校長だより

2019年7月の記事一覧

一学期終業式 校長講話

 芥川龍之介が記したアフォリズム作品『侏儒の言葉』の中に、こんな一節があります。
 「運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に生まれたものではない」
 つまり、運命というのは、思いがけず偶然に訪れるものではなく、そうなるべくしてなってしまうものである、と。なせなら、運命を招きよせるのは、その人の性格なのだから、ということでしょう。
 人はよく、自分の不運を嘆きます。なんということだ、どうしてこうなるんだ、今日の運勢は最悪だ、などと。確かに、外的要因が不都合な現実をもたらすことは多々あります。しかし、すべてがそうでしょうか。すべてが「運」でしょうか。もしそうなら、人生はギャンブルになってしまいます。
 おそらく、芥川が言っていることも一理あるのでしょう。運命というものは、人の性格が招きよせるのだ、ということ。そして性格とは、その人の行動パターンによって作られるのではないでしょうか。「今日は気乗りしないから、これをやるのは明日にしよう」とか、「なんだかむしゃくしゃしてて、八つ当たりしてしまった」とか、そういう行動パターン、これが繰り返されると、それがその人の性格になる。「そういう人」になってしまう。そういう人が、どういう運命を招きよせるかは、もうわかるでしょう。
 しかし、運命が性格の中にあるというのなら、これはラッキーなことでもあります。運命は変えられる。性格を変えればいいのです。それは難しいと思うでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。性格は行動パターンによって形成されるのですから、行動パターンを変えることによって、各自の性格を、つまり生き方を、そしてその結果としての運命を、変えることができるのです。
 大切なのは、まず、自分がどうありたいかを思い描くことです。そして、そのために、どう行動していくかを、自分の意志で、決めることです。最後に、決めたことを、コツコツ、コツコツ、続けていくのです。それによって、皆さんは、「そうありたい」人へと成長していく。皆さんの人生も変わっていく。芥川龍之介の言葉からは、そういう意味をくみ取ることができると思います。さぁ、今から、「そうありたい」自分を目指して、行動を起こしてください。



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速報! 球技会二日目

 7月19日(金)、本日は球技会2日目です。グランドコンディションがよくないため、室内バージョンで開催しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 今日も大変盛り上がっています。決勝戦も間近、優勝目指して頑張ってください。
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夏の球技会開催

 7月18日(木)、1学期の球技会がスタートしました。


 朝のうち、雨がぱらつきましたが、その後は晴れ間も出て、予定通り第一日目を終えることができました。今年も活気のある球技会です。

【バスケットボール】
 


【バレーボール】
 


【テニス】
 


【サッカー】
 


 蒸し暑い天気となりましたが、生徒諸君は元気いっぱい、楽しんでいました。球技会は明日も開催されます。天気が心配されますが、明日も大いに楽しんでください。
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無念 夏の高校野球 惜敗

 7月13日(土)、市営大宮球場で夏の高校野球大会1回戦が行われ、春日部東高校は朝霞西高校と対戦、1対2で惜敗しました。選手は全力で戦い抜いたのですが、力一歩及ばずの敗戦でした。
 野球部の部員は、本当に悔しい思いを抱えていると思います。しかし、その悔しさこそ、この試合が野球部に与えてくれた財産です。この悔しさから学ぶことができる者こそ、明日の勝者です。強い心を持って、ゼロからスタートしてほしいと思います。
 三年生にとっては最後の試合、その様子を少しお伝えします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 三年の部員の皆さん、本当にお疲れ様でした。野球部で学んだことを、これからの進路に、そしてこれからの人生に、活かしていってください。
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