2024年9月の記事一覧
【生物部】9月21日(土)学校説明会
【生物部】9月21日(土)学校説明会 「苗の無料配布」「ふれあい体験」
文化祭が終わり、曜日の関係で毎回やる「飼育栽培生物の世話」以外に全体活動がないまま、学校説明会になりました。本校2回目の学校説明会は部活動がメイン。文化祭ほどではありませんが、生物部も賑わう日になります。
今回は活躍する生徒の姿は写しませんでしたが、出展内容と苗の無料配布サービスの様子をご覧ください。文化祭では一1つ律10円(ものにより同じもの4つまで10円)で販売しましたが、今回は文化祭ではありませんので、いくつでも無料です!
ちなみに、今週末9月28日(土)にも、21日に申し込めなかった方のために、臨時で学校説明会が開催されます。生物部も21日と同様に出展しますので、本校受験希望&生物部入部検討中でなくとも、ご自由にお入りください!
1. 入り口です。いらしたお客様の内訳を知りたく、記名はありませんが、中学所在市町村や中学校名、人数など簡単にご記入いただきました。
2.苗をご所望の方に、お持ちかえり用バスケットサービス。飼育生物の餌が入っていたパックに紐をつけて、苗を入れて差し上げます。
3.実際に無料でお配りした苗のリスト。だいたい、手前の札とすぐ奥のポットで符合しています。
4.ふれあいコーナー
今回は簡単に「ミシシッピアカミミガメ」「アズマヒキガエル」「アメリカザリガニ」の3種類だけです。
(あれ、写真がザリガニばかりだ…)
今週末も、多くの皆様のご来場をお待ちしております!!
【生物部】9月6日(金)7日(土) 文化祭
9月6日(金)7日(土) 文化祭
皆さま!ありがとうございます!お陰様で!キました!
2日間の延べ生物室来客数、1027人!
文化部で、ステージ等で発表するわけでもなく教室で淡々と出展する部活の中では、コレはスゴイと思います!内訳ですが、
★一般の方:80人
★中学生:114人
★中学生のご家族:60人
★本校性のご家族:332人
★本校性のご友人:19人
★本校卒業生:54人
★本校性:6日190人、7日135人
★本校職員:6日31人、7日12人
これをカウントするシステムですが、昨年度は「紙片をちぎって該当箱に入れる」でしたが、今年はビーズにしました。一般公開当日に外部からいらした方々の人数が2040人とのことでしたので、そのうちだいたい47%の皆さまが生物室に脚を運んでくださったということになります。
6日↓
7日(見にくいですが左下)↓
それでは、入り口あたりからご紹介します。
★入り口
今回は大きく更新はできませんでした。白板の下に下げる「苗販売」以外のポップは、各班でリニューアルしました。
★可愛い動物の写真コンテスト
部活全体の「展示」として、生徒たちが考えたテーマです。部員各自が「推す」かわいい生物の写真を紹介するパネル展示。番号を振って、お客様に投票をお願いしました。
2日間の総投票数は282票でした。ありがとうございました!
★ふれあいコーナー
ここ数年毎年設けているコーナーで、今年もやることになりました。実際に何をふれいあ対象で陳列するかは今年のこの班の部員が決めました。
ミシシッピアカミミガメ 2匹(大♀ 小♂)、脱皮殻
アズマヒキガエル
例によって、顧問宅の庭で繁殖した個体です。
ブログを継続してご覧の方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、1年以上前のことだったと思います。当時飼育担当だった部員が、部活で数年間飼育してきた大きな個体が入っていた水槽の床材の乾燥度確認をうっかりしてしまいました(当然、私も監督不行き届き)。結果、その個体は恐らく過乾燥にて亡くなってしまいました。そこで、昨年度に我が家の庭に放し飼いのカエルたちが産んだ卵を、自然に任せず池から回収して管理してオタマジャクシにして、そこから幼カエル、冬眠、冬眠あけ、と育て上げた個体群の最終生き残り30匹くらい?の中から大き目の子達を新規に部活に導入したものです。まだオスメスの区別もはっきりしない小さめサイズです。
イグアナの背ビレ
背ビレと分かりやすく表現はしましたが、正確には「イグアナの背中線に走る飾り鱗(クレスト)の抜け殻」です。亀の甲羅の抜け殻と同じカテゴリーというつもりで、顧問の方で加えさせてもらいました。
カブトムシ♀とコクワガタ
アメリカザリガニと「オクリカンキリ」
別で「ザリガニ釣り」もありますが、ふれあい専用ということでペアで用意。
オクリカンキリとは、用語はラテン語?なのですが、本来は在来種のニホンザリガニの「胃石」をアイヌの方々がこう呼んで漢方で重宝していたもののことです。今回、文化祭に向けてアメリカザリガニを皆で捕ってきたのですが、管理中に何匹か死なせてしまいました。いわゆる共食い等で死ぬわけですが、そうすると、必ずというわけではありませんが、飼育ケースに虫歯が抜けたような白い小石がのこっていることがあります。これを2個ゲットできましたので、ネットの紹介文を添えて展示。
★判別クイズコーナー
昨年度、部員が発案して、しかも一般公開当日に合わせて展示スタイルをどんどん改良してとても好評だった出し物で、今回は班担当になった部員で頑張って全部リニューアルしました。ほとんどの生体はもともと生物室にいる子達です。
★魚すくいコーナー
毎年大人気の?コーナー。昨年度は「金魚」すくいでしたが、今年は部員がまず採集した淡水魚メインで考えて、直前の様子で金魚も加える、ということで、「魚」すくいとなりました。今年は捕れた魚のほとんどが特定外来生物のカダヤシでした。例によって問題がありますので、本当は捕り集めて欲しくないのですが…すくえてもお客様には差し上げられません。部活でも飼育もできません。かわいそうですが、最後は「エサ」か、別の方法で処分せねばなりません。フナやコイ、モツゴ(クチボソ)の稚魚がたくさん捕れればよかったのですが…カダヤシ以外は持ち帰り可です!タライは2か所用意し、魚の疲れ具合でローテーション。去年、原因不明でしたがタライに入れた金魚がみるみる大量に死んでしまったので、金魚のストックは今年は水槽で。
使用ポイ数は初日77、一般公開日123、合計200本使い切りました。
★競虫コーナー
ここも3年目のコーナー。今年が一番賑わいました。今年の班員で色々と検討するも、結局競わせる昆虫は例年通りのアルゼンチンモリゴキブリ(餌用の虫でデュビアという名称で販売されています)と、餌用コオロギ。
昆虫が光を避けたり光に集まったり、という行動原理を利用しての競争。レーンは3月に卒業した先輩が2年生の時に作成したパドック付きのものを今年もそのまま利用。
★ザリガニ釣りコーナー
今年の部員が新しく考えたコーナー!色々と勉強になりました。色々予想して、ザリガニは大中小と数多くそろえて臨みました。(特定外来生物:条件付き、ですので譲渡はしません。登録は免除ですが、いったん生物室に囲った以上、生物室で一生を終えてもらいます。…が、この数、後でどうしましょう…)
ザリガニ釣りが魚すくいと決定的に違うのは、「餌を食わせないと」というところです。釣り上げるコツとしまして、ザリガニが大きな左右のハサミ脚で餌をしっかりはさんで、かつ餌を口器がしっかり噛んだ状態になれば、釣りあげられます。しかしこれ、ザリガニにとりましては、遊ばれている時間中ずっと、餌を目の前に下げられてはせっかく掴んだり咥えたりしたところで釣りあげられ、結局食べられない、という状況をエンドレスで味合わされるわけです。ただでさえ、ザリガニも多数のチームに分けて時間でローテーションしないと、すぐにまったく餌に反応しない個体ばかりになってしまいます。文化祭前に部員が初日用のザリガニで釣りを試していましたが、明らかに係外の者が遊びでやっていましたので、理由を話して注意。
このコーナーは人気の割に恐らく「遊べていない」状況がかなりあったのではと思います。
★顧問サービスの追加展示
例年、賑やかかしで置いています。
★販売コーナー
今年は、過去一番売れました!出た商品個数は、
★虫・魚の2日間合計:37個
★苗の2日間合計:94個
★合計172個(苗で半分くらいの種類は最大4つまで同額(10円)で買えるため)
苗が全て10円、魚やエビも10円、虫だけ50円だったので、売り上げ総額は1560円ですが。
これまで、苗等のお持ち帰りは中古のレジ袋に入れて外から輪ゴムでポットを押さえて倒れないようにして売っていましたが、今年は中古のレジ袋が十分なく、かといって新規に「プラゴミ」を増やすこともせず、餌用のパックに持ち手の工作をしてお客様に渡させていただきました。
★賑わう様子
ほぼずっと、こんな感じでした!
★撤収
生物部の片づけは、休み明けの全体の「文化祭片付け」の時間には回しません。一般公開日放課後に完全撤収します。撤収作業も大詰めのところで、部長さんと会計さんには各種合計、出納確認とレシート分の立て替えの返金の振り分けなどを頼みました。
いやあ~、本当に、お疲れ様でした!!!文化祭、大成功でしたね!
【生物部】9月3日(火) 文化祭直前のお知らせ
9月3日(火) 文化祭直前のお知らせ
1.ブログ更新がだいぶ停滞しておりました、申し訳ありません!
★ 私顧問が人文科主任もやっておりまして、8月上旬に10日間行ってまいりました海外研修の事後処理が未だ終わらず、それ以外の通常業務と併せまして、もう完全に自転車操業状態なのデス。
★ 帰国後の部活動時に天候がよくなく、文化祭に向けた工作のような時間(画像無し)も複数回ありまして。
2.BAD NEWS
① なんと、前校長にご寄贈いただいたメキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)のショウイチ君が、亡くなってしましました。原因は、恐らくですが、高温かと。
原則、両生類は飼育下では涼しく管理するべき種族です。夏の晴れた日に田んぼのお湯の中を元気に逃げ回るオタマジャクシを見て「平気じゃん」と思うのは間違いです。あれは例外扱いすべきです。メキシコサンショウウオは、名前の通りメキシコの高地にあるソチミルコ湖出身で、かつ飼育下の繁殖個体ですから、年間を通して18℃くらいで管理するのがいいでしょう。
水温は、上げるのは簡単です。冷やすのは難しい。熱帯魚水槽冷却専用のクーラーは高価で、部活としても今後毎年異常高温になっていくのかなと思うと、クーラーをいくつも購入するより「暑さに強い生物の飼育」に切り替える方向で考えたいかなと。それでも気化熱で水槽の水温をほんの僅か、1度くらい下げられる専用ファン(高くはない)くらいは設置するべきでした。2023年度は観測史上最高平均気温の年で、2024年もタイで並んでしまいましたが、昨年度を乗り越えたから大丈夫だろう、という油断がショウイチを殺してしまったのです。
②なんと、グリーンイグアナのアスパラちゃんの尾が半分切れてしまいました!これも憶測ですが、ケージ内の木の枝の間やら水入れと壁の隙間等、レイアウトのどこかにうっかり尾を挟み込んでしまい、パズルを解くような知能はさすがにないのでパニックになってしまい、抜ける方向と逆に捻って、自切してしまうレベルの負荷がかかってしまったのではないか。
【トカゲ飼育者が絶対に尾を切ってはいけない理由】
1)トカゲが尾を自切できるか、また自分で切って落とした後、尾は再生するか、は「科」にもよりますが、実は再生具合が良い科のトカゲでも、どの道完全には再生しないのです。長さも本来より短くなるし、中では軟骨しか再生しないし、表面の鱗は色も形も配列も乱れて、全体として元とはかなり違うものしか生えないのです。
2)多くのトカゲは尾に養分を貯めます。よって秋にカナヘビなどの尾を遊びで踏んで自切させるのはやめましょう。殺すのに等しい。冬眠を乗り切れないかもしれないです。ちなみにアスパラちゃんは長さで尾全体のちょうど半分、40cmくらいを失いました。ボリュームで言うと、彼の四肢約2本分くらいの体の一部を失ったのです。とりあえず元の通り元気に過ごしてはおりますが…再生は、冬までに、せいぜい5cmかなぁ…。
3)飼育下では必要はないかもしれませんが、イグアナたちにとりまして、尾はかなり有効な武器なのです。「ムチ」です。こちらが彼らを脅してしまうと、体勢を整えてかなりの強さと命中率でビッシビッシひっぱたいてきます。私もやられると思わず「あいたっ、いてっ」ともらしてしまいます。その武器をアスパラは失ってしまいました。
3.文化祭にて販売予定の苗 五十音順で再掲
「アカシソ」…昨年度と同じ虫にやられていますが、昨年度より早く何回も対応しているので少しマシ。おいしいんですね…
「イノモトソウ(多分)」…かわいいシダの苗
「オオハンゲ」…サトイモ科のかわいい奇草
「オロンティウム」…サトイモ科のレア水草
「カンスゲ」…リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)より推しのガーデンアイテム
「ケヤキ」…小さい鉢でちいさ~くしておきますとミニ盆栽みたいでかわいい
「コダカラベンケイ」…子宝→無限につくムカゴのこと(今年はなぜか今子宝はあまりついていませんが)
「コミカンソウ」…かわいい雑草。ミニ盆栽的にデスク上とかでエンジョイ
「ジシバリ」…タンポポに似た花が咲くかわいい雑草
「シマトネリコ」…近年、人気の庭木、丈夫で場所を問わず育ちます、タダ同然のお値段で
「シロバナタンポポ」…一応レア。地方にもよるよう。今回は「シロバナ+別草」の当たり鉢も複数
「スズラン」…昨年度の残りです。植えて1年以上経ちますが、小株につき、花は植えてから1年以上待つかも
「ゼフィランサス」…種から植え付けた実生苗。まだ球根が小さいので、ポットのまま来年まで管理するといいでしょう
「ツゲ」…コギツネコンコン、ヤマノナカ…
「ツルムラサキ」…イグアナの餌の残り枝を水栽培→植え付けたものです。一応、野菜です。
「トウカエデ」…街路樹によくある樹木の実生苗小鉢
「ハナイカダ」…葉の上に花が咲き、メスなら実もなるおもしろい木
「ハナモモ」…昔、県の緑化研修でいただいた木から増えた苗で、シロバナに5%くらいピンク花が混ざるはず
「ホトトギス(推定青花)」…花は通常は赤紫ですが、この苗は多分、昔買って顧問宅に植えて増えた「青花」由来のもの
「ムサシアブミ」…サトイモ科の奇草。この時期は地上部がとろけて球根状態。一応販売前に球根の無事を確認します
「メドウセージ」…よく増えるシソ科、丈夫でどうでも大丈夫ですが名前の通り、明るく広い場所に植えるのが一番映えるでしょう
「ヤブソテツ」…日本の屋外で最もよく見かける中~大型シダ植物で、水さえ切らさなければなんでも大丈夫
「ヤブラン」…リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の大型版。和風でも洋風でもよいアクセントに。
4.シドニー自然紀行
今回は予告です。
本校の海外研修は人文科主催のホームステイ&語学研修&現地校体験研修なのですが、引率は当然生徒と同じ時間、現地に居っキリですから、休み時間等に隙を見て動植物や自然を見る時間も作れました。せっかくですので、ちょいだしします。
近いうちに、部活の近況報告と併せたり、これのみだったりでブログに挙げて行きますので、お楽しみに!