実しないと花穂をつけないはずですが、この株はそもそも購入の決め手として、かわいいくらい小さいのに「花穂」をつけていて「おおっ」と思いました。1年経って、まだまだ小さいのにまた花穂!忘れていました!実はそういうものなのか、個体の個性なのか、はたまた「品種」なのかは不明です。
次の写真でかろうじて花穂の左方向にくっついて残っているのが仏炎苞の残骸です。オレンジ色の粒は花穂の基部で受粉できた雌花が実を結んだもの。雌花の付く範囲の上、写真では右方向に少し伸びて残っている黒くシワシワの角が「雄花」のつく部分です。
仏炎苞は、もともと花穂全体を包んでいたカバーなわけですが、はがれてしまっていますので、知らない方にとってはどこがどうだったのやら、でしょうね。花が咲いているころは、花穂全体が「とんがった緑のバナナ」のようなイメージです(よろしければ「クワズイモの花」等でネット検索してみてください)。写真で、枯れている仏炎苞の、先端から1つ目のくびれをご覧ください。今より数週間前は、全体が緑色で、このくびれより上方の裂け目(写真では水平方向にギザギザに裂けています)から、中の花穂の上半分…つまり「雄花」部分が覗けたことでしょう。花穂の上半分が雄花、下半分が雌花、という形態はムサシアブミやオオハンゲとも同じですね!
最後におまけのおまけ。
例の「花が薄紫色の」ツユクサです。
さて、この後しばらくお盆休みになります。
顧問は月水金と世話だけは代行しますが。