人文科ブログ

2022年8月の記事一覧

8月26日(金) 1年生 サマースクール

 久しぶりに、人文科サマースクールが実施できました!

 コロナ禍以前は例年1泊2日で福島の方にでかけておりましたが、アウトブレイクの半年前に、諸般の事情により研修先をTokyo Global Gateway(以下TGG)というところに変更しました。その初回となるはずの20年度回がコロナ禍初年度で中止。他業者による学校開催の代替行事(エンパワーメントプログラム、以下EP)を数回の延期の末、実施しました。同様に21年度回もTGGはなくなり、EPになりました。EPは大変評判が良く、いつ終わるか分からないコロナ禍の中、リスクを考えてもサマースクールは始めからEPでもよいのでは、という意見もありますが、2回連続で申し込んで中止になったものを1度も見ずに選択肢から外すのももったいなく、お台場という立地や周辺施設の様子を見ること感じることも社会勉強のうちですし、なにより語学研修専門の施設のクオリティにも期待があります。話し合いの結果、前年度中にTGGに申し込みを済ませ、今年度も実現に向けて準備してきました。満を持しての実施です!

 さあ、当日の様子をご覧ください。

★出発

 朝早く春日部駅西口に集合してバスで出かけます。担任・副担任で点呼開始。

夏休み中の部活でもない朝早い全員集合ということで心配しました。欠席自体はこの状況下ですので数人出てしまいましたが、指導上のことでいえば、なかなかよい集合状況でした。良かったです。

久しぶりの顔合わせ?なんだか元気はありません。どよんとしていました( ´艸`)

私こと人文科主任以外に、人文科2年生のクラスの副担任のS先生がお見送りにきました。2人でバスを見送ります。

この後、バス乗車人数に含まれていない私は、電車でTGGに向かいます。できれば先に到着して「あれ、なんでいるの!?」状態で現地で皆を迎えたいものです。

★到着

 朝の渋滞もあり、私の方が早く現地到着。また、校長も私より早く現地入りしておりました。私はTGGが入っているビルの裏側にあるバス発着場にてお出迎え。朝のバスの旅、お疲れ様でした~

ビルの外を半周してTGG正面玄関へ移動。

校長も合流して、最初のオリエンテーション会場に移動しました。

★エージェントと顔合わせ

 ここからは、TGG側で100%面倒をみてくれます。まずはイケメン担副のお2人、お疲れ様でした!ここまでの様々な準備や気苦労が報われてほしい瞬間です。この少し後ですが、引率者用のミーティングもやってもらえました。そこには校長も私もお邪魔しました。撮影の条件や引率団の休憩場所など指示を受けました。なお、当施設では自校生徒のみ、原則室外から、また生徒に話しかけなければ室内でも、撮影はさせていただけましたので、こうしてブログ用に皆で撮影をしました。

 原則各班8名。各班に1名、エージェントがつきます。エージェントは終日変わらず、親交を深めながら各班を面倒見てくれます。それとは別に、オリエンテーションはじめ各セッションには全体進行のリーダーがいました。見たところ、リーダーもエージェントも全て高校にいるALTで言えば一級の方々でした。1コマ目のセッションに向けて、エージェントが自班を別室へ引率していきます。

★セッション1「SDGs 地球の17の目標を考えよう」

 1コマ目は、SDGsを材料に、皆で今回考えたい項目を選び、それについて何ができるか話し合い、班同士で発表し合います。

一コマ60分ですので、ちゃんとウォームアップからやります。もちろん、徹頭徹尾全て英語です。

 1コマ目ですと、まだ緊張が残っていますでしょうか。頑張って各班で考えた方策を班同士で相互発表しました。

 

 ★セッション2「ホテルゾーン(アトラクション)」

 2コマ目は、TGG自慢の??本物そっくりに作ってあるテーマ別施設に入室して場面シミュレーションします。施設にはホテル、病院、お店、空港がありましたが、今回我々があてがわれた中に空港が含まれておらず残念。班ごとにローテーションしながら、病院、ホテル、店頭でのやりとりを英語で体験していきます。

 まずは病院コーナーの様子です。

 

  ホテルゾーンの様子です。しめくくりはチェックイン体験のようです。

 

 

  店コーナーの様子です。このコーナーだけ、個室ではなくホールの一角にありました。

 

★昼食時

 本来は昼にもアクテビティがあるはずですが、コロナ禍ですので、昼食は弁当持参、食事中は所定の席で黙食です。それでも、昼食休憩時間の後半は(全員食べ終わっている設定で)スクリーンにて班対抗クイズがありました。出演するTGGエージェントがどこの国の出身か、難しいヒントを3つ述べるのでまず1回回答し、その後追加で簡単なヒントを更に3つ述べるので再度回答する、という形式を繰り返します。難易それぞれ点数設定があり、主演エージェント全員分の難パートと簡単パートの点数を全て合わせた合計点数をあらそう、というものでした。

ヒントは知識的にもひねり的にもなかなか興味深く、引率団でも退屈せず楽しめました。

また、この時間に、前人文科主任でTGGを見出したA先生も見学に加わりました。午後2コマは彼女の思惑に沿うものとなりますでしょうか…

★セッション3「演劇をしよう」

 3コマ目は演劇の実習です。やりやすいように、段階を追った練習や寸劇の大枠などが決まっていました。

 

まずはウォームアップから。班ごとにエージェントのセンスでストレッチなどをしました。

 

ボーカルウォームアップからボイスプロジェクションまで。ボイスプロジェクションは、2人組で線を挟んで英語で指示を出し合い、通じたら1歩下がり、お互い壁まで下がろう、というものでした。

壁まで下がれたら、つぎは全員でマイミング。パントマイムのことでしょうか。ゆっくり輪になって歩きながら、時折出る指示のシチュエーションを、身振り手振りだけで体現します。友人の犬を散歩しているぞ、犬が逃げたぞ、犬がいたぞ、自販機があるぞ、財布を出して、小銭を入れて、飲み物を出して、飲んだぞ、鍵を出して、家に入ったぞ・・・

いよいよスキットパフォーマンスです。大枠は、1人しか通れない橋の中央で2人が出会い、互いに自分の事情を優先して相手を説得し下がらせる、「そちらが下がれ合戦」という寸劇。お互い、どんな理由でどう主張するかにセンスが出ますね。まず2人組になり、具体的な状況をしっかり設定します。発表をよりよくするためのコツも指示がありました。台本を棒読みしない、大きな声で滑舌良く、大きな身振り手振りで、そしておもしろくすべし!各組、じっくり練習をしました。

練習が済んだらいよいよ発表。長机2脚が狭い橋という設定で教室前方に置かれました。全員1回ずつ発表していきます。

欠席等で奇数の班では、ペアにエージェントが入ってくれました。角度的に、エージェントメインの画像になってしまいましたが…。さすが、エージェントたちは生徒をたてるのもギャグを入れるのもうまいですね!

 

 ★セッション4「スピーチのテクニックを身につけよう」

  最後のコマです。「タコウォッチ」という、おそらくスマートウォッチ的な商品を宣伝する、というシチュエーションです。各班から小班を2班作り、原則4人でプレゼンする、というのがゴールです。机に座っている様子など、画像は一見地味に見えますが、ここまでの活動を経て、実は最も活気がある時間でした。かなり活発に話し合っています。

 

発表の際は、これまで1学期間、普段大人しくてなかなか英語で発話できなかった生徒たちも頑張って声を出し、たった1日での成長を見せてくれました!

 

最後は、今日学んだことをおさらいしました。英語漬けの1日、人文科1年生諸君、大変お疲れ様でした!

★帰り

 出発前に、TGGモニュメントを囲んで、集合写真撮影!

帰宅までがサマースクール!気を付けて帰りましょう!

お疲れ様でした~

 

蛇足:私こと人文科主任は、やはり春日部駅でお帰りなさいをしようと電車で向かいましたが、帰りは高速の状況がよかったようで、惜しくも負けました!春日部駅に電車が入って減速中に担任のT教諭から解散済みの旨ラインが入りました…。

 

 

 

 

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