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2023年7月の記事一覧

【生物部】7月24日(月)フィールドワーク「魚捕り」@グラウンド脇用水

またあっという間にひと月経ってしまいました。生物部ブログ、久しぶりの更新です。

この間、色々ありました。

●3年生引退、新執行部選出

●3年生が世話をしていた生物たちを後輩がひとまず手分けして世話開始

●文化祭出展内容の検討

●飼育5年目のアズマヒキガエル死亡…原因は人為ミス(乾燥死)

 ・年に数回、ブログでも登場していたあの飼育5年目くらいのヒキガエル♀です。導入経緯は、顧問の自宅の庭で卵から繁殖した個体3匹を、私こと松本体制になって最初の新入部員Aさんの時代に持参して飼育を始めた3匹の、生き残りです。ずっと水槽飼育で、餌もほんの数種類で、決していい環境ではありませんでしたが、冬眠と言う山場も4回乗り越えた個体でした。「水槽内の環境に対しての給水」は指示してはありましたし、私も見てはいたのですが、まさに「えっ」という状況でした。担当生徒も経験/観察力のある、信頼のおける部員で、こういうことがあるのだな、という、部としても貴重な出来事になりました。水槽は腐葉土を厚さ10cmないくらいに敷き詰めてあり、そこに直接キヅタ等が植え付けてありました。この状態で、上からのジョウロ給水で最近まで十分湿らせることができていたのですが、土中の乾燥が目視で分かりにくく、それが一線を越えてしまい、一度超えると上からのわずかな給水では土に十分湿り気を復活できなかったこと、同時に両生類であるヒキガエルにとっても、体の水分を保てなくなる限界を超えて乾いてしまったこと、が原因です。断定口調なのは、総合的な状況でかなり自信をもってそう言えるからです。残念です。

 今年度、我が家で久しぶりに庭のヒキガエルの繁殖がうまくいったので、現在、小さな小さなヒキガエルが沢山います。そしてそれらのほとんどは、我が家の庭と言う限られた環境では生き延びられません。また、部で複数、飼育をしてみようかなと考えているところです。

●半年で倍以上に大きくなったオニテナガエビ死亡…原因は熱波(勿論飼育下なので人為ミスの側面もあり)

 ・これも悔しい!オニテナガエビは淡水エビの仲間では最大になる種の1つで、ザリガニ系でなくカワエビ系では最大種です。野生個体の大きなものは、オスの場合、伸ばしたハサミ脚の先から尾の先までで1mちかくになる、格好いいエビです。この子も餌を盛んに食べては脱皮を繰り返し、水槽に1匹だけのVIP環境ですくすく育っていました。

 それが、先日、期末テスト期間が終わって生徒による世話が再開した途端、「先生!テナガエビがオレンジ色に茹っています!」

 ・室内の気温が軽く30度を超えてしまう状態が続いた

 ・直射日光を遮る板も窓側に置いていたが、位置的に西日も水槽に当たる状態だった

 ・飛び出し防止、および蒸発による水位低下を遅くするために、ほとんど水槽には蓋がしてあり、熱がこもった

いくつか悪い条件が揃い、死なせてしまいました。温暖化…!?昔、数十年前では、水槽の水温が30度を超えて困る、なんて無かったのですが…。

●3年生引退後、飼育生物数にアンバランスが生じていたので、夏休み直前に再調整

という具合です。21日は夏休み初日でしたが、世話のみの日でしたので、今回が久しぶりに全体で活動をした日になります。

 

7月24日(月)フィールドワーク「魚捕り」@グラウンド脇用水

  少し前に文化祭の出展内容を決めた際、展示内容の1つに学校周辺で採集できた生物の展示がありましたが、今年はその採集場所をあちこち行かず、学校に最も近いグラウンド脇の用水に絞る、となりました。今日はそこへ出かけて、魚捕り。

 

 過去にも本ブログをご覧いただいていた方は、見覚えがおありでしょう。ここです。

ちょうど、道路を挟んで反対側の田んぼが水抜きをする時期で、田んぼからきれいな水が道路の下を通って、写真の奥、突き当りのところに左から流れ込みます。お陰で、年間通してほぼ濁って汚いこの用水が、今は透明です。

 ライギョです。

 実はこのこ、数日前からここにいます。背中が白っぽくなっていますが、実際は怪我をしているようで赤くなっています。去年や一昨年に見かけた個体と同じかもしれません。

 今回、このこのいる場所が都合悪いです。ちょうど、例によりイケス状態を作りたいエリアにじっとしています。元気はなさそうですが、恐らく網に入れれば大変な暴れ方をするでしょうし、持ち帰ってもこのサイズの魚を飼育できる環境は学校内に作れません。そして、身を隠せる影も一切ないこの浅い水中で危機感から一度泳ぎ始めるなら、それこそミサイルの様に直線的にすごいスピードで進み、苦労して設置した水域封鎖ネットに突進し、これを簡単になぎ倒して出ていくでしょう。うむむ。ですので本当は「お邪魔」なのですが、刺激しすぎなければ大丈夫かな、と判断し、魚捕り中もできるだけ動き出さないようにしておきましょう、ということにしました。

 周辺にいる小魚は特定外来生物「カダヤシ」と思われます。

 すぐに網を入れず、まず皆でよく観察しました。ブログ用に軽くした写真ですと分かりにくいですが、この写真にはメダカとカダヤシと、水底にモツゴと思われる魚が写っています(左端)。

ハゼの仲間、ヨシノボリの姿も見えました。

さあ、網を入れてみましょう!前回に網を入れた古利根川と違い、魚が見えていますが、捕りやすいかと言うとそんなことはありませんね。経験、経験!

強烈な日光の中、皆なんだかんだ、ちっとも飽きずに挑戦が続きます。

ぽちりぽちりと、網に生き物が入り始めました。

動きませんライギョ。さすがに至近距離で網が迫ると、わずかにボディーがくねったり、皆ビレだけゆらゆらっと動かしたりしましたが、その度に皆が「あ~!動いている!」と気を使い…。結局終始ここにいました。余程体力が落ちているのでしょう。

このポイントでは、佳境でしょうか。うちのフィールドワークは、そんなに「絶対ここでこれをしなさい」なんてやっておりませんので、ここらで違う選択肢も示しました。ここから下流に移動して「亀捕り」もしてもいいし、道路の反対側の用水でちょっと奥の方まで草の中を移動すれば、もっと網を扱いやすい環境で魚がいるよ、と。

2年生が2人、場所を変えて採集に挑みました。

シュールな絵も撮れました。

ミシシッピアカミミガメ。2年生の移動先の近くにて。

 

今回のエモノです。

白いバケツが主に1年生。これは初期の頃の捕れ具合で、最終的にはこの3~4倍捕れました。

ヌマガエル5匹、スジエビ多数、カダヤシ多数。

2年生が青いバケツを途中で持っていき、2か所目で撮れた沢山のエモノを入れて持ち帰りました。それを見やすいように白いトレーに移しました。

フナが10匹くらい、ドジョウの稚魚1匹、メダカ数匹、カダヤシ多数。

カダヤシのペアを観察しました。

※カダヤシは特定外来生物につき、飼育はできません。文化祭が過ぎたら「処分」します。

 今回採集した生物たちは「文化祭展示」用ですから、それまではタライで死なないように面倒を見ますが、カエルだけは溺れてしまうのでいったんイモリの水槽に入れます。

 

2年生から「楽しかった」という感想が自然と漏れました。何よりです。夏は、主に月曜日にフィールドワークが多数できると思います。また楽しんでもらえれば幸いです。

 

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