2023年8月の記事一覧
校長室から⑥ 夏休み後半を振り返って
校長室から(第6号)
~ 夏休み後半を振り返って~
令和5年8月30日
夏休みもあと1日となりましたが、猛暑が続く毎日です。2学期も暫くは厳しい暑さが続きそうです。生徒の皆さんは熱中症対策をしっかり行い、授業や部活動に励んでください。
また、新型コロナウイルス感染症に罹患したという報告も予想していた以上に入ってきています。特に、先週は報告が多かったように感じました。生徒の皆さんは基本的な感染症対策(健康観察、風邪症状時の登校自粛、適切な換気、手指の消毒・咳エチケットなど)に努め、2学期を迎えてほしいと思います。
8月22日(火)に第1回学校説明会が春日部市民文化会館で行われました。受付、案内、進行、体験談など、生徒の皆さんが活躍できることは全てお願いしました。お陰様で中学生の感想は非常に良いものでした。お手伝いをいただいた生徒会、部活動の皆さんに感謝申し上げます。第2回以降もよろしくお願いします。
さて、学校は2学期までの僅かな期間ですが、生徒の皆さんは家庭で課題に励んでいるのでしょうか、校内はお盆前と比べて静かです。しかし、3年生だけは受験勉強に午前7時前に登校する生徒もおり、朝から3年生の教室は凜とした雰囲気を漂わせています。また、吹奏楽部は文化祭や定期演奏会に向け、連日練習に余念がありません。
今日の午後は、中庭で文化祭のリハーサルが行われました。生徒会や文化祭実行委員会の皆さんは10日後の文化祭に向け、追い込みに入っています。くれぐれも疲れを残さないようにしてください。
私事ですが、先週仙台で行われたPTA全国大会に参加してまいりました。幸いにも、甲子園で準優勝した、仙台育英高校野球部 須江 航 監督のお話を聴く機会に恵まれました。
監督の座右の銘、「人生は敗者復活戦」についてお話がありました。これはご自身の経験から生まれたそうです。「人生の中で勝てることはそうあることではない。小さな戦いや勝負に負けながら、そこから多くの事を学ぶ。成功体験より失敗した時にこそ学べることが多い。私自身補欠であった。しかし、自分のこれまでの人生を振り返った時に、必ず失敗が次の結果に繋がっている。決して負けが悪いことだと思っていない」というお話でした。この「人生は敗者復活戦」は決勝戦終了後に監督が語っていたのを思い出した人もいるのではないでしょうか。
私も社会人となって40年経ちますが、自分も失敗した時の方が頭に残っており、多くの失敗を糧にして、ここまで教員人生を送ってきたように思います。非常に私自身共感できるお話であり、須江監督に背中を後押しされた感じで、すっかりファンになりました。
2学期もよろしくお願いいたします。
人生は敗者復活戦だ。
(仙台育英高校野球部監督 須江 航 氏の言葉から)
校長室から⑤ 夏休み前半を振り返って
校長室から(第5号)
~ 夏休み前半を振り返って~
令和5年8月9日
立秋も過ぎましたが、相変わらず猛暑が続く毎日です。台風の動きも大変気になるところです。早いもので夏休みもいよいよ後半戦に入りますが、生徒の皆さん、保護者の皆様、お変わりございませんか。
夏休みの前半は、野球部の県大会ベスト8(公立高校唯一)、北海道インターハイでの陸上競技部2年男子(ハンマー投げ)の活躍、吹奏楽部の県吹奏楽コンクールでの健闘をはじめとして、部活動の校外合宿も無事終了しております。また、化学部による市内小学生対象のサイエンス教室もキャンセル待ちが出るほどの盛況ぶりでした。さらに、人文科においては2年生国内語学研修も充実した4日間となり、大変成果を上げたとの報告を受けています。
一方、校内に目を移すと、7月の午前中は全学年とも進学補習が行われました。特に、3年生の駐輪場は課業日とほぼ同じくらい自転車が埋まっていました。8月に入っても3年生の進学補習は続いており、学校で勉強する生徒も多いことから、予想以上に多くの3年生が登校しています。
部活動に関しては、進学補習中は補習を原則優先し、熱中症対策にも留意しながら練習時間を設定してまいりました。今のところ大きな事故は起きておりません。夏休み後半には、多くの運動部で公式戦が控えていますが、部活動に限らず、登下校中を含め事故なく夏休みが終えられることを願っています。
さて、夏休みも後半に入りますので、1学期の終業式で私がお話しした内容で申し上げたかったことを再度記します。
夏休みは受検生にとって天王山と申し上げましたが、夏休みは思うほど長くありません。欲張らずに苦手分野の克服などポイントを絞り、それをやり遂げることで、2学期以降自信をもって勉強を進めることができるはずです。
これは、3年生に向けてお話した内容ですが、1・2年生にも同じ事が言えます。つまり、時間が限られているからこそ、「ここぞ」と思う学習領域を選択し、意図的・集中的に学習し、そこで高い効果をねらうのです。そして、その成果や勢いを2学期につなげていくことが大切であるという意味でお話ししました。
できるできないはともかく、真剣に考え、挑戦することが大切。 (冒険家・植村直己 氏 の言葉から)