校長だより

2023年9月の記事一覧

校長室から⑦ 文化祭を終えて

校長室から⑦  ~ 文化祭を終えて ~

                                           令和5年9月10日

 先週の8日(金)、9日(土)は第46回春東祭(文化祭の部)が行われました。特に、9日(土)は4年ぶりの一般公開、かつ人数制限なしで開催しました。

 1学期に文化祭後に学校閉鎖になった県立高が2校、9月第1週に文化祭を行った県立高で、5校の学校閉鎖が報じられるなど、本校としても教職員だけでなく、生徒会、文化祭実行委員会が一丸となって感染防止対策に意を払いました。健康観察やマスク着用の推奨をはじめ、食事場所の制限、手指の消毒、会場の換気対策、全校一斉の定期的な換気タイムなど、最大限の配慮を行い開催しました。

 一般公開の9日は、雨が降る中でのスタートでしたが、在校生のご家族やご友人をはじめ、卒業生、中学生・小学生、そして地域の方にも御来場いただき、本当にありがとうございました。

 私は中庭での生徒による「歌うまコンテスト」を暫く見ていましたが、観客席に目を移すと、最前列におそらく地域の方と思われる初老の女性が座っておられました。高校生の催事を地域の方が見て、楽しんでいただけることは、ひとえに本校が地域から信頼されている証拠ではないかと誇らしく思いました。

 この中庭は前日の雨で、当日朝設営を始めたのですが、生徒会や文実の担当者は観客席にブルーシートを被せる等、本当に素晴らしい対応でした。このような機転の利いた対応も私が生徒に話した「おもてなし」の一つではないかと思います。

 4年ぶりの一般公開も、陰で支える生徒やお手伝いをいただいた卒業生、そして交通整理の任にあたっていただいたPTA・後援会の役員の方のご尽力があってこそ成し得たものであり、改めて感謝申し上げます。

 私自身、全ての展示や出し物を見ることが出来なかったのは心残りですが、中庭から見た生徒の表情の良さに、文化祭という学校行事はこれからも生徒の自主性や協調性、連帯感を高めるために欠かすことができない学びであると再認識しました。

 今年の反省を生かし、来年度の文化祭が更に素晴らしい内容となることを祈っています。

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