人文科ブログ

2023年9月の記事一覧

9月26日(火)人文科探究⑬ 1年生「ネタ帳プレゼンへ」 2年生「論文入力」

9月26日(火)人文科探究⑬ 

1年生「ネタ帳プレゼンへ」 

 

 予定では間もなく各自の研究テーマを設定していく頃なのですが、担任Y教諭のご判断で、ここ数回は微調整しております。テーマ設定を急ぐ前に、生徒各自の興味関心をもう少し整理させる必要性を感じているようです。

 

①「ここまでのネタ帳の取り組みを踏まえて、発表できるように今の興味をまとめる」 

②「1分で自分の興味をプレゼンする準備」

  まずはネタ帳とiPadを開いて、自分の興味の再整理。早く終わった者は発表の準備を進めます。

③「班に分かれて相互に1分プレゼン」

 いよいよプレゼンです。ちゃんと1分計ります。言葉を発する力はもちろん、まとめる力も必要です。

 この活動は30分ほどかかったそうです。

 実は私も発表前に途中少しお邪魔して、テーマ設定に向けて今の活動を頑張るよう励ましました。

 1年生生徒諸君、 研究したいことは少し見えてきましたか?? 

 

2年生「論文入力」

  絵的には今学期はずっと変化に乏しい状況が続きます。

  今日は、現段階の字数を確認させました。その上で、不足のある者も最低限度字数を超えている者も、全体を見直して肉付けを頑張ります。

われらがKさん、健在です!

追加の資料を求めて図書室にも何人か。書籍を読んだりまとめ方を相談し合ったりする男子たちも机にもいました。

頑張ってください、2年生!

 

 

 

 

 

 

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9月19日(火) 人文科探究⑫ 1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 2年生「論文入力」

9月19日(火) 人文科探究⑫ 

1年生「ネタ帳を交換してラベリング」 

 2年間で完結する「人文科探究」ですが、実は1年生のここから2か月くらいが最も人文科探究らしい時間になります。研究テーマを決める前から、決めて研究の骨組みを考えるまで…前回は、各自が自分のネタ帳をラベリングして興味の整理をしました。今日はネタ帳を仲間と交換して、人のものをラベリングすることにより、自分では気が付かなった興味の分け方や結びつきを探してみます。

担任のY教諭によりますと、これでもまだまだ、自分の興味関心を掘り下げるには時間がかかりそうだ、とのこと。

じっくりやっていただきましょう!

 

2年生「論文入力」

 2年生は、前回に論文の構造の再確認をしました。ただ、色々な理由で不在だった生徒もいましたので、全体向けと欠席者向けで2段階の時間にしました。

 全体には、今日はまず「字数」をカウントしてみよう、と伝えました。目標の2000字を超えている者はまだ少なく、それはすなわち「論証」部分がまだ弱い、ということを表しています。必要に応じて向かいの図書室に行くことも許可しました。さあ、この3か月、長くもありますが正念場です!しっかりやってくださいよ~!

 

 欠席者組は前に呼びまして、提出された夏課題「論文の下書き」を返却し、前回の資料も配り、説明をフルでやりました。前回の内容は「欠席したなら仕方ない、誰かに聞いて、分からなかったらおいで」とはしたくありませんでしたので、再現しました。

 

人文科探究しめくくり、できれば、楽しんでほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月12日(火)人文科講演会

9月12日(火)人文科講演会

 

 コロナ禍にて1回は中止(講師の方は翌年へ延期)、2回は校内開催となりました、人文科全体行事の「人文科講演会」。今年は、校外会場によい場所を担当のH教諭にみつけていただき、完全復活第一弾としましてとてもよい形で終えられました。

 

 コロナ前は春日部イオンのイオンホールを2年(2回)ほど借りて実施しました。今後しばらくはここで…と考えていたところのコロナ禍。3年間、まさかのワクチン接種会場!とてもいい会場でしたし、学校から近いですし、この先会場予約をとれるようであれば戻ってもいいのですが、イオンホールはステージが無く、椅子はすべて自分たちで出し入れせねばなりません。一方、校内実施では人数と場所の関係でどうしてもリモートという形になってしまいます。移動が無いのは楽ですが、やはり「講演」という感じが弱まってしまいます。

 

 新会場は、「春日部中央公民館」。久しぶりでしたが、校外のちゃんとした講演会用の会場は、やはりいいものです。H教諭が部活動で体育館として時折借りていた場所で、壁面収納式観客席をコートに出せば、立派な会場に早変わり。いかにも「講演会」という雰囲気でやれます。会場準備も、客席に関してはフロア保護シートをL字に敷くだけでよく、大変使い勝手の良い会場でした!

 この日、1,2,3時間目は学校全体で「文化祭の片付け、閉祭行事、表彰」でした。4時間目から人文科生徒だけ動きが異なります。もっともそういう活動は年に何回も無いのですが…人文科生徒たちは現地集合で、多くの者が自転車。時間内に全員揃いました! 中には春日部駅から1駅だけ乗って八木崎駅で降りてきた生徒もいました。

 

校長先生から、講師の紹介です。

国境なき医師団から、助産師の髙橋先生がいらっしゃいました。

国境なき医師団は、その大きな主義としまして、一切どこの国や団体とも特別な関係を待たず、全て平等、全てフラットな相互関係の中で活動をされています。そのことを尊重させていただき、肖像を始め、あまり事細かに画像を掲載しないこととします。ただせっかくですので、髙橋先生(ご自分では先生ではない、とおっしゃりますが、圧倒的な経験値をお持ちの講演者ですから、「先生」で通させていただきます)の活動された国と、サブタイトルのあるポスターだけざっと紹介します。

 スーダン

 イエメン

 パキスタン

 ラオス

 ナイジェリア

 ヨルダン

 レバノン

 ケニア

 シリア

…なんだか、政治経済や人権等に疎くても、いかにも大変そうな国々に思えますが、この後、ご講演の中で凄まじい体験談をたっぷりご紹介いただきました!すごい方から、お話をうかがえたものです!職員は正に「役得」!

主な活動は「緊急医療援助」、そして意外と恐らく一般に認知されていない「証言活動」。なるほど!団体の活動として医療面で助けるのは当たり前でしょうが、世界各地のシビアな現場で、何が起きているのか、どんな状態なのか、それを知らなかった人々に知ってもらうこと。問題の解決に向かって、大きく2つの異なる側面から取り組んでいるのですね。

その上での「独立性、中立性、公平性」。

 

 

 

 髙橋先生のお話のされようは、資料画像を操りながら心地よい声で聴きやすい発音で小気味よく進められます。

 しかしてその内容の凄まじさ!すごい熱意で上記各国での体験をどんどん紹介されました。証言活動の一環でもあるのでしょう。

 紛争地、被災地、難民キャンプ、医療の届かぬへき地…困難というものや、それに直面した人の気持ちなどは、比較してどちらがより大変かとか、上下とかを考えるものでは無いとは思いますが、それでも、たとえ社会の影や裏で多様な困難を抱えていても、この日本は恵まれているのだな、と感じました。

 質疑応答では、3年生男子から「高校生の立場でも、こういった世界の状況に貢献できることはありますか?」という趣旨の質問がありました。

的確なご回答をいただきました。まずは知ること。その上で可能であれば、募金やボランティア。なにしろまず知ることですね。確かに!

 3年生の代表からお礼の言葉をお伝えし、拍手でお送りしました。

 髙橋先生!有難うございました!

 

おまけ。

全て解散/撤収後、職場に帰るべく駐輪所へ向かうと、敷地内の公園にまだ人文科の生徒が数人残っていました。

3年生の女子が、ジャングルジムにたかって??いました( ´艸`) 一緒に歩いていた担任のG教諭が早速おもむいて、放課後のひと時を過ごしていました。いいですね、こういう時間も!

ちなみに、私は敢えて近づかず、遠くから撮影したのですが、1人私に気が付いてピースしてしています!

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

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9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

人文科独自の活動ではありませんが、

学校(全体)行事中の人文科の様子、ということで。

 

9月8日(金)文化祭校内公開 人文科の様子

 

★1年生「ポップコーン屋」

私はいつも、文化祭の様子を撮影する場合は初日の校内公開の日に回ります。

校内が比較的すいていて装飾など落ち着いて見て回れるのと、

自分が関わっている生物部の出展を生徒に任せて現場を離れるのに不安が少ないからです。

2階の生物室から出発してまずは1階の、授業をもっている3年生のある教室へ。

 

その後、同じ階段を戻って3階の1年9組へ。

この時↓、財布を持参しなかったので、

せっかく買ってくださいと声をかけてもらったのに買えませんでした…

全体的に大人しめでしたが、いい感じで楽しめているようでした。

 

★2年生「射的・フォトスポット」

ブログ姫のKさん、ナイス!いいタイミングで会えました!隣のIさんもポーズ!

↓OさんとKさん。見た目地味なコーナーですが、射的自体はよくできていました。

私もやってみてくださいということでやらせてもらいました。

輪ゴム鉄砲はかなりしっかりした作りで、さらにKさん!射的の名人かも。

 

 

 

 

3年生「キッキングスナイパー」

このクラスは昨年度「人文科探鉱」で人間モグラタタキをやったクラスでしたね。

装飾は写真写りは地味ですが、ストラックアウトの会場はしっかり作られていました。

3年生ですね。

 

こういったブログのような不特定多数の方々に向けた発信というものは、シビアなものだと思います。

であればこそ、あまり不必要に擁護せず 素直に感想を述べれば、

全体的に装飾は少々弱かったと言わざるを得ないでしょう。

しかしそれで終わってしまっては(第一次批評で終わってしまっては)、

教育の現場としましてはよろしくない。

個人的にでもちゃんと検証したいですね。

 

春日部東高校の文化祭は、特にHRの出展は生徒主体です。

それは大切なことですし、今後もそれでいいとは思います。

ただ、明らかに「文化祭」という特別活動における様々なノウハウが

生徒からだけでなく我々教職員からも失われつつあるとも感じます。

任せて、3回のチャンスで、成長も見込んで、やれる範囲でやってもらい、

それである程度のレベルを見込める状態が永く続いたことと思われます。

それが、

 ・企画段階~話し合う力、調整力

 ・様々な材料等の入手力

 ・作業の設定、整理、分担力

 ・工作その物をする能力

 ・それらを学校独自の決まりの中でやりきる要領

…そういったものが、じりじりと弱まっている気がします。

同時に我々がうまく糸を引いて、反省対象も含め、

各学年に適切なレベルで成功体験をさせる力も…です。

 

そこに重なって、コロナ禍の大打撃もあったでしょう。

しかも、今回は県内でも文化祭のタイミングでコロナの集団感染が相次ぎ、

教室の飾りつけにも「全ての窓とドアを開け放てる状態を保つ」等の

従来は無かった規制が加わり、

いわゆる文化祭的な装飾はやりにくかろう、とも思いました。

 

一切合切、全部ひっくるめて、しかし今回の文化祭は、

成功であったかと思います。

楽しそうでしたし、学ぶべきことも学べた模様です。

 

大きく、面白いトピックだと思います。

また考えていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月5日(火)人文科探究 1年生「ネタ帳ラベリング」2年生「論文の構造を再確認」

9月5日(火)人文科探究 

1年生「ネタ帳ラベリング」

1年生の2学期1回目は「ネタ帳ラベリング」です。

夏休み中の宿題であった「ネタ帳作り」。

今日はその中身を整理します。

 

…の前に、12日(火)の「人文科講演会」の予習を先にします。

 

来週の人文科講演会には、「国境なき医師団」から

助産師の方が講師としていらっしゃいます。

そのお話をスムーズに聞けるよう、また理解を深められるよう、

あらかじめ「国境なき医師団」の紹介冊子をいただいております。

授業中に漫画を読んでいるみたいですが、「国境なき医師団」です!

 

ここから、ネタ帳のシーンです。

今回、私は2年生の授業を引き受けましたので、様子は直接見られておりません。

担任のY教諭曰く

「まだ頭の中を整理できていない者が多そう。

何度かやる中でくっきりでてきてほしい」との事です。

今学期末には論文の骨組みを考えるまでいきます。ガンバレ!

 

2年生「論文の構造を再確認」

2年生は、2年間の「人文科探究」の大詰めです。

1学期にポスター発表も済ませ、ある意味この時期が、

研究してきた内容を論文の型に落とし込む際、

不備を大きく改善するチャンスでもあります。

 

1つの疑問(課題)に対して、1つの独自の仮説。

この仮説を「正しい」と証明するための、2つ(できれば3つ)の根拠。

できれば2つ(3つ)の異なる視点から考えた結果の根拠であってほしい。

 

なにしろ論文の型にあてはめて適当な作文をするのではなく、

あくまで「多角的視点」で「論理的」に、

身の回りの何気ない疑問について「考えること」が目的です。

そういう意味ではちょうど1年前(上記1年生が今シーズンやること)が

実は探究の本質に最も近づく時期なのです…

 

2年生は久しぶりに主任(わたし)の授業です。

※ちなみに人文科講演会の予習は、担任の先生が

ご自分の通常の授業の時間を割いて済ませておいてくだすったので、

ここで私は今回の内容に集中することができました。

3年生につきましては人文科探究の時間はもうありませんので、タイミングは担任に一任してあります。

 

撮影を副担任のM教諭に依頼しておいて、いつどう撮影されたかほとんど自覚がありませんでしたが…

 

必要な説明をしっかり済ませて、その後、

2年生の夏の宿題として提出された「論文の下書き」を1人ずつ返しました。

ぱっと見気が付いたことをアドバイスしながら返却し終えるとチャイム!

さあ、とりあえずこの後は文化祭です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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