2025年1月の記事一覧
【生物部】1月6日(月)久しぶりの画像在り活動報告
1月6日(月)久しぶりの画像在り活動報告
皆さま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
実は、顧問の私、冬休み前半は不本意ながら体調を激しく?崩してしまいました。自分を生物に見立てて?箇条書きで体調の経緯を振り返ってみます(いらな~い?)。
・12月20日(金)午後、体調悪化を実感、夜高熱。
・12月21日(土)微熱につき出勤、学校説明会をのりきり、帰宅後、近くの医者は発熱外来満杯、夕方から床に
。
・12月22日(日)終日床に。熱はひどくない。
・12月23日(月)熱は平熱、大掃除や学期末業務を乗り切り、午後半ばで早退、床に。
・12月24日(火)平熱、終業式と午後イチの海外研修関連の集まりを乗り切り、早退、床に。気管の異音がひどくなり始める。
・12月25日(水)生物部の「屋外作業スペース」完成を26日27日で目指すための資材買出しを断念、終日床に。終日高熱、呼吸に不便を感じ、変な咳、もしかして肺炎?。マイコプラズマじゃないの?by妻
・12月26日(木)〖予定では午前に室内(飼育器具更新等)、午後屋外作業スペース工事〗
朝、熱は平熱だが体調絶不調、出勤断念、連絡のつく先生にお願いして、9:00に集合してしまう生物部員に指示出ししていただきました → 生物の世話だけやったら終了&27日もなしに。発熱外来で入れる大きめな病院を見つけ、コロナ/インフル陰性、CTでも肺炎はでず、お医者も「?」。なんなんでしょう?
・12月27日(金)終日床に。
・12月30日(月)体調改善。元々の予定通り、顧問による生物の世話代行(娘同伴で助けてもらう)。
・1月2日頃、気管の異音やタンから解放される。
・1月3日(金)元々の予定通り、顧問による生物の世話代行。
…とまあ、このような感じでした。いやあ、参りました。
6日は、元々の予定の2~3割?の作業を済ませました。
★ちなみに、前回まで連続でアップしていた「シドニー自然紀行」の⑥は、今回に混ぜずに別で近々アップします。
❶ 飼育器具更新
私も本校勤務7年目。パターンとしてまだ数年はいるとは思いますが、だんだんと転勤の可能性も年を追ってじわじわ高まる年数に入ってきました。私が顧問を抜けたら、部員たちだけでは何もできない、という状況は「部活」とは言えませんよね。顧問就任以来ではありますが、生徒には色々な体験をしてもらい、色々な技術を身につけてほしいと、常日頃から意識的に指導してきました。
今回は、普段はほとんど機会のない、「古くなった水槽関連の各種器具の新品への更新」をしてもらいました。図も板書して、注意事項を先に理解したら、実際に自分でパッケージを開けるところからやってもらいます。器具及び順番は、「①フィルター、②ヒーター、③温度計」です。作業的にはフィルターがメインですね。
自分の世話対象にフィルター更新が該当する場合は当然それを、今回該当しない者は、2種類のフィルターのどちらかを扱う仲間に合流して一緒に体験してもらいました。
フィルターの注意ですが、ここ10年?15年くらい?で一気に広まった「外掛けタイプ」については、ポンプ部分が水没している必要があることと、多くの製品では通電する前にフィルター部分に呼び水を入れておきたいことでしょうか。また「全体水没タイプ」は、フィルター部分に空気が入らないようにセットすることと、吸盤でガラス面にくっつけたい場合、吸盤が触れるガラス面はよく掃除しておくこと。コケなどが付着したままだと、すぐはがれてしまいます。
私はこれまでさんざん新品をセットしてきましたので、説明書はまずたいてい開きもしないのですが、生徒は初めてですので、みなちゃんと説明書を広げて、梱包内容を確認しています。なんだか新鮮。
組み立てができたら、水洗いも(私はしない場合が多いのですが)して、いよいよ水槽へセット。
亀とイモリの水槽は、「外掛けタイプ」を「水槽内に入れてしまう」荒業でセット。
亀は「フィルターが自立するよう」「亀がフィルターを倒さぬよう」工夫が必要。イモリはさらに脱走防止策が必要です。これまでは金属の網蓋に重しを置いて、隙間はコード1本分のみにしてありましたが、今回はプラスチックの蓋にして、片側の2角にあるコード等用のカット部分を丸めたぞうきんをねじ込んで塞ぎました。
今回更新せず残したフィルターは2つだけ、またフィルターを設置していなかった水槽数本にも新設しました。イグアナの水場のフィルターも更新しました。
間のおまけ話。イグアナと言えば、実は新年にイグアナを殺しはぐりました! ここ半年ほど本人が夜を過ごすケージ右下の角っこ、ヤシの木の鉢植えの裏で凍死寸前! 全く、飼育下の事故は怖いです!
3日に代行で私が1人で全ての生物の世話をした際、イグアナの檻の中に設置してあるファンヒーターが傾いていましたので、再度正しく置き直しました。近頃はこのアスパラちゃん、少々やんちゃになってきまして、ケージ内にセットしてある(する方が悪い!)タイマーをいたずらして、気が付いたら昼はライトが点かず夜に点いている、石などで押さえてある野菜をさした水入れをひっくり返す、などということが時折ありました。ファンヒーターは転倒した際にスイッチがきれるよう底面に仕掛けがあるのですが、このファンヒーターはスイッチ自体は転倒してもOFFになるわけではなく、平らな場所に置き直せばまた作動し始めるもので、この時も再設置後にファンヒーターは動いていました。
ということは、また本人? それとも私の何かの勘違い? いつスイッチが切れたか分かりませんが、6日に担当のPさんが世話をしに開けた際、ケージ内は冷えていて、「先生!イグアナが!さわっても動きません!」と。
写真は復活後の様子です。
経験上、トカゲの生死の境目はある程度判断がつきます。まず目の光。かなり死亡に近かったですが、まだ生命は宿っている! それから爪です。トカゲの爪は、世界中の(ちゃんと四肢があるタイプの)ほぼすべての種で、指先から直角についています。個体の意思ですらっと伸ばす場合もあるのですが、通常は指の裏側から先端の爪にかけてなぞると、生きていればフック状にグッと引っかかるのです。完全に死ぬとこれが引っかかりません。アスパラちゃんの爪は、まだどの指も力強く引っかかりました。
すぐさま、となりの「ヨスジオビトカゲ」のケージに移動。こちらはホットスポットから地面までが近く、ケージ自体のサイズも小さいので、中全体が温かいです。急激に体の一部だけ高温になるのもよくないと考え、いい感じのところに寝かせました。Pさんに「もぞもぞ動き始めたら教えて。」
全員でフィルターの設置をしている際、Pさんから「先生イグアナ動きました」と。おお、よかったーと現場にいき撮影したのが上の写真です。もうちょっと早く言ってくれぃ! ヨスジオビトカゲのケージは、作成した際はアミーバ(中南米のトカゲ)がいました。予算の関係もあり、強度的には大丈夫であろうと、メッシュ部分は「網戸用の網」を用いたのですが、今のアスパラちゃんに触れてほしくなかった! あ~あ、凶器の爪を全部使って網に登ってしまっている! 1年くらいハンドリングしていませんでしたので、案の定暴れます。直接つかむのでは網もこちらの服も無事では済まなそうでしたので、タオルを見つけて、かぶせて、両手もタオル内に巻き込んで、10本の爪が全てフリーになった瞬間にすっともとのケージに突っ込み、どうにか戻せました。
色が白っぽいのは、今、体全体で脱皮しかけているためと、ケージ内が大きな水入れがあるにも関わらず乾燥気味で、床材に鹿沼土を使っているので、その粉末がついているためです。
話を戻しまして、フィルター設置が終わったらこんどはヒーターの設置です。
ヒーターの注意点としては何と言っても「空焚き」でしょう。コンセントに刺す(スイッチを入れる)瞬間は絶対に水没していること。何かの拍子にヒーターが水上に顔を出して空焚きにならないように設置すること。また設置場所の水が淀んでいるとよくありません。昔は温度調節器(サーモスタット)が別売だったのですが、今は26℃固定でヒーターにセンサーが内蔵されている製品が主流です。ヒーターの周囲の水が淀んでいるとヒーターの周囲だけが26℃になり、水槽内の他の場所は水温が上がらない、という状態になりかねません。また、むき出しの製品も減りました。水中と言えどずっと触れ続けると、生体が火傷します。安全ガードカバーがある製品が多くなりました。これを水底近くの淀みにセットすると、またよくない事がおきます。観賞魚用ヒーターには、本体の周りの水流が弱いと、糞や植物由来の有機物など?がまるで歯垢のように固着します。この「歯垢」が分厚く育つと、パキパキと割り剥がすこともできるのですが、剥がせるとしても熱くなる部分をそんなものが覆ってしまうのは、故障の原因になるでしょう。ましてカバー付きならばさらにヒーター本体に接する水は淀みやすく、「歯垢」も固着しやすくなります。
さてそんな注意を話して、生徒が設置するヒーターはというと、今回はミシシッピアカミミガメ水槽の1本だけです。
実は今、生物室内で冬季に加温が必要な水槽管理生物はだいぶ少なくなってしまいました。グッピーのヒーターは新しくありませんんが問題なく作動中。かつて熱帯魚がいた水槽は、古いヒーターが作動中ですが、故障しても大丈夫?すっかり日本産淡水魚と金魚に入れ替わっています。そしてメキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)は夏に死亡してしまいました。もっと前には更に水槽もう2本分くらい、加温が必要な生物がいたのですが...
今回加温を開始するミシシッピアカミミガメは、いつだったか最近(今年度か昨年度)生徒が捕獲した小さめの個体で、始めから室内水槽飼育です。実はまだほかに、今年度1学期後半の校舎改修時に中庭に出したまま屋外無加温でここまできている大きな個体が3匹います。2匹は古株、1匹は確か今年度1年生が捕獲したもの。私の体調不良がなければ、大きなタライを再購入して(古いものは栓の部分が緩んでしまいまして)、12月26日に室内に移動して加温を始める予定でしたが、予定変更で、「屋外無加温で一冬乗り切る実験」をしたいと思います。ちなみに古株2匹は、一昨年?までは室内加温で冬眠ナシ、前回の冬は室内で無加温で冬眠ナシで乗り切りました。
年を追って厳しい方に変えるのは少々心配ですが、屋外無加温管理にふみきる理由は、以前、北海道?の水ガメ飼育者のブログ?をみたことがずっと気になっていたからです。その方の自宅では、雪深い屋外の自宅壁面の脇とおぼしき場所に飼育タライが複数置いてあり、蓋も不完全で、タライにより深めの飼育水に雪がどっさり入り込んでシャーベット状になって広がっていましたが、そんな中でスッポンはじめどのタライのどの亀も生きていて、鈍く反応して動きます。呼吸の時だけ本能的に水面に鼻先を出して空気を吸っているのでしょうか。
放置はせず、週3回、必ず様子をみることにして、初めて屋外無加温管理に挑戦します。
肝心のヒーターですが、全員に体験は無理でも見てほしいので、亀水槽周囲に集合。代表は現在の世話係のB’さん。
こうなりました!ヒーターって、コード部分が短いんですよね。余っている延長コードがないので、選択肢の無い状態でした。景観が悪いですが、ヒーターもコードも「見る側」設置になってしまいました。キスゴムは、先にしっかりガラス面を掃除してもらい、しっかり押し付けてもらいましたが、これ、亀がガスガスやってキスゴムがはがれて、自由になったヒーターを亀がどうにかして水上に一部出してしまうようなことがないか心配。フィルターの都合も併せて、水深を大分増す必要がありました。結果、甲羅干し用の陸は水没しましたが、その解決はまた後日に。こうした多方面にわたるパズルを解決する体験が大事です!
最後に、安物ですが水槽用の水温計をセット。実はもはや誰も意識もしなくなっていますが、だいぶ前にセットした水温計のキスゴムが硬化して、ガラス面から自由になった水温計が、垂直を保ったままコケだらけでゴミのように水槽内を漂っていました。それも今回水温計をセットしようと考えた水槽のほとんどで。そうか、水温計は「あった」んだっけ。
作業を見ていると、水温系の先っちょだけ水に差して本体大部分を水上に出るようにガラス面に張り付けている部員もいました。「いやいや、気温を計るんじゃないんだから」と、水面ぎりぎりの水中にセットしてもらいました。
私が顧問就任以来初めての「電気器具一斉更新」、無事終了しました。作動不良を心配することからもしばらく開放されるでしょう。
❷カエルの冬眠作業
恒例の作業です。が、今年度は私の体調不良のせいで予定が大きくずれ込んでしまいました。それでも当初予定の12月26日からまだ2週間、このまま放置するよりましだろうと、ここで断行。
生物室は基本的に寒いのですが、午後から夕方にかけて西日が当たります。晴れて穏やかな日であれば真冬でも日中気温2桁前後にはなりますし、まして授業があればストーブを焚いてしまいます。これは冬眠したい生物にはよくない環境。カエルたちは2学期の期末考査の前からほぼ冬眠状態に入っていました。ちゃんと潜れない狭い水槽の中でなんとか場所をみつけて、じっと大人しく縮こまっていました。冬眠中は代謝が落ちますので、内臓に餌が残っていると消化されずに腐って冬眠中死亡の原因になります。すでに断食状態に入って数週間。体力があるうちに、半端に消耗させず、冬眠させたいです。「手が冷たくてカエルを触れる人、よろしく!」
まずは冬眠箱の準備。今季カエル担当の1年生Xさんに、保健室前の庭の隅から持ってきてもらいました。
作業としましては、床材の赤玉土への給水と、ミズゴケへの給水です。
大したもので、空気穴を1つ開けてはあるのですが、春にカエルを出して閉めた時に残っていた湿り気はまだ残っていました。とは言え途中で乾燥してしまうとピンチですし、かと言ってビチャビチャなのも自然界と違う。ミズゴケとクヌギの落ち葉をいったんバケツに取り出したら、赤玉土へジョウロで水を適量給水して、水気のムラがなくなるよう、底からよく撹拌します。水加減が大事!
ミズゴケも再度湿らせます。
最後に土を平らにして、箱の準備が整ったら、カエルの移動。水槽4本分です。それぞれ中の環境が違いますが、モリアオガエルとカジカガエルは他と違ってここまでの期間にある程度動き回っているようでした。ヌマガエルはあまり土を掘らず枯れ草の下やポットの陰にいました。トウキョウダルマガエルは頑張って水槽の底面まで土を掘って、完全に埋まっていました。ヒキガエルとアマガエルは掘りたいけど掘れず?あるいはヒキガエルに掘り返され?一番半端な状態でした。
なるべくもがかせず丁寧に急いで取り出したカエルたちを、赤玉土の上に置いていきます。
カエルたち、結局もぞもぞと動き出して、元気なものは跳ねだす始末、急ごう!
カエルたちの上からミズゴケを乗せていきます。ミズゴケの上に出てしまう個体はできるだけ優しく深い所へ。でもどうしても出てくるものは、それ以上体力を奪わず、自分にまかせます。箱が暗くなり、寒くなれば、再度潜るでしょう。
さあ、作業完了、屋外の元の場所に戻してきてもらいます。
その後、二手に分かれて、数人はこの日の作業で出た不燃物と数年分ため込んでいた不燃物を所定の場所に出してもらい(年末に業務主事さんに相談させていただいておきました)、残りは外でカエル水槽4本中3本をリセットしてもらいました。4本にはもともと水漏れ水槽も含まれていて、3本は中には直接水をはらず、プラスチックの箱を水入れにして入れてありましたが、水入れは半年間で入り込んだ泥を水流で流し、セット当時の砂利のみの状態にして、床材の泥は全て庭に撒いて、水槽はよく洗ってもらいました。
中央の小さい水槽4つがカエル用です。手前3つが空。春に、部員に中のレイアウトをやってもらいましょうかね。
こうして、午前中いっぱいかけて、久しぶりのまともな長時間活動が無事終了しました。