日誌

12月19日 ヒキガエル冬眠等

12月19日 恒例!ヒキガエル冬眠

 

 そういえば「名前」をつけていませんが、我々がずっと飼育しているアズマヒキガエルの♀。今年もいよいよ冬眠する時期がきました。さして気を使っているでもなし、よく考えるとよくちゃんと冬眠してくれるものです。

 

 まず、専用の冬眠箱を準備します。ずっと生物室の棚の上に置いていましたので、流石に中の腐葉土はカラカラ。ジョウロで水を注ぎ、よく混ぜて全体を均一に湿らせるよう指示しました。

 ちょっと水が多すぎて、底の方に「水深」ができてしまいましたが、まあ、いいでしょう。ヒキガエルの冬眠は自然界でも位置が浅いのです。うちのこもいつも地表ギリギリまでしか潜りませんので。

水槽から連れてくるよう言うと、

「先生、すでにしてます。」

「あ、ホント?でもいいの。室内は補習等でストーブをたいたり、冬眠にふさわしくない温度になるので、連れてきて。」

1年生J君が代表して連れてきました。

太り具合はよし。恐らく内臓に食物も残ってはいないでしょう。予定通り強制冬眠へ。

元々クヌギの落ち葉を敷き詰めてあったのですが、1年経って「無くなって」います。落ち葉布団は後日私が追加しましょう。とりあえず、くぼんでいるところに置き、手足を縮めさせて、体の後半だけ薄く腐葉土をかけてやりました。

その後、箱はいつもの「校舎影」に移動。

思い出せばこの子、顧問宅の庭で繁殖した1cmくらいのミニガエルを確保し、500円玉サイズまで育ててから、それこそ4年前、あのA君時代に、3匹選んで持参して飼育を始めた生き残りです。3月?まで無事眠ることを祈ります。おやすみなさい…。

 

PS.悲しいお知らせです。

私が顧問になった時すでに生物室にいた古代魚「ポリプテルス・オルナティピンニス」が、亡くなってしまいました!

原因は分かりませんが、低温の可能性があります。実はヒーターが調子悪かったので、急場しのぎで金魚用の18℃固定ヒーターを追加で入れておいたのですが、その後諸般の事情で3週間近くそこの改善ができなかったのです。かなりのサイズに成長していましたし、そう弱いはずもなく、水温も急変したわけではないですし、またその少し前にはコケ取り用のプレコも不審死していましたので、低温が原因と断定はできません。もしかすると質の悪いウイルス等のせいかもしれませんが、いずれにしましても一同ショックを受けております。油断はあったので、反省するばかりです。